心のままに映画の風景

備忘録として更新します。コメントありがとうございました。
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もうひとりのシェイクスピア

Anonymous10.jpg
16世紀末、エリザベス1世統治下のロンドン。
巷では演劇が盛んに行われ、人々を夢中にさせていた。
しかし、女王の側近ウィリアム・セシル卿(デヴィッド・シューリス)は、芝居に民衆が扇動されることを恐れ、息子のロバート(エドワード・ホッグ)とともにその弾圧を強めていく。
文才に長けた知識人であるオックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア(リス・エヴァンス )は、牢に捕われた作家ベン・ジョンソン(セバスチャン・アルメストロ)を釈放し、自分が書いた戯曲をベンの名で上演するよう提案する。
セシルと対立を深めるエドワードは、芝居を利用して政治を動かそうと試みるが…。


シェイクスピア別人説の謎に迫った歴史ミステリー。
あるひとりの貴族の愛憎と陰謀渦巻く数奇な運命を描く。

2011年 12/22公開 イギリス/ドイツ映画
監督 ローランド・エメリッヒ

異説と思えない{★★★★4/5}

「インデペンデンス・デイ」など、SFや娯楽性が強いローランド・エメリッヒが、文学的な作品をどう料理するのか。
年末は忙しくて、持ち越したけど、リピート除けば新年最初となったこちらの作品、面白い歴史ミステリーからスタートできて満足でした。
フィクションとして割り切ってみても、詳しい方からはツッコミ必須な内容かと思いますが、実在の人物と歴史的な出来事、CG再現された16世紀チューダー朝のロケーション、現在と過去を行き来しながら、シェイクスピアの舞台劇と絡ませていくストーリーに惹きつけられました。
権力闘争やエリザベス女王との恋愛、戯曲家同士の争い嫉妬、戯曲に誘導される世論など、大胆な異説ミステリーは、エンタメ映画として楽しめる一品です。
Anonymous002.jpg
キャストも豪華。
現代の舞台から、ナレーションと共に16世紀のイングランドへと導くのは「ハムレット」のデレク・ジャコビ。
エリザベス女王にヴァネッサ・レッドグレイブ。
オックスフォード伯エドワードにリス・エヴァンス。
若きエリザベスには、ヴァネッサ・レッドグレイブの娘、「ドラゴン・タトゥーの女」のジョエリー・リチャードソン。
若きオックスフォード伯は、「スウィーニー・トッド~」のジェイミー・キャンベル・バウワー。
「ハリポタ」シリーズのデヴィッド・シューリス、ストラットフォードのウィリアム・シェイクスピアには、ティモシー・スポイルの息子、レイフ・スポール。
他、イケメンが数名(笑)
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原題は「Anonymous」=匿名。
シェークスピア本人筆の原稿がないとか、田舎育ちの職人の息子が王侯貴族の戯曲を書けるのかと、別人説が語られるなら、貴族の身分で文武両道のエドワードが、実は、、、という流れは説得力がある。
本作では、「誰が書いたのか(誰がシェークスピアなのか)」という謎解きより、エドワードが秘密にしなければならなかった事情が、過去を遡りながら紐解かれていきます。
臨終、作品を渡していた劇作家のベン・ジョンソンから称賛され、エドワードは後世に名を残すことより、自分の言葉を多く残せた喜びに満たされる。
この場面、エドワードの人生観がギュッと凝縮されているようで胸が熱くなります。
エセックス伯だけに限らないエリザベスの隠し子説、エドワードの出生の秘密、なかなかスリリングなものでした。
もうひとりの

シェイクスピア別人説

フランシスコ・ベーコンもエセックス伯と同じくエリザベス1世の隠し子説があるならば、その二人の後見人であるウイリアム・セシルがオクスフォード伯エドワードの後見人でもあり、自分の娘を嫁がせていることから、うーん、なるほど、、、と肯いてしまう(洗脳された~苦笑)

Comment

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こんばんは~。
オリーブリーさんも今年の1本目が本作なのですね。
私もすっかり洗脳されましたよ。
なんと面白い!上手い脚本だなぁと感心しました。
本当のところはどうなんでしょう?オックスフォード伯=シェイクスピア説はなかなか説得力がありますね。
2013年01月11日(Fri) 23:50
やっぱり~、
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これ、面白いんだ~。
いつもは観に行かないシネコンで、今日まで(あ、金曜ね)1日2回やってて、
明日からは難しい時間に一回の上映になるから、観たかったんだけどいけなかった(ノ_-。
で、明日は「ルーパー」じゃん?で、観たい邦画もあって、
来週までやってたら、観れるかも!
コレって、見逃すとちょっとレンタルとか難しそうだから。みたらまた来るねー♪
2013年01月12日(Sat) 02:14
ryokoさんへ
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こんばんは~。
ryokoさんもこれが年初めなのねっ!!
同じ~~これで良かったよね~~(笑)

エメリッヒ監督、どうしちゃったの?!ぐらい面白い作品でした(;^_^A アセアセ・・・
この説、すっかり洗脳されちゃうよね。
wikiを手繰ってみても、ますますそう思っちゃうの、どうしましょ(爆)
政治の野望やエリザベスのスキャンダルも絡んできて、色んな側面から楽しませてもらいました。
2013年01月12日(Sat) 02:20
スリリング
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オリーブリーさん☆
シェイクスピア別人説だけでもスリリングなのに、驚きの秘密があってびっくりでしたねぇ。
イケメンも数人で、謎、衣装、イケメンともに大満足でした。
2013年01月12日(Sat) 08:46
kira たん
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そうなのよ、公開3週間ぐらい経ってるから、回数が少なくなってるのよ。
是非、観ておいた方が良いと思うよ~~頑張れーー(笑)
これから「ルーパー」いってきまーすヽ(^◇^*)/ ワーイ
2013年01月12日(Sat) 12:50
まだ~むさんへ
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こんにちは。

面白かったですねぇ~~別人説には納得しちゃったし、ミステリアス+スキャンダラスな作品でした(笑)
この時代のイギリスって、汚かったり優美だったり、霧でかすんだ街中や蝋燭の灯火とか、雰囲気だけでも好みです^^
2013年01月12日(Sat) 12:55
こんにちわ
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シェイクスピアって本当にどんな人物だったんでしょうね。
この作品もフィクションでありながら史実っぽくも見えるので、じゃあシェイクスピアもこんな人間だったのかな?とも思えてきましたよ。
2013年01月19日(Sat) 11:21
にゃむばななさんへ
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こんにちは。

シェークスピア別人説が根強く残るだけに、説得力がある作品でしたね。
王室スキャンダルが加わることで、エンタメ作風に仕上がっていて、とても面白かったです!
シェークスピアがこうであって欲しいなーんて思いました(笑)
2013年01月24日(Thu) 13:48
こんにちはw
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わかっちゃいるけど、「処女王」が聞いて呆れる真実(笑)
英国王室が絡むとどうしてこう面白くなるのか。
個人的にシェークスピアは「共作説」を押したい感じですが、なかなか説得力のある別人説で見応えがありました。

舞台のハイライトシーンがたくさん見られたのも良かったですw
2013年02月16日(Sat) 20:39
たいむさんへ
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バージン・クィーンにスキャンダルは付きものですが、これがまた、さもありなんで、映画ネタにはもってこいでしょう!
アン・ブーリンは、実弟に懇願しましたからねぇ~ドロドロ好きには英国王室ものは外せない?!(笑)

>舞台のハイライトシーン

これと絡めるのが上手かったですよね!
私はすっかり洗脳されてます^^
2013年02月17日(Sun) 19:54
ほんと
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よく出来てた。
リス・エヴァンスがいつになく、可愛くて、でもって悲哀たっぷりで、その悲哀の種をこうしたかあ!!みたいな。
まるでギリシア悲劇!!!にしちゃった展開は、ちとやりすぎかなあとも思いましたが、納得のいく脚本でした。
実際、オックスフォード伯までが、・・・・というのはないでしょうが、晩年のエリザベスの哀れさが、とってもうまかったと思います。

とりあえず、サラッとなぞってみましたので、お暇な時に覗いてください。
2013年03月02日(Sat) 20:08
sakuraiさんへ
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リス・エヴァンスは良かったですよねぇ~いつも怪しい役だから、貴族って、どうよ?!と観るまでは思っていたんですが(^_^;)

>実際、オックスフォード伯までが、、、

ですよね。
でもそれでかなりドロドロしたものになりましたよ~しかも、さもありなんですから(苦笑)

先生、ありがとうございます!
メモ片手に伺いますハイ(^-^)/
2013年03月03日(Sun) 22:13












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