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The Descendants10

オアフ島に暮らす弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、カメハメハ大王の末裔で、カウアイ島に先祖から受け継いだ広大な原野を所有していた。
土地の売却問題で、一族のまとめ役を努めていたマットだったが、ある日、妻のエリザベスがボート事故に遭い、意識不明の昏睡状態に陥ってしまう。
家庭のことは妻に任せきりだったマットは、娘二人との接し方に困惑。
おまけに、長女アレックス(シャイリーン・ウッドリー)から“ママは浮気していた”と聞かされ、ショックを受ける…。


楽園ハワイを舞台に、家族崩壊の危機に直面したある一家の再生をユーモラスに描く。
「サイドウェイ」と同じく、アカデミー賞脚色賞とゴールデン・グローブ(ドラマ部門)作品賞を受賞。
ジョージ・クルーニーは、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)主演男優賞を受賞。

2012年 5/18公開 アメリカ映画 
監督 アレクサンダー・ペイン
それでもクルーニーはナイス・ガイ{★★★㊤3/5}

フィクサーだったりリストラ屋だったり、いつもクールで渋いジョージ・クルーニーが、家族のことで頭を抱える様子がとにかくおかしくてたまらない!
深刻な問題を抱え、右往左往する男性にそんなこと言ったら失礼だけど(笑)アロハと短パン姿で、唖然とする表情からジタバタした走り方まで、ちょっと冴えない中年オヤジがクルーニーにドンピシャで、高評価された演技は納得いくものでした!
The Descendants19
10歳の次女スコッティ(アマラ・ミラー)のおしゃまな言動、全寮制の学校へ通う17歳の長女アレックスは思春期特有の問題児だったりして、昏睡状態に陥った妻を抱え、仕事人間だった父親には二人の娘が悩みの種となる。
もうひとつの問題は、先祖代々、受け継がれてきた一族の土地売却。
信託があと7年で終るため、反対派はいるものの、売却する方向で話は進み、何処に売るのかと、一族の間でも意見がバラバラな状態。
代表家系であり、親族会議を控えていたマットは、売却後には回復した妻の為、あれもこれもと考えていた。
しかし、妻の主治医から、病状回復の見込みがないことを告げられ、生命維持装置を外す決意をする。
母親の尊厳死をアレックスに伝えると、「ママは浮気をしていたのよっ!」と聞かされ、更なる問題が増えることに…。
The Descendants22
さて、ここから…。
友人から浮気相手の名前を聞き出したマットは、エリザベスが生きている内に、病院へ別れを告げにくるよう、探し出すと言う。
アレックスとボーイフレンドのシド(ニック・クロース)まで加わり、家族揃ってカウアイ島へと向かうことになる。
浮気相手で、不動産業のブライアン・スピアー(マシュー・リラード)は、マットの従兄弟であるヒュー(ボー・ブリッジス)のコテージで家族と休暇を過ごしていた。
ブライアンが、土地の売却先として有力な人物の仲介者と知ったマットは、アレックスとコテージを訪ねる。
The Descendants20
私だったら、パートナーの浮気相手の顔なんて見たくもないので、到底理解出来ない行為だけど、不動産業である浮気男が、土地売却の為に、妻を利用したのではないかと思いたくなるのは当たり前。
けど、ここまで浮気問題が引っ張ると思ってなかったので、と言うか、もうこんな状態になっている妻の背徳行為を追求しなくてもって思っちゃって。
コテージに乗り込んだマットは、家族を気遣う紳士的な態度だったし、キスの仕返しも小気味良い笑いだけど、ブライアンの妻ジュリー(ジュディ・グリア) が「おかしい…」となるのは当然で、夫の代わりに病院に現れ、こんな状態の相手に心情は複雑でしょう~。
エリザベスに「あなたを許す」と言いながら、段々と激昂していく様子は、おかしくもあるんだけど、良い人そうだったので、何も悪くないジュリーが、青天の霹靂にどれだけ傷ついたかと想像すると、何だか気の毒。
エリザベスにしても、彼女から「許す」なんて望んでないだろうし(苦笑)
って、こんな姿は、一番見られたく相手なのでは…。
妻の死を目の前にしているマットには、けじめをつけれるのかも知れないけど、スピアー家にとっては、今後の不安材料。
まあ、これも浮気夫の自業自得なんだろうけど(苦笑)
やっぱりね、そんな相手と会ったところで、感情は押さえられなくなるだろうし、知らなくてもいいことまで知ってしまうし、不利益なだけですね。
どれだけ問い詰めても答えが返ってこない妻に、マットは自分自身で折り合いをつけるべきではないのだろうかとも思いました。
でも、これまでの二枚目とは違い、突然降りかかった問題解決のため、いささかドン臭く不器用ながらも必死になるクルーニーの温かさと寛容に 、結局は許せてしまうんですけど(笑)
私としては、もう少し、娘達とのドタバタや一族との関わりが見たかったかな。
The Descendants15
問題山積だけれど、笑いと涙、キャスト全てが等身大のお芝居で、バックに流れるハワイアンなメロディが、重いお話ながら、のんびりとした軽さと温かさがあって、何となくほのぼのした気持ちにさせられる。
アレックスは聡明な美人だし、ボーイフレンドのシドはただのアホバカでうんざりする奴かと思えば、これがなかなかの良い面があって、「頑張れ、ボス」なんて軽く言う辺りなんか、息子を持たないマットに取って、カンフル剤のようでもあったし、いつの間にか違和感なく混じっていたその距離感もいい(笑)
マットをジクジク責める義理父スコット(ロバート・フォスター)が「こんなに良い娘はいない、本当に良い娘だ」と言う。
「実は…」なんて誰か言い出すんじゃないかとハラハラしたけど、いくつになっても親が子供に対する愛情も、先祖代々受け継がれていくもの。

家族をないがしろにしていたわけでなく、ただ真面目に仕事し、家族のために役割を果たしてきたマット。
その結果、妻の不倫や子供との距離感を生んでいたとは全く気づかず、これまでの自分が報われることなく、全て失ってしまったことを認めざるおえない。
面目丸つぶれなオヤジは、真正面から向き合い、一から出直し家族の絆を見直す。
「私の愛する人、私の痛み」と妻に別れを告げるシーンは、長年連れ添った様々な感情が正直に現れている。
人生最悪な出来事だけれど、それを受け入れ、許すことで、自分がやるべきこと、道は開けてくるんだな。

徐々にカウチに集まり、病室の母に掛けていたハワイアンキルトにくるまれながらアイスを食べる3人。
ペンギンの番組を見ながら、何気ないごく普通の家族のラストシーンは、とても印象に残るステキなものでした。
2012.05.21 / Top↑
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