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備忘録として更新します。コメントありがとうございました。

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2004年12月。
マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)は、3人の息子とバカンスを楽しむため、タイのリゾート地を訪れた。
クリスマスの翌日、スマトラ島沖で巨大地震が発生、一家を津波の濁流が襲う。
長男ルーカス(トム・ホランド)と辛うじて生き延びたマリアだったが、大ケガを負い、歩くこともできなくなってしまった。
一方、下の息子2人ともども九死に一生を得たヘンリーは、マリアとルーカスを探し回るのだったが…。


スマトラ島沖地震による大津波で被災した、ある家族を巡る奇跡の物語。
バラバラになりながらも再会を信じ続ける姿を通し、家族の愛と絆を描き出す。

2013年 6/14公開 スペイン/アメリカ映画
監督 J・A・バヨナ
目をつぶって、楽しいことを考える{★★★★㊤4/5}
23万人の死者・行方不明者を出したインドネシア・スマトラ島沖の地震で、津波に巻き込まれながらも再会を果たしたスペイン人ベロン家の実話を元に、「永遠のこどもたち」のJ・A・バヨナが奇跡の生還を力強く真摯に描く。
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異国情緒あふれる幻想的なリゾート地と、ゆったりした楽しい家族の休暇は一変する。
2年前の東日本大震災を経験した日本人には、津波が奪い去っていくあらゆるもの全てが非常に辛く、目を覆いたくなったが、不安や恐怖の中で生を渇望する家族の姿から目が離せなかった。
重症の母と共に病院へ向かった息子、生存を信じ、妻と長男を探す父、一家の目を通して、被災を擬似体験するような感覚だった。
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最終的に再会できた家族だが、そこを大きく感動させたい作品ではない。
むしろ、その影に多くの哀しみがあることを再認識させられ、様々な場面で、自分ならどうする?と深く問われる。
東日本大震災を経験した日本人と書いたけれど、自分は映像の中でしか津波を見た事が無いし、大惨事後の現状やパニック寸前の病院の様子もメディアで伝えられる以上の事は何も知らない。
どんなに辛い苦しいと思ったところで、経験者にしか実感できないものなんだと強く感じると同時に、極限状況の中での希望の光は、人が人を思う心が照らすものなのだという人間愛に気づかされる作品だった。
インポッシブル

*真っ暗なスクリーンの冒頭や家族関係の伏線が上手い。
*マリアの救出シーンは酷く辛いが、言葉が通じないお爺さんの目とそれを見つめるマリアの目は、全てを物語るようだった。
*ほぼ上半身が裸のようなマリアにまず服を着せてくれた思いやりが嬉しい。
*医師としての職業柄があるのかも知れないけれど、マリアの言動が心に響く。
*アカデミー賞にノミネートされたナオミ・ワッツがとにかく素晴らしかった。
*あの状態でもナオミ・ワッツが美しく感じたのは、母として人として、今どうあるべきかをしっかりと把握していたからなのだろう。
*長男ルーカス君も素晴らしかった。
(ご本人は医学生になったそう)
*「パパ!!」と叫ぶルーカスの声に気づいた二人の弟の必死さに涙。
*チューリッヒ保険は映画的に蛇足感はあったが、そんな所まで誠実に真実を伝えたのだろうと解釈した。
2013.06.18 / Top↑
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