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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

踊る大捜査線 THE MOVIE 3
湾岸署を襲った最悪の猟奇的連続殺人事件から7年。
強行犯係係長に昇進した青島俊作刑事(織田裕二)は、高度なセキュリティシステムが導入された新湾岸署への引越しを一任される。
引越しの最中、湾岸署管内で次々と事件が発生し、新湾岸署からは青島らの拳銃が3丁盗まれ、連続殺人事件へと発展していく――。

過去2作、いずれも興行収入100億円を超えた大ヒットムービーの第3弾。


踊るらしさはどこ{★★★3/5}

どーしよう、、、
「踊る~」のファンとしては感想を辛口にしたくないのですが、あまりにも楽しみにしてハードルを思いっきり高くしてしまったのがいけなかったのか…。
土曜のレイトチケット予約して、昼から夕飯の支度して、友人の結婚式で帰ってくる息子の夜食も用意して、大雨の中で大混雑の駐車場内を2往復して、長い予告も我慢して、オープニングのお決まりのコネタ(?)からテーマソングには鳥肌だったのに、帰りの足がこんなにも重くなるなんて。。。

和久さん亡き後、キャストを含め踊るメンバーの意思は分かるのですが、引越しのどたばた作業の中、詰め込み過ぎて何をどうしたかったのか…。
半分は要塞に閉じ込められるし、全員一丸となっての足の捜査も無く、展開が徐々に核心に近づいていく独特のテンポの良さと間が全く無い。
脇役さんでも何かひとつ印象に残る芝居やオチを見せてくれるアットホームな感じが魅力なのに、それも無い。
これまでの「踊る」なら的確に伝わってきたものが何も感じられませんでした。


ネタバレ


100223_odoru_3_sub4踊る大捜査線 THE MOVIE 3
刑事課強行犯係になった「湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」の篠原夏美(内田有紀)(ついでに渡辺えり子も出れば良かったのに~笑)や「交渉人 真下正義」で人気者になった木島丈一郎(寺島進)などスペシャルやスピンオフのキャラクターに、和久平八郎(故いかりや長介)の甥、和久伸次郎(伊藤淳史)、美味しいトコ持ってった研修生の王明才(滝藤賢一)、警視庁刑事部捜査一課管理補佐官・警視の鳥飼誠一(小栗旬)など新旧キャラが合いまみれて豪華です。
これまでの犯人9名も登場して、写真だけでもどんな事件の犯人だったかと思い出す楽しみもあります。
恩田すみれ(深津絵里)のストーカー野口達夫(伊集院光)、「歳末特別警戒スペシャル」鏡恭一(稲垣吾郎)、「THE MOVIE2」増田喜一(岡村隆史)のワンシーン出演はファンサービスでもあり、本人達も出たかったのかも知れませんね(笑)
335874view004踊る大捜査線
和久さんは亡くなり、雪乃さんは産休(という設定)、湾岸署も移転し、この映画は続編と言うより、良い方にとれば、もしかしたら新シリーズへのスタート的な作品なのかも知れません。
でも例えそうであっても、犯人逮捕までいくつかの事件が上手く絡み、刑事ドラマでは有り得ないユーモアを交えながら、ふざけていてもやる時はやるぞと全員できっちりオトす個性豊かな刑事たち。
「踊る」の犯人像は、ストーカーや暴力、薬物、猟奇殺人、リストラ、ネット犯罪…と、毎回その時代の社会状況が産み落としてしまった背景があるように思うのです。
なので、大物から小物まで今度の犯人は、、、とそちらの期待もあります。
新しい犯人をキャスティングせず、どうして「THE MOVIE」日向真奈美(小泉今日子)をそこまで引っ張るのでしょう。
医療病院にいながら犯罪を導いていたなんて、ちょっと無理があるし、脱獄も逃亡も目的ではなく、死に場所のつもりだった旧湾岸署で爆破と共に美しく散るって、何だかこじつけみたい。
オマージュや伏線はほどほどにして、彼女はすごくインパクトがある犯人だったので、「THE MOVIE」でおしまいにしておいて欲しかったです。

真奈美に洗脳されてしまう須川圭一(森廉)は、テレビ第1話やスペシャルで登場した小生意気な小学生。
「お金がない!」でブタの貯金箱を大切にする織田裕二の弟だった子役の頃から、もうこんなに大きくなっちゃって、って、面影ないし(苦笑)

こちらも今回は控えめなボケでした~後ろの“不要”のシールと記者会見が爆笑!

335874view007踊る大捜査線
所轄と本庁のバトルも、詰まらないですね。
「THE MOVIE2」の一倉正和(小木茂光)が警視庁刑事部捜査一課管理官・警視正になっているんですが、彼は“所轄は!!”と、ただ頭ごなしに怒鳴るだけで、新城賢太郎(筧利夫)や沖田仁美(真矢みき)のように面憎い見下し官僚体質を感じないのです。
平らく言えば、オーラなし。
鳥飼誠一がその代わりなんでしょうが、こちらも立ち位置に曖昧さを感じて弱い印象でした。
憎たらしければ憎たらしいほど、ラストでは所轄バンザイ、ああースッキリした!なのに、今回はそれもないです。

警察庁長官官房審議官警視監の室井慎次(柳葉敏郎)も、眉間のしわが深くなり、ずっと会議室で苦虫つぶしてるだけで、「青島にかける」とか言っても何だか今回は嘘っぽくて(泣)
下っ端と官僚の信頼と正義と友情は何処へ…
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和久さんの事は折り込み済みだし、あのように言葉で表現できない味のある演技やシーンを誰かに期待していませんが、青島の病気ネタにしても、すみれさんの告白(?)にしても中途半端で共感とかできなかったです。
真下正義(ユースケ・サンタマリア)も飄々としてるけど、シリーズで撃たれた時の演技に感動したし(笑)交渉人もなかなか素敵だったのに、段々、詰まらない男になっていくみたい…(スピンオフは決まりでしょうか)

何年ぶりでも役者達は戻ってきて、キャラになり切り息の合った演技を魅せれる。
青島と室井が軸でしょう~そこはブレないで欲しいですが…。
次回は「踊る」らしい素晴らしい脚本書いてください。

2010年 7/3公開 日本映画
監督 本広克行
2010.07.04 / Top↑
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