ムーンライズ・キングダム
2013, 02. 14 (Thu) 01:08
1965年、アメリカ・ニューイングランド沖に浮かぶ小さな島。
家庭に恵まれず、自分の居場所がないと感じている12歳の少年サム(ジャレッド・ギルマン)は、ボーイスカウトのサマー・キャンプ中、置き手紙を残し姿を消した。
厳格な父と口うるさい母に辟易していた少女スージー(カラ・ヘイワード)と文通していたサムは、駆け落ちの計画を練り上げ、2人は秘密の場所“ムーンライズ・キングダム”を目指す。
一方、村ではシャープ警部(ブルース・ウィリス)やボーイスカウトのウォード隊長(エドワード・ノートン)、スージーの両親(ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド)が家出した2人の捜索を始めるが…。
架空の島を舞台に、少年少女のひと夏の冒険と右往左往する大人たちをメルヘンチックに描いたコメディ・ドラマ。
2013年 2/8公開 アメリカ映画
監督 ウェス・アンダーソン
「ライフ・アクアティック」「ファンタスティック Mr.FOX」のウェス・アンダーソン監督が、少年少女のピュアな逃避行を中心に、周囲へ広がる波紋と大人たちの姿を独特なヴィジュアルで描き出す。
ビル・マーレイ始め、ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、フランシス・マクドーマンド、わずかながらのティルダ・スウィントンにハーヴェイ・カイテルと、豪華な脇役陣のキュートなお芝居と、まるでジオラマのような感覚が広がるレトロでポップな映像が楽しめる作品。
のんびりとした島時間や4コマ漫画を見るような遊び、デザイン画のように流れていくアート感覚が心地良い。
「イカとクジラ」「ダージリン急行」、↑の2作品など、ウェス・アンダーソン作品は苦手意識が強かったけれど、「小さな恋のメロディ」やトリフォー監督の「大人は判ってくれない」を思い出したりして、これは一番好きかも。
と言っても、特に感想は思いつかないが、子供も大人もさまざまな事情を抱え、自分なりに再生していこうとする姿と、誰のせいだとか、何が悪いとか、回りくどかったり説教臭くないのがいい。

小さな島で起こったひとつの珍事は、それぞれの冒険であり、それぞれの人生観を左右することになる。
正直で純粋で懸命なのが子供の特権、それが大人の心を動かすことは多々あるが、それを認めながらも、「まだ分別を知らない子供を守るのが大人の役目」と言うシャープ警部がカッコいい!

*スヌーピーが可哀相…。
*オープニングとエンドロールが楽しい♪
コメント
ituka
今はもう空港かな^^
『小さな恋のメロディ』を彷彿させるピュアなカップルでしたけど
圧倒的に違うのは「ぼくオネショするかもしれないよ」でした(笑)
対し彼女は「いいよ」と、このやりとりだけで笑いのツボだったかも(爆)
上の大人たちの写真、見るからに頼りない雰囲気ぷんぷんで
たまには、こういうのんびり笑える小品もいいモノですね(笑)
外は寒いから厚着でゴー!ですよ(笑)
オリーブリー
itukaさんへ
こんばんは。
空港は吹きっさらしなので、ただでさえ風がキツイのに、昨日は、メチャ寒かったですよぉ~!!
末端冷え性なので、一度寒さを感じると、指先がいつまでも冷たくて…。
早く温かくなって欲しいです。
そうそう、普通、「おねしょ」なんて言われたらドン引きなのに、なかなか微笑ましいカップルで(笑)
女の子のブルマみたいなショーツが初々しかったです(笑)
この映画では、純粋な子供達の方が現実を見ていて、大人の方が虚偽の中にいるようでしたね。
ところでブルースはつけ毛だったのかしら?(また髪ネタ~笑)
「小さな恋のメロディ」は、まだ小学生でしたが、何度、親にねだって劇場へ観に行ったことか(笑)
色んな色のワンピースの制服やバレエの時間に憧れました(爆)
cyaz
ほっこり~
オリーブリーさん、おはようございます^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
仰るように「ほっこり」する作品だったと思います。
子供の恋心と大人の恋愛、それをそれぞれの俳優陣が上手に
表現していたと思います。特に子供の部(笑)の二人は初演なのに
なんか自然な演技で楽しませてくれましたネ~♪
sakurai
そうそうそう
明確な感想とか、思いはないのですが、なんとなくいい!って感じですかね。
やけにさわやかな気分にさせてもらいました。
気になったのは、ノートンのほっぺの落ちぶりくらいで。
風子
TBとコメントありがとうございました
オープニングとエンディングが同じ曲なのに、味わいが違って聞こえるのがよかったです。
オリーブリー
cyazさんへ
こんにちは~こちらこそ、いつもありがとうございます!
この男の子、大きな眼鏡をかけていたけど、色白でぽっちゃりした可愛らしいコでした^^
初々しさとぎこちなさが微笑ましい若い二人が良かったです。
それに比べ、ドタバタジタバタって感じの大人たちがコミカルでしたね(笑)
マリー
こんばんは~
↑のポスター、外国版かな?いいねっ!コレ好き~。
雰囲気が素敵~。
なんとも豪華なキャストで~
でも主役は子どもたちってカンジでしたね。
ノートンさんの緩さ、ブルースの緩さがツボでした。
ビル・マーレイのお腹も凄かったけど・・・
けど、スヌーピーが本当にかわいそうで・・・死んだふりかと思ったのに~。
エンディングも楽しかったね!
オリーブリー
sakuraiさんへ
こんにちは。
語るより感じる映画ですね。
この監督の作品は、絵本のページをめくるような感覚になるので、内容の好き嫌いはともかく、映像の印象はいつまでも残っていますよ。
ボーイスカウト姿のノートンがきゃわいかったです(笑)
オリーブリー
風子さんへ
こんにちは~こちらこそ、いつもありがとうございます!
最後に、「ご清聴ありがとうございました」なんて言われた映画も初めてだったかも(笑)
思わず、「こちらこそ」と肯いてましたよ^^
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