心のままに映画の風景

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。
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メッセージ そして、愛が残る

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ニューヨークの法律事務所に勤める敏腕弁護士のネイサン(ロマン・デュリス)は、息子を乳幼児突然死症候群で亡くしたショックから、妻クリア(エヴァンジェリン・リリー)と娘を遠ざけるように仕事に没頭する日々を送っていた。
そんな彼の前に人の死を予見出来ると言う医師のケイ(ジョン・マルコヴィッチ)が現れた。
謎めいたケイを疑うネイサンだったが、いくつかの証拠を見せられ自分に死期が迫っていると直感する。
ネイサンは残りの時間を家族と向き合って過ごしたいと願い、ニューメキシコにいる妻と娘の元へと急ぐ。


ギヨーム・ミュッソのベストセラー小説を映画化した人間ドラマ。
人の死が見える男との出会いで自らの運命に気づかされる男の姿を描いたファンタジー・ヒューマンドラマ。

2010年 9/25公開 ドイツ/フランス/カナダ映画
監督 ジル・ブルドス

悔いなく日々を生きるだけ{★★2/5}

静かな水面を滑るように流れていく映像。
白鳥に声をかける少女が、古くなった桟橋に嵌ってしまい、少年に助けを呼びにいくよう求める。
慌てた少年は走り出すが、そのまま道路に飛び出し車にひかれてしまう。
運良く命を取り止めた少年は、医師との一問一答で、死を経験したが戻ってきたと告白する。

その少年がネイサンで少女は妻クレア。
顔は映らないけれど、ネイサンに質問しているのはケイだとマルコヴィッチの声で分かります。
オープニングのシーンは静から動へとインパクトがありましたが、正直、わざわざ助けを呼びに行かなくてもネイサンがクレアを引っ張り上げれば良いんじゃないの?と思いましたし、ネイサンは訪ねて来たケイを全く知らない様子でしたが、臨死体験を問うていたのはケイだとこちらは分かっているので、いくら子供の頃でもこんな特徴的なおっちゃんを何となく覚えていないものなんだろうか?と違和感を覚えました。
結局、このような違和感があらゆる事でつきまとってしまい、スピリチュアルとかドンデン返しとか感動の人間ドラマとかあまり感じませんでした。
337314_01_02_02メッセージ そして、愛が残る
死ぬ運命にある人の身体から発せられる白い光が見え、何をやってもその運命からは逃れらないと言うケイは、自分が“メッセンジャー”であり、死を間近にした人に運命と向き合う時間を与えるのだと話します。
そもそもその“メッセンジャー”の定義が分からなかったです。
運命と向き合う時間を与えると言いますが、ケイの病院に入院している患者さんたちにはできても、布教活動していた男性、自動車に乗り込んだ男女と、見知らぬ他人には何もできないまま。
証拠のように見せた地下鉄構内で自殺した男性にも、彼がどんな境遇で数日前から何度もここに来ているって、そんな情報知ってるなら、声ぐらいかければ?と思ってしまいました。
大学時代の知り合いアンナの件も、いくら運命であってもケイとネイサンの行動が良かったのか悪かったのか…。
大体、ドライバーでブレイカー直そうなんて自殺行為ですよ~命を粗末に考えています。

ネイサンに死が訪れるような流れで話が進んでいくのですが、最初の臨死体験告白ビデオで何となく予想がついてしまったので、ネイサンの不安や戸惑いを客観的に観ていました。
大切な人を失う運命であるネイサンに、ケイの後継者として育てるための訓練か修行のような…。
そこに夫婦や家族の愛を重ねています。
不気味な展開を予感させる音楽や、ファンタジックな映像が不思議な世界観をかもし出してはいますが、死に関するエピソードがこの流れにどんな意味を持つのかからないまま進み、突然場面が変わったり、ラストも匂わせながら終る…みたいな。

終始うさん臭いマルコヴィッチを信用しようとするのは無理だわ(笑)
どこかアジアンな雰囲気の夜の街、草原や砂漠の穏やかな空気感、ビルやオフィスの固くて冷たい印象、リー・ピンビンの映像は神秘的で美しかったです。
ネイサンが死について「水平線の船が見えなくなるように、どこか違う場所で存在する」と娘に言うセリフが印象に残りました。

Comment

うんうん
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マルコヴィッチさん怪しさ120%でしたねぇ。
まあこの役じゃなくても怪しいんですけどね。^^;
そう、私も修行のように見えました。最初は他人の死、
友人の死、自分の死、そして最愛の人の死。
順番に受け入れられるようになって行ったのかな。
でもあの時選択してたって言われてもねぇ…(苦笑)
2010年10月08日(Fri) 23:24
KLYさんへ
編集
こんにちは。

映像と雰囲気は良かったんですが、説得力がないのか、イマイチ入り込めませんでした。
マルコヴィッチなんて、実は別世界からやって来た系でもいけちゃいそうですよね(爆)

2010年10月13日(Wed) 15:53
今晩は☆彡
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リー・ビンビンといえば、空気人形もそうですね。
おっしゃるように白い砂漠の風景、良かったですね。
シリアスなドラマだと思っていたら、死期の予見が
分かるというマルコヴィッチがネイサンのところへ
突然現れて、、、、。あんな展開に。
驚きましたが。もう少しミステリアスな感じでも良かったかな?
2010年10月31日(Sun) 21:19
mezzotintさんへ
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こんばんは。

このような綺麗な映像の映画は、内容はともかく印象には残ります(笑)

>もう少しミステリアスな感じでも良かったかな?

ですね。
ちょっと物足りなかったですよね。
2010年11月02日(Tue) 23:23
わははは
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>終始うさん臭いマルコヴィッチを信用しようとするのは無理だわ

ここ、超受けです。
この映画で、受けたら不謹慎ですが、批判すると不謹慎ですよ!というおごりっぽいものも感じたのも事実。
映像は確かにきれいだったんですがね、どうにも回りくどかったです。
2010年12月14日(Tue) 09:04
sakuraiさんへ
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もうマルコヴィッチってだけで、何かと疑いの目です(爆)
ほんと、そうだわ〜いちいち回りくどかったんだわ。
映像だけでしたよ(;^_^A アセアセ・・・
2010年12月17日(Fri) 19:49












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