fc2ブログ

最後の忠臣蔵 

2010, 12. 28 (Tue) 23:57

最後の忠臣蔵 

赤穂浪士の討ち入りから16年。
大石内蔵助(片岡仁左衛門)から、生き証人として討ち入りの真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよとの使命を受けていた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)は、全国を渡り歩きその旅も終わりを迎えようとしていた。
そんな時、討ち入りの前夜に突如逃亡したかつての友、瀬尾孫左衛門(役所広司)を見かけ…。


忠臣蔵の後日譚を描いた小説を映画化。
名誉の死を果たせなかった2人の男の知られざる物語。
忠義を貫き私心を捨て、自らに課された使命を全うするべく生き抜いた人生を明らかにしていく。

2010年12/18公開 日本映画
監督 杉田成道
生きることを命じられた二人の男{★★★㊤3/5}

ワーナーブラザーズ制作の日本映画第一弾となるこちらの作品は、これまでも数多く映像化されてきた忠臣蔵です。
時代の経過と共に、単なる美談で終らない側面で描かれたものもあるかと思いますが、「忠臣蔵」がどこまで史実に忠実であるかは曖昧だと思うので、そう踏まえた上で、先の「ロビンフッド」のように、赤穂浪士の後日談として上手くかみ合わせた男の生き様物語です。

内蔵助より生き証人としての使命を受けていた吉右衛門は、討ち入り前夜に姿を消してしまった孫左衛門を16年ぶりに偶然見かけます。
代々、大石家に仕える家臣である孫左衛門が、裏切り者の汚名を着せられるのは吉右衛門に取って長年の謎でした。
孫左衛門は、内蔵助の隠し子である可音(桜庭ななみ)を、時が経つまで内々に育てる使命を課せられていたのです。
島原の太夫だったゆう(安田成美)の助けを借りながら、可音は美しく教養を身につけ、どこへ出しても恥ずかしくない娘に成長します。
そんな可音が茶屋修一郎(山本耕史)の眼に留まったことから、吉右衛門は、孫左衛門もまた内蔵助から生きる使命を帯びていたことを知ることになります。

孫左衛門に仄かな恋心を抱き、永遠にこの暮らしを続けたいと願っていた可音ですが、自らの素性を知ると「この身は自分のものであるが、それだけではない。どう身を振るか自分で決める」と、商家に嫁ぐことを決心します。
可音を嫁がせた孫左衛門が選ぶ忠義とは…。
336590_013最後の忠臣蔵
本当のところ、赤穂浪士の生き残りとしての二人の苦悩や友情などがぶつかり合う武士道かと思っていたので、メロドラマとまでは言いませんが、含みがあるような孫左衛門と可音の場面に何度か戸惑いを覚えました。
父のように慕いながらも孫左衛門に淡い恋心を抱く可音、自我を捨て、主君の忘れ形見をストイックなまでに守り抜く孫左衛門。
あの環境下では、可音に取って孫左衛門が父代わり以上の特別な存在になるのも無理がなく、その辺りの繊細な感情や状況が隅々まで描かれていましたが、疑似父娘関係が危ういものに発展しないで欲しいと冷や冷やでした(苦笑)

隠れ屋をひっそりと出発した花嫁行列が、次第にお供を願い出る家臣たちで大行列になっていくのは、忠臣蔵好きにはたまらなく気持ちの良いものでした。
籠の中の可音がその家臣の思いに応えるよう、内蔵助の娘、武士の娘として凛としていく姿が清々しい。

使命を全うした孫左衛門の決意は、誰もが察するところ。
ゆうは「これからは私と人生を…」と、ふすまの奥へと誘いますが、これはその思いより、孫左衛門をこの世に引き止めたい気持ちの現われだったと思います。
馬で駆けつけた吉右衛門が眼にした孫左衛門の姿に、即座に取ろうとした行動と孫左衛門の一言がいかにも武士らしい。
ここまで染み付いてる武士魂は、女子の髪1本ごときでは変えられないのでしょう。
336590_005最後の忠臣蔵
役所広司と佐藤浩市の見事な演技と、可音を演じた桜庭ななみの年頃の女性の微妙な心理が絶妙でした。
淡い恋心を抱いた勝気なおひいさまから、武士の娘としての誇りを持つまでを見事に演じていたと思います。
彼女は「書道ガールズ!! 」でも注目されたようですが、是非、毒されないで演技派女優に化けて頂きたい。

それにしても四季折々の情景が何とも美しく描き出される映画でした。
竹林からこぼれる光と影、紅葉の道、背丈を覆い隠すススキの原、奥深い雪景色、軒下の干し柿、しとしとと降る雨…。
ろうそくのほのかな灯火までも、なんてそこはかとない美しさを感じるものなのか。
日本特有の人形浄瑠璃「曾根崎心中」を挟みながらの人間模様も、情感たっぷりで良かったです。
美しい日本に触れ、男の体面、誠忠、女の強さ、愛、熱く切なく伝わってきます。
討ち入りのシーンがほとんど無い忠臣蔵ですが、心に残る別バージョンの名作でした。

コメント

ysheart

おはようございます

オリーブリーさん、とうとうご覧になられましたね〜!

さすが、ポイントをちゃんと押さえたレビュー!
1年の終わりの時期に相応しくしっかり読みました。

>淡い恋心を抱いた勝気なおひいさまから、武士の娘としての誇りを持つまでを見事に演じていた

本当に、この映画では、このことに尽きると思います。

桜庭さんは演技派として自分も期待しています。

前にも書いたけど“大女優”とかは御免です(笑)

危うい関係に進展しない手前の二人の感じがよかった(笑)

2010/12/29 (Wed) 08:38 | ysheart | 編集 | 返信

にゃむばなな

役所さん

俳優・役所広司の真骨頂を見たような気がしました。
これだけのものを見せきってくれるなんて、やっぱり日本を代表する俳優さんですわ。

2010/12/29 (Wed) 16:53 | にゃむばなな | 編集 | 返信

SOAR

こんばんは♪

>孫左衛門をこの世に引き止めたい気持ちの現われだった

ここでのゆうの真意は正にそうなんですよね。
可音を守り通し嫁に出したことで孫左の使命は終わりですから、
その事情を知った彼女は次に孫左が何をするのかを当然察していたのでしょうね。

2010/12/30 (Thu) 17:10 | SOAR | 編集 | 返信

miyu

そうですね

派手なシーンはほとんどありませんが、
しんみりと沁み入る年の瀬にぴったりな時代劇でした。
お正月にはもうちょっと派手な作品がいいかもしれませんが、
中年男性は号泣必死でしょうねw
女性ですが、結構泣けてしまいましたw

2010/12/30 (Thu) 18:13 | miyu | 編集 | 返信

オリーブリー

ysheartさんへ

こんばんは。

〆に良い映画を観れて良かったです。
大掃除の合間に観に行って、急いで書いてしまったの(;^_^A アセアセ・・・
そのように言って頂いて、嬉しいです〜お心遣いありがとうございますペコリ(o_ _)o))

この作品は、可音を誰が演じるかで随分質が変わったと思います。
桜庭ななみさんは大正解でしたね〜まだお若いのに、凛とした佇まいもセリフ回しも上手でした。
少女と女の境界が、あまりにも魅力的に感じたので、危うい関係を余計に心配したんだ思いますよ(笑)
普通の殿方なら、もう、ね、、、(苦笑)
今後の作品も楽しみにしています♪

2010/12/31 (Fri) 00:31 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

にゃむばななさんへ

こんばんは。

役所さん、CMでは「ハウちゅ」とか「卵」に、思わず噴出しちゃいそうになる笑いですが(爆)
流石、映画になると渋いし上手い!!
ちょっと薄汚れた武士であっても、持ってるスピリッツが伝わってきます。

2010/12/31 (Fri) 00:37 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

SOARさんへ

こんばんは。

ゆうさんの気配りや鋭さ、佇まい、良かったです。
色んな事を見てきた眼なのでしょうね。
彼女の女性論(?〜笑)も勉強になりました(*^^*)

2010/12/31 (Fri) 00:47 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

miyuさんへ

こんばんは。

切なくも熱い思いが染み渡る時代劇でした。
男の方ならもっと共感できるのだろうと思いましたけど、私も結構泣けましたよ。
また比喩のような「曾根崎心中」も良かったよね。
なかなか観る機会がないし、情感タップリだったわ。

2010/12/31 (Fri) 03:15 | オリーブリー | 編集 | 返信

KLY

こんばんは

役所&佐藤って本当に大好きなんです。今風のイケメンじゃなくて人間臭いオヤジですけど、そういう俳優が凄く好みなんで。(笑)
そこに頑張ってた桜庭さんが加わって、上手い具合にバランスが取れた気がします。役所さんが「どんどん女優になってきた」と仰ってましたが、確かにその通りで、彼女は凄く成長したなって思いました。『書道ガールズ』の時はただ可愛いだけでしたけど。^^;

あ、『人生万歳!』の方はコメント差し控えますね。久しぶりに怒り心頭不愉快満タンになったんでろくなこと書けないから。(笑)

今年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎え下さい^^

2010/12/31 (Fri) 04:28 | KLY | 編集 | 返信

オリーブリー

KLYさんへ

役所さん、佐藤さん、謙さん、今、日本を背負う俳優さんでしょうね。
男の人って、年齢がいくと人間味が出て、味わい深くなりますから魅力的ですよ。
そう思うと女性の方が、「どーしてこーなっちゃったの???!」と、愕然とする女優さんが多いです(;^_^A アセアセ・・・
桜庭さんの今後も注目しますねっ!

今年もお世話になり、ありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いします。
良いお年を〜。

2010/12/31 (Fri) 18:36 | オリーブリー | 編集 | 返信

sakurai

こっちは日本の

王道なんですかね。
忠臣蔵が嫌いな人は見るべきではないのですが、なんせ、めったにお目にかかれない仁左さまを見に行った!というのが、あたしの目的でした。
いやーー、素敵でした!さすが仁左さま。
いままで見た中で、1、2を誇る内蔵助でした。
そうなんですよね、ロビンフッドみたいな広い気持ちで見るべきなんですが、いろいろと突っ込みたくなる悪い癖・・・。
いつか大胆な「忠臣蔵」が観たいなあ・・・と思っているのですが、無理かなあ、日本じゃ。

2011/01/03 (Mon) 18:00 | sakurai | 編集 | 返信

kira

いまごろ・・

あけましておめでとう〜☆
今年もよろしくー♪♪

やっぱりオリブリたんのレビューは簡潔にして的を突いていて、凄い!!
いいわぁ〜v-63
だけど、男のハナシに色恋が混ざったと言うより
そっちメインだったからこの星の数なのか〜。

>疑似父娘関係が危ういものに発展しないで欲しいと冷や冷や
ワカリマス!!
でも、孫左のあれは、もっと彼も知らない”掌中の珠”を失うことへの郷愁だったように思えました。

苦悩を分かち合いたい吉右衛門=佐藤さんも出過ぎず、伝わってくるものがあり、よかったです。
これは私のお気に入り時代モノになりました♪

2011/01/04 (Tue) 11:58 | kira | 編集 | 返信

オリーブリー

sakuraiさんへ

仁左さま…。
ふんふん。
sakuraiさんの好み、大体分かってきたかも(爆)

こちらの作品は「忠臣蔵」大石内蔵助ありきって土台が、まず観る人にどうあるかって、ので違ってくるのかも知れませんね。
日本人だからって、みんながみんな「忠臣蔵」好きでもないわけだし…。
KLYさんがどちらかで言われてたと思うのですが「武士に直接触れたこともないのに、武士魂が伝わってしまう日本人のDNA」みたいな(笑)
そんな感じを受けました。

2011/01/04 (Tue) 16:03 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

kiraたんへ

あけおめ〜ことよろぉ〜(*^-゚)vィェィ♪
お互いバタバタとした1年だったけど、今年もお目当ての作品は見逃さないよう頑張ろうね!

良い作品が観れて、年末掃除の合間に無理して出かけて正解でした。
そうなんだよねぇ〜ガンチンコ勝負ではないにしても、予想以上に色恋がメインで、チトあれれぇ〜だから★は少なめ(;^_^A アセアセ・・・

孫左は”掌中の珠”である可音とも断ち切ったんでしょうね。
様々な思いを感じられる孫左の最後でした。
まあ、とにかく役者さんたちが皆上手い!
後は日本の風情や情感がイイ!!
心に残る時代モノでした(*^^*)

2011/01/04 (Tue) 18:36 | オリーブリー | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック

この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 有名な赤穂四十七士の生き残りと、討ち入り前夜に逐電して生き残った2人の侍がいた。討ち入りから十六年、二人の忠臣蔵はいまだ続いていたのだった…。『四十七人の刺客』の池宮彰一郎の同名小説を映画化。監督は『北の国から』の杉田成道。生き残った2人の武士を役所広...
  • 2010.12.29 (Wed) 05:18 | LOVE Cinemas 調布
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 監督: 杉田成道
  • 2010.12.29 (Wed) 16:20 | あーうぃ だにぇっと
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 公式サイト。池宮彰一郎原作、杉田成道監督、役所広司、佐藤浩市、安田成美、笈田ヨシ、山本耕史、伊武雅刀、桜庭ななみ、風吹ジュン、田中邦衛、片岡仁左衛門。6年前、NHK金曜時代 ...
  • 2010.12.29 (Wed) 16:41 | 佐藤秀の徒然幻視録
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵 古き良き時代劇
  • 【{/m_0167/}=51 -14-】 先週末同様、今週末も仕事、次の休みは23日の祝日だ、海に浸かりたいよ〜(ノд-。)クスン しかし、役所広司さん、どんな役回りであっても、あかん、やっぱ「だいわはうちゅ〜」がちらついてしまう、俺。  赤穂浪士の討ち入りから16年。大石内蔵...
  • 2010.12.29 (Wed) 16:52 | 労組書記長社労士のブログ
この記事へのトラックバック
  •  『最後の忠臣蔵』
  • 想いを押し殺す。無二の親友を失いかけようとも、かつての仲間から卑怯者と罵られようとも、大石内蔵助の忘れ形見・可音が幸せに嫁がれるまではどんな想いとて押し殺す。それが瀬 ...
  • 2010.12.29 (Wed) 16:53 | こねたみっくす
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵/役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ
  • 映画会社5社による共同企画「サムライシネマ キャンペーン」のとりを飾るのは冬の風物詩とも言える「忠臣蔵」を題材にした池宮彰一郎の同名小説を『北の国から』の杉田成道さんが ...
  • 2010.12.29 (Wed) 18:19 | カノンな日々
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 『四十七人の刺客』の池宮彰一郎が忠臣蔵の後日譚を描いた同名時代小説を 映画化。 赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件の前後にそれぞれ姿を消した二人の男の 使命を全うするべく私心を捨て忠義に殉ずる姿を描く。 討ち入り前夜に逐電した瀬尾孫左衛門を役所広司が、討ち…
  • 2010.12.30 (Thu) 02:07 | だらだら無気力ブログ
この記事へのトラックバック
  •  『最後の忠臣蔵』
  •   □作品オフィシャルサイト 「最後の忠臣蔵」□監督 杉田成道□脚本 田中陽造□原作 池宮彰一郎□キャスト 役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、安田成美、笈田ヨシ、山本耕史、伊武雅刀、風吹ジュン、田中邦衛、片岡仁左衛門■鑑賞日 12月11日(土)■劇場...
  • 2010.12.30 (Thu) 09:21 | 京の昼寝〜♪
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 監督は 杉田成道。 原作は池宮彰一郎。 赤穂浪士の吉良邸討ち入りの後、 姿を消し、生き残った二名の男、 瀬尾孫左衛門、寺坂吉右衛門に、 焦点を当てた作品です。 主演は役所広司、佐藤浩市。 桜庭ななみ、山本耕史、笈田ヨシ、 伊武雅刀、安田成美等が共演。 討
  • 2010.12.30 (Thu) 14:18 | 花ごよみ
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 『四十七人の刺客』などで知られる池宮彰一郎の同名小説を、テレビドラマ「北の国から」シリーズの演出を手掛けた杉田成道が映画化。物語:赤穂四十七士の最後の生き残り・寺坂吉 ...
  • 2010.12.30 (Thu) 16:29 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
この記事へのトラックバック
  •  『最後の忠臣蔵』・・・16年後、完結の日
  • 吉良邸討ち入り後に姿を消したとされる寺坂吉右衛門。四十七士の中で唯一切腹を免れたこの人物と、討ち入り前の江戸潜伏中に逐電した数名の中の一人として名が残っている瀬尾孫左衛門。元禄赤穂事件、いわゆる忠臣蔵にかかわりながら生き延びてしまったこの二人のその後を...
  • 2010.12.30 (Thu) 17:09 | SOARのパストラーレ♪
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  •  『生き尽くす。 その使命を、その大切な人を、守るために。』  コチラの「最後の忠臣蔵」は、池宮彰一郎の同名小説を映画化した12/18公開のセンチメンタル時代劇です。監督は、 ...
  • 2010.12.30 (Thu) 18:13 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵・・・・・評価額1700円
  • 日本の師走の定番と言えば、何と言っても「忠臣蔵」である。 元禄15年12月14日に起こった、赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件を題材とした物語は、実に300年間に渡って、人形浄瑠璃や歌舞伎、近代以降では映...
  • 2010.12.31 (Fri) 00:29 | ノラネコの呑んで観るシネマ
この記事へのトラックバック
  •  『最後の忠臣蔵』の販売戦略
  •  【ネタバレ注意】  12月14日は元禄赤穂事件(いわゆる忠臣蔵)の討ち入りの日として知られるが、1985年の12月14日は映画『サンタクロース』が封切られた日だ。  サンタクロースが登場する映画は少なくな...
  • 2010.12.31 (Fri) 14:55 | 映画のブログ
この記事へのトラックバック
  •  「最後の忠臣蔵」
  • いいよねえ、演出も演技も美術も撮影もすべて堂に入ってて。 そうか? あら、またあなたのあまのじゃくが始まった。近頃こんなかっちりとできた時代劇ないんじゃないの。 まあねえ、技術的には言うこ...
  • 2010.12.31 (Fri) 15:29 | 【映画がはねたら、都バスに乗って】
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 今年の映画は今年のうちに!第二弾・・・
  • 2011.01.03 (Mon) 18:01 | 迷宮映画館
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 最後の忠臣蔵'10:日本◆監督:杉田成道「北の国から」(TVシリーズ)「ラストソング」「優駿 ORACION」◆主演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、安田成美 ...
  • 2011.01.04 (Tue) 11:38 | C'est joli〜ここちいい毎日を〜
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  • 2011年1月1日(土) 20:55〜 TOHOシネマズ川崎2 料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:未確認 『最後の忠臣蔵』公式サイト 忠臣蔵、その後。 忠臣蔵を観たこと無くても、アサノタクミノカミ、キラコウズケノスケ、オオイシクラノスケ、シジュウシチシの...
  • 2011.01.04 (Tue) 15:32 | ダイターンクラッシュ!!
この記事へのトラックバック
  •  「最後の忠臣蔵」感想
  •  池宮彰一郎原作。年末時代劇スペシャルの定番「忠臣蔵」の後日談を、実力派・役所広司、佐藤浩市主演で映画化。  本作の影響で、悪役のイメージの強い吉良上野介義央だが、地元...
  • 2011.01.07 (Fri) 19:12 | 狂人ブログ 〜旅立ち〜
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵
  •  『最後の忠臣蔵』を有楽町の丸の内ピカデリーで見てきました(ネタバレあり)。 (1)この映画はどうしても『十三人の刺客』と比べたくなってし...
  • 2011.01.09 (Sun) 18:16 | 映画的・絵画的・音楽的
この記事へのトラックバック
  •  ■映画『最後の忠臣蔵』
  • 討ち入りで“死に損ない”、その後の人生を“生き損なった”男の生き様を、日本を代表する二人の俳優、役所広司と佐藤浩市が迫真の演技で見せている映画『最後の忠臣蔵』。 浅野内匠頭の松の廊下での狼藉から切腹、そしてその後の47人の赤穂浪士の吉良上野介邸への討ち...
  • 2011.01.11 (Tue) 03:42 | Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵 (上)
  • 近年、主に藤沢周平の小説を原作とした正統派時代劇が積極的に映画化されていますが、それらにほぼ共通するのは封建制が成熟しきった江戸時代における「武士の生き様」を描いている点で、本作のテーマは、たとえば『必死剣 鳥刺し』のそれとほとんど差異はないでしょう。
  • 2011.01.17 (Mon) 17:35 | WEBLOG:e97h0017
この記事へのトラックバック
  •  最後の忠臣蔵 (下)
  • 本作のテーマ表現のもうひとつの核となる武士の生き様についての描写もまた「美しさ」を伴って表現されていたということになると思います。『必死剣 鳥刺し』における「武士の生き様」は、そのレビューでも書いたとおり、ラストシーンの壮絶な殺陣に代表される剣によって
  • 2011.01.17 (Mon) 17:37 | WEBLOG:e97h0017
この記事へのトラックバック
  •  『最後の忠臣蔵』
  • '10.12.25 『最後の忠臣蔵』@丸の内ピカデリー 忠臣蔵好きなのでこれは見たかった。映画ブロガーさん達の評判もよかったので期待大。 *ネタバレありです 「吉良邸討入り直後、大石内蔵助の密命を受け逐電し、旧赤穂藩士の家族達に、心付を渡す役目を密かに果たしてきた...
  • 2011.02.04 (Fri) 00:49 | ・*・ etoile ・*・