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ブラック・ブック 

2007, 04. 11 (Wed) 11:02



1944年、ナチス占領下のオランダ。
農家の屋根裏にかくまわれていた、美しいユダヤ人歌手のラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、逃亡中に家族を殺され、オランダ人レジスタンスに救われる。
ラヘルはその後エリスというオランダ人になりすまし、ドイツ軍将校ムンツェ(セバスチャン・コッホ)に近づいて情報をレジスタンスに流す。
第二次世界大戦のレジスタンス運動を背景に、運命に翻弄されながらもたくましく生きるユダヤ人女性の、波乱の半生をドラマティックに描く(goo映画)

戦争を背景に、家族やユダヤ人を目の前で殺されてしまった女性の復讐のお話。
彼女はその美貌を武器に、ドイツ人将校ムンツェに近づいていくが、
次第に彼を愛するようになってしまう。
この映画はナチスのオランダ占領とユダヤ人迫害という背景ですが、
戦争の悲惨だけを描くのではなく、ミステリアスなサスペンス娯楽映画として楽しむことができると思います。
ブラック・ブック

行く手には裏切りや罠が待っている。
敵はナチスだけでなく、レジスタンス内でも裏切り者がいるのでは?
密告や裏取引の中で誰を信用できるのか…
レジスタンスの仲間も誰もが一癖ありそうで、その偽装は巧妙。
そしてブラック・ブックに、その真実が隠されている。
スパイ、裏切り、禁じられた愛と盛りだくさんな内容で、
生き残るために選択を迫らた人々の姿が、緊張感たっぷりに描かれています。
2時間20分ほどですが、最後まで飽きさせない!

そして時にユーモラスに。
エリスはかくまってもらっている家主に「ユダヤ人がイエスに従えば、トラブルに巻き込まれなかったのだ」と言われると、
自分のオートミールにシロップで十字架を書き、混ぜて消します。
レジスタンス仲間のハンスのヒトラーのモノマネはそっくり!
場面に登場する小道具やエピソードなど、さり気なく散りばめられた伏線も見事で、最後にはすっきりする!!
とても上手くできてます。
チョコレートが重要なんですねぇ~。
ちょっとリアルな描写で、びっくりするシーンもあったけど…

レジスタンスとドイツ軍、たとえ敵同士であっても利害関係が一致すれば手を結び、仲間を平気で売る。
裕福なユダヤ人を罠にかけ殺害し、彼らが身に隠した現金や宝石をすべて奪っていきます。
このようなナチスの残忍さを伝える反面、ムンツェ大尉は妻と子供を空爆で失った悲しい男。
1944年という戦争も終わりに向けて、ムンツェのようなドイツ人がいたのも事実。
たくさんの人間の死を通して、伝わってくるのはやはり戦争の空しさです。
ラストでは平和な暮らしに戻ったかのようだけど、切なさも残りました。
10019158097.jpg

『インビジブル』『氷の微笑』『トータルリコール』などのポール・バーホーベン監督が23年ぶりに母国オランダで制作。
カリス・ファン・ハウテンは、美しいだけでなく、毅然としたヒロインを見事に演じ魅力的。
ドイツ将校でありながら良心を持つムンツェを『善き人のためのソナタ』のセバスチャン・コッホが演じる。

それにしても、ハンス役のトム・ホフマンがラッセル・クロウに見えて…!

2007年 3/24 公開 オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギー映画
監督 ポール・バーホーベン

コメント

Hanako

TBありがとうございました♪

初めまして♪オリブーブリーさん。
私は監督のハリウッド作品の中では『ロボコップ』と『トータル・リコール』が好きなのですが、この作品も好きですね。監督の代表作となるでしょうね。

戦争は誰もが忌避するものではなく、例えば政治家が自己保身の為に、企業が莫大な利益を得るために、意図的にその方向へと導くものなのかなあ…戦争の歴史がそれを物語っていますね。恐ろしいことだけど。そんな中で無力な個人はどう生きるのか?生き抜く為なら、追い詰められたら何でもするんじゃないか?『ブラック・ブック』に登場した人物ひとりひとりの生き様を、私は簡単にあれこれ言えない、責められないと思いました。

2007/04/11 (Wed) 13:05 | Hanako | 編集 | 返信

オリーブリー

Hanakoさんへ

こんばんは〜こちらこそ、ありがとうございました♪

>監督の代表作
はい!
そんな感じになりましたね。
でもこうやって作品見ると、話題作になるのが多いですね(^^)

>意図的にその方向へと導くものなのかなあ
ほんと、そうです!
だからいつまでも戦争がなくならないのでしょうね…

私も登場人物を責める気持ちにはなれませんでした。
月並みですが、こんな時代が悪いんだと。。。
そうでも思わないと、これから生きていけない部分も彼らにはあるようで。

これからも、どうぞ宜しくお願いしま〜すm(__)m

2007/04/11 (Wed) 20:11 | オリーブリー | 編集 | 返信

ミチ

TBありがとうございました

こんばんは♪
たしかに彼はラッセル・クロウに見えました!
しかもちょっとやつれ気味の(笑)
戦争という場面では、とにかく生きる為に裏切ったり、騙したり、そういう行動をとってしまうのもやむなしだなと思ってしまいます。
平和な時代にはそういうイヤな一面は出てこないような人でも・・・。
ヴァーホーヴェン監督がこんな映画を撮ったことに驚きでしたが、そこかしこにヴァーホーヴェン色が出ていましたよね。

2007/04/11 (Wed) 21:48 | ミチ | 編集 | 返信

オリーブリー

ミチさんへ

ラッセル・クロウに見えましたか!!(嬉)
いやあ〜私だけかと思ってました(*^^)
ヒトラーのモノマネ上手のラッセルさん?!

「ブラッド・ダイヤモンド」の後に見たので、それなりに覚悟したのですが、
娯楽の方が強い印象だったです。
もちろんサスペンスと割り切れない部分もありますけど。

印象に残ったのは、終戦になった途端、
解放を喜ぶより魔女狩りのような見せしめ行為など…
結局、人間は状況が変わっても同じ事を繰り返すのか、と思うと虚しくなりました。
大衆心理も怖いです…。

>そこかしこにヴァーホーヴェン色が出ていましたよね。
はいはい!
『氷の微笑』のような美しい女性の裸体も?!(笑)

2007/04/11 (Wed) 23:34 | オリーブリー | 編集 | 返信

悠雅

こんばんは。

オーブリーさん、こんばんは。
先日は『ブラッド・ダイアモンド』でTBだけで失礼したのに、
TBとコメントをありがとうございました。
今回はこちらに、と思ったらTBが2つ飛んでしまってごめんなさい。

こちらではやっと公開だったので、ようやく観れました。
一見、ハッピーエンドかと思ったラストでしたが、
日本人にはピンと来ない時期にあの場所で暮らしていたと知って、
あの設定は実は強いメッセージだったと、後から気付きました。
それも含めて、伏線の効いた見応えのある作品でした。

2007/04/17 (Tue) 22:02 | 悠雅 | 編集 | 返信

オリーブリー

悠雅さんへ

こんばんは〜TBありがとうございます。
ひとつ削除しときました(^^)

ホントに始まりからたくさんの伏線が見事に生かされてましたよね。
他の映画では、一つ二つ、あれはどうなったの?
と思うのがあったりするんですが、
これはスッキリでした♪
時間の長さも感じないし、完成度も高い作品でした。

また、宜しくお願いします(^^)

2007/04/18 (Wed) 19:13 | オリーブリー | 編集 | 返信

ひらりん

トラバ・コメントどうもでーーすっ

次々と、めまぐるしく展開していくわりには、
ところどころ、娯楽性があったりして、
意外と楽しく見れましたね。
さすが、ラジー賞獲得監督っ・・・て、ところでしょうか。

2007/04/18 (Wed) 22:30 | ひらりん | 編集 | 返信

オリーブリー

ひらりん さんへ

ひらりん さん、こんにちは〜♪

ハラハラ、ドキドキと娯楽もたっぷりでしたよね!
特別な思い入れもなく鑑賞しましたが、印象に残る作品になりました。
たくさんの伏線が見事に生かされた内容の映画、大好きです(^^)

また、宜しくお願いします!

2007/04/20 (Fri) 14:05 | オリーブリー | 編集 | 返信

なな

オリーブリーさん こんばんわ。
これ,なかなか面白い映画でしたが,
展開がはやすぎて,立ち止まって感傷にふけったり
伏線を吟味したりする暇がなかったので,
上っ面だけの感想しか抱けませんでした。
でも,このストーリー自体が,とても面白いので
それでいいのかも、とも思います。
ハンスは,私もラッセル・クロウに見えました。

2007/10/04 (Thu) 21:26 | なな | 編集 | 返信

オリーブリー

ななさんへ
こんにちは〜いつもありがとうございます!

ねっ、ラッセル・クロウに似てるでしょう(笑)
これでもかっ…ぐらい伏線がたくさんあったよねえ〜
私はこんな作品が大好物なので、凄く楽しめました♪
尺は長めだったけど飽きずに見れたので、確かに展開が早かったですね。

2007/10/05 (Fri) 15:36 | オリーブリー | 編集 | 返信

由香

こんばんは!
コメント頂きありがとうございました。
鑑賞前は、もっと重くシリアスな戦争ドラマだと思ったのですが、サスペンスの要素が強い作品でしたね〜
生き抜くために、または私腹を肥やすために平気で他者の命を売る人間が戦争時には沢山いたんだなぁ〜とも思いました。
確かにハンス役の方は、ラッセル・クロウに似ていましたね〜(笑)彼は、最後は凄いことになってしまいましたね。ちょっと意外でした。

2007/11/18 (Sun) 22:41 | 由香 | 編集 | 返信

オリーブリー

由香さんへ

こんにちは〜こちらこそ、ありがとうございます(*^^)
背景は戦争でも内容はサスペンスでしたね。
あれもこれもと盛りだくさんで、綺麗に解決したのでスッキリしました。
見応えがある作品でした。

ラストの場所も…
最後まで気が抜けない、そんな感じでした。

ラッセル・クロウに似てるでしょう?
最初、それが気になって(爆)
でも彼はそんな人だったのね…!

2007/11/19 (Mon) 16:18 | オリーブリー | 編集 | 返信

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