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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

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1990年代。
自称米軍パイロットのジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐(堺雅人)は、
片言の日本語と整形した高い鼻でアメリカ人になりすまし、弁当店を営むしのぶ(松雪泰子)を騙し、
博物館学芸員の春(満島ひかり)、銀座のホステス未知子(中村優子)にも目を付け接近する…。

実在の日本人結婚詐欺師で推定1億円を騙し取った男の人生と、彼を取り巻く3人の女たちの人間模様を描く。


嘘を続けた日々は、知らぬ間に現実になってしまうのか{★★★★4/5}

“第1部 血と砂と金”のタイトルで、湾岸戦争にフセインや我が国の総理など史実のフィルムが流れながら、官僚の藤原(内野聖陽)のショートストーリーで始まります。
(海賊版撲滅ビデオマンが出た後だったのですが、何かの予告?と半信半疑だったです~苦笑)
その頃のお話なのねぇ~と何となく政治色を感じ“第二部 クヒオ大佐”の本編が…。

どーしてこんなにキナ臭い男を信じてしまうんだろう!!
どこからどぉーみても日本人だよっ(笑)
片言の日本語を意識しながら話すほど滑稽で笑えるクヒオ大佐ですが、
弱い女性の切ない心の中に何かしら愛を与えてしまってるロマンチックなラブストーリーでした。
クヒオと絡む女性たちだけでなく、彼女達の周りの人物との会話の間が絶妙で、アイテム的な伏線も含めテンポが良かったです。
しのぶの弟達也(新井浩文)とのやり取りはかなり笑えました♪

本来なら弱みに付け込みお金を騙し取るような憎き男であるクヒオは、
その手口が女性の喜びそうなツボを押さえているかと思いきや、かなり稚拙だったり、
幼少から背負っているトラウマなど物語が進むに連れ、次第に女性の敵ではないように感じてしまいました。
ちょっとチャーミングかもしれません(笑)

騙す=お金
それが目的とはあまり感じなかったんですけど、
でもね、、、
やはり、罪は罪ですから…
333641view005クヒオ大佐
ラストは冒頭の第一部が絡んできてファンタジー(クヒオの妄想)っぽくもなりますが、(でも社会通念もあるので、チョイ考えますよ)
しのぶは本気でクヒオを愛していて彼が嘘をついていようが何であろうが関係なかったと言うのです。
どこか不信感はあったものの、真実を知ったらあえてそう思うしかなかったのかな~とも思いますけど。
彼女のような免疫のない純粋な女性がいるからこそ騙し甲斐があるのか、それとも、そんな純粋さを恐れてしまうから、騙すのか。。。
クヒオのターゲットになった三人三様、もし自分ならどのタイプだろう?と想像して見るのも女性には面白いかもです♪

でも嘘って、複雑ですね~
悪気はなくても自分を良く見せたい手段だったり方便だったりしますから。
嘘を突き通す事で平穏を保つこともありますし…

堺雅人は文句なしの俳優さんですね。
演技力はどんなジャンルも確立しちゃったかもしれません。
松雪泰子の献身的な女性が良かったです。

鑑賞後、好きになったらこうなっちゃうものなんだろうねぇ~と友人と話しながら、
でもアンタも私も絶対に騙されない、銀座の彼女に近いよっ~とお互い納得でした。

2009年 10/10公開 日本映画
監督 吉田大八
2009.10.13 / Top↑
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