ローマでアモーレ
2013, 06. 15 (Sat) 13:48
イタリア人と婚約した娘に会うため、ローマにやって来た元オペラ演出家のジェリー(ウディ・アレン)は、フィアンセの父親の美声に驚き、オペラ界への復帰を目論む。
建築家の卵ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、アメリカから遊びに来た恋人の親友モニカ(エレン・ペイジ)が気になり始める。
田舎から上京した新婚カップル、アントニオとミリー。
妻ミリーが外出中、ホテルの部屋にコールガールのアンナ(ペネロペ・クルス)が現わる。
ごく平凡な中年男レオポルド(ロベルト・ベニーニ)は、ある朝、大勢のパパラッチに取り囲まれ、あれよあれよと言う間に注目の大スターとなっていく…。
ローマを舞台にさまざまな男女が繰り広げる人間模様を軽妙なタッチで描くロマンチック・コメディー。
2013年 6/8公開 アメリカ/イタリア/スペイン映画
監督 ウディ・アレン
ささやかな夢と踏み出す一歩{★★★3/5}
軽快な音楽と映像、さまざまな人が織り成す人間模様。
紗が掛かったようなローマを舞台に、ユーモアと皮肉を交えたお馴染みのウッディ・アレン節が炸裂。
「タロットカード殺人事件」以来、久しぶりにご本人が登場しているが、4つのエピソード全てにアレンが投影され、少しだけ変わることができた人たちをさり気なく包み込むような作品だった。
つい声が出てしまう笑いが多く、いつもよりはコメディ色が強かったけど、シャワーオペラみたいに、何度も繰り返えされると、段々笑えなくなってしまう欠点も。
こればっかりは相性だから仕方がないが、アレンの作品は、良いも悪いもワンパターンで安心できるのかも。
*小悪魔的な売れない女優と建築家を目指す青年のお話。
アメリカ人建築家ジョン(アレック・ボールドウィン)が背後霊のように二人に付きまとう。
早口芝居がお得意なジェシー・アイゼンバーグとエレン・ペイジは、どちらもアレンの生き写し(笑)
ゆったりしたアレック・ボールドウィンにホッとできるが、彼もアレンの代弁者でしょう。


*突然、パパラッチに追いかけられ、超有名人になった平凡なサラリーマンのお話。
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニが軽快に演じ、何が何だか良く分からないけど、奥さんの安物の服や伝線したストッキングが笑えた。
この方もイタリア版アレン(チョットくどくて苦手なんだけどね~笑)

*新婚旅行で田舎からローマへやって来た夫婦のお話。
妻ミリーは美容院へ行く途中で迷子になり、偶然、大ファンの俳優(アントニオ・アルバネーゼ)と出会い、ランチに誘われる。
手違いでやって来たコールガールのアンナを追い出そうとする夫アントニオだったが、訪ねて来た親戚に妻だと勘違いされ、一緒にパーティへ行くことになる。
細かいトコ、確信ついてたりして、これ、笑えた。
夫の風貌、まんまアレン。


*ジャワー中に美声を発揮するジャンカルロ(ファビオ・アルミリアート)と奇妙な演出でオペラ「道化師」を上演する元演出家のお話。
バカげた発想には爆笑!
ファビオ・アルミリアートは、本当にテノール歌手だそうで、そのお姿でも素晴らしい美声だった。

軽快な音楽と映像、さまざまな人が織り成す人間模様。
紗が掛かったようなローマを舞台に、ユーモアと皮肉を交えたお馴染みのウッディ・アレン節が炸裂。
「タロットカード殺人事件」以来、久しぶりにご本人が登場しているが、4つのエピソード全てにアレンが投影され、少しだけ変わることができた人たちをさり気なく包み込むような作品だった。
つい声が出てしまう笑いが多く、いつもよりはコメディ色が強かったけど、シャワーオペラみたいに、何度も繰り返えされると、段々笑えなくなってしまう欠点も。
こればっかりは相性だから仕方がないが、アレンの作品は、良いも悪いもワンパターンで安心できるのかも。
*小悪魔的な売れない女優と建築家を目指す青年のお話。
アメリカ人建築家ジョン(アレック・ボールドウィン)が背後霊のように二人に付きまとう。
早口芝居がお得意なジェシー・アイゼンバーグとエレン・ペイジは、どちらもアレンの生き写し(笑)
ゆったりしたアレック・ボールドウィンにホッとできるが、彼もアレンの代弁者でしょう。


*突然、パパラッチに追いかけられ、超有名人になった平凡なサラリーマンのお話。
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニが軽快に演じ、何が何だか良く分からないけど、奥さんの安物の服や伝線したストッキングが笑えた。
この方もイタリア版アレン(チョットくどくて苦手なんだけどね~笑)

*新婚旅行で田舎からローマへやって来た夫婦のお話。
妻ミリーは美容院へ行く途中で迷子になり、偶然、大ファンの俳優(アントニオ・アルバネーゼ)と出会い、ランチに誘われる。
手違いでやって来たコールガールのアンナを追い出そうとする夫アントニオだったが、訪ねて来た親戚に妻だと勘違いされ、一緒にパーティへ行くことになる。
細かいトコ、確信ついてたりして、これ、笑えた。
夫の風貌、まんまアレン。


*ジャワー中に美声を発揮するジャンカルロ(ファビオ・アルミリアート)と奇妙な演出でオペラ「道化師」を上演する元演出家のお話。
バカげた発想には爆笑!
ファビオ・アルミリアートは、本当にテノール歌手だそうで、そのお姿でも素晴らしい美声だった。

コメント
トラックバック
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ / To Rome with Love
- ウディ・アレン脚本・監督・出演のラブコメ。 いやぁ、ウディ・アレンの作品は一筋縄では行きませんね。『ミッドナイト・イン・パリ』の時もそうだったんですが(って言うか、『ミ
- 2013.06.15 (Sat) 18:45 | 勝手に映画評
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ ★★★★
- 巨匠ウディ・アレン監督が、古都ローマを舞台にさまざまな男女が繰り広げる人間模様を軽妙なタッチで描くロマンチック・コメディー。『タロットカード殺人事件』以来となるウディが...
- 2013.06.16 (Sun) 19:02 | パピとママ映画のblog
- この記事へのトラックバック
-
- 『ローマでアモーレ』
- (原題:To Rome with Love) ---この映画って、 邦題があまり評判よくない作品だよね。 ウディ・アレンの新作だっけ? 「そう。 でも観てみたら、このタイトルを付けた人たちの気持ちが分か...
- 2013.06.16 (Sun) 21:03 | ラムの大通り
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ
- クスクス笑えて面白かった。
- 2013.06.16 (Sun) 22:07 | だらだら無気力ブログ!
- この記事へのトラックバック
-
- ウディ・アレン監督『ローマでアモーレ (To Rome with love)』
- ウディ・アレン監督によるローマを舞台に描かれるお馴染みの恋愛群像劇(艶話)『ローマでアモーレ (To Rome with love)』「タロットカード殺人事件」以来の本人出演の他にアレック・ボール
- 2013.06.17 (Mon) 12:07 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ
- いかにもイタリア好き必見なタイトル、しかもウディ・アレン監督作、『ローマでアモーレ』を観てきました。 ★★★★★ 数人の監督が特定の街と愛をテーマに短編を持ち寄ったオムニ...
- 2013.06.23 (Sun) 22:59 | そーれりぽーと
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでのアレン模様
- 18日のことですが、映画「ローマでアモーレ」を鑑賞しました。 毎年のように見せてくれる ウディ・アレン監督作です スペイン、パリ、ロンドンと続いて 今回はイタリア! アレンお得...
- 2013.06.24 (Mon) 23:31 | 笑う社会人の生活
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ
- 『ローマでアモーレ』を渋谷のル・シネマで見ました。 (1)本作は、『恋のロンドン狂騒曲』でロンドン、『ミッドナイト・イン・パリ』でパリというように、このところヨーロッパの
- 2013.06.27 (Thu) 05:50 | 映画的・絵画的・音楽的
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ /To Rome with Love
- ランキングクリックしてね ←please click 昔からのこだわり、NY舞台をやめてから早数年、コンスタントに新作を送り出すウディ・アレン監督作 最近は「それでも恋するバルセロナ...
- 2013.07.01 (Mon) 22:09 | 我想一個人映画美的女人blog
- この記事へのトラックバック
-
- ローマでアモーレ
- 前回の「グランド・マスター」を見た後、引き続き本作を鑑賞しました。 ウッディ・アレン監督はニューヨークからヨーロッパに作品の舞台を移し、 ロンドンからバルセロナ、パリ、そ
- 2013.07.02 (Tue) 22:31 | 映画の話でコーヒーブレイク
- この記事へのトラックバック
-
- 映画:ローマでアモーレ To Rome with Love なぜか「都市の魅力度」について考察するはめに(笑)
- 元々NYの魅力を描かせたら天下一品だったウディ・アレン。 最近では、 2010「恋のロンドン狂騒曲」 2011「ミッドナイト・イン・パリ」 ときて、今回の「ローマでアモーレ」、と世...
- 2013.07.10 (Wed) 21:26 | 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
- この記事へのトラックバック
-
- 愛しのローマ♪ ~『ローマでアモーレ』
- TO ROME WITH LOVE 旅行中に出逢った弁護士と婚約した娘に会うため、元オペラ演出家のジェリ ー(ウディ・アレン)はローマにやってくる。ローマでホリデイを過ごすジョン(ア レ...
- 2013.08.06 (Tue) 22:59 | 真紅のthinkingdays
- この記事へのトラックバック
-
- 「ローマでア・モーレ」
- ウディ・アレンは、自身の回顧趣味と若者(中年を含む)へのエールを上手くミックスした作品が最近多いように思う。今回のテーマは(きっと、多分、)「夢が叶ったら」。夢が叶った後どうなるか、その後行き過ぎていく中で夢が覚めたらどうなるか、をアイロニーも含めて描き出している。 昔はそうでもなかったのに、ウディ・アレンの作品最近すごく好き。私も年をとったという事か。それとも私って意外とスノッブなヤツだ...
- 2014.01.15 (Wed) 15:32 | ここなつ映画レビュー