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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。


人の夢に入り込み、アイデアを盗むことができるコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、サイトー(渡辺謙)と名乗る男からある依頼を受ける。
それは盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にアイデアを植え付ける、ほぼ不可能に近い“インセプション”というものだった。

一流産業スパイの男を主人公に、スペシャリスト集団が夢の中で繰り広げる危険なミッションを、壮大なスケールで映画化したSFクライム・アクション大作。
「ダークナイト」クリストファー・ノーラン監督のオリジナル脚本の最新作。


夢はどこまでも奥が深い{★★★★㊤4/5}

先行上映で観ました。
面白かったです~!!
よくこれだけ複雑で独創的な設定を考えついたと感心しました。
確かに難解ではあるのだけれど、私達も日常“夢”を見るので、そこを舞台とする出来事は理解に苦しむ世界ではなかったです。
セリフ説明も小難しいことを並べ立てず、場面ごとの映像の切り替えもスムーズに入っていきやすかったです。
冒頭、年寄りメイクの謙さんが出てきた時は、ちょっと不安な気持ちになったのですが(笑)2時間半越え、あっという間でめちゃくちゃ集中して観ました。
とは言え、今だに?な部分もあるし、特に最初の方は忘れかけてるので、これはまた劇場へ行こうと思っています。

メインはもちろんレオ君ですが、わたし的にはジョセフ・ゴードン=レヴィットと、久々に見せ場が多かったキリアン・マーフィ狙いなので、とっても満足した作品でした♪
ジョセフ君は大活躍で、特に二層目での無重力状態がめちゃくちゃカッコ良かったわぁ~♪
彼の日本での認知度が急上昇したのではないでしょうかぁ~♪
6954_5998724937 Inception
スゴ腕のコブですが、国際指名手配犯として米国へ戻れず逃亡の身となっています。
更に妻モル(マリオン・コティヤール)の殺害容疑者であり、彼女がコブのトラウマとなる障害も抱えこんでいます。
強大な力を持つ大企業のトップであるサイトーは、コブの犯罪歴の抹消を条件に、ライバル会社の社長の息子ロバート(キリアン・マーフィ)に“インセプション”の依頼をします。
コブは愛する子供たちと一緒に暮らすため、サイトーの依頼を引き受けました。
コブに取って最大の問題は、彼の夢の中に亡き妻モルが現れて妨害すること。
より深い層まで到達するインセプションの成功のため、長年の相棒アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、「設計士」のアリアドネ(エレン・ペイジ)、「詐欺師」のイームス(トム・ハーディ)、「調合士」のユスフ(ディリープ・ラオ)とチームを組み、サイトーも加えて危険なミッションに挑戦します。

さて、ここからがややこしい…

以下、ほんのりとネタバレ
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ターゲットであるロバートと同じLA便のファーストクラスに乗り込んだ6人は、12時間のフライトの間にミッションを完了させなければなりません。
“インセプション”とは、潜在意識の中に自然な形でアイディアを植えつけることで、そのまま現実世界で持続されていくということのようです。
要はロバートに会社を継いで欲しくないので、そのためにそうなるような種を植えてしまえって感じですね。

一層目、ユスフの夢から次々と色んなことが起こります。
大企業の御曹司ロバートは、潜在意識の防護訓練を受けていたようで、コブたちはいきなり想定外の攻撃にあってしまいます。
サイトーは負傷し、キック係として残るユスフ以外はアーサーの夢である二層目へと移動します…と、この先何層かの夢のミルフィーユ状態へと突入です。

プランの変更やハラハラのアクション、邪魔に入ってくるモル、撃たれたサイトーとロバートはどうなるの、と、夢のルールも頭に置きながら、もう大変です(苦笑)
単純にターゲットの夢に入り込むと思っていたのですが、コブたちが緻密に計画設定した夢の中に、ターゲット(の潜在意識)を招き入れ共有していくのですね(汗)
全員がファーストクラスで目覚めた時は安堵したのですが、ラストのコマの長回しに、ああ、やられたわ、、、と思いました。
わたしはカット前に倒れそうに感じたのですが、これは観る人それぞれなのでしょうか。
7721_12614044181 Inception
所々で都合が良いと感じる部分もありましたし、一流のプロがトラウマ抱え、任務をこなして行く中でそれを克服し、自身のセラピーに繋がったのは良しですが、それにしてもモルを引っ張り過ぎで、コブの個人的感傷がやたらと多いのが気になりました。
ここ最近のレオ君は、不安定な妻を抱えて苦悩する役が続いて、また??!!と気の毒にもなりながら、エディット・ピアフ「水に流して」なんて曲まで流れると、あの顔のマリオンまで浮かんできて、こりゃ、オマージュなのか?と余計な事が過ぎっちゃいます。
なので、観賞後はそれが難点だと思いましたが、あれこれ考えていくと、もしかして、ロバートのインセプションは建て前であり、本来の(チームの)目的は、モルの亡霊に囚われてしまったかのようなコブの(潜在意識)再生を目的としたミッションなのかもしれない、そんな推測も出来るのかな~と、色々深読みしてしまう…誰か止めて(苦笑)


以下は夢のルールみたいなもの。

*夢は現実世界よりも時間の速度が遅い。

*夢から醒める方法は、キック(音楽や水など、体の平衡を乱すきっかけ)か、夢の中での死。

*夢と現実を見分ける方法には、トーテムというアイテムを使う(コブは駒)。

*睡眠状態を安定させるためには、強力な鎮静剤が必要。

*強力な鎮静剤を使用し、夢の中で死ぬと「虚無」に落ちこむ。

「虚無」が一番の難解でしょうか、過去、コブとモルもこの「虚無」に居たようで、列車に轢かれ自殺して現実に戻ったようです。
なので、「虚無」に居たサイトーも彼を探しに来たコブも自殺して戻ったってことになるのかな。
まあ、いずれにしても「死」が「戻る」になるみたいです。
あと、夢と現実の区別をするトーテムの設定も意味があったと思いました。
これは人それぞれと言うことも肯けます。
ちなみにわたしは、急いでいても足が動かず走れない、電話をかけたくても番号を押せない――
夢の中でこんな状況下によく置かれ、イライラしています。(ストレスか…)
「夢オチ」の映画はがっかりが多いですが、日常的な夢がまるで非日常である斬新なアイディア勝利の作品だと感じました。

20106年 7/23公開 アメリカ映画
監督 クリストファー・ノーラン
2010.07.22 / Top↑
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