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フィルス 

2013, 12. 10 (Tue) 19:07

FILTH10

スコットランド警察のブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、頭脳優秀な刑事だが、その裏では、売春や不倫、アルコールとドラッグ依存症に陥るイカれた人物だった。
そんな中、日本人の留学生が殺されるという事件が発生。
事件を解決して昇進を目論むブルースだったが、捜査を進める内、自身の過去と向き合うことになり、精神的に追い詰められていく。


「トレインスポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュの小説を実写化したクライムコメディー。
酒や麻薬に溺れ、さまざまな不正行為を働く刑事が、留学生殺人の捜査に乗り出したことから思わぬ事態に遭遇するさまをシニカルに描く。

2013年 11/16公開 イギリス映画
監督 ジョン・S・ベアード
笑って哀しむ{★★★㊤3/5}

「トランス」では、珍しくいやなヤツだったマカちゃん。
今作は更に困ったクン、三拍子揃いの中毒症でとんでもないロクデナシ刑事。
でも何故か憎めない(笑)
過去のトラウマと現実の重圧、まるで迷子になったかのように、自身の精神を彷徨う姿に胸キュン^^
多彩なカラーでイカレっぷりや哀楽を演じ分け、器用に成りきったマカちゃんのお芝居が上手だった!!
相変わらず脱ぎっぷりもお見事で、ファンにはMAX楽しめそう(笑)
FILTH11
原作の世界観は知らないし、中毒症の映画は苦手だけど、混沌とした印象はあまりなく、意外と単純で分かりやすいお話だった。
同僚を陥れようとするプラン(?)なんて、ガキの悪ふざけみたいなノリで、やりとりとか間とか、色々と笑えるシークエンスが用意されている。
非現実的な妻や精神科医のシーン、救えなかった男性の残された妻子、過去のトラウマなど、ひとつひとつのパートが流れ作業のようではあったけど、ハチャメチャを繰り返すダメ男が、実は愛に深く傷ついて、純粋に愛を求めていた。
勢いとパンチがある作品で、ラストのマカちゃんがクールでカッコ良かったー♪
FILTH14

*「リトル・ダンサー」ジェイミー・ベル、「ハリーポッター」ジム・ブロードベント(スラグホーン)、シャーリー・ヘンダーソン(嘆きのマートル)、「シャーロック・ホームズ」「アリス・クリードの失踪」エディ・マーサンと実力派が共演。

コメント

ituka

マカちゃん人気

どちらかというと単館系の作品が多いですよね。
先回の絵画ドロボー(だっけ?)にしても脇に有名どころを配しても
自分がやっぱりいちばん目立っちゃうみたいな(笑)

本作のラスト、実は、、、なんてことあったらいいのにね(笑)

2013/12/11 (Wed) 00:17 | ituka | 編集 | 返信

オリーブリー

itukaさんへ

どちらかというと、正義感が強い優男な役が多いかも。
で、意外と女に弱い(笑)

>自分がやっぱりいちばん目立っちゃうみたいな

「ラストキング・オブ・スコットランド」は、助演をあげて欲しいくらいでした!

2013/12/12 (Thu) 23:07 | オリーブリー | 編集 | 返信

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  •  フィルス
  • 評価:★★★☆【3,5点】(10) 男性のイチモツのスキャンコピーには笑えるが
  • 2013.12.11 (Wed) 00:11 | 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜
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  •  フィルス
  • わけありのロクデナシ公式サイト http://www.uplink.co.jp/filth原作: フィルス (アーヴィン・ウェルシュ著/パルコ出版)クリスマス・キャロルが街中で流れ出す季節のある晩に、
  • 2013.12.11 (Wed) 14:35 | 風に吹かれて
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  • 昨日は1日ということでもちろん映画 先週から観たい映画が続々と公開になっているのでもちろんダブルヘッダー 対照的な2本でした。 ※以下感想です。  ネタバレありですのでご注意ください。  
  • 2014.02.02 (Sun) 22:45 | My Pace, My Self
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  •  フィルス ★★
  • 『トレインスポッティング』の原作者でもある作家、アーヴィン・ウェルシュの小説を実写化したクライムコメディー。頭脳明晰(めいせき)ながらも、酒や麻薬に溺れ、さまざまな不正行為を働く刑事が、留学生殺人の捜査に乗り出したことから思わぬ事態に遭遇する。『つぐな...
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