WOWOWで
2013, 10. 30 (Wed) 00:00

2組の強盗が鉢合わせした銀行を舞台に、人質たちと犯人の駆引きや陰謀をコミカルに描く犯罪密室劇。
パトリック・デンプシー、アシュレイ・ジャッド、オクタヴィア・スペンサー。
おバカコンビとハイテク・トリオの強盗、多くの謎説きを散りばめた伏線とアクションが楽しかった。
パトリック・テンプシー、テンション高いっ(爆)
★3.8
「だれもがクジラを愛してる」2013年

1988年10月に世界中の話題をさらったアラスカのクジラ救出作戦を映画化。
ドリュー・バリモア、ジョン・クラシンスキー、クリステン・ベル、ダーモット・マローニー、テッド・ダンソン、キャシー・ベイカー。
命を救う行動は素晴らしいが、様々な立場上で「社会の事情」や「大人の事情」にキッチリと振れ、ただの綺麗ごとや感動の押し付けで描いてないことがとても良かった。
旧ソ連の登場は身震いがした(笑)
★4
「セブン・デイズ・イン・ハバナ」2013年

ベニチオ・デル・トロやギャスパー・ノエなど個性的な7人のメンバーが、キューバの首都ハバナの月曜から日曜まで7日間を描くオムニバス。
「ハンガー・ゲーム」「レッド・ドーン」ジョシュ・ハッチャーソン、エミール・クストリッツァ、「サルバトーレの朝」「ボーン・アルティメイタム」ダニエル・ブリュール。
一貫して楽しめるオムニバスではなかったが、クラブ歌手のエピとその母親のエピが良かった。
雑然としているけど、生き生きとしたエネルギーが溢れているようなハバナ。
映像と音楽でちょっとした異国気分になりました♪
★3
「桐島、部活やめるってよ」2013年

校内の人気者、桐島が部活をやめたことから、生徒たちの人間関係に波紋が広がっていくさまを描く青春群像劇。
神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、大後寿々花、山本美月。
登場しない“桐島”に振り回されるかのような学校生活が描かれる。
モテ系には自分達のステータスの象徴であった“桐島”の不在が痛手となり、非モテ系は、これまで通り“桐島”の存在なんて意識にないまま。
校内格差社会がリアルで、時間軸の前後が多感な反応を強調していた。
憶測だけの人物とした“桐島”の存在で、一定年齢だけを対象にした青春映画ではないですね。
むしろ、現役には分からない部分があるのかも。
幽霊部員広樹の感性、部活の先輩、思いを寄せるクラスメート、性格の悪い彼女と、広樹の取り巻きが象徴的だったように思う。
今時であったり、先は見えてるのに何かを成し遂げようとしていたり、淡い恋心に酔いしれていたが、思いも寄らぬ達成感を経験したり、将来への不安や空虚、漠然とした思いを抱えながら、自己を認識していく姿は、今も昔も同じようだった。
金曜日に消えた“桐島”は、キリストの象徴と解釈があるんですね~確かにそんな気がします。
色んな感情が見事に詰まっていたと思います。
★4.2
「VirginiaVirginia/ヴァージニア」2013年

夢に現われたエドガー・アラン・ポーと謎の少女に導かれ、事件の真相へと近づいていくミステリー作家を描くゴシック・スリラー。
フランシス・フォード・コッポラ監督が自ら製作を務め、インディペンデントのスタイルで撮り上げた。
ヴァル・キルマー、エル・ファニング。
ゴシックホラーの雰囲気はタップリだけど、お話があまり面白くない。
エルちゃんのヴァンパイアがなかなか良かった~「モールス」やって欲しかったわ!
ヴァル・キルマー、太りすぎ(^_^;)
「THE GREY 凍える太陽」2013年

極寒のアラスカを舞台に繰り広げる迫真のサバイバル・アクション。
トニー・スコットの遺作となった。
リーアム・ニーソン。
生か死か…ガチンコバトルと哲学的な人生観。
男の生き様が深い。
けど、救いがないサバイバル映画はあまり好きじゃない。
★2.7
「コロンビアーナ」2013年

復讐に燃える女暗殺者の過酷な戦いを描いたハード・アクション・サスペンス。
脚本・製作、リュック・ベッソン。
ゾーイ・サルダナ、「クジラの島の少女」「ダイハード4.0」クリフ・カーティス。
アクションは、ほぼ完璧に楽しめるのではないでしょうか!
酔っ払いの振りして警察署内の牢屋にぶち込まれてから、激しいバトルの末、犬に始末させたラストまで面白かったです!
たった一人で作戦を練り行動する暗殺者をゾーイが熱演でした。
ただね、話がそれじゃちょっとオカシイだろ?と感じてくるんですよね。
既に22人殺して、イラストのメッセージまで残しているのに、解析が遅いだろうよFBIとか、そんなに関係者が殺されてるのに、CIAの庇護(?)の元だからと、何を安心してんだボスとか、隠し撮りされたゾーイの寝顔画像を見た友人が、この子の居場所調べて~と警察に勤めるいとこ(?)に送り、そこからトントン拍子にFBIにバレていく(って、突然出てきて余計なことする友達にイラッ)、おまけ、そこまでバレたら、親戚どこかに逃がすのが先でしょーゾーイさんよーとか(苦笑)
でもこーいう感じでリュック・ベッソンなのかな^^
★3.7
WOWOWで
2013, 10. 29 (Tue) 16:22

フリーランスの女スパイ、マロリー・ケインが巻き込まれる陰謀とミッションを描く。
スティーヴン・ソダーバーグ監督が、女子総合格闘技界のジーナ・カラーノを大抜擢したスパイ・アクション。
マイケル・ファスベンダー、ユアン・マクレガー、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラス。
中盤までマロニーかと思ってたマロリーさん(^_^;)クールでカッコ良かった。
★3.3
「キックオーバー」2013年

メキシコに実在した史上最悪の刑務所“エル・プエブリート”をモデルにしたクライム・アクション。
メル・ギブソン、ピーター・ストーメア。
金を払えば酒も麻薬も女も入手可能な凶悪犯だらけの刑務所は、服装も行動も自由で、ざわざわしたスラムみたい。
テンポは良かったけど、何かで観たようなエピや映像が繋がっているような印象だった。
イーストウッドを名乗っての計画が面白かった。
子供にタバコはちょっとね、、、(^_^;)
★3.2
「宇宙人王(ワン)さんとの遭遇」2013年

イタリアに現われたエイリアンが中国語を話すというユニークな設定のSF。
面白いかどうかと言うより、色んな意図を感じましたねー。
中国語しか話せない宇宙人王さんを侵略者として拷問するイタリア政府(?)の人、王さんに肩入れしていく通訳、両者と同じように、国家と個人レベルに揺れ動かされます。
王さんのラストのセリフは、「ひえぇーーー?!」となりましたァー(はいっ!ワタシはおバカさんです~苦笑)
★3.6
「シャドー・チェイサー」2013年

CIA工作員だった父親の正体を知った息子が、国家的陰謀に巻き込まれていくサスペンス・アクション。
「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カヴィル、ブルース・ウィリス、シガーニー・ウィーヴァー。
突然、家族が消え、何が何だか分からないまま、終始、追われ続ける新・スーパーマン。
隠された陰謀もイマイチ良く分からないし、協力者となった女性が父親の隠し子って、、、余計なネタ要らないし(^_^;)
お年のわりに、やたら強過ぎるシガニー・ウィーヴァー(笑)
★2.2
「ボディ・ハント」2013年

惨殺事件が起きた現場の隣に母と越してきたヒロインが見舞われる恐怖を描く。
ジェニファー・ローレンス、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のエリザベス・シュー、マックス・シエリオット。
こんな曰く付きの物件近辺、絶対に引っ越さない(←キッパリ)
恐怖感もなく普通のサスペンスだったけど、ワタシ的には、「ハンガー・ゲーム」より面白かった。
監禁されている妹が最後に何か仕出かすのだろうと単純に思ってたら、途中から、怪しい人物は一人に絞られ、妹の見解が変わるが、まさかのオチにそこまで凝るか?と意表を突かれた(笑)
親の姿勢と育て方次第。
見所はジェニファーのふくよかなボディでしょうか^^
マックス・シエリオット君は、「キャプテン・ウルフ」のヒトラーが印象に残ってる。
★3
「ヴァルハラ・ライジング」2013年

ヴァイキング時代を舞台に、超人的な戦闘能力を持つ戦士の旅を北欧神話を背景に描く歴史映画。
マッツ・ミケルセン。
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督というので観ました。
全てが抽象的で意味不明、セリフらしいセリフがなくて退屈なのに(マッツさんは一言も発しなかったと思う)淡々としながらも見せる力がスゴくある。
この監督らしい、バイオレンスなシーンは容赦なく、片目のマッツさん、メチャクチャ強くて寡黙!!
後半、十字軍やキリスト教徒がどうこうとなってくるので、マッツさんは北欧神話に登場する神なのかな~とか、何が何だかよく分からないよっとぶつぶつ言いながら、マッツさんの存在感に最後まで目が離せなかった(笑)
★2.7
「キリング・フィールズ 失踪地帯」2013年

テキサスの犯罪多発地域で起きた実話をベースに、連続少女失踪事件を追う2人の刑事を描いたクライム・サスペンス。
監督はマイケル・マンの娘、アミ・カナーン・マン。
サム・ワーシントン、ジェフリー・ディーン・モーガン、クロエ・グレース・モレッツ、
ジェシカ・チャステイン。
鬱蒼としたダークな空気感が続き、雰囲気のある映画でした。
サム・ワーシントンとジェフリー・ディーンが渋くてイイ!
一時期、ダイコンか?と思ってたけど、サム・ワーシントンは地味な作品の方が意外と合ってたりするのかな。
ジェシカ・チャスティンは、「ゼロ・ダーク~」と前後したから、あのまんまの負けん気が強い女性。
怒る芝居が同じ感じで、いつも作品ごと違う女性になっているのに、目新しさがなく残念。
クロエちゃんがメインかと思ってたら、むしろ別にクロエちゃんでなくてもいいんじゃいぐらいの扱い。
厳しい境遇の少女ってだけでキャスティングされてしまうのかな~「キック・アス」のイメージが強いからなのか、彼女はシリアスよりコメディアンヌの方が合ってると思う(お顔的にも)
雰囲気や役者は良かったけど、お話がいまひとつ見えてこないし盛り上がらない。
犯人像や動機も分かったような分からないような、登場人物の人間関係がなんとなくうやむや。
「パブリック・エネミーズ」で“ベビーフェイス”・ネルソンを演じたスティーブン・グレアムは、色んな映画やドラマでお見受けし、その殆どが悪い方なので、そんな目線で観ていた通りだった。
脚本が良ければもっとイイ作品になっていたと思う。
★3.2
「オレンジと太陽」2013年

イギリスとオーストラリアの間で19世紀から1970年まで行われていた“児童移民”の実態と悲劇を描いた社会派ドラマ。
ケン・ローチの息子ジム・ローチの長編劇映画デビュー作。
エミリー・ワトソン、デヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング。
ちょっと信じられない話でした。
しかも両国の政府がそれを認め、謝罪したのがつい最近のことだと言う…。
一人の女性によってそれが明らかにされていったわけですが、家族の協力やそれぞれの苦悩がとてつもないものであり、また自分のルーツを知る、出生を知ると、児童移民経験者たちが力強く生きている姿勢が素晴らしかった。
★3.5
グランド・イリュージョン
2013, 10. 25 (Fri) 23:22
しがないショービジネスで活動していたマジシャンのダニエル・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、 ヘンリー・リーブス(アイラ・フィッシャー)、ジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)、メンタリストのメリット・マッキニー(ウディ・ハレルソン)は、謎の人物からのメッセージを受ける。
ある場所に集められた4人は、成功すれば伝説的な秘密結社“THE EYE”への加入を果たすことができるというプロジェクトを提案された。
1年後、彼らはイリュージョニスト・グループ“フォー・ホースメン”を結成し、富豪アーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)がスポンサーとなるラスベガスのショーで、パリにある銀行から金を奪うイリュージョンを披露する。
不可解な犯罪にFBI特別捜査官のディラン・ローズ(マーク・ラファロ)とインターポールのアルマ・ドレイ(メラニー・ロラン)は、“フォー・ホースメン”を逮捕するが、証拠不十分で釈放される。
マジックの種明かしを専門にするサディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)に協力を要請、逮捕へ向け全力で取り組むのだったが…。
鮮やかなトリックを披露するスーパー・イリュージョニスト・チーム“フォー・ホースメン”のエンタテインメント・クライム・サスペンス。
謎に満ちたフォー・ホースメンの真の目的と、強盗犯として彼らの逮捕に乗り出す捜査当局との攻防を描く。
2013年 10/25公開 フランス/アメリカ映画
監督 ルイ・ルテリエ
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WOWOWで
2013, 10. 24 (Thu) 12:37

現金輸送車から金を強奪した犯罪者集団が、検問を突破するため、キャンプへ向かう家族を利用するが…。
ジム・カヴィーゼル。
巻き込まれ型のクライム・サスペンス。
家族の信頼を取り戻す為にも果敢に闘う父親と、極悪非道で容赦ない悪党との駆引きがスリリング。
細かいツッコミはあるけど、なかなか面白かった。
★3.6
「ザ・バッド」日本未公開

美術館の警備員として働いてきた3人の男たちが、愛する美術品の移転を許せず、強奪作戦を決行する。
クリストファー・ウォーケン、モーガン・フリーマン、ウィリアム・H・メイシー、マーシャ・ゲイ・ハーデン。
人の良いシニアたちが、思い入れの強い美術品を強奪しようと計画していく過程が微笑ましい(v^▽)
予想外のトラブルやシニカルなユーモア、何より、ベテラン男優3人の豊かな個性とやりとりが安心して観れる。
紅一点、マーシャ・ゲイ・ハーデンが良い味を加えていた。
★3.8
「ラスト・ライド~最後の旅立ち~」日本未公開

罪を犯した父親と幼い息子の逃避行を通じ、親子の絆と葛藤を描いたヒューマン・ロードムービー。
ヒューゴ・ウィーヴィング。
回想を交えた物語を追う内に、徐々に真相が明らかになっていく。
不器用で荒くれな父をヒューゴ・ウィーヴィングが好演。
オーストラリアの自然が美しく、親子の逃避行が物悲しく幻想的であり、また辛いものだった。
重いラストだったけど、おそらくこれで良かったのだろうと思う。
★3.5
「パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画」日本未公開

顧客が高価なヴァイオリンを持つと知った保険セールスマンが、半ばボケ状態の老人から大金をせしめようとするが、次から次と思いも寄らぬ事態となっていき…。
グレック・キニア、アラン・アーキン、ビリー・クラダップ。
「リトル・ミス・サンシャイン」コンビの復活(笑)
面白かったーー!!
最初のクレジットカード盗難から怪しさ満開で、“何かある”の臭いがプンプンだけど、巧みな展開にすっかり騙され、ヤラレタ感のあるシャレが効いた小気味良い映画だった!
実力ないのに、意地っ張りだったり、卑怯者だったり、情けなかったりするグレック・キニアが、いつものようにピッタンコなキャラで上手い!
激情型キレぶりのビリー・クラダップがマジで怖い(〃´o`)=3
飄々としたマイペースなアラン・アーキンは、もう堂に入ってる(笑)
★4.2
「晴れ、ときどきリリー」日本未公開

体は大人だが、心は少女のままで成長を止めたリリー。
母の急死で、都会に暮らす姉クララが面倒を見ることになるが…。
ダイアン・クルーガー、リュディヴィーヌ・サニエ。
健常者からは知的障害と言われても、リリーは普通だと思っている。
どんな世界も、孤独やストレス、葛藤など、同じように感じるもの。
どちらか一方に寄り添うことなく、お互いを見つめ直していく姉妹の物語だった。
森や小屋などリリーの感性が現れるフランス田舎の映像がメルヘンチックで、リュディヴィーヌ・サニエが上手い!
リリーを尊重する気持ちは分かるが、自分も同調したかのような姉の行動は、ちょっと違うと思った。
★3
「アカシアの通る道」日本未公開

無愛想で無口な長距離運転手が、赤ん坊連れのシングルマザーを乗せ、目的地へ向かうまでのふれあいを描くロードムービー。
少ないセリフで特別なことは何も起こらないが、きっとこうなっていくのだろう~と期待通りの作品だった。
カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作品だけあって、木材を積んだ長いトラックのサイドミラーに映し出される映像や、車中のシーンがリアルな感覚にさせられていく。
次第に縮まる2人の距離感が自然で良かった。
★3.5
「10月の奇跡」日本未公開

単調な暮らしを続けていた貸金業者。
ある日、家へ帰ると赤ん坊が置かれていて…。
仕事とセックス(娼婦との)だけの暮らしを続けていた男が、自分の赤ん坊や子守に雇った女性、馴染みの客と接するうちに変化していく過程が描かれる。
セリフは少なく、淡々としていて、ペルーの異文化にえっ?となったり、間が何となく滑稽だった。
確かにミラクルは起きたみたい。
★3
*地方の単館劇場を応援する企画、未公開映画を無料公開する「旅するW座」の第3弾。
(第1弾はカトリーヌ・ドヌーブ「愛のあしあと」、第2弾はヘレン・ミレン「エメランスの扉」)
「イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国」日本未公開

モスクワに渡ったドイツ人ジャーナリストが、爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられてしまうノンストップ・サスペンス。
モーリッツ・ブライプトロイ
1990年代からロシアとチェチェンにあるリアルな国際情勢が背景となり、スリリングな展開に引き込まれ続けた。
「es[エス]」や「ミケランジェロの暗号」のモーリッツ・ブライプトロイが、巻き込まれ型にピッタリだった。
異国の地で誰をどう信じていいのか、一緒に翻弄させられた。
ラストの国外脱出は、「アルゴ」と同じくらいハラハラドキドキ!!
★3.7
*「旅するW座」第4弾。
「恋のベビーカー大作戦」日本未公開

ひょんなことから赤ちゃんを預かった男のロマンティック・コメディ。
ラファエル・ペルソナーズ、フランソワ・ベルレアン。
元カノの気持ちを取り戻す為、赤ちゃんを利用しあの手この手(笑)
慣れない子育てをするうち、次第に父性のようなものが芽生えていくほのぼのとした作品。
可愛い赤ちゃんに癒され、軽妙でポップでお洒落、フランスらしい映画だった。
ラファエル・ペルソナーズは第二のアラン・ドロンと言われてるそうな。
イケメンさんです♪
余談:子供が出る映画が嫌いな「W座」安西水丸さんのコメントが可笑しかった^^
★3
「裏切りのスナイパー」日本未公開

5人組の銀行強盗は、警察との激しい銃撃戦の末、仲間一人を失いながら逃亡。
2年後に再会し、大金を山分けしようと約束するが、互いに裏切り合う事態になり…。
ダニエル・オートゥイユ、マチュー・カソヴィッツ。
スタイリッシュで雰囲気があるフレンチノワール。
結局、一番の悪党だけはハッキリしたが、登場人物が多くて、エピソードが若干分かりにくく、最後まで何をメインで観ていいのか掴めなかった。
★2.8
「プリズナー」日本未公開

ある事件を引き起こし死刑囚となった男と、被害者の家族である女性の過去と現在を交錯させながら描く社会派ドラマ。
ジェレミー・レナーが「ハート・ロッカー」の前年に出演した作品。
ジェレミー・レナー、ミニー・ドライヴァー。
全体的に暗くて重い。
何をどうしたって「赦す」ことなんて出来ないはずだけど、「赦す」の言葉はズンときた。
アメリカでは“修復的司法”(加害者と被害者を面会させることで、罪を認識させていく)というプログラムがあるそう。
最後にそれがテロップで流れるが、それを紹介したい映画だったのかも。
★3
「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」日本未公開

「サイン」に傾倒する30歳で引きこもりの弟と、妻の浮気を疑い、証拠を掴もうとストーカーする兄。
ふたりの母は、職場で謎の人物からラブレターメールを受け取る…。
ジェイソン・シーゲル、エド・ヘルムズ、ジュディ・グリーア、スーザン・サランドン。
大きな変化や再生より、有りのままを受け入れながら、みんなが少しだけ殻を破り、少しだけ変化する。
未公開のコメディ映画は、ヘンテコなタイトルが多過ぎるけど、お話はなかなか良かった。
★3
ゴースト・エージェント/R.I.P.D.
2013, 10. 19 (Sat) 00:56
勤務中に殉職したボストン警察の刑事ニック(ライアン・レイノルズ)は、成仏できず現世に紛れ込んでいる悪霊たちを逮捕し、霊界に送還する組織R.I.P.D.のエージェントにスカウトされる。
破天荒なベテラン・エージェントのロイ(ジェフ・ブリッジス)とコンビを組み、悪霊を捕まえに再び地上へと舞い戻ることになるが…。
成仏できないゴーストたちを取り締まる天国の警察署“R.I.P.D.”のエージェント・コンビが活躍する人気アメリカン・コミックスを映画化した痛快バディ・アクション。
2013年 10/18公開 アメリカ映画
監督 ロベルト・シュヴェンケ
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ダイアナ
2013, 10. 18 (Fri) 17:52
1995年。
チャールズ皇太子と別居中のダイアナ(ナオミ・ワッツ)は、優秀な心臓外科医ハスナット(ナヴィーン・アンドリュース)と出会い、その気さくな人柄に心惹かれていくが…。
36歳の若さでこの世を去ったダイアナ元皇太子妃が亡くなる前の2年間にスポットを当て、その知られざる最後の恋を描く伝記ドラマ。
2013年 10/18公開 イギリス映画
監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
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WOWOWで
2013, 10. 17 (Thu) 23:38

フランス政府が行ったユダヤ人一斉検挙事件を巡る実話を映画化したヒューマン・ドラマ。
メラニー・ロラン、ジャン・レノ。
ヴィシー政権下で起きた「ヴェルディヴ事件」は、「サラの鍵」でも勉強になりましたが、こちらの作品は、看護師アネット・モノーの目線で描かれていきます。
最後に僅かな救いがあるけど、「ヴェルディヴ事件で1万3千人が検挙され、その内、生き残ったのはわずか25人。けれど、勇敢なパリの市民により、2万4千人のユダヤ人が救われました」とラストにテロップが流れても、運命の分かれ目だったのか、自転車競技場の1万3千人のことが重くのしかかる。
★3.5
「新少林寺/SHAOLIN」2011年

1982年「少林寺」を基にした新たなる歴史スペクタル・アクション。
アンディ・ラウ、ジャッキー・チェン、ニコラス・ツェー、ファン・ビンビン。
スケールがデカい。
ツッコミながら楽しめた(笑)
★3.2
「灼熱の魂」2011年

母の遺言に従い、父と兄を探すため、母の故郷レバノンへ旅することになったカナダ在住の双子の姉弟が、自分たちの運命を手繰っていく姿を描くヒューマン・ミステリー。
2010年度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。
これは壮絶だった!
双子の姉は、牢獄で生まれたのが何で自分達だと思わないんだろーと安易に観ていたら、その後、いやーな予感が的中してしまい、「ええーー!そこまで悲惨にしなくても、、、」と思いながらもそこまで持っていく過程(伏線)に納得。
かかとのタトゥー、、、。
兄の心境はいかなるものでしょ…。
衝撃度( ̄▽ ̄;)!!ガーン★4
「ダークフェアリー」2012年

英国のカルトTVムービー「地下室の魔物」をギレルモ・デル・トロがリメイクしたサスペンス・スリラー。
ケイティ・ホームズ、ガイ・ピアース、「マイ・ブラザー」のベイリー・マディソン。
古い屋敷の地下室は…。
怖さも驚きもない。
心労でも圧し掛かっていたのか、、、所帯ヤツレしたようなケイティが、別意味で怖かった(汗)
★2
「マシンガン・プリーチャー」2012年

アフリカの内戦地域で、子供たちを守ろうとマシンガン片手に奮闘する実在の牧師、サム・チルダースの人生を映画化したヒューマンドラマ。
ジェラルド・バトラー、ミシェル・モナハン。
変わるにしてもここまで変われるなんてすごい人。
マーク・フォースターが監督ということで期待したけど、映画として面白くはなかったな。
このキャストとタイトルでガンガンなアクションかと勘違いしてしまった。
ドキュメンタリータッチでも良かったかも。
★2.5
「別離」2012年

テヘランで暮らす一家。
妻は11歳になる娘の将来を考え、海外に移住しようと提案するが、夫はアルツハイマーの父を置いて国を出ることは出来ないと反対する。
家を出て行った妻の代わりに、家政婦の女性を雇うが、彼女は何かとトラブルを起こし…。
離婚を決めた夫妻に起こる“ある事件”を中心に描くヒューマンドラマ。
第84回アカデミー賞外国語映画賞を受賞。
これは面白かった。
見せる見せないのサジ加減が絶妙!
家政婦とその娘にイライラ、身勝手な妻にイライラ!!
おそらく誰も悪くはないと思うんだけど、しいて言えば、妻がいけないんじゃないかと…。
病の父親を置いていけないのは当然で、自分だって介護していたろうに、普通ならそれ投げ出せないでしょう。
娘の教育にかこつけて、自分が逃げ出したいだけなのではないか(冷たい女)と思ってしまった。
ラストの娘の選択、母を選んで欲しくない(^_^;)
また3人でやり直して欲しいな。
家族、倫理、介護、国境を越えた秀作!
パパがイケメン★4.8
「ソハの地下水道」2012年

ナチス占領下のポーランドで、地下水道にユダヤ人を匿った実在の人物を映画化したヒューマン・ドラマ。
最初は金目当てだった地下水道を管理する中年男が、いつしか損得を超えユダヤ人を救うために自らの危険を冒していく姿を描く。
第84回(2011年)アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。
地下水道のシンドラーです。
泥棒稼業とWワークのダメ人間が成長していきます。
奥さんが肝っ玉ですごく良い人です。
地下水道での劣悪な環境下で、ユダヤ人たちの“生”への執着描写がリアルです。
当然ながら重い内容だけど、良い映画でした。
★4
「ロビイストの陰謀」2012年

特定団体の代理として政治家や官僚と交渉し、政策、立法などを実現させる“ロビイスト”の大物が引き起こした事件を映画化。
ブッシュ大統領が率いる共和党政権で活躍する男が、その裏で政治家への賄賂や詐欺を重ねていた悪行を描く。
ケヴィン・スペイシー、バリー・ペッパー。
アメリカでは当たり前のことなのだろう。
とにかく、ケヴィン・スペイシーが憎々しい(笑)
政治経済、こんな役をやらせたら右に出る人いない。
タカビーなバリー・ペッパーも適役だった。
エンドに本物の映像が。(あまり似てなかった、ケヴィンの方が上品←失礼)
★3.3
WOWOWで
2013, 10. 16 (Wed) 23:38

花嫁介添人リーダーになった崖っぷち30代独身女性が巻き起こす騒動を、シュールに描く女たちのコメディドラマ。
「宇宙人ポール」のクリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ローズ・バーン。
仲の良い友達の幸せは心から願うけど、半ば重荷をかせられるようなこんなシステム(?)は面倒くさい(汗)
しかも、この映画、女性の晴れ舞台である結婚式を逆手に取って、あらゆる場面でやる事が汚らしい。
そこがイタさの狙いとしても素直に笑えなかった。
何人もの女が自己主張する映画は苦手。
★2.5
「フェイシズ」2012年

人の顔や表情を識別できない“相貌失認”という障害に陥ったヒロインを主人公に描くサスペンス・スリラー。
ミラ・ジョヴォヴィッチ。
題材は面白そうなのに、雑だった。
★2.6
「アニマル・キングダム」2012年

80年代のオーストラリアを舞台に、母の急死で疎遠だった祖母に引き取られ、犯罪一家との生活を余儀なくされた真面目な青年が辿る運命を鮮烈に描き出す犯罪ドラマ。
ジェームズ・フレッシュヴィル、ガイ・ピアース、アカデミー賞助演女優賞ノミネートされたジャッキー・ウィーヴァー、「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」「ジャッキー・コーガン」のベン・メンデルソーン。
こういう一家もあるということで…。
★2.5
「ローマ法王の休日」2012年

カトリックの総本山“ヴァチカン”を舞台に描くヒューマン・コメディ。
新法王に選ばれ、プレッシャーに襲われた気弱な主人公をシニカルな視点で綴る。
予告で何度か観た印象は、コミカルで微笑ましいものかと思いましたが、意表をつかれました(苦笑)
ユーモラスだったのは、新法王不在のヴァチカン内部の取り繕い?(苦笑)
うーーーん。。。
聖職者、、、ですよね、、、、コンクラーベですよね、、、。
学級委員長に選出されて駄々こねるレベルじゃあるまいし…。
人間らしくあることと、ちいと意味が違うような(汗)
分かりません。
★2
「それでも、愛してる」2012年

うつ病に陥ってしまった玩具会社の社長が、戸惑う家族と離れ、一人暮らしを始める。
捨てられたビーバーのぬいぐるみを見つけた男は、ぬいぐるみを手にして話すことで、感情を快復していくが…。
メル・ギブソン、アントン・イェルチン、ライリー・トーマス・スチュワート、ジェニファー・ローレンス、監督・主演はジョディ・フォスター。
可愛いぬいぐるみ、後半からまさかのホラー(^_^;)
★3
「WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々」2012年

根は真面目ながらも人生に悪戦苦闘する弁護士と、彼を取り巻く人々の日々を綴るコメディ・ドラマ。
ポール・ジアマッティ、エイミー・ライアン、ボビー・カナヴェイル、ジェフリー・タンバー、アレックス・シェイファー、 マーゴ・マーティンデイル。
監督は、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー。
ダメな人なんていない。
切磋琢磨、みんな頑張って成長していく!
★3.5
「ジェーンエア」2012年

シャーロット・ブロンテの古典的名作を映画化した文芸ラブ・ロマンス。
強い意志と聡明さを兼ね備えたヒロインが、過酷な運命に立ち向かいながら、真実の愛を求めていく姿を描き出す。
ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、ジュディ・デンチ、サリー・ホーキンス イモージェン・プーツ。
1830年代のゴシックな文芸作品。
ジョー・ライト監督「プライドと偏見」のような文芸ではなく、真面目一方なので、若干、退屈になるが、青白い肌で幸薄そうなミア・ワシコウスカと冷淡なマイケル・ファスベンダーが良かった。
出演者がみんな上手い!
★3.2
「最終目的地」2012年

ピーター・キャメロンの同名小説を名匠ジェームズ・アイヴォリー監督が映画化した文芸ドラマ。
自殺した作家が残したウルグアイの古い邸宅で、静かな生活を送る遺族たちが、作家の伝記執筆の許可を求めにやって来たアメリカ人の教員に変化を引き起こされていくさまを描く。
アンソニー・ホプキンス、ローラ・リニー、シャルロット・ゲンズブール、オマー・メトワリー、真田広之。
お話に起伏がなく単調。
ホプキンスと真田が同性ラブ。
演技派な役者たちに変化をもたらす俳優が、ワタシには「だれ?」なくらいオーラのない人で、どうしてこの教員に影響(?)されていくのか分からなかった。
★2.2
トランス
2013, 10. 11 (Fri) 19:43
白昼のオークション会場からゴヤの傑作「魔女たちの飛翔」が盗まれ、競売人のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)は、ギャングのリーダー、フランク(ヴァンサン・カッセル)に暴行され気を失う。
強盗の協力者であったサイモンは、絵画を抜き取り隠していたが、頭に重症を負った後遺症で、絵画の隠し場所を思い出せない。
フランクは、催眠療法士エリザベス(ロザリオ・ドーソン)を雇い、サイモンの記憶を探ることにするが…。
名画盗難と催眠療法をキーワードに、潜在意識を巡って主人公3人の関係性が二転三転するスタイリッシュ・クライム・サスペンス。
2013年 10/11公開 アメリカ/イギリス映画
監督 ダニー・ボイル
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ランナウェイ/逃亡者
2013, 10. 10 (Thu) 21:49
1969年、ベトナム戦争反対を訴える過激派グループ“ウェザーマン”は、政府機関への襲撃などその活動を先鋭化させ、FBIの最重要指名手配犯となるが、ほどなく彼らは忽然と姿を消す。
30年後、元メンバーのシャロン・ソラーズ(スーザン・サランドン)が逮捕され、地元紙の野心的な若手記者ベン・シェパード(シャイア・ラブーフ)は、弁護士ジム・グラント(ロバート・レッドフォード)を取材する。
危険を感じ始めたジムは、一人娘を弟のダニエル(クリス・クーパー)に託し、逃亡を図った。
ジムの正体は、“ウェザーマン”のメンバー、ニック・スローンだった…。
30年間にわたって身分を偽り、家族と平穏な生活を送ってきた元過激派指名手配犯や、メンバーたちそれぞれの現在と変わらぬ絆を描き出す。
2013年 10/5公開 アメリカ映画
監督 ロバート・レッドフォード
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レッド・ドーン
2013, 10. 09 (Wed) 23:16
アメリカの田舎町。
ある朝、北朝鮮のパラシュート舞台が襲来し、のどかな町は瞬く間に制圧された。
休暇で帰郷していた海兵隊員ジェド(クリス・ヘムズワース)は、弟のマット(ジョシュ・ペック)や友人ロバート(ジョシュ・ハッチャーソン)たちと共に森へ逃げ込んだ。
全土が北朝鮮軍に占領されたことを知ると、愛する人々や祖国を取り戻すため、わずか数名で徹底抗戦を決意する。
1984年に製作された「若き勇者たち」のリメイク。
北朝鮮がアメリカを占領するという前代未聞の設定のもと、自分の大切な人々を守り祖国と自由を取り戻すため、強大な敵との戦いに挑む若者たちの姿を描く。
2013年 10/5公開 アメリカ映画
監督 ダン・ブラッドリー
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WOWOWで
2013, 10. 07 (Mon) 15:12

すべてキャノンのデジタル一眼レフカメラで撮影され、演技と台詞は即興。
サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞した遠距離恋愛ストーリー。
「スター・トレック」のアントン・イェルチン、フェリシティ・ジョーンズ、ジェニファー・ローレンス。
技術的なことはともかく、ストーリーが入り込めなかった。
そもそも、分かっていながら強制送還されるようなことをした二人がダメでしょ。
同情、共感、全くなし。
ジェニファーを選べば良いのに^^
★2
「ミスター・アーサー」日本未公開

クリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」がアカデミー歌曲賞を受賞した1981年の「ミスター・アーサー」をリメイク。
大富豪の御曹司が、結婚を巡ってドタバタ騒動を繰り広げるコメディ。
ラッセル・ブランド、ヘレン・ミレン、ジェニファー・ガーナー。
オリジナルは未見。
ラッセル・ブランドのキャラが気にならなければ、ヘレン・ミレンのばあやさんと、ジェニファー・ガーナーの怪演(笑)、散りばめられた映画ネタでザックリ観れる。
★3
「フィッシュ・タンク」日本未公開(「三大映画祭週間2012」で公開)

第62回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した青春ドラマ。(第66回は「そして父になる」)
誰にも相手にされない15歳の孤独な少女が、母親の新しい恋人に心をときめかせ、生まれ変わっていく姿を、イギリスの階級社会を織り交ぜながら描く。
ケイティ・ジャーヴィス、レベッカ・グリフィス、マイケル・ファスベンダー。
劣悪な家庭環境に唖然としながら、どんどん引き込まれていった。
理解者のようなマイケル・ファスベンダーが、決してそれだけではないのがミエミエなんだけど、表面上しか見ることができない勝気な少女は、本能でしか行動できず痛々しい。
勘違いやとんでもない言動には、イライラハラハラさせられっぱなしだったが、最後は清々しく、評判どおりの秀作だった。
★3.8
「マーガレット」日本未公開

走り始めたバスを追いかけ話しかける女子高校生に気を取られた運転手が、横断中の女性をはねて死なせてしまう。
警察の聴取に対し、歩行者の信号無視だったと嘘の供述をした女子高校生の罪悪感が次第にエスカレートしていく。
「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラが製作総指揮を務めたヒューマンドラマ。
2005年に撮影されたにもかかわらず、様々なトラブルから製作が遅れ、公開はミンゲラが亡くなった後だった。
監督は「ギャング・オブ・ニューヨーク」で脚本を担当したケネス・ロナーガン。
「X-メン」のアンナ・パキン、ジャン・レノ、マーク・ラファロ、マット・デイモン。
途中まではまだ良かったが、本当にイラつく女子高生だった。
勉強はできるらしいが、人間的に頭が悪い(汗)
これは罪悪感ではなく、責任転換でしょ。
2時間半を越える意欲作ではあるが、高校教師のマット、運転手のマーク(確かに悪い)が、女子高生ごときの偽善にここまで翻弄されて気の毒だ(苦笑)
この押し付けがましさ、ますます煙たがられるだけの存在になるのだろう~将来、どんな大人になるのか逆に心配。
★2
「ターゲット」日本未公開

フランス映画「めぐり逢ったが運のつき」をリメイク。
知的な殺し屋と詐欺師の女性、たまたま居合せた一般人の青年の攻防戦を描く。
ビル・ナイ、エミリー・ブラント、「ハリー・ポッター」のルパート・グリント。
普通。
赤毛のロン君、頑張れ(^-^)/
★2.6
「憧れのウェディング・ベル」日本未公開

恋人のキャリアの為、一緒に転勤先へ引っ越した腕の良いシェフの悲喜こもごもと、二人の間に生じる心のズレをコミカルに描く。
ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラント、リス・エヴァンス、ジャッキー・ウィーヴァー。
迷い悩みながらも良い結果にたどり着こうとするお互いの気持ちに好感が持てる。
佳作!
★3.5
「21ジャンプストリート」日本未公開

ジョニー・デップの同名テレビシリーズを映画化。
高校への潜入捜査を開始した凸凹警察官コンビが、高校生活をエンジョイしながら、はびこる凶悪犯罪を目の当たりにしていくさまをコミカルに描く。
全米で1億ドルを超える興行収入で大ヒットしたそう。
チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル。
痛快おバカポリス(爆)
チャニングのコメディ好き^^
先輩ジョニー・デップも潜入捜査で数分登場♪
★3
「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて」日本未公開

パリの一流多国籍企業で働く2人の女性。
悪辣な上司を憎む部下は、次第に殺意を抱くようになる。
「スイミング・プール」のリュディヴィーヌ・サニエと、「サラの鍵」のクリスティン・スコット・トーマス。
ブライアン・デ・パルマ監督がレイチェル・マクアダムとノオミ・ラパスでリメイクした「パッション」が公開中!
全体的にサスペンスとして平凡だったけど、女の嫌らしいねちねちさは見事だった(苦笑)
★2.8
WOWOWで
2013, 10. 06 (Sun) 20:16

TVCMで見たティッピ・ヘドレンにひと目惚れしたヒッチコックは、新作「鳥」の主演に彼女を抜擢する。
ティッピに執着するヒッチコックの演出は厳しいものになり、次回作「マーニー」にも彼女を主演させるが、ティッピは精神的にも肉体的にも追い詰められていく。
シエナ・ミラー、「裏切りのサーカス」のトビー・ジョーンズ、「恋におちたシェイクスピア」「ハリー・ポッター」のイメルダ・スタウントン。
「鳥」や「マーニー」の撮影舞台裏やプライベートを興味深く観れました。
屋根裏や電話ボックスの鳥襲来、「マーニー」の黄色いバッグや客船でのヌードシーンなど、撮影現場が丁寧で、あーそうだったと思い出す。
アンソニー・ホプキンスの「ヒッチコック」は夫婦愛メインで、どことなく愛嬌を感じたヒッチだったけど、こちらはお気に入り女優に対するセクハラとも言える嫌らしい執着が中心で、薄気味悪い。
そんなヒッチをトビー・ジョーンズが好演。
脇役イメージが多いけど、私はホプキンスより良かったと思う。
ティッピ・ヘドレンの声はハスキーなので、シエナ・ミラーはその辺を工夫して欲しかったかな。
★3.7
「バッドトリップ! 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張」日本未公開

真面目な保険セールスマンに降りかかる災難をコミカルに描く。
「ハングオーバー」のエド・ヘルムズ、ジョン・C・ライリー、アン・ヘッシュ、シガーニー・ウィーバー。
「ファミリー・ツリー」「サイドウェイ」でアカデミー賞脚色賞を受賞したアレクサンダー・ペインの脚本だけあって、ドタバタしていたけど、意外と内容があった(笑)
ビジネスマンの裏や本音など、真面目なテーマでした。
ラストのCMが愉快^^
★3
「ブラック・レコード~禁じられた記録~」日本未公開

ヒトラーの台頭によって開戦が近づくイギリス。
名家の娘であるヒロインは、郊外の屋敷で1枚のレコードを見つけ、イギリスの運命を動かそうとする陰謀に気づく。
ロモーラ・ガライ、ビル・ナイ、「レ・ミゼラブル」のエディ・レッドメイン、クリストファー・リー、コリン・レッドグレーヴ、ジュノー・テンプル、ジュリー・クリスティ、チャーリー・コックス、ジェレミー・ノーサム。
撮影は「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」のダニー・コーエン。
ドイツに対して開戦するか否かを背景に、レコードの存在を知ったヒロインの周辺で起こる連続殺人事件の謎と、一族の秘密、確執、揉め事が展開されるスリリングなサスペンス。
ヒロインは次から次へと追い込まれ、誰を何を信じていいのかなかなか読めない展開だったが、一番ショッキングだったのは、開戦されたら世話ができないと、ペットのネコや犬の殺傷処分(~ヘ~;)ウーン
ハラハラするミステリーだったけど、ちょっとやり過ぎじゃない?と思うこともあったし、とにかく長かった。
終ってみれば、国家レベルより、家族のゴタゴタだったかも(苦笑)
DVDタイトルは原題なのかな。
★3.7
「ディア・ブラザー」日本未公開

殺人罪に問われた兄を救うため、弁護士になった実在の女性ベティ・アン・ウォーターズの半生を描く。
ヒラリー・スワンク、サム・ロックウェル、ミニー・ドライヴァー、メリッサ・レオ、ジュリエット・ルイス。
身内を救うために弁護士資格をとるだけでもスゴイ!!
映画としてのドラマには欠けるかな。
★2.8
「ピンチ・シッター」日本未公開

ベビーシッターを引き受けたサエないぐうたら男が、子供達とトラブルに巻き込まれるさまを描くドタバタコメディ。
ジョナ・ヒル、サム・ロックウェル。
皆で成長。
★2.7
「プリティフープ」日本未公開

高校の弱小女子バスケチームのコーチを任されたダメ男が、悩み多き部員たちと信頼を築くまでを綴る青春スポーツコメディ。
青春スポーツ映画の定番ストーリー。
ちょっと違うのは、ダメダメはメンバーではなくコーチ(サム・ロックウェル)の方。
プライベートな問題抱えすぎで、逆に女子たちに支えられる始末(苦笑)
双方、やる気がないわけではないけれど、何だか全てが空回り。
潤滑油的なスクールバスの運転手(マーゴ・マーティンデイル)の存在が良い味だった。
「ブロウ」でジョニー&ぺネの娘役だったジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツは、未公開映画で会うことが多い^^
↑サムの隣、みつ網の少女は「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラ。
★2.7
「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」日本未公開

1973年に活躍した三冠達成の競走馬「セクレタリアト」と、その馬主・ペニー・チェネリーの実話を基にした作品。
ダイアン・レイン、ジョン・マルコヴィッチ、マーゴ・マーティンデイル、スコット・グレン。
安心して観れる、馬はいい!!
★3.5
「ジャックはしゃべれま1,000(せん)」日本未公開

ひと言しゃべるごとに、庭に生えた《命の木》の1000枚の葉が1枚ずつ散っていくという呪いをかけられた主人公の運命を描くファンタジー・コメディ。
エディ・マーフィ、「ラストキング・オブ・スコットランド」「ジャンゴ 繋がれざる者」のケリー・ワシントン、「クジラの島の少女」「ダイ・ハード4.0」クリフ・カーティス。
口八丁なエディ・マーフィも勢いに欠けてきた。
★2・5
WOWOWで
2013, 10. 05 (Sat) 00:32

レストランを開業するため料理教室に通い始めた元ヤクザの男。
そこで出会った少女と距離を縮めていくが、彼女は男を殺すよう命じられた暗殺者だった。
ソン・ガンホに期待したけど、ストーリーはありがちでアテが外れた。
飄々としていているガンホさんはイイ!
★2.7
「孤島の王」2012年

ノルウェーの孤島“バストイ”に実在した少年矯正施設を舞台にしたサスペンス・ドラマ。
1915年に実際に起こった少年たちの大規模な反乱事件を題材に、大人たちによる矯正という名の非人道的な虐待の実態と少年たちの心の葛藤や脱走計画の顛末を描く。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」ステラン・スカルスガルド、クリストッフェル・ヨーネル。
大人がとらえる矯正の意味、どこの国も疑問ばかり。
★3
「キラーエリート」2012年

かつての師匠が人質に取られ、極めて困難なミッションを引き継がねばならなくなった男の死闘を描くアクション・サスペンス。
ロバート・デ・ニーロ、ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン。
デニーロの登場は少ないが、キャストが揃っているから普通に楽しめた。
★3
「キリング・ショット」2012年

寂れたダイナーで起こった銃撃事件の顛末をミステリアスに描き出す。
ブルース・ウィリス、フォレスト・ウィッテカー、マリン・アッカーマン。
回想と会話劇で若干退屈だったけど普通。
ウィティカーさんはマンネリ…。
★2.5
「少年と自転車」2012年

愛する父親に拒絶された現実を受け入れられず、心を閉ざした少年が、偶然出会った女性の献身的な愛により、壊れかけた心を回復させていく。
監督・脚本・制作は「息子のまなざし」「ある子供」の名匠ダルデンヌ兄弟。
「ヒアアフター」のセシル・ドゥ・フランス、ジェレミー・レニエ。
ダルデンヌ兄弟の作品はやっぱり苦手。
登場人物の心情は分かるけど、今作も12歳にしてはウブ過ぎる男子に美容師の母性など、感情がついていかず、腑に落ちないポイントが多かった。
ダルデンヌ兄弟は、ジェレミー・レニエに不甲斐無い男ばかり演じさせる?(苦笑)
★2.5
「ブレイクアウト」2012年

セキュリティー対策万全の自宅で起こる密室強盗劇。
ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン。
怯えるニコールは綺麗。
★2
「ハングリー・ラビット」2012年

平凡な高校教師が思いもよらぬ窮地に陥るさまをスリリングに描く。
ニコラス・ケイジ、ガイ・ピアース。
ツルツル頭のガイ・ピアース。
★2
「ミッシング ID」2012年

幼いころ誘拐されたのではないかという疑いを抱いた高校生が、その真実を追い掛けるうちに国家規模の陰謀と対峙する姿を描くアクション・サスペンス。
「トワイライト」のテイラー・ロートナー、「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズ、アルフレッド・モリナ、マリア・ベロ、シガーニー・ウィーヴァー、ジェイソン・アイザックス。
青春の迷いとラブやアクション。
★3