推理作家ポー 最期の5日間
2012, 10. 12 (Fri) 14:48
1849年、ボルチモア。
ある殺人事件を担当することになった若手刑事エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)は、事件が推理作家エドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の作品によく似ていることを察知する。
貧乏で酒におぼれる生活を送るポーは容疑者とみなされるが、捜査が進められる中、彼の著作をまねるように連続殺人が発生。
その後、自らのアリバイが証明されたポーは、事件解明のため捜査に加わるが……。
「モルグ街の殺人」「黒猫」など数々の推理小説で著名な作家エドガー・アラン・ポーの最期の日々を大胆な発想で描いたサスペンス・スリラー。
2012年 10/12公開 アメリカ映画
監督 ジェームズ・マクティーグ
エドガー・アラン・ポー
「モルグ街の殺人」、「落とし穴と振り子」、「赤死病の仮面」、「マリー・ロジェの謎」など、ポーの著作を模倣した事件が起こる。
恋人エミリーが誘拐され、連続殺人をポー自ら小説として新聞に載せるのなら、エミリーの居場所を教えると挑戦状をたたき付けられた。
実際、彼が亡くなる前の5日間の行動が謎であることから、事実とフィクションを上手くまぜ、想像力豊かなお話が出来上がったなと言う印象です。
「モルグ街の殺人」ぐらいしか読んだことがなく、そのオチにはある意味、驚愕(ガッカリ)した覚えしかないのですが、誰でも楽しめるミステリーと言うよりは、原題「The Raven」(大鴉)から引用されるセリフなど、ポーのファンの方にはより楽しめるような作風でしょうか。
結構、生々しくキツイ描写があるので、そちらに弱い方はご注意下さいね(^_^;)

犯人像やその動機、模倣犯とポーの頭脳戦が、ミステリー作品にしてはイマイチ弱かった。
「モルグ街の殺人」を実行できるような人には、どうしても見えないし、、、。
って、“手”に特徴があるなら、フィールズ刑事は、エミリーの家や新聞社で関係者のチェックをすれば良かったのに…(苦笑)
「スリーピー・ホロウ」のように、鬱蒼としていかにも事件が起きそうな作品の雰囲気は良かった。
死装束で馬を走らせる場面は、首なし騎士を思い出したわぁ。
ついでに、新聞社の編集長は、「パイレーツ」のミスター・ギブスさん。
時折、リース・ウィザースプーンに見えるヒロイン(苦笑)「リミット」状態で頑張りましたね。
磁石に反応する謎解きはトリビアでした!
コメント
マリー
観ました・・・
こんばんは~~♪
ギブスさんが出てきて~で、あの舞台の上で犯人っぽい人と追っかけっこシーンでは「オペラ座の怪人」を思い出し・・・
全体的なトーンではちょっとだけ「フロムヘル」を想い・・・←でも、ジョン・キューザックじゃダメ(笑)、ルーク・エヴァンスの方ね。
オリーブリーさんの「スリーピー・ホロウ」にもなるほど~って感じです。
ポー作品、いくつか読んだけどほとんど覚えてないし~読みこんでいたら、もっともっと楽しめそう。
けど~グロいシーンも多かったね。
試写会で観たけど、「ひえっ!」って声も聞こえてきて思わず笑った・・・私って・・・
たいむ
こんにちは
そうそう、シャーロックとモリアーティのような頭脳戦をどこかで期待していたので、そのあたりで私も物足りなさを感じたかも。
>磁石
これが一番ミステリーらしいトコだったかも?
でも、気が付いたのはポーじゃないし(爆)
事実とフィクションの融合はなかなか上手くできていたと思います。
yukarin
こんばんは♪
ミステリーとしてはいまひとつな所がありましたね。
犯人の動機が弱いようにも思いましたし...
そうそう「スリーピー・ホロウ」を思わせる雰囲気がありましたね~好みです♪
ituka
酒瓶しか割れない男
小心者ってことでしょうが、傍から見ればいい迷惑ですよね(爆)
もうちょっと、IQ対決ってものを見たかったけど
ジョン・キューザックだけに(←どゆこと?)こんなもんでしょうか^^
にしても、今月って新作映画がもひとつ少ないですよね(苦笑)
オリーブリー
マリーさんへ
こんばんは~。
そうそう、「オペラ座」の舞台の上で、やっぱり殺されたっけ、ギブスさん(^_^;)
うんうん。「フロム・ヘル」も思い出した~主役が大違いだけど(苦笑)
ジョン・キューザックは上手だけど、いつも何かパッとしないよねぇ~(苦笑)
グロいシーンより謎解き見せとくれって感じでしたよ。
オリーブリー
たいむさんへ
結局、ポーって、推理作家より「大鴉」のように詩人でありたかったんでしょうかね。
犯罪の謎解きより、恋人を必死で探してたって感じで、それも全て後からで、先回りができないんですもんね。
ミステリーとしては、しょぼかったです(^_^;)
オリーブリー
yukarinさんへ
こんにちは。
あの犯人って、他どこで出てきたってけ?って感じ(苦笑)
エミリー家の執事(?)怪しいとか思った(^_^;)
イカボットはちゃんと謎解きしてましたよね(笑)
オリーブリー
itukaさんへ
こんにちは~。
>小心者ってことでしょうが、傍から見ればいい迷惑
ソーもマグカップ割ってましたよね(≧∇≦)キャー♪
おかわり欲しく(笑)
ジョン・キューザックって、いつも主役級なんだけど、なんか存在感がイマイチ。
くろねこ
こんばんわ!
萩尾ファンの私は「エドガー・アラン・ポー」--と聞くだけで
もうゾクゾクワクワク~みる前から震えちゃった~(笑)
私が読んだポーの作品は推理小説というよりゴシック小説?で--
グロさも含めてこの映画での独特の雰囲気は私の思い描く彼の世界観と同じに感じて--テンション上がっちゃったようです。
とはいえ劇場で詠まれた彼の詩の意味のほとんどを理解できなかった自分にがっかりでしたわ~
ノルウェーまだ~む
リミット
オリーブリーさん☆
エミリーが[リミット]状態で頑張っていたね。
そしてキルビルのように土中から生還するところが、結構笑っちゃった。
子どもの頃読んでいた推理小説が実際映像になって見られるって!とテンションあがりましたが、主役のジョン・キューザックにあまり魅力を感じられませんでした。
sakurai
ミステリーを
解いていく・・・というカタルシスは足りなかったけど、結構よくできた脚本だと思いました。
そうそう、大男が犯人のはずなんだから、彼じゃ・・・とか、いろいろとつじつまが?ってとこはあったんですが、そこにとどまらせない怒涛の勢いで、見せちゃう!
妙な力も感じました。
時代の雰囲気はよーく出てたと思います。
ああいう、おどろおどろしい、くらーーい、臭そうな雰囲気が出てるのって、好きなの。
ヒロインちゃんは、「MIB3」の若きエージェントOだったとか。そういやリーズにも似てるわ。
オリーブリー
くろねこさんへ
こんばんは~。
おお^^
「ポーの一族」ですねぇ~~懐かしいです。
やはり、アラン・ポーさんと何かと縁のある(?笑)方には楽しめるようですねっ!
謎解きとかは期待ハズレでしたが、この雰囲気は結構好きでした。
「大鴉」の意味でしょう??
私もサッパリわかんないな、、、(;^_^A アセアセ・・・
オリーブリー
まだ~むさんへ
こんばんは。
そうそう!
やっぱり「キルビル」でもユマが棺をグーパンして脱出したよね?!
雰囲気は良かったけど、見せ場がなくて、同じくキューザックに魅力を感じれなかったな~。
オリーブリー
sakuraiさんへ
こんにちは~。
映画館でポスター見た時、リースかと思いました(苦笑)
ポーさん自身と絡めた脚本は上手いと思いました。
雰囲気も良かったですね!
“推理”とかタイトルについちゃうと、どうしてもミステリー度を期待しちゃって、そこらはツッコミながらもまあこんなもんでしょうか(笑)
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