それでも夜は明ける
2014, 03. 07 (Fri) 23:00
生まれながらの自由黒人である音楽家ソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は、妻子とともに、白人を含む多くの友人に囲まれ幸せな日々を送っていた。
ある日、2週間の興行に参加したソロモンは、興行主に騙され拉致された末、ルイジアナの奴隷市場に送られてしまう。
自由黒人だと必死に訴えるが、南部の奴隷オーナー、フォード(ベネディクト・カンバーバッチ)に買われたソロモンは、綿花農園の支配人、エップス(マイケル・ファスベンダー)の非道な仕打ちに虐げられながらも、自身の尊厳を守り続け、12年間を南部の奴隷として生きることになる。
南北戦争前の19世紀前半に、実在した黒人男性ソロモン・ノーサップの自伝を映画化した伝記ドラマ。
普通の市民として自由な生活を送っていた主人公が、ある日突然、南部の農園に売り飛ばされた末、体験した想像を絶する奴隷生活の行方を描く。
第86回アカデミー賞作品賞受賞。
2014年 3/7公開 アメリカ映画
監督 スティーヴ・マックィーン

1968年に発表されたソロモン・ノーサップの伝記を原作とし、12年間の奴隷生活を虐げられた“自由黒人”の葛藤が描かれ、見事オスカーに輝いた作品。
映画初出演のルピタ・ニョンゴは、初ノミネート初オスカー受賞と、初ずくし!
彗星のごとく現れた期待の星となる?!
希望を捨てず生きようとするソロモンの姿や、パッツィー(ルピタ・ニョンゴ)の痛みに同調し、あらゆる面から、白人、黒人に関わらず、複雑な人間心理の本質や矛盾をついてくるような作品でした。
まずは、北部と南部で、ここまで生活に差があったということに驚きです。
北部における黒人の人口比率は1%に過ぎなかったそうで、拉致され、南部で奴隷として扱われた黒人が多くいるそうですが、結果的に、家族の元へ帰ることができたソロモンは、幸運な人だったのかも知れません。

ヴァイオリン奏者として、ニューヨークで妻と子供と幸せに暮らしていたソロモン。
ある日、二人の男に騙され、南部の奴隷市場へと輸送される。
ソロモンの娘は、「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」のクヮヴェンジャネ・ウォレス。

儲け主義の奴隷仲介人フリーマンは、ポール・ジアマッティ。
ほんのワンシーンだけど、この憎々しさがピッタリ。

ベネ様演じる農園主フォードは、信仰が厚く、奴隷に対しても情がある男。
大工のジョン(ポール・ダノ)に、首吊りのリンチに遭わされたソロモンの身(と返済)を守るため、フォードは、ソロモンをエップスに売ることを決めた。
奴隷を非情には扱わない白人でも、結局、保身優先になってしまう。

中身なしで生粋の腰抜けをポール・ダノが上手すぎる!
ソロモンの縛り首シーン…。
爪先立ちで必死に堪える息遣いに、胸が張り裂けそうになる。
フォードが戻るまで、そのまま放置する白人、奴隷たちは、見て見ぬふりをする。
東部で白人と同じように暮らしているソロモンに、違和感を抱くような白人のシーンが蘇ってきた。
白人でもなく奴隷でもないソロモンは、さまざまな屈辱に“賢く”耐えるしかなかった。

非情極まりないマイケル・ファスベンダー。
元々の性質はあるだろうけど、もう病的ですね。
支配階級にふんぞり返っている人は、善悪の境界線が見えなくなって、おそらく、自覚しながらも、どんどんエスカレートしていくしかないようで、、、。
根っからの極悪非道ではないと思いたい(苦笑)不安定さを見事に演じていました。
キウェテル・イジョフォーも素晴らしかった!
主人公でありながら、傍聴者のようでもあり、彼の目から見る実態を体験したようでした。
子供と引き離された女性、農園主の妻におさまった女性、パッツィー、また農園主の妻と、女性の立場からも考えさせられました。

自由黒人であったソロモンの実体験であるから、辛いシーンも僅かなシーンも徹底した負を感じます。
アフリカから連れて来た黒人は、奴隷として拘束されるのが当たり前で、自由黒人は、解放という、上手く説明できないけど、その辺りにモヤモヤが残ってしまいましたが、ブラピが「オレも自分が可愛いからな」と言ったように、自分の思考の傾向は、世の中の風潮や流れ任せで、弱くなってしまうという、その思いもまた良く分かる。
おそらく観客にそんな感情を持たせるのも狙いとして、差別や暴力、利権や保身と、今でも変わらないことが多く、そういう負の問題に対し、今また正面から向き合った映画であるのは違いない。
*北部と南部では、自由や平等という概念が今でも違うのだろう…。
*主なき家族、奥さんの稼ぎがあったにせよ、暮らしぶりは南部の黒人とは天と地のような差だった。
*12年の経過は分りづらい。
*奥さんがいても、黒人との間の子供を普通に育てていたのか…。
*パッツィーの背中が(滝汗)
*音楽、歌、映像が、交わりながら転換している演出が良かった。
コメント
たいむ
黒人もいろいろ
19世紀のお話だったけれど、今にも通じるところのある映画に思いました。
これ見て『リンカーン』を見るとまた違った感慨にふけられそうな気もします。
・・と思っていたら、今WOWOWでやってる??(笑)
それにしても、正しい居場所に戻るだけとはいえ、残された奴隷たちが不憫なのがアレですよね。
ならばついでに「ジャンゴ」見て爽快感で締めくくるのが良いかしらん。
にゃむばなな
こんばんわ
この映画全編に渡って描かれる誰にも非難出来ない人間の弱さ。
そのどれもに共感してしまうがゆえの怖さ。
バスの「俺も自分がかわいい」というのが人間誰もが持つ本音。
見終わった後に2度と見たくないと思ってしまうのも、これまた誰にも非難出来ない人間の弱さなのかも知れませんね。
ituka
こんばんは
本作と『ジャンゴ』『大統領の執事』の3本観ておけば、大体のことは分かりますね(笑)
今回は伝記映画なので真面目に演出されててエンタメ性は今ひとつ。
しかし、学ぶ映画として評価させてもらいましたよ。
ワタシの感想は適当だけど^^;
そうだ、やたら泣きわめいていた女性奴隷が助演賞のひととずっと勘違い(またかよ!)
めえめえ
奥さんの
嫉妬が凄まじかったですね。
そんなに憎いなら自分で打ったら?と(汗)
ソロモンが仲間と別れるシーンも辛かったです。
エップスの農場に残った奴隷たちは、解放までずっとあの状態だったでしょうし、
パッツイは生きていられなかったかも知れないわ…
ノルウェーまだ~む
あの子って
オリーブリーさん☆
あえての細かい説明が無いのが、この映画のまたいいところでもあるのだけど、例えばマイケル・フォスベンダーの連れていた幼い黒人の女の子って、もしやパッツィーとの子???
自由黒人については私も判らなくて調べちゃいました。
かなり昔に入ってきた黒人は年季奉公が終わると開放されていたらしいですよ。
紙切れ一枚で天と地ほども違う人生って、本当に酷いことですねー
オリーブリー
たいむさんへ
こんばんは。
お返事が遅れてしまいました(^∧^) ゴメンナサイ
今月から「リンカーン」と「ジャンゴ」が始まったから、これ観た後で、おさらいすると、また違う印象を持つかも知れませんね。
ジャンゴの嫁が水タンク?みたいな中でのおしおきもキツイと思ったけど、パッツィーの背中、もうすごかった…。
>残された奴隷たちが不憫。
このモヤっと感がまた何ともいえない余韻で、、、。
一人だけ解放されて良かったと心から思えず、北部の家族も不自由そうではなかったし、気持ち的にどう折り合いつければいいか、すごく難しい映画でした。
この矛盾が作品のテーマのひとつでもあるのでしょうねー。
それにしても、この映画を観ると、「奴隷解放」なんて言い出したリンカーンは、南部の人たちにとって、とんでもない政治家だったでしょうね(苦笑)
オリーブリー
にゃむばななさんへ
確かに、ソロモンよ、ヒーローになれっ、みたいな感情が沸くのですが、そんな絵空事ではない現実だけでした。
でも、この状況に置かれたら、自分も間違いなく同じことをしてしまうのだろうし、そうすることしかできない弱い人間だと思います。
人間、誰しも自分が可愛いし、弱いし、だから、人の事も考えられて支えあっていければいいですね。
しっかし、ブラピはチョイと出てきて、美味しいトコもっていきましたね(笑)
オリーブリー
itukaさんへ
最近、勘違い(というか、思い込み)が多いですね。
それ、年ですよ(お互いに~爆)
>やたら泣きわめいていた女性奴隷
彼女はどこへ連れて行かれたのでしょう、、、。
私はどちらかというと、学ぶというよりは、体験型でした。
自分の色んな感情や精神が試されるかのようで、ラストの矛盾をどう処理しようかと必死でしたよ(苦笑)
これを観たら、「大統領の~」が引っかからなかったのよく分かりました(^_^;)
オリーブリー
めえめえさんへ
こんばんはー。
マイケルさんの奥方、怖かったですねー!!
ウィスキーのボトルを投げつけるわ、爪でひっかくわ、恐ろしい、、、。
嫉妬って、立場だとか、階級だとか、そんなものには関係なく、ふつふつとこみ上げてくるんでしょうか。
あのムチ打ちシーン、奥方は、両者にあびせたかのようで、内心、勝ち誇っていたのかも(滝汗)
>パッツイは生きていられなかったかも知れないわ…
私もそんな気がします、、、。
オリーブリー
まだむさんへ
こんばんは。
時間の経過が唐突で、観てきたことから想像するしかないんですが、おそらく、あの子供はパッツィーとの間の子供ではないかと思いました。
奴隷は所有財産のひとつであり、そこで子供が増えれば、また財産が増えるという、何とも不思議な勘定(?)があったみたいです。
自由黒人と奴隷。
これは色々と考えさせられましたね。
mig
こんばんは。
これは良かったですね!!
マイケルファスベンダーはてっきりいい人なのかと思ってたら
完全に悪役。白人はブラピ以外って徹底してた。
ブラピは自分プロデューサーで良い役すぎでおいしい。笑
苦痛のシーン、辛かったけど
時間おいてまたみたい1本です。
トラックバック
- この記事へのトラックバック
-
- 映画:それでも夜は明ける 12 Years a Slave 圧倒的! アカデミー賞「本命」と判断。
- まずオープニングで驚く。 基本プロットは予想がつく通り、主人公はNYに住む、自由証明書で認められた自由黒人。 地位、名誉、家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、南部に連れて行かれる。 そして奴隷にされてしまう、 のだ...
- 2014.03.08 (Sat) 19:19 | 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
- この記事へのトラックバック
-
- 「それでも夜は明ける」みた。
- 第86回アカデミー作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門の受賞作品。奴隷制度が廃止されるまでにはまだ30年近い年月が必要な1841年のお話で、自由な身分にも拘らず意図的に誘拐され、南部の農園に売られた黒人
- 2014.03.08 (Sat) 19:43 | たいむのひとりごと
- この記事へのトラックバック
-
- スティーヴ・マックィーン監督『それでも夜は明ける(12 Years a Slave)』
- 『それでも夜は明ける(12 Years a Slave)』監督は『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックィーン。主演のソロモン役をキウェテル・イジョフォーが演じる。共演にはマイケル・ファスベン
- 2014.03.08 (Sat) 19:46 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 南北戦争前のニューヨークで暮らしていた自由黒人が誘拐されて南部で奴隷として12年間を過ごした過酷な体験を描いている。娯楽性は全くなく、下手なドキュメンタリー映画が逃げ出すくらいの衝撃を受けた。黒人奴隷が歌う葬式の歌がゴスペルの発祥だったのだ。必見だ。
- 2014.03.08 (Sat) 23:42 | とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
- この記事へのトラックバック
-
- 『それでも夜は明ける』
- これは黒人監督による黒人奴隷を描いた映画。それゆえに他の作品とは全く違う世界に到達した映画。 辛い、苦しい、怖い、逃げ出したい。でもこの人類の負の歴史を見なければなら ...
- 2014.03.09 (Sun) 00:03 | こねたみっくす
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 【12 YEARS A SLAVE】 2014/03/07公開 アメリカ PG12分監督:スティーヴ・マックィーン出演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、サラ・ポールソン、ブラッド・...
- 2014.03.09 (Sun) 00:06 | ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける/12 YEARS A SLAVE
- ランキングクリックしてね ←please click 12年、奴隷として。 史実に基づく実話を映画化。 本年度アカデミー賞作品賞で見事受賞 ちなみに アカデミー賞受賞作品 2013年度 「それでも夜は明ける」 2012年度 「アルゴ...
- 2014.03.09 (Sun) 00:46 | 我想一個人映画美的女人blog
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける〜虐待の背後にあるもの
- 本当は気が優しいエドウィン・エップス 公式サイト。原題:12 Years a Slave。 スティーヴ・マックィーン監督。キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カ ...
- 2014.03.09 (Sun) 08:39 | 佐藤秀の徒然幻視録
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 評価:★★★★☆【4,5点】(招待券) TOHOシネマズ映画招待券を生まれて初めて頂きました(笑)
- 2014.03.09 (Sun) 19:37 | 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜
- この記事へのトラックバック
-
- 『それでも夜は明ける』
- (原題:12 Years a Slave) (※ネタバレ注:見どころに触れています) 「さて、今夜は話題の『それでも夜は明ける』を…」 ----あっ、これだったら知っているよ。 タイトルが原題(『12 Years a Slave』)とあまりにも違うって、 あっちこっちで話題になっている映画...
- 2014.03.09 (Sun) 22:27 | ラムの大通り
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける/キウェテル・イジョフォー
- 『SHAME シェイム』のスティーブ・マックイーン監督が実話を基に拉致され奴隷とされてしまった黒人音楽家の再び妻子に会うために生きた壮絶な人生を描いた伝記ドラマです。 出演は ...
- 2014.03.12 (Wed) 10:12 | カノンな日々
- この記事へのトラックバック
-
- 『それでも夜は明ける』
- □作品オフィシャルサイト 「それでも夜は明ける」□監督 スティーヴ・マックィーン □脚本 ジョン・リドリー □キャスト キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ポール・ダノ、 ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ジアマッティ、ブ...
- 2014.03.13 (Thu) 08:36 | 京の昼寝〜♪
- この記事へのトラックバック
-
- 「それでも夜は明ける」
- アカデミー賞作品賞を見事勝ち取った作品は、映像も素晴らしい、役者の演技も本当に素晴らしい、テーマも見事だ。 場面展開もよく、134分の長さも感じさせないストーリーは、観る者の心をつかんで離さない。
- 2014.03.13 (Thu) 16:05 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
- この記事へのトラックバック
-
- 『それでも夜は明ける』 不自由の中にあるものは?
- 仮面ライダーは何のために戦うのか? 平和のため? 正義のため? そのいずれでもない。 『仮面ライダー』のオープニングで、ナレーションの中江真司氏はこう述べている。 「仮面ライダー本郷猛は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」 そう、仮面ライダーは自由のために戦っているのだ。 ...
- 2014.03.15 (Sat) 09:03 | 映画のブログ
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 『それでも夜は明ける』---12 YEARS A SLAVE---2013年(アメリカ)監督:スティーヴ・マックィーン出演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ 、ポール・ダノ 、ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ 、サラ・...
- 2014.03.15 (Sat) 23:59 | こんな映画見ました〜
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける 監督/スティーヴ・マックィーン
- 【出演】 キウェテル・イジョフォー マイケル・ファスベンダー ベネディクト・カンバーバッチ ルピタ・ニョンゴ 【ストーリー】 1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモンは、ある日突然拉致され、奴隷として南...
- 2014.03.16 (Sun) 20:24 | 西京極 紫の館
- この記事へのトラックバック
-
- 映画「それでも夜は明ける」
- 映画「それでも夜は明ける」を鑑賞しました。
- 2014.03.17 (Mon) 00:09 | FREE TIME
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける 12 YEARS A SLAVE
- 先日発表されたアカデミー賞で作品賞を獲得 英国のスティーブ・マックィーン(往年の俳優さんと同姓同名です)監督は、アカデミー作品賞を獲得した 初の黒人監督になりました。 本作は、主人公ソロモン・ノーサップ氏ご本人の回顧録をもとにした真実の物語だそうです。 3月...
- 2014.03.17 (Mon) 23:29 | 映画の話でコーヒーブレイク
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 家畜ではなく平等であるべき同じ人間 公式サイト http://yo-akeru.gaga.ne.jp 原作はソロモン・ノーサップが1853年に出版した回顧録。 監督: スティーヴ・マックィーン 「S
- 2014.03.20 (Thu) 14:01 | 風に吹かれて
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 『それでも夜は明ける』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1)本作は、今度のアカデミー賞で作品賞を獲得したというので映画館に行きました(注1)。 映画の時点は1841年で、1863年の奴隷解放宣言よりも前のことです。 場所は、ニューヨーク州のサラトガ。 バイオ...
- 2014.03.21 (Fri) 21:58 | 映画的・絵画的・音楽的
- この記事へのトラックバック
-
- 「それでも夜は明ける」本年度アカデミー作品賞作品の実力
- 「それでも夜は明ける」★★★★ ウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、 ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、 ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、 ブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード出演 アレクサンダー・ペイン監督、 134分 2014年3月7日公開 ギャガ (原題/原作:12 YEARS A SLAVE)
- 2014.03.29 (Sat) 18:17 | soramove
- この記事へのトラックバック
-
- 映画『それでも夜は明ける』を観て〜アカデミー賞受賞作品
- 14-25.それでも夜は明ける■原題:12 Years A Slave■製作年、国:2013年、アメリカ・イギリス■上映時間:134分■料金:0円(ポイント利用)■観賞日:3月15日、TOHOシネマズみゆき座(日比谷) □監督:スティーヴ・マックイーン□脚本:ジョン・リドリー◆キウェテ...
- 2014.03.30 (Sun) 00:57 | kintyre's Diary 新館
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 混戦のアカデミー賞で漁夫の利で作品賞をかっさらった感の有った『それでも夜は明ける』を観てきました。 さて、漁夫の利だったのか、ずば抜けてよかったのか。 ★★★★ ずば抜けて良かった感は無かったけれど、フツーに面白かった。 最近「SLAVE」と言う言葉に敏感なので...
- 2014.03.31 (Mon) 21:46 | そーれりぽーと
- この記事へのトラックバック
-
- 劇場鑑賞「それでも夜は明ける」
- 生き残る… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201404120001/ 【送料無料】「それでも夜は明ける」オリジナル・サウンドトラック [ (オリジナル・サウンドト...価格:2,592円(税込、送料込) [Blu-ray] SHAME -シェイム- スペシャル・プライス価格:...
- 2014.04.12 (Sat) 17:04 | 日々“是”精進! ver.F
- この記事へのトラックバック
-
- 映画「それでも夜は明ける」 感想と採点
- 映画 『それでも夜は明ける』 (公式)を3/7の劇場公開日からだいぶ経ちましたが、やっと先日、劇場鑑賞。採点は、 ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら75点にします。 ざっくりストーリー 舞台は1841年、南北戦争によって奴隷制度が廃止される以前のニューヨーク。家族と共に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イ...
- 2014.04.13 (Sun) 20:24 | ディレクターの目線blog@FC2
- この記事へのトラックバック
-
- 「それでも夜は明ける」
- 「これがアカデミー賞作品賞だ!」と言われても、「そうですか」としか言いようがない…。いや、悪い作品ではない。丁寧に作り込まれている。騙されて、自由人から奴隷の身に落とされてしまった黒人の主人公ソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)の悲しみ、怖れ、足掻き、などが胸を打つ。だが、この違和感は何なのだろうか?騙されて奴隷、といっても…。それまで自由人であった事実が落差の激しさを表してはい...
- 2014.04.22 (Tue) 14:36 | ここなつ映画レビュー
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける ★★★★
- 奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身でありながら拉致され、南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ。主人公が体験した壮絶な奴隷生活の行方、そして絶望に打ち勝つ希望を描き出す。監督は『SHAME -シェイム-...
- 2014.05.02 (Fri) 18:38 | パピとママ映画のblog
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- それでも夜は明ける '13:米・イギリス ◆原題:12 YEARS A SLAVE ◆監督:スティーブ・マックイーン「HUNGER ハンガー」「SHAME シェイム」 ◆主演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマ...
- 2014.05.31 (Sat) 22:35 | C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
- この記事へのトラックバック
-
- 奴隷という生活
- 14日のことですが、映画「それでも夜は明ける」を鑑賞しました。 1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン 彼はある日突然拉致され、奴隷として南部の綿花農園に売られてしまい・・・ 重厚な重き作品、やはり作品賞...
- 2014.09.28 (Sun) 21:52 | 笑う社会人の生活
- この記事へのトラックバック
-
- 「それでも夜は明ける」
- 何が驚いたって、拉致されて強制的に奴隷にされたってこと。
- 2015.03.10 (Tue) 22:49 | 或る日の出来事
- この記事へのトラックバック
-
- それでも夜は明ける
- 【概略】 突然誘拐され、奴隷として売られた黒人音楽家・ソロモン。差別と虐待を受ける日々を耐え忍ぶが、ある男との出会いが彼の運命を大きく変えることになる。 ドラマ 黒人差別問題が題材の映画は昔からあったけれど、表面上はなくなったとは言え根強く残っているからこそ何度も取り上げるのでしょうね。アメリカの負の歴史にスポットをあてた重厚で見ごたえのある作品です。しかし映画としては見て...
- 2015.09.02 (Wed) 08:22 | いやいやえん