心のままに映画の風景

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。
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テイク・ディス・ワルツ

Take This Waltz88

フリーライターのマーゴと(ミシェル・ウィリアムズ)と、チキン料理本を執筆するルー(セス・ローゲン)は、結婚5年目ながらも仲むつまじく過ごす夫婦。
ある日、取材先で出会ったダニエル(ルーク・カービー)が、帰宅すると向かいの住人だったことが判明し、次第に心を奪われていく状態にマーゴは罪悪感を覚えていくが…。


「アウェイ・フロム・ハー君を想う」のサラ・ポーリー監督第2作。
ある島で出会った男性に心を奪われてしまった人妻の戸惑いと喜びをシニカルなタッチで描く。

2012年 8/11公開 カナダ映画
監督 サラ・ポーリー

何をどうしたい?{★★★3/5}

映像、音楽、構成、カメラワーク、役者の芝居がとても良い。
オープニングから、キッチンに立つ何気ない主婦の家事姿をけだるくセクシーに映し出し、要所要所でそのセンスの良さが光ります。
優しくて大らかだけど、どこか子供っぽいルーと、表向きの幸せとは別に虚しさを抱くマーゴ。
「目の玉くり抜いて~」みたいな独特なやりとりがある夫婦は、普通の生活感や将来計画もなく、今が幸せならそれで良しみたいに大人になりきれてない感がある。
これと言った大きな不満がなく日々穏やかだからこそ、物足りなさから刺激を求め、理屈は分かっていても押さえきれない本能や空虚、葛藤がリアルに伝わってくる。
女の微妙なライン、サラ・ポーリーは容赦なく描き出しますね。

結婚5年目の夫婦を演じるセス・ローゲンとミシェル・ウィリアムズが素晴らしい。
自然体で嫌味のない二人のお芝居と演出はとっても良かったけど、お話はあまり好きではなかった。
おそらく、最後には後悔してるんだろうな~と思いましたが、私はこんな女とこんな決断がキライなんです(苦笑)
Take This Waltz13
こういう生活に、何か違う…と思うのは女の方。
そんな時に、気になる男性が現れ、心惹かれながらも当然のように一線を引くズルさと、夫の前では、いつも可愛らしくふざけて見せる(相当、ウザイけど)
これって、どちらも本当の姿なんだよね。

自分ではコントロールできないどっちつかずな感情を随所で現わすミシェルが本当に上手い!
役作りは徹底的にやる女優さんだから、今回もちょっとポッチャリした体型と、ガーリーな服装がもはや限界な年齢に達しているプチ痛さ、けど、何故か、チャーミングで小悪魔に見れてしまう危うさとか、男ウケの良さはイッパイ。
童顔な笑顔だったり、悩める老け顔だったり使い分けが絶妙。
脱ぎっぷりもお見事なのだ(笑)
Take This Waltz12
恋愛、不倫、三角関係、、、と言うよりは、一人の女性の自分探しな人間ドラマかな。
「愛してる」の言葉が、まるで自分に言い聞かせているようなマーゴの予防線や自己愛に振り回される男性は気の毒かも。
繊細で敏感、一生、無いものねだりを続けて、大したことのない男を渡り歩くんだろうな~。
プールのおもらし然り、夫の前でも平気でオシッコできる羞恥心のなさ。
本心かどうか知らないけど、車椅子利用の理由。
あの3Pに至ってはどんな意味で取れば良いのやら…。

アル中だけど、義理姉の言葉は重い。
人生、欠けてる物だとか、やり直したいとか、思うことは色々あるけど、それを恋愛で埋めようとする体質は好きくない。
トロント島の遊園地、「ラジオ・スターの悲劇」がこれから盛り上がり~って時に、ビタッと音もコースターも止まる。
これが現実なんだよね…。
上手い演出でした!!

Comment

ミシェルの体型って
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ぽっちゃり系で、お腹もポッコリしてて、これって日本人ウケするんですよね!
ワタシは女性の腹筋割れてるのより、こっち派です(笑)

冒頭のシーンの雰囲気に妙に惹き込まれました。
逆光使った演出やら、オーブンに食材を放りこんだ後のアンニュイな表情に期待感上がってしまって、、(笑)

あの義理姉の言葉、的を突いてましたよね!

センチュリーって、もしかしたら『悩めるメル』『バードウォッチ』でしょうか。
これ、ワタシは早々にスルー決めちゃいました^^;
2012年08月24日(Fri) 21:25
こんばんはー♪
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うん、見せ方は上手い作品だけど、
結局何をどう繕っても、自分が何を望んでいるのかも知らない女の
失楽園のお話。
やっぱりこういう女性が子供を産むと、また別の問題もでてきそうで、
マーゴ、ヒマのお相手がみつかってヨカッタ(←おい)

下ネタ多かったよね(^^ゞ
2012年08月24日(Fri) 22:15
itukaさんへ
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こんばんは。

うちの旦那もそう言うけど、多少、ポッチャリかムッチリの方がスレンダーな骸骨より断然いいといいますね~まあ、程度はあると思いますけど(汗)

そうそう、あのオープニングシーンは、グーっときましたね~。
アンニュイですか?(笑)
私は熱くないのか~鼻に油が浮いてるぞ、、、なんて(笑)
そんなのも含め、腕の毛(?)までが妙にセクシーでした…。
たったあれだけのシーンなのにね、凄く上手いな~と思いました。
itukaさんもキッチンに立つ奥様をあのカメラのように追って見て下さい(*^-゚)vィェィ♪笑。

センチュリーは、『悩めるメル』『バードウォッチ』とコッポラさんでどれにしようかな、、、です(^_^;)
2012年08月25日(Sat) 00:18
kiraたんへ
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こんばんは~お返事が遅れてゴメンね(^∧^) ゴメンナサイ

うんうん。
これ、子持ちだとまた別の映画ができる(爆)
サラ・ポーリーのセンスが溢れる映画だったけど、正直、刹那的になって安易に恋に走るって話、またか~みたいに思ってしまった。
ライターとかサァ、頑張ろうとか思わないのね(苦笑)
おそらく何をやってもこの程度なのに、望みは大きく果てしないタイプで、意外と多いのよね。
下ネタと言うか、下癖の悪い女性だったな(^_^;)
2012年08月28日(Tue) 22:50
すべて
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おっしゃるとおり!
センスいいし、お子ちゃま夫婦の雰囲気もよーーくわかるし、そこにずきゅんとなる刺激な男があらわれたら行っちゃう気持ちもよーく分かる。
人生、そうじゃないでしょ!言葉も効いてるし、未来も見える。
・・・でも、嫌い。
んで、嫌われても全然OKみたいな監督のドヤ顔も見えてきました。
2012年10月13日(Sat) 09:59
sakuraiさんへ
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こんにちは。

役者の力量がある作品でしたよね。
サラ監督は、その点も恵まれてるような気がする。

>嫌われても全然OKみたいな監督のドヤ顔も見えてきました。

わはは~~分かる、分かる。
なんちゅーか、女のイヤなトコを見せるのが上手い。
で、観てるこっちは好き嫌いは別として“あるいる”を納得させられるんでしょうね。
2012年10月17日(Wed) 10:27












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