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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

327_5523967140MOTHER AND CHILD

カレン(アネット・ベニング)は14歳で妊娠・出産し、やむを得ず赤ん坊を養子に出した。
母親の介護をしながらも、我が子を奪われたことへのわだかまりを捨てきれず、37歳になった実の娘に想いを馳せる日々。

母の愛情を知らずに育ったエリザベス(ナオミ・ワッツ)は、弁護士のキャリアを持つ自立した女性だが、他人に心を許すことなく暮らしてきた。
ある日、思わぬ妊娠をきっかけに母への慕情を意識し始める。


「彼女を見ればわかること」など、女性を描くことには定評があるロドリゴ・ガルシア監督が、人生の転機をきっかけに引き寄せられる母と娘の運命を、様々な形を通して描くヒューマン・ドラマ。
製作総指揮は「21グラム」「バベル」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。

2011年 1/15公開 アメリカ/スペイン映画
監督 ロドリゴ・ガルシア
新しい命が結びつけたもの{★★★★㊤4/5}

「母と娘」をテーマに、しっかりと中身のある濃い作品でした。
年明け早々、高得点になりました!
カレンとエリザベスを中心に、子供が出来ず養子を望むルーシー(ケリー・ワシントン)夫妻、生まれた子供をルーシーの養子にすると決めた少女レイ(シャレイーカ・エップス)、カレンの家へ子供連れで仕事に来るシングルマザーの家政婦(エルピディア・カリーロ)と、さまざまな事情を抱えた女性たちが織り成す群像劇です。
カレンと母、ルーシーと母、レイと母、家政婦と娘の母娘関係も描かれています。
ラストへの繋がりは偶然なのか運命なのか…。
これが何の違和感もわざとらしさもなく、自然でとても清々しく素晴らしいものでした。
色々と書くとネタバレになってしまうので、お近くで公開があれば是非ご覧になってください。
(女性限定かもしれませんが…笑)
アネット・ベニング、ナオミ・ワッツ、ケリー・ワシントンが演じるそれぞれの女性像、母親像は、どこか異質であったりしても、何故にそうなのか女性なら理解できるものと思います。
母として、妻として、女性としての強さと優しさ、そして母性に目覚めた女性の豊かな美しさを強く感る作品でした。
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14歳で出産し赤ん坊を手放したカレンは、老人介護の施設で働きながら、母親(アイリーン・ライアン)と二人暮らし。
半ば強引に引き離された赤ん坊の名前も居場所も知らず、年老いた母親とは確執が拭えない。
自ら気難しい女であると言う彼女に、同僚のパコ(ジミー・スミッツ)は好意を抱く。

エリザベス(カレンの娘)は、ポール(サミュエル・L・ジャクソン)の弁護士事務所で雇われる。
二人はすぐ男女の関係になるが、愛に意味を求めないエリザベスは、隣室の夫とも不倫関係になる性に奔放な女性。
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母を亡くしたカレンは、徐々に生活が変わっていきます。
妊娠の相手であったトム(デヴィッド・モース)と久しぶりに会い、これまで鬱陶しくて仕方がなかった家政婦の娘が可愛くなり、パコに過去を話したことで全てが順調に進んでいきます。
娘を捜す決心をしたカレンは、養子の窓口である教会のシスターの勧めで手紙を託します。

一方、エリザベスは妊娠が分かり、ポールの事務所を退職して一人で子供を産む決意をしました。
日増しに大きくなるお腹、新しく越したアパートで知り合った盲目の少女との触れ合いで、次第に実母への想いがつのり、彼女もまた手紙と写真を教会の窓口に託しました。
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夫からやはり自分の子供が欲しいと言われたルーシーは、一人でレイの子供を育てる決意をし、出産に立ち会います。
しかし、クールだったレイが、産後になって養子に出すことを拒みます。
母になる喜びで有頂天になっていたルーシーは、絶望に陥ってしまいます。
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母親と娘の関係って、複雑な頃があると思いませんか?
同じ女性なので、良いも悪いもストレートに分かってしまい、ぶつかると辛辣になったりしませんか…。
私も若い頃は母親の存在が疎ましくて、こんな親にはなりたくない!と思った事が多々あるのですが、恥ずかしながら初めて母親を理解できるようになったのは子供を産んでからです。
そして今では、あの頃疎ましいと思っていた母親と同じようなことを娘に言ったりもしています(苦笑)
時代が違うので、娘の気持ちを自分の娘時代に戻って考えようとしていますけど、さて、彼女からはどう思われてるのやら…。

こちらの作品からは、母親と娘の関係は、こうやって何世代も継続するのだろう女のDNAのようなものを感じました。
男女平等と言いますが、明らかに女は男と違うことがあるのです。
誤解されると困るのですが、何も女だから子供を産むべきだとは思っていません。
キャリアも大切だし、ルーシーのように欲しくても出来ない女性もいます。
それでも自分が存在する以上、母親はいるのです。
あんなに子供が欲しかったルーシーですが、いざ子育てが始まると泣き言を母親(S・エパサ・マーカーソン)にぶつけます。
この時の母親の言葉が全てです。
この気持ちがあるからこそ、私達は育ってきたのだと…。
自分の事より子供達のことを考えて生きろ、と私の親は言います。
親と言うのはそんなものなのです。

ナオミ・ワッツの大きなお腹は、自身のマタニティ期に撮影したそう。
小悪魔的なセクシーシーンから、妊婦姿までひとつの作品に収めるなんて女優魂(?)は凄いです!
とても美しかったです。
2011.01.19 / Top↑
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