グリーン・ホーネット
2011, 01. 28 (Fri) 23:57
新聞社の創業者である父が蜂に刺され急死し、突然社長の座に就いた放蕩息子のブリット・リイド(セス・ローゲン)は、ハイテクマシン搭載の改造車を製造していた運転手のカトー(ジェイ・チョウ)と、街に蔓延る悪党の一掃を決意する。
ヒーローを夢見ていたブリットは、“グリーン・ホーネット”(緑のスズメバチ)と名乗り、標的に近づく為に悪人を装い、犯罪組織壊滅に乗り出した。
裏社会の大物チュドノフスキー(クリストファ・ヴァルツ)は、仕事の邪魔をする“グリーン・ホーネット”と接触しようとするが…。
正義の味方グリーン・ホーネットの活躍を描いたドラマシリーズのリメイク版。
ドラマ版で無名時代のブルース・リーが演じた助手カトーに扮するのは、台湾の人気俳優ジェイ・チョウ。
2011年 1/22公開 アメリカ映画
監督 ミシェル・ゴンドリー
然程期待してなかったからか、通常版ですが、そこそこ面白く観れました。
オープニングのクリストファ・ヴァルツとカメオ(ジェームズ・フランコ)のシーンは、ちょっとしたサプライズだったし、リイド家のガレージに並ぶ高級車や改造車、分割しながら進んでいく画面、スローモーション映像のアクションシーンが楽しめました。
「イングロリアル・バスターズ」の圧倒的な演技で、オスカーを受賞したクリストフ・ヴァルツ。
変な拘りがあり、そんなことぐらいで?と味方さえも容赦なく殺しちゃう。
独特な威圧感を上手く演じる役者さんですね。
今作での悪党ぶりもなかなかのものでしたが、やっぱりランダ大佐は凄かったんだな~と改めて思いました(笑)

ヒーローと言っても、グリーンホーネットはボケ役で、殆ど全てカトーの活躍です。
脚本や制作指揮もするセス・ローゲンですから、自らをおバカに仕立て上げるのは、ちゃんと心得ているようですね。
この手の作品は、単純に楽しむに越したことはないのですが、一番の難点はヒーローに魅力を感じなかったことです。
父親との確執で捻くれ者になってしまったブリットは、自己顕示欲が強い中身のない人格です。
子供のまま大人になってしまったのなら、可愛げのひとつぐらいあっても良いのですが、セス・ローゲンが幼稚臭さいボケヒーローに徹しても、同情すらできないタイプでした。
美味しいトコは全部ジェイ・チョウが持っていくわけですけど、彼のアクションは悪くないのですが、何かこう、今ひとつパッとしない、華がない、天才のカリスマ性がない…そんな感じでした。
中盤からは更にドタバタしてきて、あまり意味の無いケンカや回りくどい演出で、凸凹コンビの掛け合いを楽しむと言った感じではなかったです。

単純なストーリーですが、腑に落ちなかったのは、“グリーン・ホーネット”を悪役ヒーローに仕立てたこと。
父親の銅像の首を切った時は、正体が誰だか分からないのに、「悪人退治には悪人がクール」って、なるほどとは思えなくて…。
チュドノフスキーの邪魔をして彼を怒らせる結果にはなったけど、悪役であるからそうなったとも思えず、ただ目立ちたいだけの行動パターンのようでした。
ヒロインのレノアがあの程度なら、わざわざキャメロン・ディアスでなくてもと思いましたけど、彼女やヴァルツの起用があって観れたのもの事実かな(苦笑)
愛車のブラックビューティで大暴れするアクションと、ラストの下りは爽快でした。
*禁止ワード、スパム等、設定していないのですが、何故かこちらの記事はTBを拒否しているようです。
お手数をおかけして、申し訳ありませんペコリ(o_ _)o))
コメント
mezzotint
今晩は☆彡
オリーブリーさん
TBがはじかれるようです(涙)
すみません!という事でコメントにて失礼します。
はい!おっしゃるように同じく、ボケヒーローには、
共感出来ませんでした(笑)単に目立ちたい行動
パターンというのも、納得ですね。
ジェームズ・フランコがあんな役で登場なんて、とても
勿体ないなあなんて思ったりも、、、。
SOAR
こんばんは♪
勧善懲悪正義の味方でなくてもかまわないんですが、いずれにしろカリスマ性を感じられないとヒーロー物はイタイですよね。
ヴァルツとキャメロンもなんだか中途半端です。
いや彼らが悪いんじゃないですけど、パッとしないヒーローたちとの絡みがなんともちぐはぐでした。
ituka
今日は風がなく温かい
ホーネットに魅力なかった〜
逆にウザくて引きまくりでした(爆)
良いのはカトーとメカと目立たない脇役陣って感じです^^;
にしてもこれ普通に2Dで良かったんだけどな〜。
TB飛びませんでした^^;
yukarin
TBダメみたいですね。
クリストフ・ヴァルツさんはこういう憎めない悪役がハマリますね。
カッコ良さはジェイ・チョウに持っていかれてるはあたりまえですが、大きなスクリーンでセス・ローゲンを見られるとは!変なとこで感動してました(笑)
オリーブリー
mezzotintさんへ
こんばんは〜こちらこそ、お手数おかけして、すみませんでしたペコリ(o_ _)o))
コメントありがとうございます。
知らせて頂き、助かりました〜!
いきなりのフランコ君!
えっ、そうなの?とびっくりでした。
外見はともかく、ヒーローとしての中身がねぇ〜(苦笑)
それが売りにしても、ちょっとどうかなキャラですよね。
KLY
こんばんは^^
前後の『クレアモントホテル』と『RED』は通るので、どうやらこの記事だけTBがNGのようですね。^^;
結局オリーブリーさんの言う通りで、ヒーローに魅力がないんで、勿体無い使い方をしているにも拘らずキャメロンとヴァルツさんで何とか持っているんですよね。
悪役ヒーローってのがそもそも考え方が違う気がするんだよなぁ…。
sakurai
はーい!
中身にはさっぱり期待はないです。はい。
中身もあんなもんだったろう・・・という想定内でした。ミシェル・ゴンドリーさんと、なぜか相性が悪い・・。
なもんで、すべてはジェイを堪能するためでした!!
華のなさといい、彼だわ。
セスとちょうどいい按配だったかもですよ。。
オリーブリー
SOARさんへ
こんばんは。
ホント、おバカならおバカなりの愛嬌もなくて(;^_^A アセアセ・・・
どうであれ、ヒーローって援護したくなるもんですよね。
それが無かったです(苦笑)
ヴァルツが観れた、、、それは大きかったですo(*^▽^*)o~♪(爆)
オリーブリー
itukaさんへ
こんばんは〜TB、お手数おかけしてすみませんでしたペコリ(o_ _)o))
>逆にウザくて引きまくりでした
ああ、セス・ローゲンって、日本ではそうメジャーじゃないですよね。
ウィル・フィレル+ジャック・ブラック÷アレコレ…みたいな(だからなに〜(;^_^A アセアセ・・・)
でもそれに関係なくても、このヒーローはイマイチでしたね〜。
脇役の方が良かったもん(^_^;)
オリーブリー
yukarinさんへ
こんばんは。
DVDではちょこちょこ拝見していましたが、スクリーンでセス・ローゲンを観たのは初です!
総体的にはまあまあの面白さだったけど、ヒーロー像はチョットなぁ〜でした。
ヴァルツの貢献は大きいのかもo(*^▽^*)o~♪
テクテク
TB&コメントありがとうございました♪
こんばんは
TBの件のご連絡、ありがとうございました。
私も何度かチャレンジしてみましたがダメみたいです…
ところで、この映画のヒーローは
ホントに魅力が感じられませんでしたよねー
ブリットは最初からアホな大人でしたが
最後の最後までアホのままでしたから…
コメディ映画として観ればそれなりなのかもしれませんが、
あまりにも物語の内容が大雑把すぎて
久しぶりに唖然とされた映画でした
オリーブリー
KLY さんへ
こんばんは。
この記事だけで救われましたけど(笑)たまにこんな事がある理由が分からないわぁ(^_^;)
おバカヒーローが拒否られたかな?!(笑)
お手数おかけして、すみませんでした〜〜ペコリ(o_ _)o)
>悪役ヒーローってのがそもそも考え方が違う気がするんだよなぁ…。
ここ、大きいですよね!
アクションも映像も悪役も小道具もそう悪くないのに、VS悪ヒーローって構図が、はて??!と理解不明のままでした。
なにもそれが活かされてないですもん。
オリーブリー
sakuraiさんへ
おはようございます。
ミシェル・ゴンドリーの「スリー・キングス」は面白かったです。
でもあの映画の時、人間的に問題ありとかで、クルーニーを怒らせたんですってねぇ〜(;^_^A アセアセ・・・
ジェイさん、初見です(笑)
人気歌手?なんですか…
私はまたヴァルツに会えて嬉しかったです♪
sakurai
スリー・キングス?
はて、ミシェル・ゴンドリーではなかったと記憶してましたが・・・。
調べたらデヴィッド・O・ラッセルさんとかって。あんまり知らない人でしたわ。
ミシェルさんは、ほんわら〜とした映画専門ですもんね。
オリーブリー
テクテクさんへ
こんばんは〜いつもありがとうございます。
やっぱり、ダメでしたか…
お手数おかけして、本当、すみませんでしたペコリ(o_ _)o))
>ブリットは最後の最後までアホのままでしたから
自分より優れた者を目の当たりにしても、あれですものね〜このボンボン気質?(爆)
ラストはそれでも少しは改心したと思ってあげたいけど、ヒーローと言うならあまりにもお粗末さんでしたわ(苦笑)
って、誰もヒーローとは思ってないのかもね(苦笑)
オリーブリー
sakuraiさんへ
こんばんは〜。
あらら、また得意の勘違いしましたかな(爆)
「スリー・キングス」は、今年のアカデミーにノミネートされた「ザ・ファイター」のデヴィッド・O・ラッセルでしたね。
彼の「俺たちニュースキャスター」にセスが出ていたと思ったんで、ごちゃにしたみたい(汗)
ミシェル・ゴンドリーは「エターナル〜」でしたね。
あっ、ガエルの「恋愛睡眠〜」では爆睡しました(^_^;)
確かに、ほんわら〜としていますねo(^▽^)oキャハハハ
ミスト (MOVIEレビュー)
こんばんは。
私のブログもTBダメみたいです。コメありがとうございました。
>一番の難点はヒーローに魅力を感じなかったことです。・・・可愛げのひとつぐらいあっても良いのですが、セス・ローゲンが幼稚臭さいボケヒーローに徹しても、同情すらできないタイプでした。
★一言で言えば、主役がオッサン過ぎました!(^^ゞ
可愛げなかったですよね!そんな年までいつまで反抗期やってんの!?って感じでした。(~_~メ)
オリーブリー
ミストさんへ
こんばんは〜お手数をおかけしてすみませんでしたペコリ(o_ _)o))
>主役がオッサン過ぎました
あはは〜しかも愛嬌すらないしね^^
出来る男カトーに、少しは感謝できたんでしょうか(苦笑)
ノルウェーまだ〜む
キャメロンディアス光すぎ
オリーブリーさん、こんにちは☆
ヒーローがらしくないところがかえって好感度UPのB級テイスト映画で、私は好きです〜
でもキャメロンが出てくる事によって、彼らの華の無さが強調されすぎちゃって、お互いに勿体無い!ってかんじでした。