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LEE DANIELS THE BUTLER005

奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。
南部の農園で両親と働くセシル・ゲインズは、農場主に父親を殺された後、ハウス・ニガーとして作法を叩き込まれる。
やがて町に出たセシル(フォレスト・ウィテカー)は、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボーイとなり、仕事ぶりが認められ、ホワイトハウスの執事に抜擢された。
空気のように存在を消して的確に仕事をこなし、歴代大統領たちの信頼を獲得していくセシルだったが、家庭では白人に従順に仕える彼に反発する長男が、公民権を求めて過激な反政府運動に身を投じていく…。


1950年代から80年代、ホワイトハウスの黒人執事として仕えたユージン・アレンの人生をモデルにしたドラマ。
奴隷から大統領執事となり、公民権運動やベトナム戦争など激動するアメリカの歴史で、7人の大統領に仕えた男の人生を綴る。

2014年 2/15公開 アメリカ映画
監督 リー・ダニエルズ
内側から見る世界{★★★3/5}
LEE DANIELS THE BUTLER00854
社会における黒人差別の歴史を丁寧に伝える映画でした。
現実的で保守派なセシルと、理想と実行派の息子との対比は、どちらの立場でも考えさせられます。
座り込み運動やフリーダム・ライドの活動、仲間の分裂、親子の確執、家族関係が丁寧に描かれ、公民権法成立やジム・クロウ法が廃止となっていく大統領の決断と、ホワイトハウスで“空気を消す”存在となりながらも、大統領に微妙な影響を与えているセシルの存在感が良い。
ただ、教科書をめくるような感覚で、整然すぎて映画としてはやや面白みに欠けてしまった印象。
一人の直向な人生は感動的ではあるけど、セシル家のお話が少し広がり過ぎて、誰のどんな感情とも上手く噛み合うことが出来ず、どこまで実話なのかも気になってしまった。
妻グロリア(オプラ・ウィンフリー)の夫と子供を愛する気持ちを分かっても、彼女の生活ぶりに好感が持てなかったし、隣家のハワード(テレンス・ハワード)とか、結局、なに?(苦笑)
オプラ・ウィンフリーは、「カラーパープル」の頃と変わらずお芝居は上手ですが、もしかしたら、支持層の厚い彼女ありきで始まったのではないかしら?と想像してしまうほど登場が多くて、あくまでも好みですが、執事の視点で、人種差別問題に関心を寄せた、アイゼンハワー(ロビン・ウィリアムズ)、ケネディ(ジェームズ・マースデン)、リンドン・ジョンソン(リーヴ・シュレイバー)の姿勢とか法案への流れとかもっと観たかったかな。
大統領の執事の涙1005
物まね合戦のような大統領の面々。
それぞれの個性を豪華な俳優陣が入れ替わり立ち代りに演じ、やっぱり嫌な奴って感じのニクソン(ジョン・キューザック)が、ビックリするくらい外見は似てないけど、その性質はピッタンコだったかも(笑)
best of presidentは、ドナルド・レーガン(アラン・リックマン)&ナンシー・レーガン(ジェーン・フォンダ)。
声を聞くまで分からなかったわ。
他にもキューバ・グッディング・JR、レニー・クラヴィッツ、マライア・キャリー、アレックス・ペティファー、ヴァネッサ・レッドグレイヴなど、わずかなシーンだけでも、豪華なキャスト!
「ラストキング・オブ・スコットランド」のオスカー以後、ウィテカーさんは、どうしちゃったの?!な作品群だったけど、これは本領発揮。
LEE DANIELS THE BUTLER821
公民権運動背景の「ヘルプ~」では、メイドが女主人に反乱を起こす痛快さはあるものの、差別の実態と矛盾が生々しく、「42~世界を変えた男~」では、もはやヤジとは言えない言葉の暴力に驚きだった。
差別に負けず、自分の居場所を見つけようと踏み出すメイドたち、実力と忍耐で、白人の意識を変えたメジャーリーガーがいれば、活動家として世の中に訴え続ける若者もいる。
政界トップの執事として、真摯に仕えた姿もアメリカの歴史。
白人の醜さと黒人の勇気と誇りを感じる作品がまたひとつ増えました。


*キューバ・グッディング・JRかレニー・クラヴィッツか忘れたけど、下ネタが下品で不快だった。
*それにしても「ペーパーボーイ 真夏の引力」の後にしては、真面目な作品だった(苦笑)
2014.02.18 / Top↑
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