ファーストフード・ネイション
2009, 09. 29 (Tue) 00:20

売り上げ好調のバーガー・チェーン“ミッキーズ”のマーケティング部長ドン(グレッグ・キニア)は、
パテから糞便性大腸菌検出の報告を受け、調査のためコロラドの工場へと出向く。
コロラド州コーディでは、メキシコから密入国してきた不法就労者たちが、ミッキーズ契約の精肉工場へと送られていた。
エリック・シュロサーのノンフィクション小説「ファストフードが世界を食いつくす」を映画化。
ファーストフード業界の内幕を暴いていく。
ギョーザも同じ、、、(´Д`|||) ドヨーン (WOWOWで)
最近、次々とニュースで知らされることになった “食の安全”。
このような作品を見ると、何も口に運べなくなってしまう…(汗)
あくまで架空の企業となっているけど、不法移民をこき使う工場の劣悪な(信じがたい)実態など、かなりリアルに描かれています。
ホラーではないけれど、血なまぐさいの苦手な方は直視できないと思われる場面はチョットあります。
牛とか(食肉)ですから…
当然、解っていることなんですが、あえて考えず避けている部分を見せられると、思わず目をそむけてしました。
工場労働者を底辺に、店舗で働くアルバイト店員、企業調査員、トップの幹部。
ピラミッドの構図で同じひとつの商品に向かっていく過程での事情を、それぞれの位置づけと視点から見せられます。
大量生産と安さを提供するためにどんなことが行われているのか、また安さと安全を求める私たち消費者の思いはどんな結果になっているのか、その現状が恐ろしい。
到底気持ちの良い映画ではないですが、このような作品が作られる事も大切だろうと思います。
グレッグ・キニア、アシュレイ・ジョンソン、カタリーナ・サンディノ・モレノを中心に、
ポール・ダノ アヴリル・ラヴィーン イーサン・ホーク ブルース・ウィリスなども出演。
俳優さんたちも芝居をしているだけではなく、何かしらのメッセージ発信に意味があるんでしょうね。
2008年公開 イギリス/アメリカ/映画
監督 リチャード・リンクレイター
コメント
めえめえ
ハンバーガー
「焼いてしまえば大丈夫」…
ブルース・ウィルスがアメリカの消費者代表のように見えてしまいました(汗)。
メキシコからの労働者の生活も垣間見えて、ヒューマンドラマのようでもありましたね。
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