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2015_09
04
(Fri)23:31

秀作まとめて⑴(WOWOW)

予約録画が溜まると、消去がやっつけ作業となってしまう。
たまに途中から早送りで観る映画もあったりするけど(仏映画はセリフの加減がちょうどいい塩梅になるんだよね~笑)、待ちに待った作品は速攻録画してゆっくり浸る。(記事を書くのはかなり遅れてる)
劇場が遠かったり、予定が立て込んで時間が取れなかったりして、観たかったのに行けなかったミニシアター系の作品。
やっぱり良かったよぉ‼

「あなたを抱きしめる日まで」2014年公開
PHILOMENA.jpg
イギリスに暮らす敬虔な主婦フィロミナ(ジュディ・デンチ)は、ある日、娘にある秘密を打ち明ける。
50年前のアイルランド。
10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは、家を追い出され修道院に入れられる。
男の子アンソニーを出産したが、3歳の時に無理やり養子に出されてしまう。
以来、片時もアンソニーのことを忘れなかったフィロミナだったが、年老いた今、ひと目我が子に会いたいと思いが高まる。
それを聞いた娘は、あるパーティーで知り合った、訳ありで失職した元エリート記者マーティン(スティーヴ・クーガン)に話を持ちかける。
ジャーナリストとしての再起をかけ、アンソニー捜しを引き受けることにしたマーティンは、フィロミナと一緒にアメリカへと旅立つが…。

*幼い息子と強制的に引き離されてしまった女性の実話を基に描くヒューマン・ドラマ。
第86回アカデミー賞で、作品賞、主演女優賞など4部門にノミネート、シリアスになりがちな社会問題を、「クィーン」の監督スティーブン・フリアーズがユーモラスに描き、辛い経験をしているにも関わらず、善良で寛容な可愛いお婆ちゃんをジュディ・デンチがごくごく自然体に演じる。
敬虔なカトリック信者が多かった当時のアイルランドでは、婚外交渉した女性は罪とみなされ、修道院(実際には修道女が監督する洗濯所)と呼ばれる施設に送られた事実があり、そこで出産した女性たちは、罪の代償という名目で労働を強いられ、生まれた子供は幼いうちに裕福なアメリカ人夫婦などに金銭取引され、その後一切の連絡を取ることを許されなかった。
このあたりは「マグダレンの祈り」と同様ですが、ところが、このフィロミナお婆ちゃんが大変ユーモアのある人で、彼女の言動に度々笑いを誘われます。
マーティンの調べで、3歳の時に別れたきりの息子の様々な事実を初めて知るのですが、その都度、腹の座り方(受け入れ)が素晴らしいし、息子の映像や話を聞かされている時には、至福の笑顔がこぼれ、これぞ母性なんだなあと思わされます。
ラストは驚きと腹立たしさでいっぱいになるのですが、それ以上に、お婆ちゃんの清さに感動する優れた作品です。
息子を想う母だけではなく、宗教映画としても興味深く、今、息子はどこでどうしているのか、展開のひとつひとつに、「えっ?そうなの?!」という連続で、少しづつ明かされていく過程がミステリーとしても面白い。
また、最初はそんなフィロミナを疎ましく感じていたマーティンですが、息子探しをするうちに、段々と気持ちが変化していく2人の関係性も素敵です。
マーティンにとっても再生への旅となり、今後、物事の見方や考え方に影響を与えられたと思います。
「クィーン」もそうでしたが、事実に基づくシリアスなお話に、違うエッセンスを加える監督の余裕を感じました。
「誰かを憎む人生を送りたくない。赦しには大きな苦しみが伴う。憎しみを持つなんて、さぞ疲れるでしょうね」。
フィロミナとマーティンの素敵な心の旅物語でした。
(おまけ)
この映画が上映された単館劇場のすぐ近くの英国パブ、たまに主人と出かけると必ずギネスを飲むから、今度、グラスをチェックしなくては!(^^)!
★4.8

「メイジーの瞳」2014年公開
WHAT MAISIE KNEW
ロック・シンガーの母スザンナ(ジュリアン・ムーア)と、美術商の父ビール(スティーヴ・クーガン)が離婚し、メイジー(ナタ・アプリール)はそれぞれの家を10日ごとに行き来することになる。
そんな中、父はベビーシッターだったマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)と再婚。
メイジーにとって優しいマーゴの存在は安らぎをもたらしてくれたが、母も対抗するようにバーテンダーのリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と再婚。
いつしか両親は自分たちのことにかまけ、メイジーの面倒はもっぱらマーゴとリンカーンが見るようになるが…。

*「キッズ・オールライト」の制作スタッフによる家族ドラマ。
離婚した両親の自分勝手な言動に振り回されながらも健気に自分の居場所を探し求める6歳の少女メイジーの姿を描く。
2014年はこの映画を皮切りに、「 ドン・ジョン」「フライト・ゲーム」「マップ・トゥ・ザ・スターズ」の4本が公開されたジュリアン・ムーアがロック・ミュージシャンの母を、☝「あなたを抱きしめる日まで」のスティーヴ・クーガンが父を、ステラン・スカルスガルドの息子、アレキサンダー・スカルスガルドが継父を演じ、わずか6歳のナタ・アプリールは、観客の心を捉えた天才子役となりました。
身勝手な両親に振り回される6歳の少女メイジーの立場になって、家族や子育てを考えさせられる映画でした。
両親は決して悪い人間ではなく、メイジーのことを可愛く思っているけれど、何しろ自分のことが優先で、メイジーの世話は再婚相手にまかせっきり。
パパはそのつもりもあって、メイジーがなついてるベビーシッターと再婚したのだろうし、ママは日中在宅しているバーテンダーなら、メイジーの世話ができるからと平気で言う。
メイジーの前で罵倒しながら夫婦ゲンカしても、10日ごとパパとママの家を行ったり来たりしても、お迎えに来るのは初めて見る継父であっても、ただ黙って受け入れるメイジーがとにかく健気でいじらしい。
あまり喋る子ではないけれど、いろんなことを考えているのが、大きな瞳や表情でわかり、メイジーなりに自分が置かれている環境を解釈していて、本当は辛いけど、駄々をこねたり泣いたりはしない。
パパとママのことは好きだし、パパとママの新しいパートナーにも悪い感情を抱かず、大人の振る舞いで4人と接する。
そうすることがメイジーに取ってベストなことだけれど、そうでもしないと生きていかれないのかと思うと、とても切なくなる。
継父とは、本当の親子のように楽しそうに遊び、幸せそうに笑うメイジーが、子供らしくて可愛くてほっとするし、疑似ファミリーのようになったラストだったけど、メイジーの両親には「愛している」と言葉だけではなく、関心を持って欲しいと願うばかり。
綺麗な色彩づかいの映像が美しく、メイジーのお洋服や小物、雑貨など、センスの良さが光ってた。
★4.8

C.O.M.M.E.N.T

あなたを抱きしめる日まで

ジュディ・デンチが嵌ってましたね~♪フィロミナ。
おしゃべりで可愛くて、善良で、、きっぱりと決断もできる・・・。
正義のペンで斬って捨てよう勢いのマーティンが、
次第に変わっていく様子も好きだったなあ~i-80

2015/09/10 (Thu) 22:13 | kira #klq26XPE | URL | 編集 | 返信

kiraさんへ

最後までネタバレ喋っちゃうってうざいんだけどね、本当に楽しそうに話すから、もうこのまま聞いちゃえって気になるくらいお茶目でしたね(笑)
宗教のことは詳しくわからないけれど、フィロミナの信仰心こそが本物なんだろうと感じました。
うんうん。
マーティンの文面は明らかに変化したでしょうね(^^)

2015/09/14 (Mon) 00:19 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

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メイジーの瞳 ★★★★

両親の離婚に翻弄(ほんろう)される少女の視点で家族とは何かを、『キッズ・オールライト』の製作スタッフが描くヒューマンドラマ。19世紀末のヘンリー・ジェームズの原作の舞台を現代に置き換え、多忙な両親に顧みられない少女が新しく両親のパートナーとなった男女との...

2015.09.09 (Wed) 20:26 | パピとママ映画のblog

あなたを抱きしめる日まで ★★★★

10代で未婚の母となり幼い息子と強制的に引き離された女性の奇跡の実話を、『クィーン』などのスティーヴン・フリアーズ監督が名女優ジュディ・デンチを主演に迎えて映画化。ジャーナリストのマーティン・シックススミスによる「The Lost Child of Philomena Lee」を基に...

2015.09.09 (Wed) 20:28 | パピとママ映画のblog

「メイジーの瞳」

子どもにとっての両親は、やっぱり、こっちがいいよな~と見ていて思いますね。

2015.09.09 (Wed) 23:01 | 或る日の出来事
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