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5歳の誕生日を迎えたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は、狭い部屋にママ(ブリー・ラーソン)と2人で暮らしていた。
外の景色は天窓から見える空だけで、部屋の中が世界の全てだと信じていた。
7年前、ある男に誘拐監禁されたママ(ジョイ)は、そこでジャックを出産。
施錠された部屋しか知らない息子のため、自らの奪われた人生を取り戻すため、全てをかけ脱出しようと行動を開始するのだったが…。


エマ・ドナヒューのベストセラー「部屋」を映画化。
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し、社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマ。
ブリー・ラーソンは第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞。

2016年 4/8公開 アメリカ映画
監督 レニー・アブラハムソン
{★★★★㊤4/5}
長年小さな「部屋」に監禁されていた親子が脱出、物語はそれにとどまらず、その後の社会復帰の厳しさを様々な局面から描く。
現実世界は厳いが、新たな一歩を踏み出すことで素晴らしい世界が広がっていくのだと感じる作品でした。
ジョイは現実世界へ戻ることを諦めなかったけど、両親(ジョーン・アレン)(ウィリアム・H・メイシー)の離婚や、誘拐犯の子供を産み育てた世間の反応など、7年という年月の重さに苦しめられ、ストレスを抱える日々が続き、「部屋」以外の世界に戸惑っていたジャックは、自然体で接するばぁばやばぁばのパートナーレオのお蔭で、少しずつ現実社会に適応していく。
狭い部屋と広い社会、現実を実感していくジャックと縮こまっていくジョイ、このような対比描写が秀逸で、ジャックの視点で流れるカメラワークと語りにより、変化や再生、親子の強い絆や愛、殻を抜け出す勇気など彼の目線で共感できる。
もう一度「部屋」へと出向いたジャックが、「バイバイ」と別れを告げた勇気と心の解放に救われた。

オスカー女優となったブリーラーソンが霞んでしまうような名子役に感服。
特殊であってもジャックに取っては普通だった環境から、突然広がる別世界での戸惑いや不安、繊細ながらも受け入れていく過程、何処でどうあろうと母親の存在が一番なんだという気持ちが痛いほど伝わってくる見事な演技だった。
主演男優賞に匹敵するんじゃないかと思うくらいで、子役賞のカテゴリーなんてあったら間違いない!
2016.04.14 / Top↑
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