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2007_06
19
(Tue)23:50

シルヴィア



1955年、アメリカ人のシルヴィア・プラス(グウィネス・パルトロウ)は詩人になりたいとういう希望を胸にイギリス・ケンブリッジ大学に入学をする。
大学院生でイギリス人のテッド・ヒューズ(ダニエル・クレイグ)の作品を読み感銘を受けたシルヴィアは、パーティで彼と出逢い卒業と同時に結婚。
テッドの小説がニューヨークで賞を受賞し、シルヴィアの実家のあるアメリカ・ケープ・コッドに住まいを移す。
彼女は小説を書こうとするが何も書けない日々が続き、次第に精神的に崩れていく。

私は文学的な感性がサッパリなので(恥)
シルヴィア・プラスという詩人を初めて知りましたが、この映画を見て彼女に少し興味を持ちました。
同じ女性作家、ヴァージニア・ウルフの『めぐりあう時間たち』では、ニコールの特殊メイク以外、
誰にも興味も共感もなく終わったけど、
シルヴィア・プラスは破滅的で刹那的で理解できない部分もありますが、一般的な女性の心理もたくさん持ち合わせているように感じたのです。

恵まれた環境で育ったお嬢様が幼い頃に父親を亡くし、過去自殺に失敗している。
主婦と教師の掛け持ちで創作は進まない苛立ち、
強い自己愛、同業者をパートナーに選んでしまった葛藤、
夫の社会的活躍に嫉妬、常に彼女に書く事を薦める夫…
そして周りの人たち(女性)から見聞きする夫の評判(これがすこぶる良い!)

英国に戻り二人の子供が授かり田舎に移るが、やはり認められるのは夫ばかり。
自分はその“妻”という立場でしかない。
家庭という狭い空間で子育てしながら、創作意欲を失い追いつめられていく。
その行詰まりから嫉妬でまたも夫を疑う。
“嫉妬”と言う情をぶつけても、相手はどう感じるか…
そんな事は解っていても、そうならざるおえない彼女の胸の内が何となくだけど解る。

またこの夫がとても魅力的(ダニエルさん贔屓ですが、そこを省いても)
それは単純に容姿が良いからというのではなく、自然に人を引き付ける何かを持ってる魅力のある人物。
講演会の朗読では、集まった女性達がいつの間にか魅了されてしまう。
彼も決してそれを狙っている感じはしない。
詩人であるからなのか、持って生まれたものなのか。
そこに才能までもが加われば、ますます女性は虜になるでしょうね。
そんな夫の魅力を知ってか知らずか、彼女は周りの女性達の視線にハタッと気付くかのように、元来の嫉妬深い一面も手伝って、どんどん自分で自分を追い込んでいく。

でもね~男の人はダレでも浮気願望があるものでしょうけど、出来るか出来ないかは人それぞれでしょう?~相手がいる事だし。
願望だけで終わる人もいれば、
そんな気は無くても、誘われる人もいるだろうし。
チャンスを生かすかどうかは本人次第。
この夫はあまりそのチャンスを意識してないように感じたんです。
だから自分に向けられる疑いの眼に耐えられなくなって、
「えーい!そんなに言うなら浮気してやる!!」みたいな…

そして夫が現実に浮気をした時(彼女の態度が浮気に走らせた)遂に家から追い出してしまう。
夫の愛を一心に望んだ結果が、逆に遠ざけるという皮肉な結果になってしまう。
やがて彼女は解き放れたように詩を書き続けます。
劇中での詩は(ごめんなさい~気の利いた言葉は言えませんが)どれも美しい中に孤独や怒りを感じるものでした。
夫との破局がどん底状態の彼女の気持ちを掻き立てたのですね。

良い作品は書けても虚しさは拭えない彼女は、もう1度出直しをと願いますが、彼の一言で崩れてしまいます…
それは彼に取ってもどうしようも無い事と思ってあげたい(もちろん、男のズルさはありますが)
彼女にはテッドの存在はかけがえのないものであったと同じように、彼もそうであったと思います。

「彼女(愛人)の存在は、私の想像力が生み出したものだ」とシルヴィアが言います。
この言葉の意味を思うと、強く生きて欲しかった…
だからこそ、彼女の選んだ最後を美化するつもりはありません。

何の才能もない私でも、
子育てに必死だった頃、社会から取り残されたような気持ちはありました。
夫は変わらず外へ出て、モチロン家族を養う為にも働いてくれてるわけですが、接待じゃ~ゴルフじゃ~と外出ばかりが続くと、何で私ばっかり…思ったことも。

同種の才能があるカップルは、傍から見れば理解者であり最高のパートナーだろうと思えますが、尚更辛い事も多いのでしょう。
特にこんなに繊細で聡明な彼女には苦しみでしかなかったのかもしれない…でも夫への愛は深い。
その狭間でもがき苦しんでいたのではと感じました。

ダニエルさんだからと何気に録画しておいた『シルヴィア』
とても印象のある映画となりました。
このグウィネスには酷評が多いみたいですねえ~何でだろう?私は上手だったと思います。

彼女が最後に暮らした同じロンドンのアパートに住む老人役に、『ハリポタ』ダンブルドア校長先生役のマイケル・ガンボン。
シルヴィアの母親役には、グウィネスの実母『ミート・ザ・ペアレンツ』ブライス・ダナー。
終盤にかけてセピア系の映像で暗くて、重い内容も好みがあると思いますが、一人の女性の生き方としてこんな人もいるのだ…と知ってもらいたいかな~と感じました。
とても魅力的な旦那さまを持たれているかたは、もしかしたら気持ちが良く解るかもしれませんね…!(笑)

2004年 12/25公開 イギリス映画
監督クリスティン・ジェフズ

C.O.M.M.E.N.T

ダニちゃんだったの〜(笑)

なんか悲劇っぽくて観てなかったよv-239
ダニちゃんだったんだe-327
そりゃあ観なきゃv-52

さっきこのレビュー一回消えてなかった?v-391

2007/06/20 (Wed) 00:17 | ロク #VwWRwSIk | URL | 編集 | 返信

ロクちゃんへ

えーー、やっぱ消えてたよねえぇ??(泣)
もう、大丈夫かなあ…?
何でかわかんない(苦笑)

そうそう、ダニタンe-416(爆)
声が良いよおe-420

2007/06/20 (Wed) 00:23 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

ダニエル・クレイグが夫だったとは・・・
007で話題になるずっと前に観たのでその時は全く知らない人でした。
わかった上でもう一度見てみたいです。

芸術家という特殊な感性でものを作り上げる人たちは
神経も繊細でいつもピリピリと張り詰めていたんでしょうね。
後半はもうどん底という感じで見ていてつらかったです。

2007/06/20 (Wed) 01:27 | ジュン #6ZS2/17k | URL | 編集 | 返信

ジュンさんへ

そうなんですよ〜ダニさんなんです(笑)e-416
『ジャケット』と『ミュンヘン』でも全く別人の様な演技ですよね!!

彼女の人生はこれで幸せと思ってあげたい気もするのですが…
亡くなってから有名になるって、芸術家に多いですね。

2007/06/20 (Wed) 18:50 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

観たよ〜
あっ、声がいいの?
吹き替えで観ちゃったよ(笑)
あとで確認するわ!

ダニちゃん、かっこいいわ〜(*^_^*)
でもやっぱり007の時が一番よかった!
あんな渋い大学生はおらんやろ〜(爆)

これはストーリー的にどうなんだろう?
単なる自己中女で終わってないか?
実話って微妙だね(~_~;)

お母さん役がグウィネスの本当のママなんだね!
美人のママはやっぱり美人だわ(^O^)

2007/07/08 (Sun) 22:22 | ロク #VwWRwSIk | URL | 編集 | 返信

ロクちゃんへ

えっ、吹き替えで観たの?
また何で?(笑)

そうや〜大学生は無理だぜ!
お二人さん(爆)

>単なる自己中女
それに妄想癖が強すぎるね。
やっぱ、才能のある人は感性が普通じゃ治まらないんだろうね…

ダニちゃん、かっこ良いでしょう〜〜(*^^)
セクシー?!
大人な色気があるよねえ!!

ジョニーの散財が落ち着いたら、007のDVD買う!!
拷問シーン、何度も観る(爆)(^〜^)

2007/07/09 (Mon) 00:06 | オリーブリー #ZJmJft5I | URL | 編集 | 返信

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