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年間322日間出張している“リストラ宣告人”ライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)の目標は、マイレージを1000万マイル貯めること。
彼の人生哲学は、バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないこと。
ある日、ライアンは自分と同じように出張で各地を飛び回っているアレックス(ヴェラ・ファーミガ)と出会い、意気投合するが……。

ウォルター・キルンの同名小説を基に、
リストラ担当の男の人生から、現代人を取り巻く様々な問題を描き出すハートフル・ヒューマン・ストーリー。


地に足がつかない分だけ貯まったマイレージ{★★★★4/5}

年代を選ぶかとも思いますが、この映画、私は好きです。
ジョージ・クルーニーはハリウッドでも常に注目の俳優で、ロマンスグレーと言ったら、まだ50歳前なので失礼かも知れませんが、ゴージャスでユーモラスで品があってハイソなおじさまなイメージ♪
これまでの作品で、自分的には“これ”と思えるのがなかったのが正直なところです。
が、これは今まで観た中でも一番良かったのではないかな~好みだわ~と思える作品でした。
内容は現代社会が抱える深刻な社会問題だと思いますが、そこを堀り下げずシュールにコミカルに、言わんとするものは明白に描かれていました。

あらすじはこんな感じ。

敏腕リストラ宣告人のライアンは、年間のほとんどをかけてアメリカ中の空を飛び回る。
深い人間関係を避け、自由な人生を楽しむ独身主義者。
たまに帰る自宅アパートには生活の匂いは一切なく、必要な用品はキャリーバッグの中。
食事も出るしお酒もある飛行機の中が、彼にとっては快適なホームのよう。
リストラ宣告など人から敬遠されそうな非情な仕事をそつなくこなし、マイレージを1000万マイル貯める目標で軽く生きるライアンは、キャリアウーマンのアレックスに出会い、似た者同士で意気投合。
知的でセクシーなアレックスは、特別何も求めず2人の時間を優しく心地よく包み込んでくれる。

会社では、リストラ宣告をネットですれば経費削減できると提案する新入社員ナタリー(アナ・ケンドリック)に、
今時のネット依存を否定する反面、解雇宣告人の自分がこの先もしや切られるかもしれない?そんな危機感よりも、出張がなくなったら居場所とマイルを失う…そちらの方が心配なご様子…。
直接相手と面談し語りかける大切さを説くと、案を受け入れようとするオーナー、クレイグ・グレゴリー(ジェイソン・ベイトマン)の命令で、ナタリーを連れて現場研修をすることになる。
タイプの違う女性2人の出現が、ライアンに変化をもたらすことになり――。
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上司の変わりに従業員に解雇を告げる職業が本当にあるのかどうか知らないけれど、それにしても初対面の人間にクビを言い渡されるのはなんだか悲しい。
でもこの映画は、リストラする企業やそれを取り巻く社会情勢をつつくのではなく、勧告された人たちの吐露を描写すると同時に、そういう状況に疑問を持たない人物(ライアン側)を描きながら、少しずつ己の人生観に対する心境の変化を描いています。
自分はリストラ勧告のスペシャリストで、テクニックさえあれば、逆に彼らの肩の荷を降ろしてあげてると思っているライアンは、年中飛行機を乗りまわした結果、得てきた要領の良さとあちらこちらでワンランク上のサービスを受けて優越感に浸り、空港やホテルで無駄な動きはせず、完璧かつスマートな行動に満足していた。
新人らしく意欲に燃えてるナタリーとの温度差、割り切った大人の関係のアレックス、疎遠な家族の結婚式がきっかけで、ライアンは次第に自分の人生を見つめ直すことになり、
人に向けた自分の言葉で、はたと気づいたり、時折、どこか純粋で滑稽にも見えてくる彼が、決して非情な人間でなく(ある意味、そうならざるおえない職業)後ろめたさもあるのだろうと思えてくる。
景気の影響を受け経費削減のために出張費を削ろうとしているライアンの会社も、そのうち犠牲者が出るのかもしれない。
目標の1000万マイルを達成したら…
その影にはライアンが解雇を告げた多くの人がいると言う事…
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クルーニーがカッコイイ!
前半はクール、後半は空虚、どちらの表情も絶品♪
ラスト、空港でボードを見上げる表情は何を何処を語ったのだろう。
明確には分からないけど、先の人生に立ち止まったことで確実に何か見えたのだと感じました。
そのままエンドに流れる曲も彼の心情の延長にあるようで良かったです。

ヴェラ・ファーミガは化ける女優さんですね~。
「縞模様のパジャマ~」「エスター」と、その作品の度に全然違う印象!
今作では女の二面性(?)
ライアン以上にしたたかで割り切りがあり貫禄さえ感じました。
アラフォーなラブものもあるのかな~と思ったけど、途中からあまりにもサバサバした感じに、うん?もしや?となったけど、このオチ、ちょいキツイね(苦笑)
その後の電話もまた凄いわ~あくまでもそうなんだ!!(お見事)

新米らしい勢いがあるけど、まだまだ世間知らずなナタリーを演じたアナ・ケンドリックも上手でした。
現代の若者らしくネット依存かと思えば、結婚願望はオーソドックス(笑)
アレックスとの乖離が笑えるし、現実知らないうぶさもありますね。
四角四面な彼女のキャラクターが、時間の経過と共に少しずつ人間らしくなっていくのが良かったです。

ビンガムに解雇を宣告されるJ・K・シモンズ、機長にサム・エリオット。
リストラされた人たちの新たな生活が語られるのもホッとします。
脚本はモチロン、ジェイソン・ライトマン監督「サンキュー・スモーキング」「JUNO/ジュノ」に続き、斬新な切り口でまた良作が生まれたと思いました。

2010年 3/20公開 アメリカ映画
監督 ジェイソン・ライトマン
2010.03.25 / Top↑
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