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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

X-MEN FIRST CLASS

強力なテレパシーを使うことができるチャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)は、金属を自在に操ることのできるエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)と出会い、同じミュータントとして徐々に心が通い合っていく。

セバスチャン・ショウ(ケヴィン・ベーコン)率いる“ヘルファイヤークラブ”が世界征服を企むことを突き止め、若きミュータントたちを率いて戦いに挑むチャールズだったが、過去の仇だったセバスチャンに並々ならぬ思いを持つエリックは…。


プロフェッサーXとマグニートーの若き日にスポットを当てた、“X-MEN”シリーズの起源。
X-MEN誕生にまつわる物語を、壮大なスケールで描き出すSFアクション大作。
「キック・アス」のマシュー・ヴォーンが監督を務めるほか、シリーズの立役者ブライアン・シンガーが製作として本作に復帰。

2011年 6/11公開 アメリカ映画
監督 マシュー・ヴォーン
上質なスピンオフ{★★★★4/5}

プロフェッサーXとマグニートーは、いかにして反目し合うようになったのか。
全く異なる環境で育ち、授かった能力も違う。
人類から迫害を受けるミュータント救済目的は同じでも、理想論者と醜い現実を見た者は、進む道を分かつことになる。
まるでコインの裏表のようなチャールズとエリック。
出会いから友情と確執、ミュータントが抱える苦悩など、若き二人のスピンオフ物語が、「X-MENシリーズ」をひも解いていく。

前シリーズから比べれば、控えめなアクションで迫力は落ちるのだろうけど、キャラクターの心理描写を中心とするストーリー運びは、俳優さんの芝居あってのものでした。
なるほど、そういうことだったのか…と納得できるドラマ性があり、満足いく作品でした。
やはり映画はストーリーありきですね。
SFやヒーローものであっても、登場人物たちが普通の人間と何ら変わらないと感じ、共感する事ができました。

60年代、核戦争寸前のキューバ危機や米ソ冷戦を背景にして、ケネディ大統領の演説やニュースと、歴史や社会問題の不安を絡ませることで、絵空事だけではないリアル感を持たされます。
アメコミながら、こういった手法は違和感なく入り込んでいけますね。
「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」のオープニングでも、南北戦争からベトナム戦争まで1世紀以上も参戦していたことによって、ビクターがどんどん殺人キラーとなっていく様子が、言葉より巧みに語られていました。
本作でも、人類とミュータントの対立構造に発展していく大きな要因として、奥行きを与えていたと思います。
X-MENFIRST CLASS10
元々、「X-MEN」シリーズは苦手。
この頃は、ヒュー・ジャックマンすら素敵とは思わなかったのが、アカデミー賞でのホストぶりに惚れてから、過去3作を「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」観賞前におさらいはしたものの、今だにごちゃ混ぜ状態です(苦笑)
今回、2人のおじいさまのスピンオフに、ジェームズ・マカヴォイがキャスティングされると知り、「ウォンテッド」はそう悪くなかったけど、アクションやアメコミより、社会派、古典、文学と言った内容や、「ペネロピ」のようにほんのりとしたファンタジー系ラブ作品のマカちゃんが大好きなので、若き日のプロフェッサーって?!どんなもんよ?!(将来、つるっパゲだし)と、多少の違和感を持ちましたけど、いや、これがですね、外見はともかく、良識と知性があるチャールズに、マカちゃんは最高のキャスティングだと思いました。
感情の起伏がなく、堅物なイメージのあるパトリック・スチュワートのプロフェッサーXですが、誠実さは変わらないけど、若いだけに、どこか自信家でやんちゃな一面のマカちゃんにホッとします(笑)
やっぱり、上手よ、この人!!

憎しみと復讐心を増殖されるエリックを演じたマイケル・ファスベンダー、「300」「イングロリアス・バスターズ」に出ていたそうですが、残念ながら、記憶にありません。
が、今作では「ターミネーター4」のサム・ワーシントン同様、間違いなく彼の貢献は大きいでしょう。
ユダヤ人として悲痛から、ああなってしまった人間性が伝わるし、この寡黙さが、マグニートの執拗で容赦ないキャラになっていくのですね~。
60年代の雰囲気が彼に合っていて、メットにマントのどこかダサいスタイルもなかなかお似合いでした。
大体、このシリーズで一番解せないのは、金属の塊を動かす超人がですよ、あんなヒョロっとした爺さんなのがいけません(笑)
マイケル・ファスベンダーはしっくりと嵌っていて、強くてカッコ良かったです。
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後のミスティーク、レイヴンのジェニファー・ローレンス。
「あの日、欲望の大地」でシャーリーズ・セロンの少女時代を、「Winter's Bone」では、オスカー主演女優にノミネートされましたが、ミスティークに関してこれまで持っていたイメージが一新し、このキャラに納得させられました。
女性ミュータントならではの苦悩を凄く上手く表現していましたね。

エリックの仇となるセバスチャンを演じるケヴィン・ベーコンも絶妙でした。
キューバ危機のシークエンスは、史実的にカストロさん位置になるのかな。
ラストは、そんなもん?と思ったけど、なかなか迫力があり、マグニートーに大きな影響を与えた結果、彼の前身であるかのようなキャラでした。

モイラ・マクタガート(ローズ・バーン)は、3のおまけシーンに出た博士なんですね。
元CIAで恋人だったのか。
エマ・フロスト(ジャニュアリー・ジョーンズ)は、「ウルヴァリン」に出ていたダイアモンド少女と同じ名前だけど、別物と考えて良いのかな。
「キック・アス」でもそうですが、マシュー・ヴォーン監督はキャラに適した俳優選びが上手い。
アメコミ大好きニコちゃんでさえ、やっと(?)適所を獲得出来たわけだし(笑)
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マグニートー側のミスティークが、チャールズと兄妹のように暮らしていたこと、マグニートーのヘルメット、プロフェッサーXが車椅子になった理由、そして分裂するミュータントたち。
シリーズ3部作の伏線を活かし、キャラクターたちの秘話となるべくお膳立てや、おなじみのキャラをチラリと見せるマシュー・ヴォーンのセンスとユーモアが抜群!
あの彼もカメオでご登場♪
「おとといきやがれぇ!!」だって♪キャーーヾ(≧▽≦)ノ
キューバ危機前だったので、まだ凶暴な獣とつるんでいたんだろう。
思わず声が出そうなくらいのサプライズでした♪

シリーズにそう魅力を感じられない人にも、観終わったら「もう一度、観たい!!」と思わせてくれるような作品でした~面白かったです!
こちらも3部作になるそうです。
楽しみですね。
2011.06.11 / Top↑
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