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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

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100万ドルの賞金が当たったという、どう考えてもインチキな手紙を信じ込んだウディ・グラント(ブルース・ダーン)は、モンタナ州からネブラスカ州まで、徒歩で賞金を受け取りに行こうとする。
何を言っても耳を貸さない父に根負けした息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)は、無駄骨承知でネブラスカまで連れて行くことにした。
途中、立ち寄ったウディの故郷で、デイビッドは父の意外な過去を知ることになる。


年老いたガンコ親父と息子が繰り広げる珍道中の行方を、モノクロ映像で描くハートフル・ロード・ムービー。

2014年 2/28公開 アメリカ映画
監督 アレクサンダー・ペイン
何かを残す{★★★㊤3/5}
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ロード・ムービーは、場所を追うごとに心境の変化が重なり、ラストは温かな気持ちにさせられますが、マイケル・ペインの味付けは、独特のゆるいユーモアと皮肉が効き、ごく普通のありきたりの出来事や、平凡な人間のどうしようもなさに、心をくすぐられる作品が多いです。
自身もネブラスカ出身のペインが、「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」に続き、痴呆で頑固で厄介な爺さんをハートフルに描き、アカデミー賞の作品、監督、主演男優、助演女優、脚本、撮影と、6部門でノミネートされました。
寂れた田舎町の風景とたくさんのご老人ばかりだけど、この地味で何も無さがシンプルな物語にリアルに溶け込み、何気ない会話からご老人たちの若かりし頃が自然と浮かび上がる。
“宝くじ高額当選”で見えてくる悲喜こもごも、家族だからの思いやりと面倒くささなど、人と人との関係性が染みてくる作品で、初めは物悲しさを感じるモノクロ映像でしたが、最後は銀幕いっぱいで輝いてるようでした。
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ネジが緩んでしまったようなウディを演じたブルース・ダーンの存在感は素晴らしかったけど、マジ、大丈夫なのか?と、帰宅後、すぐネット検索してみたが、77歳のビジュアルにし、この老いっぷりは芝居だったと一安心(笑)
抜け感と頑なさを飄々と演じたブルース・ダーンが憎めないキャラで、普遍的な父親像を重ねる人が多いのではないかな。
怪我したり、入れ歯なくしたりと、のん兵衛の父親にはありがちなエピソードだった(笑)
妻ケイトを演じたジューン・スキッブが面白い!
「アバウト・シュミット」でニコルソンの妻だった女優さんだそうで(確か、すぐに亡くなる役だったと思う)、このバアさん、下ネタが自然すぎる、、、(爆)
毒婆だが、毒婆なりの愛情がまた可愛らしい。
元カノさんがとってもステキなお婆ちゃまなので、息子でなくても「父さん、どうして?!」と思うことでしょう(爆)
またこの元カノさんのお話がいちいち納得で、セリフはそんなに多くないのに、脇の脇まで、登場人物ひとりひとりの人間性が即座に垣間見れる演出が素晴らしい。
幾つになっても集まると男の話題は車で、女はゴシップ(笑)
ちょっとしたリベンジが勘違いだったと言う時のチームワークは、家族ならではのエピソードだったし、とにもかくにも、一見、頼りなくて人生を踏み出せない部分が多い息子が、出来すぎ君な親孝行に感心させられた。
自分だったらここまで出来ないけど、自分にはこうして欲しいと、勝手な欲が沸いてくる(苦笑)
年齢や経験値で左右されそうな気はしますが、家族が過ごしてきた歴史は、それぞれにステキだなと感じさせられる作品でした。
帰宅したら、「またこんなことして!!」と毒バアの叫びが聞こえそうです(笑)
2014.03.02 / Top↑
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