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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

YOUNG ADULT05

ヤングアダルト小説のゴーストライターである37歳バツイチのメイビス・ゲイリー (シャーリーズ・セロン)は、都会でそれなりに華やかな一人暮らしをするものの、うかない日々を過ごしていた。
ある日、高校時代の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)から、子どもが生まれたというメールが届き、青春時代の輝きを取り戻そうと故郷の町へ舞い戻るが…。


高校時代の栄光を引きずる自称作家の3バツイチ女性が、久々に戻った故郷で容赦ない現実を突きつけられるさまをユーモラスに描く人間ドラマ。
『JUNO/ジュノ』のジェイソン・ライトマンとディアブロ・コディが再びタッグを組み、大人に成り切れないイタいヒロインをを辛らつな笑いと共に描き出す。

2012年 2/25公開 アメリカ映画
監督 ジェイソン・ライトマン
反省の文字はない{★★★3/5}

都会で(と言ってもミネアポリス)成功した(と言っても崖っぷち)メイビスは、まるでハイスクール時代から時が止まったような女性。
アルコール依存に近い状態で、見苦しい寝姿から目覚めると、2リットルボトルのコーラを一気飲み(爆)
室内もベランダも散らかり放題の自堕落な生活を送っていた。
元彼バディからの「子供生まれましたメール」に異常な反応を示し、残り少なくなったプリンターのインクに唾落とし(こんな裏技あるんだ?~苦笑)子供の画像プリントアウトして持ち歩くかっ?!(笑)
バディはこんな生活を送りたいのではない、まだ私を求めてるんだと、元カレ略奪のために田舎へ戻った勘違い女のイタイお話。
ヤング≒アダルト10
共感できるレベルを越えた自己チュー女で、観る側の立場で評価が分かれそうだけど、メイビスの行動の中には、「いるよね、こんな女…」と、数人、脳裏に浮かびました(笑)
妻子がいるバディが不幸せだなんてメイビスの身勝手な憶測で、もちろんそれは愛情と呼べるものからではなく、女王様が自分を差し置いて幸せつかんだ家来に腹立たしさを覚えたかのような感情がミエミエ。
変わり映えのしない田舎町に戻ってみると、狭い社会で同級生たちは結婚して子供を産み平凡に暮している。
常に上から目線でいないと気が済まない(あるいは憧れの眼差しで見上げられる存在でいたい)彼女が、力入れてきっちりと美しい自分に仕上げれば仕上げるほど、田舎町の同窓生たちには「イタイ」存在にしか映らず、どこか哀れんだりする。
「昔と変わらないね」と言うバディでさえ、メイビスのことは眼中にないのが見て取れるし、みんなとっくに先へと進んでいるから、もう誰も「羨ましい」とは思わないのね。
メイビスは望んでもいない暮らしだけど、そんなパッとしない人生を送っている連中から、最大の屈辱をうけ、プライドがへし折られてしまうことに…。
YOUNG ADULT98
受け入れられるかどうか疑問なヒロインなので、キャスティング間違うと不愉快だったかもしれないところ、ほぼ実年齢であるシャーリーズ・セロンの好演に尽きるような気がしました。
「モンスター」のように、肉体的改造での役作りではなく、自然な演技でやつれた素顔や風貌をさらけ出しています。
キティちゃんのTシャツにスウェットパンツのだらしない格好で過ごすメイビスが、男相手の時にはガラリと別人に変身する、ON、OFFモードが面白い。
獲物を狙うように、状況に合わせて武装(笑)するかのような3パターンのセロンがそれぞれで美しい。
久しぶりのバディとの再会では胸元を強調し、同級生の女友達も集まる場所では、「アンタたちとは違うのよ」を大々的にアピール。
命名披露パーティでは、お土産(ゲップタオル~爆)持参で、どこぞのセレブな奥様的佇まいで現れる。
ネイルも髪型も変え、まさに頭の先からつま先まで完璧に。
これで性格も美人だったら申し分ないのに、成長できない自信家でわがままで鈍感な女は、イラつくよりどこか滑稽で哀れでした。
同じくジェイソン・ライトマン監督「マイレージ・マイライフ」のジョージ・クルーニーとどこか被る人物ではあるけれど、やっぱり世間的に受ける影響は男と女の違いが明白だな(苦笑)
車中、思い出の曲を流して歌いまくり、何度も巻き戻しを繰り返されるカセットテープのオープニング映像がおしゃれで、この歌がまた彼女の哀れとイタさを誘うのでした(苦笑)
YOUNG ADULT08
唯一、彼女の理解者のような存在になる高校の同級生マット(パットン・オズワルト)。
理解者と書いてはみたけど、メイビスに取ってそういうポジションでもなく、いわば、都合の良い駆け込み寺のような感じでしょうか。
良くも悪くも同じ高校時代で時が止まった二人に、最終的にそんな展開はいらなかったと思うし、逆にマットが振り回されて不憫だったな。
メイビスの(流産)の告白は、「なるほど、それでバディのベイビーに拘ったのか…」とは思うけど、あまりにも唐突で、そんな過去を抱えた女性だったら、少し話の筋が違うような気がしましたけど。
でもこれが本心だとすれば、ちょっと気の毒ながらも余計にイタイ行動ではなかろうか…。
結局、生き方を変えない選択をしたのだと思いますが、それが前向きなのかそうでないのか、辛辣な終わりだったように感じました。
アルコールにしてもジャンキーフードも過食傾向だし、髪の毛抜く癖とか、ストレスの塊なんだろうなぁ~。
美人ゆえの辛さは、友人に一人、二人いるので、何となく分かりますが、返って男の人に嫌煙されるんですよね。
あまりにも美しい高嶺の花で、近寄りがたいみたいな…。
過去に囚われるのはおしまいにして、自己陶酔型自分愛から、まずは、可愛いポメラニアンのドルチェを心から愛せるようになったら、幸せの道が広がるんではないかと思いました(笑)
2012.03.09 / Top↑
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