心のままに映画の風景

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。
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アンコール!!

UNFINISHED SONG 10

無口で気難しい頑固老人のアーサー(テレンス・スタンプ)は、地元のシニア合唱団に通う、社交的で明るい妻のマリオン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)とロンドンで暮らしていた。
年甲斐もなくロックやポップスを歌う奇妙な合唱団に面食らうアーサーは、決してその仲間に加わろうとはしなかったが、ある日、愛してやまないマリオンのガンが再発し、息子との溝も深まるアーサーに転機が訪れる…。


妻の代わりに合唱団に参加した気難しい初老の男が、さまざまな出来事を通して人生の新たなスタートを切る姿を映し出す。

2013年 6/28公開 イギリス映画
監督 ポール・アンドリュー・ウィリアムズ

人生初のラブソング{★★★3/5}

最近、老いてからの生き方や再生映画が多くなったような気がする。
長寿となった今、老いるという普遍的なことが改めて問われる題材なのかもしれない。
身内とは意思疎通できない老女が若い好青年と出会う「クレアモントホテル」、残された人生を謳歌しようとインドに集まった「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」、音楽家専用の老人ホームで起こる悲喜こもごも「カルテット!人生のオペラハウス」など、どの作品にも自分らしく生き続けようとする老人たちの心の豊かさや力強さを感じることができた。
若い頃は無縁だったが、家族を含め、自分も次第に近づいてきたということなんだろうな(苦笑)
SONG FOR MARION12
テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレーヴが夫婦を演じるこちらの作品、頑固一徹の性格が災いし、息子との関係も宜しくないアーサー爺さんは、愛して止まない妻のガン再発を宣告される。
夫を残して逝かなければならないマリオンは、「あなたの本当の色を知っている。本当の色を見せて」とアーサーに向けて切々と歌う。
マリオン亡き後、アーサーは妻の思いに応えることができるのか…というようなお話。
SONG FOR MARION11
シンプルで分かりやすく、何気ない日常の光景に微笑ましさやコミカルな笑いがあって、思った通りに進んでくれる。
私の中では、いつも悪役イメージのテレンス・スタンプが、妻をこよなく愛する頑固爺さまを好演。
前半はマリオンが、後半はコーラス隊の音楽教師エリザベス(ジェマジ・アータートン)が、アーサーの価値観に変化をもたらす。

アーサーが頑固であればあるほど、哀しみや喪失感は増すが、少し予定調和過ぎたかな。
破天荒(?)な選曲をする地域のコーラス隊は、ポジティブという面では好感が持てるし、ある種、可愛いな~とも思えるけれど、既に、「ヤング@ハート」で経験済みなので、その衝撃たるやと言ったものは比にならない。
あくまでもネタ的なものでしかなかったから、前向きで明るいコーラス隊と否定的なアーサーとのギャップとか、もう少し描かれていたらまた違った良さがあったのかも知れない。
SONG FOR MARION13
コンクールの本選で、突然の出場停止は必要だったのか疑問だけど、アンサーソングと言えるビリー・ジョエルの「Lullabye」を歌うアーサーに心が動かされた。
かすれたような声で無骨に歌う老人から、人生の深みや重みが伝わってくる。
哀しみや苦しみを乗り越えること、自分の生き方を見つめ直すこと、それは自分ひとりの力ではなく、周りの多くの人に支えられているからこそ出来ること。
ソファーからベットへ移動できたアーサーにホッ(笑)
途中、少し退屈だったけど、人生の先輩から教えられる映画として、記憶に残る作品になった。

*ジェマジ・アータートンがいい感じだった。
これまでの作品の中で一番良かったわ^^
*息子はバツイチシングルなのかな~これとくっつくのかと思いながら観ていたけど、余計なことがなくて好感(笑)

Comment

渋さ~
編集
オリーブリーさん、おはようございます^^
TB、ありがとうございましたm(__)m

最近、確かにこの手の映画が増えてきましたね。
それにしても、等身大ともいえる渋い役者陣が、
こういった作品を上手く伝えてくれることが、
とても嬉しく感じます。
まだこの域まで年老いてはいないものの、
認知症の両親の世話をしながら、
色々重ね合わせる部分も多いです。
サプライズはスタンプの歌の上手さでした!
2013年07月25日(Thu) 08:40
ですよね。
編集
私も「ヤング@ハート」を見ちゃってるんで、ちょっと物足りなさを感じちゃいました。
それに、わざわざ突然「出場停止」にするなんて事はする必要なかったですよね。アーサーの遅刻だけで十分というか。

私も息子の奥さんは気になりました!
離婚?死別?とか。
音楽教師の恋バナも別にどうでも良かったんだけど、息子と妙に絡んだりしなかったのは良かったかも。
2013年07月25日(Thu) 16:54
編集
オリーブリーさん、こんばんは。
TB、ありがとうございました。
私も、バツイチシングルの息子とエリザベスがくっつくのかな?と思っちゃいました。
そんな余計なエピソードがなくて、アーサー爺さんにフォーカスしていてよかったです。最後にやっとベッドで寝れるようになったアーサーに、よかったねぇと声をかけたくなりました。
2013年07月27日(Sat) 00:22
cyazさんへ
編集
こんにちは~こちらこそ、いつもありがとうございます。

うんうん。
テレンス・スタンプはお上手でしたね。
かすれた声に一層の渋さと切なさがありました♪

最近、高齢者の映画が増えたことで、漠然とですが、老後を考えなくてはならないんだな~と思い始めます(苦笑)
2013年07月29日(Mon) 13:07
たいむさんへ
編集
こんにちは。

あの娘ちゃん(孫)がなかなかいい子だったよね~ママの事は一切触れられなかったので、余計に気になっちゃいました^^
そうそう、音楽コーチの恋愛ネタが出た時、あーパパとデキちゃう展開なのかも~とチラリと頭を過ぎったけど、いい意味で裏切られて良かったわ。
このテの映画って、外野の枝分かれ的なサイドストーリーは要らないもんね。
出場停止から乱入も蛇足だったわー。

で、やっぱり、「ヤング@ハート」だよね(笑)
ドキュメンタリーではあるけど、ひとつの物語としても成立したし、歌だけでなく、生き方が前向きで目からウロコだったわ~年寄りに対する見方が変わった作品でしたもん。
2013年07月29日(Mon) 13:17
ryokoさんへ
編集
こんにちは~こちらこそ、ありがとうございます。

わはは~やっぱり息子の過去というか、気になりますよね(笑)
彼も娘もいい感じだったので、幸せになって欲しいわ。

>アーサー爺さんにフォーカスしていてよかったです

同感です!
頑固な殻を少しずつ砕いていくアーサーの心の広がりを感じました。
2013年07月29日(Mon) 13:26












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