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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

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ニューヨーク・ブルックリン。
子ども同士のケンカを解決するため、カウアン夫妻(クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ウィンスレット)は、ロングストリート夫妻(ジョン・C・ライリー、ジョディ・フォスター)の家に謝罪に訪れた。
冷静かつ友好的な形で淡々と和解の話し合いが行われたが…。


オリヴィエ賞とトニー賞に輝いたヤスミナ・レザの舞台劇をロマン・ポランスキー監督が映画化。
子供同士の喧嘩の和解から、次第に修羅場に陥っていく2組の夫婦を描き出すコメディ・ドラマ。

2012年 2/18公開 フランス/ドイツ/ポーランド映画
監督 ロマン・ポランスキー
サッサと帰れば良かったものを(笑){★★★★4/5}

子供同士の喧嘩を解決するため、最初は礼儀正しく穏やかに振舞う親が、徐々に本音や本性をぶちまけ合い、収拾のつかない事態に陥っていく。
(被害者)であるロングストリート夫妻の自宅が舞台となる密室劇で、登場人物は、オスカー俳優のジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツに、「シカゴ」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたジョン・C・ライリーの4人だけ。
パソコンの画面見ながら示談書(?)を作成するワンシーンから、4人それぞれの個性や短所が何となくつかめますよ(笑)
室内の間取りや鏡を活かしたカメラワークも良く、お見事な演出の連続で、とても特徴的で面白い映画でした。
90分ちょい切れる尺がまた丁度良かったし、オープニングとエンドも含め、余計な事は一切省いたような思い切りの良さを感じました。
親なら一度や二度こんな経験するとは思いますけど、、、この修羅場は味わいたくないなぁ~と思うことでしょう(苦笑)
CARNAGE 27
話し合いが終わり、何度かエレベーターの前まで行くものの、ぶり返すような言葉を掛けるのがペネロペ(ジョディ・フォスター)とマイケル(ジョン・C・ライリー)夫妻。
特に被害者意識の強いペネロペは、上から目線で迫ってくる。
廊下で言い争いが始まると、犬が吠えたり隣の住人がドア越しに覗いたり、一同はまた室内へと戻る。
出たり入ったりしながら、アラン(クリフトフ・ヴァルツ)の携帯が頻繁に鳴り、その都度、話の腰が折られてしまう。
挙句の果て、ナンシー(ケイト・ウィンスレット)は気分が悪いと突然嘔吐し、ペネロペの大事にしている画集など、そこら中を汚してしまう。
吐いたのは、出されたケーキとコーラか?と、もはや子供の事は忘れ去られたかのように、どんどん会話が辛辣な大人の事情へとエスカレート。
CARNAGE 15
4人の本音トークは、その内容によって、1対1、2対2、3対1と、不満の矛先で対立軸が変わるのが面白い。
完璧主義かヒステリーか、首や顔に青筋立て、涙ぐみながら正論をまき散らすジョディ・フォスター、弁護士の職業柄、理屈っぽくておちょくったようなクリストフ・ヴァルツ、上品な佇まいながら、我慢も限度でキレるケイト・ウィンスレット、飄々としたジョン・C・ライリー、自分本位な解釈や男女の見解の違いが、皮肉なセリフに込められ、4人の芝居とからみ具合が抜群でした。

携帯電話の使われ方がまた上手い。
今やこの対応次第で、非常識であるかそうでないか、判断できる材料ではありますね。
ナンシーやペネロペと同じように、観客はその都度イラッとすることでしょう。
シニカルでウィットがあり、楽しませるテクニックが素晴らしい。
エンドクレジットで子供達は仲良く遊んでいたし、ハムスターは生きていた(笑)
ロマン・ポランスキー、面白いわ!(笑)
2012.03.14 / Top↑
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