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Blue Valentine

結婚7年目を迎え、娘のフランキーと3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫婦は、平穏な家庭生活をおくりながらもお互いに不満を募らせていた。


あるカップルの出会いから結婚、破局までを描く。
サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭など世界各地の映画祭で注目されたラブストーリー。
ミシェル・ウィリアムズは、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。

2011年 4/23公開 アメリカ映画
監督 デレク・シアンフランス
不確な男女の愛{★★★★4/5}

ある朝。
庭先で愛犬の名を呼ぶ娘のフランキー。
リビングで寝ていたパパを起こし、一緒に庭へ出て犬を探す。
お腹がすけば帰ってくるよと、二人はベッドで寝ているママを起こしに行く。
もう少し寝ていたいのにとママは言い、朝食を作り始める。

仲良し家族であるようなオープニングと同時に、ありきたりの会話や何気ないふるまいから、この夫婦が上手くいってない空気感が漂ってきます。
疲れた印象のシンディ、子煩悩だけれど、酒を離せないディーン。
ストーリーはシンプルですが、過去を回想しながら、すれ違ってしまった夫婦の今を、リアルに描き出す秀逸な作品でした。
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運命か必然か、男女は出会い、恋に落ちる。
二人の回想シーンは、キラキラと輝かんばかりで、これでもかのように、若く情熱的な愛が強調されます。
街角ショップ前、ディーンのウクレレでシンディがタップを踏むシーンは、作品中の名場面でしょう。
ネタバレになるので、多くは避けますが、そんな回想シーンから、二人のそれまでが少しずつ見えてきます。
頭が良く医学生を目指すシンディが、意外と発展的だったのはビックリでしたけど、モロ体育会系の前BFに比べ、誰にでも気配りができる、ソフトな優しさのディーンに引かれるのも納得。
両親の不仲など、家庭環境からのトラウマを少なからず持つ二人は、困難を目の前にして、愛し合っているからと結婚するけれど、年月の経過と共に訪れる失望や倦怠感に、次第に離れていってしまう心も、必然なのかもと感じました。
どちらも悪いことはしていないし、原因となるような大きな出来事もない。
分かっていても、毎日の些細な積み重ねと、見えない気持ちの温度差は、もうどうにもならない。
もしも、フランキーが二人の子であったなら…。
二人目が生まれていたら…。
もっと早くに修復しようとしたかもしれない。

永遠の愛を誓っても、わずか数年で壊れてしまう。
大切なモノを手に入れたら、それで終わりじゃなく、そこからが、本当の始まり。
守るものが増えればなおさらの事。
愛はその都度、形を変えるから、お互いができるだけ同じ位置に立ち、同じ方向を見ていけるよう努力するのも愛ですね。
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ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ、二人とも実力ある俳優さんですが、徹底した役作りで、見事に演じきったと思います。
観る者に、愛の経験を思い出さすかのように、自然体でリアルなお芝居でした。
体重の増加や髪を抜いたりしての外見も現実感タップリでしたが、仕事と家事で、生活疲れがにじみ出ているシンディの冷めた表情、諦めや失望、子煩悩かと思っていたら、実は子供っぽく、ただひたすら家族を愛し、妻を愛する気持ちしか持てない向上心のないディーン。
それぞれ押しつぶされそうな心ですが、男女の違いが実に見事で、夢中で愛し合った純粋な過去と対比されると、美しい思い出は、残酷ではかないものだと見せ付けられます。
二人の演技と、音楽やカメラ、脚本など、監督がリアリティに拘った演出は、ラストシーンから続くエンドクレジットまで素晴らしいものでした。

2011.05.04 / Top↑
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