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(Wed)16:05

ディファイアンス


1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったソ連領ベラルーシ。
両親を殺されたトゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)らビエルスキ兄弟は森の中へ逃げ込み、生きる手立てを模索していた。
やがて彼らの周りには、逃げ惑っていた同胞のユダヤ人が次々に合流してきた。

第二次世界大戦中、1200人もの同胞を救ったビエルスキ3兄弟の英雄的な抵抗活動を、
「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック監督が描く感動ストーリー。
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ユダヤ人狩りで深い森へ逃げ込んだビエルスキ兄弟。
心優しい三男アザエルとまだ幼い末っ子アロンを思いやりながらも、責任感の強い長男トゥヴィアとぶっきら棒な次男ズシュはしばしば対立する。
そんな彼らの元に、森へ逃げこんで来たユダヤ人達が次々と集まる。
トゥヴィアがリーダーとなり、女子供老人もいる集団の中で、小屋を作り、食料を調達し、敵とも戦わなければならない。

戦わないとされていたユダヤ人は、レジスタンスを形成し武装襲撃するが、トゥヴィアは人間の尊厳を失わずに生きることを選びます。
あくまでも武力報復を主張するズシュと、弱い者を守り生き残ることが復讐だと考えるトゥヴィア。
ズシュはトゥヴィアの元を去り赤軍に加わり、
トゥヴィアはゲットーのユダヤ人まで救出し、それぞれが役割を持ちひとつの大きな社会を形成していく。
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彼らは単に森に逃げ込んで隠れているのではなく、極寒の極限状態でも人間らしく生きようとし、時にトゥヴィアにはリーダーとして非情な面も現れます。
和を乱す仲間や捕らえたナチス兵に対する彼の判断は、綺麗ごとや道徳感だけでの判断はしません。

リーダーとしての責任に押しつぶされそうになり、誤ったり悩んだり弱みを見せたりするトゥヴィアは、
決して英雄扱いではなく普通の男である描かれ方にも史実であるリアルさがありました。
トゥヴィアが仲間(家族)を守るため、常に最善な判断を貫いていく姿勢が素晴らしいです。

そんな彼を支える三男アザエルのたくましい成長ぶりには目を見張りました。
厳しい環境下、彼の結婚式のシーンは、唯一の美しい希望のようで幻想的な雪景色が印象に残ります。
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今ではボンドのイメージになったダニエル・クレイグ。
強さと弱さ、厳しさと暖かさを持つ寡黙なリーダー・トゥヴィアを、深みのある演技で見事に演じていたのではないでしょうか。
信念貫く目つき(眼力)が凄かったです!

何かと兄と対立するズシュのリーヴ・シュレイバー、どうした?お太りになったみたいけど、
無骨な熊男みたいな外見はともかく、まさに次男って感じがしました(笑)
荒いけど頼もしい男でした。

アザエル役のジェイミー・ベルは「リトル・ダンサー」から母親目線になってしまうので、彼の映画を観る度にその成長を嬉しく思います。
彼の変化と冷静な判断は、仲間に大きな励みになっていたでしょうね~お上手でした!
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老人教師のアラン・コーデュナーとマーク・フォイアスタインのインテリ二人も印象に残ります。
トゥヴィアと教師の会話はどこか可笑しく、意外とコミカルな部分もあるし、空爆や銃撃戦もハラハラさせられます。

“ナチス・ドイツ=ヒトラー=ユダヤ人虐殺”は今でも色濃く残りますが、
武力行使したユダヤ人の決して褒められない行動は、これまで彼らを描いてきた悲劇的な映画とは違い、
被害者意識を捨てた側面を通じて、人間が生きる価値や意味を感じると同時に、ガザ地区で起きている事を思わずにはいられませんでした。

2009年 2/14公開 アメリカ映画
監督 エドワード・ズウィック

C.O.M.M.E.N.T

ステキ〜ヾ(*´∀`*)ノ

ダニたんでなければ絶対観ない映画でした。
戦争モノだし遠い劇場でしか上映なかったし・・・
特にユダヤとかナチスとか苦手なのよね。

いやぁ〜だけどこれは観てよかったわ e-51
何でも苦手と決めつけて敬遠してるとイケナイよね(^_-)-☆
あ、でも違う人が演じてるとまた感想も違うかも(笑)

内容も史実も興味あったからパンフレットも買った♪
007は買ってないのに(笑)
勉強になったし渋い写真のパンフでした。

ダニたんはボンドのようにスマートじゃなくてもすごくステキで演技も良くて最高でした。
表情を見てるだけで切なくなっちゃった(´;ω;`)
三男の恋を応援して見守る優しい目とかもキュン〜って来た e-272

みんな自然に演じててリアルでとてもよかったです。
厳しい人間関係やちょっと酷な描写もあったけど
美しい森と兄弟の絆と仲間達の団結などなど、見どころたくさんありました。

こういう事実も知ることが出来てよかった。
いい映画なのに上映劇場も期間も少ないねえ(`ε´)

2009/02/19 (Thu) 22:55 | ロク #z6GZigPw | URL | 編集 | 返信

こんにちは♪

似てない4兄弟だよな〜、年が離れてるよな〜って思いながら見てました(爆)
ビエルスキ兄弟といえば三兄弟。みたいな扱いで、四男がちょっとかわいそうでしたよね。
三男の成長には目を見張りました。
でも、その後の彼のことがEDで分かって悲しくなりました。

2009/02/20 (Fri) 09:07 | ミチ #0eCMEFRs | URL | 編集 | 返信

こんばんは♪

ホント『ビエルスキ兄弟といえば三兄弟』みたいに書かれている記事もあって、4男君が可哀想でしたね。

う〜む、これ、観て良かった!ダニエルの魅力、再認識しましたv-238
上映期間と上映館が少ないのが、もったいないです。

2009/02/20 (Fri) 18:14 | あん #- | URL | 編集 | 返信

ロクちゃんへ

ダニたん良かったよねぇ〜!
ボンドのイメージなんて微塵も感じさなかった。
頼りがいのある男らしい魅力的な人物だし、その責任感の厚さには頭が下がるわ。

>何でも苦手と決めつけて敬遠してるとイケナイよね

そうそう、まだまだ知らないことだらけで勉強にもなるしね。
特に戦争は避けたい気持ちがあるけど、歴史を知る意味でも大切なことだもの。
オスカー・シンドラーのような人が他にもいるんだものね〜過酷な時にも人間らしく誇りを持てる人物は素晴らしい!

2009/02/22 (Sun) 16:49 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

ミチさんへ

こんばんは!

>三男の成長には目を見張りました。

うんうん( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
長男と次男の間に入って、盛り上げたり沈めたりと判断はいつも冷静でした。
男の子のこんな成長振りは頼もしくて嬉しく感じますよね〜と、母心〜(^_-)-☆

>その後の彼のことがEDで分かって悲しくなりました。

そうそう〜同じく私も勿体無いと残念でたまりませんでした。
嫁もいい子だったから、何だか可哀想で…

2009/02/22 (Sun) 16:56 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

あんさんへ

いや〜あんさんのイラスト見ると、ダニたんってこれという特徴がない顔なんだと発見できました(爆)
やはり雰囲気抜群の男なんでしょうねぇ〜内面から滲み出るフェロモンにやられているんだわo(*^▽^*)oあはっ♪(あと、やっぱりしつこく拷問シーン〜爆)

四男は頼りがいのある兄達を持って幸せでしょうね♪(#^ー゚)v

2009/02/22 (Sun) 17:08 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

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