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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

michaelclayton_bigteaserposterMICHAEL CLAYTON

NYの大手弁護士事務所に勤めるマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は、
公に出来ない案件を裏でもみ消す“フィクサー”を長年務めている。
かつての弁護士職に戻るタイミングを失い、私生活でも問題山積な状態。
大企業の集団訴訟に関る同僚の弁護士アーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)が、
依頼人の農薬会社U・ノース社を裏切る行動に出る。
マイケルは事態の収拾に乗り出すが、アーサーは訴訟を覆す秘密を握っていた。
U・ノース社の法務部本部長カレン(ティルダ・スウィントン)は、
この緊急事態に対処するため秘かに行動を開始する。

弟80回アカデミー賞助演女優賞オスカー受賞 ティルダ・スウィントン。
tom_wilkinson1MICHAEL CLAYTON

「フィクサー」という邦題から想像すると、スリリングな駆け引きや裏工作などが満載かと感じますが、マイケル・クライトンと言う一人の男の人間ドラマ、社会派なサスペンス(ちょっと疑問)物語でした。
薬害訴訟、企業側の有能な弁護士アーサーは、調べ上げるにつれ企業の実態や悪事が見えてきて正義感に目覚めた結果、
精神的に崩れていくのを利用されてしまう…
その真実を知ってしまったマイケルもまた…
clayton3MICHAEL CLAYTON12

社会派サスペンスではあると思いますが、あまり社会派もサスペンスな要素も感じられないのは、
映像で緊迫感や心理を見せるより、セリフの説明や多さに付いていくのが困難だったのかな。
企業の実態、垣根を越えてしまったアーサーがそこまでになった過程などをじっくり観たかった。
ラスト、マイケルとカレンのやり取りは、それなりの結末はあるけれど、
追い詰め動揺させて、ありがちなやり方でどんでん返しのようなのを狙ったのなら、ほぼ最初から想像は付く展開です。

ただ、ビジネス界で組織に属する責任と言うものは、良く描かれていたと思います。
善悪の曖昧さや複雑な感情、
正義であっても個々の意見が通じないのが常であると痛感させられました。
本来の道から外れ、将来に不安を感じながらも上から言われるまま従うマイケル。
真実を知り、良心の呵責で精神的なダメージを受けながらも独自に立ち向かうアーサー。
組織の中、自分の代わりなどいくらでもいることを承知の上で、保身のため踏み外すカレン。
精神的にギリギリ限界に追い込まれた3人の人間模様は、
組織で働いている人達には共感できるものがあるのかもしれないと思いました。
マイケルの人生も、今後大きく変わるのでしょう。
328901view006フィクサー

印象に残ったのはアーサーの言葉。
「ストレスと不安ばかり、これが自分の望んだ人生か?」

オスカー受賞のティルダ・スウィントン、良かったです!
イメージではこんなキャリアな女性、
決して弱みを見せず、憎たらしいぐらいの強気でありがちなのに、
自分でダメだしをするようにスピーチの練習をしたり、緊張で汗びっしょりになったり、
着ていく服やイヤリングなどを身につけるながら、徐々に強さを保持するような…
そんな普通の人と同じようにプレッシャーや不安の中にいる。
でも結局、保身しか頭にないようなんですけど…

好みで分かれそうですが、
可もなく不可もなく、そんな印象でした。

2008年 4/12公開 アメリカ映画
監督 トニー・ギルロイ
2008.05.08 / Top↑
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