綴り字のシーズン
2007, 03. 23 (Fri) 01:05

大学教授で完璧主義者のソール(リチャード・ギア)は、妻ミリアム(ジュリエット・ビノシュ)、
優秀な息子アーロン(マックス・ミンゲラ) 、娘のイライザ(フローラ・クロス)と理想的な家族を築き上げてきた。
イライザ(フローラ・クロス)がスペリング大会で優勝したことから、家族の運命はしだいに変わっていく。
家族の絆を描いたヒューマンドラマ。
優秀な兄の影に隠れていた末娘の才能が開花したことにより、完璧だった家族のバランスが崩れだし、次々と家族の隠れた一面が浮かび上がってくる。
父親ソールは家族想いだが、家族に関わる全てを自分の思い通りにしてきた所が多々あり、家族も逆らわないでやってきた。
それがイライザの才能にソールが浮き足立つことから、今まで表面化されなかったそれぞれの心の何かが少しずつ見え始める。
息子は異教へ走り、母は幼少の頃のトラウマからか、不可思議が行動を取る。
終始笑顔で優しく接しながらも、どこかで人を傷つけているのに気付かない父親。
そんな家族の変化をいち早く気付くのはイライザ。

中盤あたりまでは、母親の行動がよくわからないし(それが逆に期待も持つけど)最後まで大きな盛り上がりもなく、宗教の哲学的な話など理解には難しいけど、スペリングコンテストの場面は、まあ可愛らしいCGも混ぜながら緊張感もあります。
リチャード・ギアは、その優しそうなお顔の裏にある残酷さも感じられたし、ビノシュの根暗な感じが、問題を抱え疲れ果ててる様子が十分伝わります。
この子供達がとても良いです。
とにかく兄妹思い。
兄は父への反発から(と思いますが)異教へのめり込みますが、いつも妹を思う良いお兄ちゃんです。
お兄ちゃんのガール・フレンドで異教を紹介する女性にケイト・ボスワース。
家族を救うために最後の決断をするイライザに、
大人たちは皆、再生を誓っただろうと感じました。

2005年 12/23公開 アメリカ映画
監督 スコット・マクギー
コメント
おまつまみぃ
この映画、不思議な雰囲気が漂う映画ですよね。
でも、登場人物がそれぞれ、印象に残る映画でした。
子役がうまいわね〜〜、これも!!
多分、ウチのダーがみたら、「何、これ??意味わかんねぇ〜〜」という映画かも〜〜〜(^^;