25年目の弦楽四重奏
2013, 07. 18 (Thu) 17:42
世界的に有名な弦楽四重奏団“フーガ”結成25周年となる記念の年。
ダニエル(マーク・イヴァニール)、ロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、ジュリエット(キャサリン・キーナー)、ピーター(クリストファー・ウォーケン)は、演奏会に“ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番”を選曲した。
難曲のリハーサルをスタートさせたが、チェリストのピーターがパーキンソン病を宣告され、今季限りと引退を申し出る。
動揺し始めたメンバーは、ライバル意識や家庭の不和など、これまでセーブしてきた感情や葛藤が噴出し、完璧だったハーモニーが狂い始める…。
存続の危機を迎えた弦楽四重奏団で繰り広げられる衝突と葛藤の人間模様を綴る音楽ヒューマン・ドラマ。
2013年 7/6公開 アメリカ映画
監督 ヤーロン・ジルバーマン
役割と調和{★★★㊦3/5}
高い評価を得る弦楽四重奏団。
その一角が崩れると共に、露呈したメンバーたちの確執。
プロ意識のぶつかり合い、夫婦や家族のズレなど、25年に渡り調和を保ってきたカルテットは、果たして再生されるのか。

フィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケン、キャサリン・キーナーの実力俳優さんたちが、音楽という芸術的で高尚な世界の中、人生の紆余曲折をたっぷりと観せてくれるのかと思っていたら、言いたいことは分かるものの、少し陳腐に思えてしまう内容だった。
第二ヴァイオリンのシーモア・ホフマンが第一ヴァイオリンのダニエルに抱く嫉妬やライバル意識、妻であるキャサリン・キーナーとの不和、娘アレクサンドラ(イモージェン・プーツ)が母に抱く感情や親子関係、またアレクサンドラとダニエルの恋愛など、それぞれ抑えてきた感情や葛藤が投げかけられるプロットだけど、別にそんな展開にならなくてもいいのではないかと感じることがあり、唐突で深みがなく、崩れていく関係や修復は説得力に欠けていた。

役者の演技とクリストファー・ウォーケンのウンチク、“ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番”が効果的に使われ、楽器を奏でるシーンは魅力的。
クールで音楽一直線のようなダニエルがツンデレ化してしまうほど(笑)娘役のイモージェン・プーツの目線や佇まいが小悪魔みたいで、男性ウケが良さそうな女優さんだった。
彼女とダニエル役のマーク・イヴァニールは、他の作品で何度か観ていた役者さんだったみたいけど、全然覚えていなかったから、この作品では印象に残って良かったな^^
高い評価を得る弦楽四重奏団。
その一角が崩れると共に、露呈したメンバーたちの確執。
プロ意識のぶつかり合い、夫婦や家族のズレなど、25年に渡り調和を保ってきたカルテットは、果たして再生されるのか。

フィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケン、キャサリン・キーナーの実力俳優さんたちが、音楽という芸術的で高尚な世界の中、人生の紆余曲折をたっぷりと観せてくれるのかと思っていたら、言いたいことは分かるものの、少し陳腐に思えてしまう内容だった。
第二ヴァイオリンのシーモア・ホフマンが第一ヴァイオリンのダニエルに抱く嫉妬やライバル意識、妻であるキャサリン・キーナーとの不和、娘アレクサンドラ(イモージェン・プーツ)が母に抱く感情や親子関係、またアレクサンドラとダニエルの恋愛など、それぞれ抑えてきた感情や葛藤が投げかけられるプロットだけど、別にそんな展開にならなくてもいいのではないかと感じることがあり、唐突で深みがなく、崩れていく関係や修復は説得力に欠けていた。

役者の演技とクリストファー・ウォーケンのウンチク、“ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番”が効果的に使われ、楽器を奏でるシーンは魅力的。
クールで音楽一直線のようなダニエルがツンデレ化してしまうほど(笑)娘役のイモージェン・プーツの目線や佇まいが小悪魔みたいで、男性ウケが良さそうな女優さんだった。
彼女とダニエル役のマーク・イヴァニールは、他の作品で何度か観ていた役者さんだったみたいけど、全然覚えていなかったから、この作品では印象に残って良かったな^^
コメント
たいむ
こんにちは
そうそう、みんな我慢していたというか、三角関係に始まり、譲ったり、譲られたりしてバランスを取っていたカルテットだったってことは理解できるし、そのほうが自然だと思うのだけど、なんだかそれだけに思えて。
娘の色仕掛けも、わかってて何故この時期に?って感じで、話を余計にこじらすために付けくわえたように感じました。
それでいてアッサリ破局→再出発?
4者4様にした分、それぞれの掘り下げ方が浅くなってしまい、それで今一つな印象になったんじゃないかなぁ。
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