FC2ブログ

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

enemy20140057445.jpg

刺激のない日々を送る大学歴史講師のアダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)は、何げなく観た映画のDVDに、自分と瓜二つの俳優を発見する。
アンソニー・クレアという名前を突き止めたアダムは、彼と面会することになるが…。


ノーベル文学賞作家でポルトガル出身のジョゼ・サラマーゴの小説を実写化したミステリー。
自分と瓜二つの俳優の存在に気づいた男の混乱と恐怖を描く。

2014年 7/18公開 カナダ/スペイン映画
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
カオスは未解読の秩序{★★★3/5}
複製された男006
「プリズナーズ」がいまひとつだったから期待はしていなかったけど、観終わった後で公式サイトのネタバレ読むと、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ってあざとい人なんではないかと思ってしまう。
観客それぞれの勝手な解釈結構と匂わせながら、前2作品に比べると疑問ばかりが残ってどうもスッキリしないし、そのネタバレには「ふーん、そういうことか•••」とは思うけど、謎解きの爽快感はない。
瓜二つの男の正体を推理していくのが目的のひとつでもあって、私は二重人格を頭においていたから、同一人物であるのは間違いではなかったけど、とにかく90分ほどの映画とは思えないスローペースに疲れてきた。
途中、アンソニーとヘレンはアダムの妄想なの?とも思ったけど、アダムとアンソニーが面等向かってから、もうどうでもいいわとなった挙句、意味不明なラストに、結局、アダムのママ(イザベラ・ロッセリーニ)が言ってたB級俳優の映画を見せられてた?と思ってしまった。
主人公の空虚さそのものなセピア色したトロントの風景に差し込まれる、蜘蛛や蜘蛛の巣を暗示する意味ありげな映像、終ってみれば、「だから何?」。
このラストシーン、もっと別の方法で何とかできなかったのかな、、、。
ただでさえドンドン低くなったのに、思いっきりトーンダウンした。
複製された男0065
*「浮気した男が妻の元へと帰る映画」だったわけで、何だかまわりくどいけど、そう解釈した上で思い出して見ると納得できるお話しではあったと思う。
(それならそうと、もっと本編で察するようにして欲しいが)
キッチリとオチた「灼熱の魂」は二度は観たくないけど、こちらは機会があったらまた観て確認してみたいとは思う。
(二度観ないと分からないことが多いような気がする)
クローンのようにそっくりでも、正反対の人格を演じ分けたジェイクは良かった。
ただやっぱりラストがいただけないなー。

以下個人的な解釈

*アダムは数名の第三者と会話シーンがあるが、アンソニー、ヘレン(サラ・ガドン)、メラニー(メラニー・ロラン)にはない。
*妻と愛人の存在は事実だけど、愛人とは現在進行形ではなく、別れた後の脳内妄想交えた回想のような気がする、、、。
ここら辺は「サード• パーソン」と同じような感覚。
*アンソニーはアダムの欲望的な存在だと思った。
*アダムの訪問が半年振りだと言った受付の男性が、「俳優は変わってるからな」と言っていたから、アダムは半年前まで売れない俳優だったが、妻の妊娠で、同じ頃、役者を辞めて教師に転職したか、それとも役者を副職としていたのか。
*意味ありげなアダムの同僚、「三流役者」と言ったママのセリフも辻褄は合う。
*メラニー・ロランの脱ぎっぷり。
*蜘蛛が母性のメタファーは分からないが、蜘蛛の巣(女性)から逃れられない獲物(男性)の悲運(?)は感じた(笑)
2014.07.25 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://jdyk060911.blog93.fc2.com/tb.php/1212-6a7e0c20