心のままに映画の風景

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キャロル

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1952年のニューヨーク。
デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘のプレゼントを探すゴージャスな女性キャロル(ケイト・ブランシェット)を接客。
優雅で気品に満ちたキャロルに魅了されたテレーズは、彼女の忘れ物を送ったことからランチに誘われるが…。


「見知らぬ乗客」「太陽がいっぱい」などで知られる女流ミステリー作家パトリシア・ハイスミスが別名で発表した小説を映画化。
エレガントな大人の女性に心奪われた若いヒロインの切なくも美しい禁断の恋の行方を描く。
2016年 2/11公開 イギリス/アメリカ/フランス映画
監督 トッド・ヘインズ
第88回アカデミー賞で、主演、助演女優賞、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞の5部門ノミネート。

{★★★★4/5}

印象に残るLGBT映画は多々あれど、ベテランと若手の演技合戦だけでなく、予想以上に良い映画で胸に響く秀作だった。
2人の女性が惹かれ合う過程や展開、感情の変化は、1950年代の時代背景、色彩、カメラワークなど、すっぽりと入り込んだかのように自然で美しく、「エデンより彼方へ」と同じような色づかいによる人物描写にも説得力がある。
セクシャリティーを描いていても、むしろ、普通の純粋な愛情物語で、あざとい描写も一切ない。
鮮麗されたセレブなケイトが、娘の為に下した決断は、誰も傷付けたくない思いと同時に、マイノリティに理解がなく生きにくい時代であっても「自分の存在意義」は失わないという潔さで、まさに「天から落ちてきた」ように初々しいルーニー・マーラが、本来の自分に気づいていく繊細な感情変化や、どん底から立ち直り、本当に求めているものを見極める力を付けたと思われるラストも清い。
黒人差別が問題視された今回のアカデミー賞で、この映画が監督賞と作品賞から外れてしまったのが本当に不思議!
トッド・ヘインズは、「エデンより彼方へ」でも逃しているんですよね、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが素晴らしかっただけに、マイノリティの方が差別されてるような気がしてならないなぁ、、、(;'∀')

*幾何学模様のようなオープニング、すぐに溝の蓋と分かるけど、地下から地上へと切り替わる映像も意味ありげ。
*公開日の11日は祝日、しかも地元の単館はレディースデーで物凄い人だかりだった(笑)

Comment

ぴゅあ
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純愛でしたね~
共感するとかそういうわけでもないのだけれど、互いが互いの何に惹かれていったのかが手に取るように分かるといいますか、変わっていく彼女たちに見蕩れました。

どことなく逃避行っぽい禁断の恋が強調されたような広報にあざとさを感じてしまいましたよ。

2016年02月23日(Tue) 18:36
こんばんわ
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ほんと、トッド・ヘインズ監督が外れているのが不思議ですよね。
これだけ上品な作品を撮れるのに…。
やっぱりアカデミーは同じLGBTでもゲイだけに優しい協会なんですかね~。
2016年02月24日(Wed) 22:58
たいむさんへ
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そうそう、共感とかではないんだけどね(爆)
でも普通の純愛でしたよね、たまたま女性同士ってだけで。
おそらくわざと忘れた手袋から、段階を追い自然とそうなる過程なんて、男女と変わりない恋愛の流れでした。
誰かが誰かを気になりだして、次第に好きになっていく変化、不安や喜びを2人の女優さんが見事に演じてましたね。
2016年02月28日(Sun) 01:21
にゃむばななさんへ
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こんにちは。

「ブロークバック~」とか「ミルク」とかねー。
ゲイは評価対象なのかしら( ;∀;)
確かに、一言でいうと、上品な映画でした!!
作品賞の枠はまだあるのに、ノミネートされなかったのは意図的と思ってしまう。
2016年02月28日(Sun) 11:01
やっと観ました♪
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遅れて上映されて観て来ました
会員デーで女6人(少ない)田舎なんで(^。^;)男性向けではないかな~
50年代のファッション大人でお洒落な作品でしたね
でも私には難しかったかな~?
恋に落ちる2人の目力演技
「アデル、ブルーは熱い色」の印象が強いです!
2016年04月15日(Fri) 12:48
森子さんへ
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こんにちは。

上質な雰囲気のある映画でした。
若いテレーズが未熟のままでなく、幾らか成長したからこそ、2人の関係が始まるんだと思えました。
女優さん2人の演技がさりげなくて繊細で良かったです。

>恋に落ちる2人の目力演技

私は「アデル~」はダメでした。
なんか生々しくてね~レア・セドゥが気持ち悪かったです(滝汗)
2016年04月16日(Sat) 14:48












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