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デスパレートな妻たち シーズン6 

2011, 09. 05 (Mon) 15:24

第20話「虐げられた魂」 Epiphany (9/2放送)
Desperate Housewives 20
ジョギング中のメアリー・アリスは、一軒の家の前で立ち止まった。
4歳のエディの前で夫婦喧嘩をする両親。
父親が家から出て行ってしまった。

後日、母親のバーバラを訪ねたメアリー・アリスは、ウィステリア通りの女友達は力になってくれると話すが、友達関係は苦手だとバーバラは答える。
別の日、エディが一人で留守番をしていると知ったメアリー・アリスは、バーに出かけたバーバラを連れ戻す。
男が居ないとダメだと打ち明けるバーバラに、「幸せになって欲しいけれど、母親は何事も子供を優先するものだから」とメアリー・アリスは言う。
バーバラは「ママのお荷物だって、自分を責めちゃだめよ」とエディを抱きしめる。
Desperate Housewives 21
無題4
ガブルエルが引っ越してきた日、9歳のエディはバスタブに隠れていた。
空き家だからいつもここで遊んでいたと言うエディを追い払うガブリエルだったが、「お姉さん、綺麗」と言われ仲良しになる。
カルロスとガブリエルが一緒にお風呂に入っていると、エディが当たり前のように家に入って来た。
驚くカルロスに「母親が無視していて、可哀相な子なの、私もここの人達は苦手だから」とガブリエルは話すが、「寂しい者同士でも9歳の友達の方がおかしいだろう。ご近所さんの友人を作って自分の生活をしろ」と言われ、エディにお互い歳の近いお友達を作りましょうと話す。
「あなたそんなに綺麗じゃないよ」とエディは立ち去った。

ブリーの家のペンキ塗りをするエディは、好きな子へのアプローチをブリーに伝授された。
しかしエディが思いを寄せるのは、娘のダニエルだと知ったブリーは、傷つけないないよう穏便に済ませれないかとバーバラにお願いする。
帰宅したエディは、ブリーの前で次々と馬鹿にした言葉をバーバラから浴びせられた。
バイトにやって来たエディに謝るブリーは、「優しい青年だと私は思っている。ダニエルも友達として付き合いたいはず」と言うが「友達なんか欲しくない。誰かに愛されたいんだ」と涙ながらにエディは答える。
ブリーは「どこかにあなたを想ってくれる人がいる。会えるまで探すのよ」と言う。
街で売春婦を買ったエディは花束を渡すが、笑い飛ばされてしまい、売春婦を殺してしまった。
無題
無題6
エディが描いたイラストを見て、絵の才能があると感じたスーザンは、自宅でデッサンを教える。
メキメキと上達したエディに、スーザンが費用を払い、2週間の美術スクールの講習会に参加させることになった。
講習会から戻ったエディは、マイクと再婚することになったとウエディングドレス姿で現れたスーザンに驚く。
スーザンを好きだったエディは、教会の一番後ろの席で項垂れた。
その日の夜、ゴミを捨てに出てきたジュリーをスーザンと勘違いしたエディは、後ろから近づき首を絞めた。
無題5
無題1
エディがスカボー家でゲームを楽しんでいると、「酒を隠しただろう。この厄介者」とバーバラがやって来た。
「子供にそんな口の利き方はするもんじゃない」と言うリネットに「夕飯食べさせ、下らないゲームして、慈善事業に満足しているあんたの本心はお見通しだ」と怒鳴る。

エディが車の修理にスカボー家へ出かけた合間に、バーバラはエディの部屋に入り、酒が隠されていないか探す。
ところが見つけたのは、フェアビューで起きた事件のスクラップブックだった。
帰宅したエディに詰め寄るバーバラ。
エディは事件と関係があると認めた。
「そんな恐ろしい子に育てた覚えはない。わたしのせいにしようとする気?とんでもない!覚悟しな!」と言いながら、警察へ電話しようとする。
やめてくれと頼むエディに「いつも言って来た。人生最大のミステイクは、おまえを産んだことだ!」と怒鳴った。
エディは酒ビンでバーバラの頭を殴り、首を絞めて殺してしまった。
そこへエディを心配するリネットが訪ねて来た。
「ここは健全な場所ではないから、家へ越してこないか」と言われたエディはOKする。
無題3
無題8


モンスターな母親がモンスターを作り上げてしまった今回のお話。
あたかもそうであったかのように後付される恒例(?)のエピソードは、今回もそう結びつくのか、、、上手いなぁ~と感心
「大人しくてあんなに優しい子がどうして――」のパターン。
エディの行為はもちろん赦されないけど、こんな親の元に生まれなかったらと思うと、可哀相な境遇です
飲んだくれの母親と二人暮らしなんて、それこそ児童施設とか介入してあげて欲しかったわ
しかし、ウィステリア通りにも、あんなに小汚い廃墟のような家があったとは…(苦笑)
バーバラ役の女優さん、「プラダを着た悪魔」「アジャストメント」のエミリー・ブラントに何となく似てた(^_^;)

さて、タイトルの「Epiphany」ですが、「物・事・人物の本質が露呈する瞬間」が適している意味かな。
↓にもありますが
こちら
デスパのタイトルは、スティーヴン・ソンドハイムのミュージカルタイトルが使われています。
「Epiphany」は、ジョニーの「スウィーニー・トッド」で「救世主」というタイトルで登場します。
復讐したい判事(アラン・リックマン)の喉を目の前にしたトッドさん。
まさに切るぞぉーの瞬間に邪魔が入り、思いを果たせず荒れ狂ったトッドさんは、カミソリ片手に「そこのあなた!髭を剃ろうか?スウィーニーに会いにおいで、君も、君も、墓場へようこそ!復讐してやる!救済してやる!…10人でも100人でも満足できない。奴をやるまで他の首で練習しよう」と歌いながら妄想するシーンです。
罪のない人にまで手をかけてしまうようになって、何人もパイになっちゃうきっかけの曲で、私の一番好きな歌うジョニーのシーンです(笑)
エディも罪のない人たちを自分の感情だけで殺してしまいました。
母親だけは罪はないとは言えませんけど…
犯人を知ることになったら、主婦達はそれぞれどう感じるのでしょうか。