心のままに映画の風景

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。
2018年06月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2018年08月
TOP映画 た行 ≫ ディファイアンス

ディファイアンス


1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったソ連領ベラルーシ。
両親を殺されたトゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)らビエルスキ兄弟は森の中へ逃げ込み、生きる手立てを模索していた。
やがて彼らの周りには、逃げ惑っていた同胞のユダヤ人が次々に合流してきた。

第二次世界大戦中、1200人もの同胞を救ったビエルスキ3兄弟の英雄的な抵抗活動を、
「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック監督が描く感動ストーリー。
332706_01_03_02ディファイアンス
ユダヤ人狩りで深い森へ逃げ込んだビエルスキ兄弟。
心優しい三男アザエルとまだ幼い末っ子アロンを思いやりながらも、責任感の強い長男トゥヴィアとぶっきら棒な次男ズシュはしばしば対立する。
そんな彼らの元に、森へ逃げこんで来たユダヤ人達が次々と集まる。
トゥヴィアがリーダーとなり、女子供老人もいる集団の中で、小屋を作り、食料を調達し、敵とも戦わなければならない。

戦わないとされていたユダヤ人は、レジスタンスを形成し武装襲撃するが、トゥヴィアは人間の尊厳を失わずに生きることを選びます。
あくまでも武力報復を主張するズシュと、弱い者を守り生き残ることが復讐だと考えるトゥヴィア。
ズシュはトゥヴィアの元を去り赤軍に加わり、
トゥヴィアはゲットーのユダヤ人まで救出し、それぞれが役割を持ちひとつの大きな社会を形成していく。
332706view012ディファイアンス
332706_007ディファイアンス
彼らは単に森に逃げ込んで隠れているのではなく、極寒の極限状態でも人間らしく生きようとし、時にトゥヴィアにはリーダーとして非情な面も現れます。
和を乱す仲間や捕らえたナチス兵に対する彼の判断は、綺麗ごとや道徳感だけでの判断はしません。

リーダーとしての責任に押しつぶされそうになり、誤ったり悩んだり弱みを見せたりするトゥヴィアは、
決して英雄扱いではなく普通の男である描かれ方にも史実であるリアルさがありました。
トゥヴィアが仲間(家族)を守るため、常に最善な判断を貫いていく姿勢が素晴らしいです。

そんな彼を支える三男アザエルのたくましい成長ぶりには目を見張りました。
厳しい環境下、彼の結婚式のシーンは、唯一の美しい希望のようで幻想的な雪景色が印象に残ります。
332706_01_02_02ディファイアンス
今ではボンドのイメージになったダニエル・クレイグ。
強さと弱さ、厳しさと暖かさを持つ寡黙なリーダー・トゥヴィアを、深みのある演技で見事に演じていたのではないでしょうか。
信念貫く目つき(眼力)が凄かったです!

何かと兄と対立するズシュのリーヴ・シュレイバー、どうした?お太りになったみたいけど、
無骨な熊男みたいな外見はともかく、まさに次男って感じがしました(笑)
荒いけど頼もしい男でした。

アザエル役のジェイミー・ベルは「リトル・ダンサー」から母親目線になってしまうので、彼の映画を観る度にその成長を嬉しく思います。
彼の変化と冷静な判断は、仲間に大きな励みになっていたでしょうね~お上手でした!
332706view003ディファイアンス
332706view009ディファイアンス
老人教師のアラン・コーデュナーとマーク・フォイアスタインのインテリ二人も印象に残ります。
トゥヴィアと教師の会話はどこか可笑しく、意外とコミカルな部分もあるし、空爆や銃撃戦もハラハラさせられます。

“ナチス・ドイツ=ヒトラー=ユダヤ人虐殺”は今でも色濃く残りますが、
武力行使したユダヤ人の決して褒められない行動は、これまで彼らを描いてきた悲劇的な映画とは違い、
被害者意識を捨てた側面を通じて、人間が生きる価値や意味を感じると同時に、ガザ地区で起きている事を思わずにはいられませんでした。

2009年 2/14公開 アメリカ映画
監督 エドワード・ズウィック

Comment

ステキ〜ヾ(*´∀`*)ノ
編集
ダニたんでなければ絶対観ない映画でした。
戦争モノだし遠い劇場でしか上映なかったし・・・
特にユダヤとかナチスとか苦手なのよね。

いやぁ〜だけどこれは観てよかったわ e-51
何でも苦手と決めつけて敬遠してるとイケナイよね(^_-)-☆
あ、でも違う人が演じてるとまた感想も違うかも(笑)

内容も史実も興味あったからパンフレットも買った♪
007は買ってないのに(笑)
勉強になったし渋い写真のパンフでした。

ダニたんはボンドのようにスマートじゃなくてもすごくステキで演技も良くて最高でした。
表情を見てるだけで切なくなっちゃった(´;ω;`)
三男の恋を応援して見守る優しい目とかもキュン〜って来た e-272

みんな自然に演じててリアルでとてもよかったです。
厳しい人間関係やちょっと酷な描写もあったけど
美しい森と兄弟の絆と仲間達の団結などなど、見どころたくさんありました。

こういう事実も知ることが出来てよかった。
いい映画なのに上映劇場も期間も少ないねえ(`ε´)
2009年02月19日(Thu) 22:55
こんにちは♪
編集
似てない4兄弟だよな〜、年が離れてるよな〜って思いながら見てました(爆)
ビエルスキ兄弟といえば三兄弟。みたいな扱いで、四男がちょっとかわいそうでしたよね。
三男の成長には目を見張りました。
でも、その後の彼のことがEDで分かって悲しくなりました。
2009年02月20日(Fri) 09:07
こんばんは♪
編集
ホント『ビエルスキ兄弟といえば三兄弟』みたいに書かれている記事もあって、4男君が可哀想でしたね。

う〜む、これ、観て良かった!ダニエルの魅力、再認識しましたv-238
上映期間と上映館が少ないのが、もったいないです。
2009年02月20日(Fri) 18:14
ロクちゃんへ
編集
ダニたん良かったよねぇ〜!
ボンドのイメージなんて微塵も感じさなかった。
頼りがいのある男らしい魅力的な人物だし、その責任感の厚さには頭が下がるわ。

>何でも苦手と決めつけて敬遠してるとイケナイよね

そうそう、まだまだ知らないことだらけで勉強にもなるしね。
特に戦争は避けたい気持ちがあるけど、歴史を知る意味でも大切なことだもの。
オスカー・シンドラーのような人が他にもいるんだものね〜過酷な時にも人間らしく誇りを持てる人物は素晴らしい!
2009年02月22日(Sun) 16:49
ミチさんへ
編集
こんばんは!

>三男の成長には目を見張りました。

うんうん( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
長男と次男の間に入って、盛り上げたり沈めたりと判断はいつも冷静でした。
男の子のこんな成長振りは頼もしくて嬉しく感じますよね〜と、母心〜(^_-)-☆

>その後の彼のことがEDで分かって悲しくなりました。

そうそう〜同じく私も勿体無いと残念でたまりませんでした。
嫁もいい子だったから、何だか可哀想で…
2009年02月22日(Sun) 16:56
あんさんへ
編集
いや〜あんさんのイラスト見ると、ダニたんってこれという特徴がない顔なんだと発見できました(爆)
やはり雰囲気抜群の男なんでしょうねぇ〜内面から滲み出るフェロモンにやられているんだわo(*^▽^*)oあはっ♪(あと、やっぱりしつこく拷問シーン〜爆)

四男は頼りがいのある兄達を持って幸せでしょうね♪(#^ー゚)v
2009年02月22日(Sun) 17:08












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

ディファイアンス
主演が『007 慰めの報酬』が大ヒット中のダニエル・クレイグ、監督は『ラスト・サムライ』、『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィックという非常に良い組合せの作品にもかかわらず、上映館が50に満たない全国ロードショーなのはその重いテーマ故でしょう
2009年02月19日(Thu) 19:36
ディファイアンス
第二次世界大戦中、1200人近いユダヤ人の生命を救ったユダヤ人兄弟の ビエルスキ兄弟の功績を描いたドラマ。1941年、ベラルーシに侵攻したナチスドイツ軍は同地を制圧。 ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まる。 両親を殺害されたトゥヴィア・ズシュ・アザエ..
2009年02月20日(Fri) 01:38
ディファイアンス/Defiance
どうして、クマのほうをハンサムに描いてしまったのだろう...(反省) ナチスドイツによる迫害から逃れ、武力抵抗し1200人のユダヤ人を救...
2009年02月20日(Fri) 07:58
映画 【ディファイアンス】
映画館にて「ディファイアンス」 第二次世界大戦中、約1,200人のユダヤ人の生命を救ったユダヤ人のビエルスキ兄弟の実話を『ラスト・サムライ』のエドワード・ズウィック監督が映画化。 おはなし:1941年、ベラルーシ。両親を殺害されたユダヤ人の兄弟、トゥヴィア(ダ
2009年02月20日(Fri) 09:03
ディファイアンス(映画館)
人間として、生きるための[抵抗(ディファイアンス)]だった
2009年02月20日(Fri) 13:49
ディファイアンス / DEFIANCE
『ラストサムライ』『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィッグ監督最新作。 007のジェームスボンドが定着したダニエル・クレイグを主演に、 第2次世界大戦中に実在した1200人ものユダヤ人を救ったビエルスキ兄弟の話を映画化。 リーダーとなって指揮をと...
2009年02月20日(Fri) 23:09
ディファイアンス
もう一人のシンドラー・・・ ナチス・ドイツの支配下で、逞しく生きぬくユダヤ人たちの真実の物語・・・ 観る価値は十分にあります。 監督が「ブラッド・ダイアモンド」のエドワード・ズウィック、主演ダニエル・クレイグというのも気になるところ。 1941年ドイツ軍...
2009年02月21日(Sat) 00:33
ディファイアンス
あれは池だったのか沼だったのか
2009年02月21日(Sat) 08:12
『ディファイアンス』
□作品オフィシャルサイト 「ディファイアンス」□監督・脚本 エドワード・ズウィック □脚本 クレイトン・フローマン?□原作 ネカマ・テク?□ キャスト ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバー、ジェイミー・ベル、アレクサ・ダヴァロス、アラン・コーデュナー、...
2009年02月22日(Sun) 17:06
「ディファイアンス」
「ディファイアンス」、観ました。 第二次世界大戦時、ロシアに近いベラルーシに住むユダヤ人にもドイツ・ナチスの魔の手が迫る。そんな...
2009年02月22日(Sun) 20:30
ディファイアンス◇◆DEFIANCE
ディファイアンスとは、「抵抗」という意味だそうです。 2月18日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。1000円でした! 俺たちは動物みたいに追われる。でも俺たちは動物じゃない。可能な限り“人間らしく”自由に生きるために、選ばれた存在なのだ。自由の日々を手に入れること
2009年02月28日(Sat) 22:57
「ディファイアンス」
「Defiance」2008 USA ナチス・ドイツのユダヤ人狩りに“抵抗”し生き延びたユダヤ人たちの戦争ドラマ。 トゥヴィア・ビエルスキに「007/慰めの報酬/2008」のダニエル・クレイグ。 ズシュ・ビエルスキに「コレラの時代の愛/2007」のリーヴ・シュレイバー。 ア
2009年03月05日(Thu) 20:08
映画 『ディファイアンス』
『人間として、生きるための 「抵抗」だった。』
2009年03月08日(Sun) 10:07
「ディファイアンス」
こんな兄弟がベラルーシにいたなんて・・
2009年09月09日(Wed) 09:11
ディファイアンス
『ディファイアンス』 ---DEFIANCE--- 2008年(アメリカ) 監督:エドワード・ズウィック 出演: ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバー、ジェイミー・ベル、ジョージ・マッケイ、アレクサ・ダヴァロス 1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によっ...
2010年04月12日(Mon) 13:50
「ディファイアンス」
今月は映画&DVD鑑賞が少ないなーー。 原因はPCの度重なる修理と、ツイッターのやりすぎかな。 ところで本作は、007のダニエル・クレイグ主演のレジスタンスもの。 劇場公開時に、ちょっと悩んでスルーした作品です。
2010年05月29日(Sat) 03:38
ディファイアンス
 『人間として、生きるための [抵抗<ディファイアンス>]だった』  コチラの「ディファイアンス」は、第二次世界大戦下の1941年、ナチス・ドイツ占領下のポーランドに隣接するベラルーシの森で、1200人ものポーランドのユダヤ人の命を救ったとされる英雄”ビエルスキ
2010年08月16日(Mon) 09:00
映画『ディファイアンス』を観て
9-15.ディファイアンス■原題:Defiance■製作年・国:2008年、アメリカ■上映時間:136分■字幕:戸田奈津子■鑑賞日:2月14日、シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町) スタッフ・キャスト(役名)□監督・製作・脚本:エドワード・ズウィック□脚本:クレ?...
2011年08月30日(Tue) 23:14