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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

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12世紀末。
弓の名手、ロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は、イングランドの獅子心王、リチャード1世(ダニー・ヒューストン)率いる十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた。
王が落命し、王冠を持ち帰る騎士ロバート・ロクスリーが闇討ちされる現場に遭遇したロビンは、ロバートからノッティンガム領主である父ウォルター・ロクスリー卿(マックス・フォン・シドー)に剣を届けて欲しいと頼まれる。
ノッティンガムにやって来たロビンは、ウォルターからロバートの身代わり役を頼まれる…。


12世紀のイギリスを舞台に、伝説の義賊“ロビン・フッド”の物語を映画化した歴史スペクタクル大作。
ロビン・フッドが民衆のヒーローへと成長していく過程に焦点を当て、史実とフィクションを織り交ぜたストーリーと迫力のアクションで描き出す。

2010年 12/10公開 アメリカ/イギリス映画
監督 リドリー・スコット監督
史実と架空の絶妙なバランス{★★★㊤3/5}

政治的なメッセージや社会批判を含めた、リドリー・スコットらしいエンタメ歴史活劇でした。
帝政期ローマの「グラディエーター」、十字軍遠征「キングダム・オブ・ヘブン」に続く、ヨーロッパ史3部作のようでもあり、光と影の中に漂う特徴ある映像も細部まで丁寧で美しいです。

ストーリーは至ってシンプル。
騎士ロバートの最期の願いを引き受けたロビンは、リチャード王の弟ジョン(オスカー・アイザック)に王冠を渡した後、ノッティンガムにやって来る。
ロックスリー卿に剣を返したロビンは、息子の身代わりになって欲しいと頼まれ、引き受けた。
ロバートの未亡人マリアン(ケイト・ブランシェット)と次第に心が通い合うが、新王ジョンの悪政に怒りや反乱でイングランドが混乱する中、ゴドフリー(マーク・ストロング)の導きで、フランス王フィリップの軍勢が海峡尾を渡り、イングランドに危機が迫ってくる。

シャーウッドの森に住み、伝説の“義賊”となったロビン・フッドの、いわばビギニング・ストーリーです。
もしかするとシンプルすぎて雑かも知れませんが、複数の実在する人物と史実を上手く混ぜ合わせ、ロビン・フッドを実在感のあるヒーローとして描いているのはお見事です。
剣に刻まれた「ライオンハート」の文字や「マグナ・カルタ」など、ロビンが運命に導かれていくプロセスは、リアリティーな歴史観を与えられます。
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クライマックスは、「プライベート・ライアン」のノルマンディー上陸シーンを思わせるような戦闘シーン。
緑の大陸、白い崖、青い海岸と、迫力あるスペクタクル映像はハリウッド大作の定番。
独自の視点で捉え、あたかも事実であるかのように描いていくリドリー作品に、更に説得力を加えるのは俳優さんたちの演技でしょう。

リドリー作品の常連、男臭いアウトローがしっくりと嵌るラッセル・クロウは、きっちりと体も作り、ロビン・フッドが実在したヒーローであるかのような体感をさせてくれます。
男勝りなマリアンを演じたケイト・ブランシェット。
時折見せる大人女性のコミカルさにクスッとなります。
甲冑姿は黄金期クイーンと重なる人がたくさんいらっしゃるかも。
ハリウッドスターの共演は、華やかで楽しく観れますが、お二人の安定した演技があって、またこの作品に実在感があるのでしょう。
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二時間半は超えたかと思いますけど、長さは感じず、大きな可もなく不可もなく、誰でもそこそこ楽しめる映画と思います。
これから冬休みやお正月、もし観るものがない…なんて時に、お勧めの1本です。
2010.12.10 / Top↑
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