FC2ブログ

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

9340_13125835893DAYBREAKERS.jpg

2019年、人類のほとんどがバンパイアと化した近未来。
ヴァンパイアの食糧源である人間の数が減少する一方で、血液研究者のエドワード・ダルトン(イーサン・ホーク)は、人間に危害を与えずに済む代用血液の開発に奮闘するが…。


バンパイアが世界を支配すると言う、これまでの立場が完全に逆転した独創的な世界観を描くSFアクション・スリラー。

2010年 11/27公開 オーストラリア/アメリカ映画
監督  ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ
逆転社会の問題点{★★★㊤3/5}

ヴァンパイアが様変わりした映画が多い近年、SFと組み合わせた趣向や発想がとりわけ新しいと感じる作品でした。
コウモリから発生したウイルスで人類のほとんどがヴァンパイアとなり、食料問題、つまり人間不足となり、生血が危機的状況に陥る世界が舞台です。
餓えたヴァンパイア同士で吸血したり、自分の血をすすると“サブサイダー”という凶暴なモンスターへと変貌する設定で、グロテスクなクリーチャーが登場するのも面白い。
ヴァンパイアになっても特権階級と貧困層の格差があり、人間(食料)確保の抗争、自己利権などなど、元々は人間だったから、結局、生き残るためには何でもやりましょうな性質は変わらないみたい…。

合成した代用血液の開発にやっきになる製薬会社社長のブロムリー(サム・ニール)は、人間を家畜のように工場で飼育し生血を供給していますが、エドワードは生血の代替技術を開発し、人間の命を守ろうと考えています。
ある日、逃亡中の人間と知り合ったエドワードは、人間に戻ったと言う、元ヴァンパイアのコーマック(ウィレム・デフォー)の話から、治療法(?)を思い付きます。
337607view005DAYBREAKERS.jpg
2421_6800930453DAYBREAKERS.jpg
中盤、それ、あり?とか、人間救出するなら明るい内に動けば良いのに…とか、終盤の人間に戻る方法には、えっ!なら、燃える必要はなかったんじゃぁ…?!とツッコミたくもなりますが、ストーリー展開は次々と見せ場があって、グロイはエグイはスプラッターだわ…のめり込んでしまいました。
容赦なく血肉が飛ぶので、先の「ぼくのエリ 200歳の少女」でもダメだった方にはもっとダメだと思います。

全体的にブルー系のビジュアルがクールな印象で、ワイングラスに注がれる血の生々しさ、かき回すと段々赤くなっていくコーヒー、紫外線や警備の警告音、シールドされた車、駅のコーヒーショップ血液型分類など、細かいビジュアルに拘りがあって美しくもありました。
タバコを吸ったり地下鉄通勤するヴァンパイアって斬新(笑)
一方で、日光に弱かったり、犬歯のような牙や首元にある傷跡とか、オーソドックスなヴァンパイアが返って新鮮に見える作品になっていたと思います。
また“サブサイダー”の処刑シーンやラストのオチは、エゴや支配、生存競争、過去の恥など、現代社会に置き換えられるテーマでした。
822_7312507290DAYBREAKERS.jpg
「ガタカ」もそうでしたが、イーサン・ホークには近未来モノも良く似合います。
今回は危険を冒しながら苦悩奮闘する、知性と人情味のある繊細な役柄でしたが、幅広いジャンルをこなす俳優さんだとまたまた見せ付けられました。
2010.12.02 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://jdyk060911.blog93.fc2.com/tb.php/715-0aa3c054