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アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町ノーサンプトンで活動するコーラス隊“ヤング@ハート”
平均年齢80歳の老人たちは、年に1度のコンサートに向け、ソニック・ユース、ボブ・ディラン、
トーキング・ヘッズなどの曲の練習を重ねていく。
コンサートまでの6週間の間に、メンバーにはさまざまなことが起こる。

“ヤング@ハート”の活動を追った音楽ドキュメンタリー。
ヨーロッパ公演中、イギリスで開催された<ロード・トゥ・ヘブン>の舞台を見たスティーブン・ウォーカーによって映画化。
young4Young@Heart.jpg
舞台上で杖をついてマイクに向かう92歳のアイリーンお婆ちゃん。
いきなり「クラッシュ」の“SHOULD I STAY OR SHOULD I GO”を歌いだす。

「私はあなたの側にいたら良いの?それとも出て行ったほうが良いの?」

このオープニングには驚きと愛しさでなんとも言えない気持ちになった。
パンクがまるで詩のように歌われて、「どうぞ側にいてください!」と、誰もが言いたくなるのではないかしら(笑)
年齢を重ねてきた顔には輝きがあり、腹の底から出す声には迫力もある。
331409_01_03_02ヤング@ハート
年に1回のコンサートに向けて、コールドプレイ、ソニック・ユース、ラモーンズなど練習を重ねていく。
新しいオリジナルナンバーの曲が流れると、その音量に耳をふさいだり、詰め物したり、
ちょっとした隙にウトウトしたり(笑)
それでも歌うことは生きることと、歌を自分達のものにしようと練習する。

舞台に立つまでの6週間、お爺ちゃんお婆ちゃんたちの道のりは険しいものがあるのだけれど、
いつもユーモアーを忘れず決して諦めない。
新しいナンバーの練習に加え、仲間の死や刑務所の慰問など、
メンバーそれぞれのキャラクターに笑いや涙を誘われる。
それにプライベートでも若さイッパイなんです♪
331409_01_02_02ヤング@ハート
途中、メンバーによるミュージックビデオが挟まれ、これがまた何とも斬新で楽しいのです。
ラモーンズ「I WANNA BE SEDATED」トーキング・ヘッズ「ROAD TO NOWHERE」など。
呼吸障害があるフレッドお爺ちゃんは、とても音域がある声で、特に低音がとても素敵なんですが、
まるでマフィアの大ボスのようなスタイルで歌う、ビー・ジーズの「STAYING ALIVE」が良かったです♪

いくつになっても挑戦するという事は、本当に素晴らしく、彼らが歌う曲にはどれも説得力があります。
何よりも自分たちの老いや死を冷静に見つめ、その日まで人生を楽しんで生きている姿に胸が熱くなります。

また彼らをまとめる、厳しくて暖かい指導者ボブ・シルマン氏も凄い。
なぜ彼はこんなパンクやロックを老人たちに歌わせるのか。
楽曲に歌詞に…素敵なメッセージが込められた名曲ばかりなんです。
騒がしい雑音のような音楽であっても、その曲の世界観みたいなものがお爺ちゃんお婆ちゃんたちは理解し、自分達のオリジナルにして彼らのメッセージとして伝えてくる。
ボブがその過程を最初に感じ取っているからこそ、彼らを指導し続けたいのでしょう。
young6Young@Heart.jpg
平均年齢80歳のお爺ちゃんとお婆ちゃんの物語は、
ドキュメンタリー作品としてではなく、ミュージックビデオ、コンサート感覚で観て欲しい。
人生の大先輩に教えられる事が詰まっている作品です。
そして凄いパワーとエネルギーも貰えます!

彼らに取って難曲だったアラン・トゥーサンの「YES WE CAN CAN」
ポインター・シスターズが歌っていたと思いますが、
CANが71回もあるという早口言葉のような歌詞に悪戦苦闘。
「YES WE CAN」って、オバマさんも大好きな言葉ですね(笑)
私達も何かできると思います。
身近で簡単で当たり前のことを、それぞれがやるだけで世の中が変わっていくんだ…
この歌と“ヤング@ハート”から、そんなメッセージを感じることができました。
とても暖かで良い作品でした。
お近くで上映あれば、是非にとお勧めしたいです。

2008年 11/8 イギリス映画
監督 スティーヴン・ウォーカー
2008.11.15 / Top↑
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