2009_01
27
(Tue)19:16

エンジェル

PCBE52830_lエンジェル
1900年代初頭のイギリスの下町、
貧しい家庭に生まれたエンジェル・デヴェレル(ロモーラ・ガライ)は上流階級に憧れ、その世界を夢想しては文章にしていた。
やがて彼女の原稿が出版社に認められ、16歳にして念願の作家デビューを果たす。
瞬く間にベストセラーとなり、人気作家になったエンジェルは、ついに夢見たとおりの暮らしを手に入れるのだったが…。

幼いころから上流階級にあこがれ、
人気作家としてセレブの仲間入りを果たした女性の夢と現実を、フランソワ・オゾンが描く人生ドラマ。
327564_01_02_02エンジェル
夢を叶えたのは尊敬できるけど、エンジェルという女性に何一つ魅力を感じませんでした。
うぬぼれが強くて生意気で偉そうで好感は持てません(苦笑)
わずか16歳にして成功、憧れの屋敷を手に入れ上流階級の仲間入りを果たし、
愛する画家のエスメ(ミヒャエル・ファスベンダー)と結婚するまではトントン拍子だったけど、
エスメを一途に愛するエンジェルは、彼の心だけは思いのままには出来ませんでした。
夢のような暮らしが彼女の現実であったので、戦争や浮気なんてエスメの現実を受け入れることが出来なかったんでしょうね。

唯一、エンジェルの才能に惚れ込んで自ら秘書に志願したエスメの姉ノラ(ルーシー・ラッセル)だけが、
一生彼女を支えてくれて幸せだったと思います。
この人、「トリスタンとイゾルデ」でもイゾルデに使えていた女性ですね~こんな忠実な役柄が合っています。
327564_01_03_02エンジェル
エンジェルの衣装の変化は、彼女の心境を表していると思いました。
華やかではありますが、成金っぽい品の無さが、やはり上流階級育ちではないのが一目瞭然。
終盤、エスメの不倫相手の女性に会いに行った時の衣装…
彼女がどんな心境かは感じますが、実に趣味が悪く(個性的ではありますが)
現れた女性は、ああ~そうだったのか…と思わされたその品の良さ!!
皮肉なものでした…

才能に恵まれ欲しいものは手に入れ自由奔放に生きたけど、最後は孤独に苛まれた女性の人生には色々な教訓がありました。
やはり他人を愛し、他人を敬わねば自分に返ってくるものは何もありませんね。
327564_01_01_02エンジェル
エンジェルは到底好きになれないタイプですが、ロモーラ・ガライがとっても良かったです!
文学少女で夢見る夢子ちゃんの生意気高校生から、どんどんと変化していく様子が見事です。
どんだけポジティブでKYなんだ?!と時に腹立つけど(苦笑)

シャーロット・ランプリングの鋭く意地悪目線も良かったし、
ルーシー・ラッセルの優しさに安心させられます。

2007年 12/8公開 イギリス/ベルギー/フランス映画
監督 フランソワ・オゾン

C.O.M.M.E.N.T

女性の嫌な部分を

描いていても、あまり不快な映画じゃなかったのは
なぜなんでしょう?
それがオゾン監督の描き方によるものなのか、
オリーブリーさん同様ロモーラ・ガモイの演技に
引き付けられたのかは分かりませんが、
実際いたら嫌いだろうなぁ〜とは思いますけどね!

2009/01/27 (Tue) 22:03 | miyu #- | URL | 編集 | 返信

miyuさんへ

こんにちは!

生意気で嫌いなタイプだったけど、不愉快ではなかったよね(*^^*)
ちょっと浮世離れしているのが、返って許せる感じだったかな。

ロモーラ・ガモイ、上手でしたね!
身体も張っていたし(笑)

2009/02/01 (Sun) 14:58 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

こんにちは!

私の場合、エンジェルは哀れにみえてなんか憎めなかったですよ。
セレブ嗜好の女性って、今も昔もいるんだなあと・・・
真のセレブは品格があってこそだよね。
エンジェルは才能はあるんだから、選択の自由がある今の時代ならうまく生きられたかも^^v
ロモーラ・ガモイ、うまかったね!

2009/02/05 (Thu) 12:53 | アイマック #mQop/nM. | URL | 編集 | 返信

アイマックさんへ

可愛げないなぁ〜と感じながらも、
ロモーラ・ガモイの演技力に魅せられました。
映像も色彩豊かで綺麗でしたね。

>セレブ嗜好の女性って、今も昔もいるんだなあ
と・・・

ですね(;^_^A アセアセ・・・
身の丈に合う生活が一番楽と思うのですが…

>真のセレブは品格があってこそだよね。

そうそう。
愛人はそこに立っているだけで、品が良くて育ちが解った(笑)

2009/02/07 (Sat) 09:56 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

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