終着駅 トルストイ最後の旅
2010, 09. 27 (Mon) 23:01

ロシアの偉大な作家レフ・トルストイ(クリストファー・プラマー)を、妻のソフィヤ(ヘレン・ミレン)は50年近く献身的に支え続けてきた。
文学的才能、家柄、名声などに恵まれたトルストイは、晩年、遺産は全てロシア国民のために使うと爵位も財産も捨てようとする。
信奉者チェルトコフ(ポール・ジアマッティ)と、家族のための遺産を守ろうとするソフィヤの対立は深まり、トルストイは82歳の高齢にして突然家出をする。
「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」などの文豪トルストイの晩年を映画化した伝記ドラマ。
作家という以上に、自らの理想を貫いた平和思想家であったトルストイと、世界三大悪妻と名高いソフィヤとの夫婦の愛の形を、トルストイ信奉者の青年の目を通して描く。
第82回アカデミー賞で、ヘレン・ミレンは主演女優賞、クリストファー・プラマーは助演男優賞にそれぞれノミネート。
ソフィヤの怒りは愛そのもの{★★★㊤3/5}
「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」「イワンのばか」など多数の傑作を残したトルストイ。
文学や思想が複雑に語られるような内容は苦手だと思いましたが、秘書としてトルストイの元にやってきたワレンチン(ジェームズ・マカヴォイ)の視線で語られる普遍的な“愛”をテーマにした物語でした。
トルストイは、非暴力、人類愛を掲げ、彼を信奉する人々(トルストイ主義者)とヤースナヤ・ポリャーナの土地でコミュニティを作り、彼の著作権や遺産をロシア国民に委譲させたい(トルストイ主義に基づくらしい)チェルトコフたちと、私有財産を守ろうとする妻ソフィヤとの確執が深まった晩年が舞台となっています。
トルストイの周りにいる人間は、熱狂的なトルストイ主義者ばかり。
貧しい民衆を助けるため“人類愛”で著作権を放棄しようとするトルストイに対して、ソフィアは“家族愛”で著作権の放棄を阻止しようとします。
トルストイを偶像化してトルストイ主義の確立を図りたいチェルコトフと、俗っぽいソフィヤの折り合いは最悪で、ワレンチンが秘書としてトルストイの下へと送り込まれたのも、ソフィヤの動向を監視させるため。
伯爵家生まれの貴族であるトルストイは、才能にも富にも恵まれ、弟子に尊敬され、傍から見れば悠々自適に暮らしている幸せな老人のように見えるのですが、両者の間で板挟みになり、どちらかと言うと流れに任せ飄々としていて、カリスマ的社会主義者の教祖さまの様に祭り上げられた感じでしょうか。
妻とは不仲になり、家出をし、ついには名もない小さな駅の駅舎で最後を迎えることになります。


世界三大悪妻に数えられる妻ソフィアだそうですが、それがそんなに悪妻だとは感じないのです。
確かにキツイ性格だし、神経質で感情的、過剰だし、ヘレン・ミレンだし(笑)
彼女は「戦争と平和」を6回も書き写し、登場人物についても夫婦でディスカッションしたと言う。
しかも9男3女、いくら恵まれた家庭であっても13人も子供を産むなんてどれだけ大変なことだろう。
そもそも、妻である以上、夫の私有財産放棄に異議を唱えるのは当たり前のことではなかろうか。
ソフィアのキツさや言い分には、常に夫への深い“愛”が感じられる。
この映画の描き方なら、“悪”“守銭奴”と感じるのは、チェルコトフたちトルストイ主義者の方だ。
父に心酔し、チェルコトフたちと一緒に母を疎むサーシャ・トルストイ(アンヌ=マリー・ダフ)や、チェルコトフに、危篤状態の夫に面会させない権利がどこにあるのだろう。
信奉者たちには教祖的存在であっても、ソフィヤにはただ普通の夫でしかなかったのでしょう。
チェルトコフ、トルストイ、ソフィヤの間で揺れるワレンチンが、マーシャ(ケリーコンドン)を愛するようになって愛の本質に気づいていくエピソードを交えながら、理想を求める老人と現実をしっかり見る妻の夫婦愛は、「偉人と俗人」「理想と現実」で描かれ、思想や理想を追い求めると、本来掲げたはずの自由がどんどん奪われてしまう皮肉も感じました。
屋敷の周り、病院代わりの駅舎にもパパラッチが常にいて、トルストイがいかに民衆の関心を集めていたか驚きました。
側近たちがいちいちメモを取っていたので、彼についての関係書類が多いのも肯けます。
最後にトルストイの口から出たのはソフィヤの名前。
数年後、著作権はソフィア家族に戻ったと字幕があり、実際の映像が流れると何だか安心しました。
出演者は文句無くお上手な方々ばかり。
チェルトコフの変な癖がついたヒゲやトニックの香りとか、ヘレン・ミレンの細かいしぐさが嫌味で面白い。
想像以上にマカちゃんが出ずっぱりで見応え十分でした♪
マカちゃん、妻と映画初共演なのかな…。
ファンとしてはあまりご一緒には出て欲しくないけど(笑)
2010年 9/11公開 ドイツ/ロシア映画
監督 マイケル・ホフマン
デスパレートな妻たち シーズン5
2010, 09. 27 (Mon) 16:58
第24話「迫り来る魔の手」(9/22放送)
デーブは、ジャクソンが移民局に連行されスーザンが落ち込んでいるだろうと、気晴らしに再び釣りに行こうと誘う。
その気にはなれないとスーザンは断るが、MJをだしにしてしつこく誘うデーブに怒りを露にする。
2日後には強制送還されるジャクソンから、スーザンに「お礼が言いたかった」と電話が入った。
匿名の通報があったと移民局から聞かされたジャクソンは、それがマイクだと言う。
マイクの顔を見れば、偽装でもスーザンに未練があるのは分かると話して電話を切った。
スーザンがマイクを訪ねると、シャワー中だから伝えておくとキャサリンに言われるが、直接本人に尋ねたいからと家で待たせてもらう。
なかなか出て来ないマイクに痺れを切らしているスーザンに、何かあったのかとキャサリンは尋ねる。
移民局に知らせたのはマイクなのか?とスーザンが聞くと、キャサリンは「マイクには言っていない。マイクにプロポーズされた。偽装結婚の事を知らせると気持ちが変わるかもしれないと思い、扶養手当のメールも自分が送った。お願いそっとしておいて」と頼む。
シャワーから出たマイクに、丁度話す事があると言われ、「結婚を祝福する」とスーザンは言った。
プレストンは大学進学をせず、半年間ヨーロッパに行くと言い出した。
リネットはトムにプレストンをキャンパス・ツアーに連れて行くよう頼む。
帰宅したトムは、中国語を学ぶため自分が大学へ行くと言い出した。
またもや唐突な思いつきに困ったリネットは「試験日を間違えて伝えた、明日です」と大学からの留守番メッセージを聞き、前祝に飲みに行こうとトムを誘う。
酔っ払ってご機嫌になったトムは、メッセージを聞いて愕然とする。
試験がドン底だったトムは、中国経済の急成長で、中国語が話せたらビジネスで鬼に金棒だと思っていたのにと話す。
「すごく良いアイディア。どうして言ってくれなかったの?」リネットは自分のしたことを後悔する。
ガブリエルはカルロスの親戚の集まりに家族で出かけることになる。
コニーおばさんは「心臓が悪く長くはないので、誰か変わりに孫のアナの面倒を見て欲しい」と親戚たちに頼む。
名乗り出ようとするカルロスを「一晩考えた方がいい」とガブリエルが止めるが、子供の頃にコニーおばさんの世話になったカルロスは、自分が引き取ると電話をした。
コニーおばさんは、アナの素行に手をやいているようで、初めからカルロスに引き取らせたかったのだった。
ブリーがカールと倉庫で荷物の点検をしている所を、オーソンは気づかれないようにこっそりと見ていた。
ブリーが帰宅すると、倉庫に隠した物が家に戻っていた。
オーソンは仮面を見せながら、どうしてこんな事をしたのかと問うと、ブリーは全てを話し欲しいものは何でもあげるからと離婚を切り出した。
離婚はせずにこのまま関係修復をすると言うオーソンに、私達はもう終っているとブリーは告げる。
「二人の名前で保険金の請求をしてある。倉庫を自分の名前で借りたブリーが、保険金目当てで泥棒したのだと警察に分かる。」と言う。
「自分の妻を刑務所に送る気なのか?」と問うブリーに「元妻なら送る」とオーソンは言う。
身元不明の遺体がヘラー医師と判明し、刑事はオフィスへと向かうが、受付けの女性は「メールがあるから生きている」と言い張る。
刑事がメールを送ると、デーブの家でヘラー医師の携帯が鳴った。
メールを読んだデーブは、ヘラー医師や妻子、イーディの幻覚を次々と見る。
スーザンはマイクに本当にキャサリンを愛してるのかと尋ねた。
愛していると答えるマイクに安心したと言うが、キャサリンに今週ラスベガスで結婚するから介添え人で来てと言われ、「それはさすがに変。予定もあるから」と答えた。
MJに近づこうとしていたデーブに、「まだボート借りられる?」とスーザンは尋ね、「あなたの言うとおり、少し遠出したらいい気分転換になりそう」と話す。
デーブは「そうだね。みんな、スッキリするぞ」と言い、出そうとしていた銃を隠した。
マクラスキーさんの妹ロベルタにヘラー医師の受付女性から電話が入り、ヘラー医師がパブ・ホワイトホースの火事で死んだと報告があった。
ちゃんとした証拠を掴もうとする二人は、不法侵入のお返しをしようと話し合う。
アポの日にすっぽかされたと思っていた刑事が、ジャクソンを尋ねて留置場へやって来た。
奥の部屋で誰かに会わなかったかと聞かれ、ジャクソンは「貯蔵室でデーブ・ウィリアムズに会った」と話した。
スーザンたちが湖へ向かう日。
デーブは「おやじバンドのリハーサル」とビデオをマイクに渡す。
ハネムーンの前には見るな、と言われたビデオを受け取るマイクは、車をスタートさせるデーブの目つきが鋭く変わるのを見て不安を覚える。
いや、本当にスカボー夫妻は面白いヾ(∇'〃)キャハハハo(__)ノ彡_☆バンバン!!
プレストンのための見学なのに、本人は興味を示さず付添い人のトムががっつりその気になってきた(爆)
「学舎へ戻ることにした」「大学を歩いていたらエネルギーが湧いてきた」「試験に合格したら僕も大学生になれる」「今回は絞り込めている。中国語を専攻する」
今度は中国語習得のために大学かい…
(笑)
リネットが「中国語で数を数えられるようになったらそれであきる」ってビンゴ
でもトムがビジネスの為にそこまで考えていたとは知らず、自分がやったことを多少後悔しているようなリネットでしたが、それでも楽観的ですよね。
またまた唐突なトムの思いつきを諦めさせて正解でしょう。
彼がビジネスで通用する中国語を習得したとしても、その頃の市場はまた別の国かも(苦笑)
あー、何かこのおっちゃん、憎めないんだけどイタ過ぎる(^_^;)
いよいよ次回、最終回です
カールに唆されたけど、ブリーはやはり生真面目人間なんですよね。
逆襲に出たオーソンと、セクハラオヤジのようなカールとどうなっていくのか。
お荷物のティーンエイジを押し付けられるガブリエル。
こちらはシーズン6に引き続いていきそうです。
デーブの復讐、スーザンとマイク、キャサリンの三角関係。
どう決着がつくのか、またまた続いて行くのか…
最終回、待ち遠しいですね。
デーブは、ジャクソンが移民局に連行されスーザンが落ち込んでいるだろうと、気晴らしに再び釣りに行こうと誘う。
その気にはなれないとスーザンは断るが、MJをだしにしてしつこく誘うデーブに怒りを露にする。
2日後には強制送還されるジャクソンから、スーザンに「お礼が言いたかった」と電話が入った。
匿名の通報があったと移民局から聞かされたジャクソンは、それがマイクだと言う。
マイクの顔を見れば、偽装でもスーザンに未練があるのは分かると話して電話を切った。
スーザンがマイクを訪ねると、シャワー中だから伝えておくとキャサリンに言われるが、直接本人に尋ねたいからと家で待たせてもらう。
なかなか出て来ないマイクに痺れを切らしているスーザンに、何かあったのかとキャサリンは尋ねる。
移民局に知らせたのはマイクなのか?とスーザンが聞くと、キャサリンは「マイクには言っていない。マイクにプロポーズされた。偽装結婚の事を知らせると気持ちが変わるかもしれないと思い、扶養手当のメールも自分が送った。お願いそっとしておいて」と頼む。
シャワーから出たマイクに、丁度話す事があると言われ、「結婚を祝福する」とスーザンは言った。
プレストンは大学進学をせず、半年間ヨーロッパに行くと言い出した。
リネットはトムにプレストンをキャンパス・ツアーに連れて行くよう頼む。
帰宅したトムは、中国語を学ぶため自分が大学へ行くと言い出した。
またもや唐突な思いつきに困ったリネットは「試験日を間違えて伝えた、明日です」と大学からの留守番メッセージを聞き、前祝に飲みに行こうとトムを誘う。
酔っ払ってご機嫌になったトムは、メッセージを聞いて愕然とする。
試験がドン底だったトムは、中国経済の急成長で、中国語が話せたらビジネスで鬼に金棒だと思っていたのにと話す。
「すごく良いアイディア。どうして言ってくれなかったの?」リネットは自分のしたことを後悔する。
ガブリエルはカルロスの親戚の集まりに家族で出かけることになる。
コニーおばさんは「心臓が悪く長くはないので、誰か変わりに孫のアナの面倒を見て欲しい」と親戚たちに頼む。
名乗り出ようとするカルロスを「一晩考えた方がいい」とガブリエルが止めるが、子供の頃にコニーおばさんの世話になったカルロスは、自分が引き取ると電話をした。
コニーおばさんは、アナの素行に手をやいているようで、初めからカルロスに引き取らせたかったのだった。
ブリーがカールと倉庫で荷物の点検をしている所を、オーソンは気づかれないようにこっそりと見ていた。
ブリーが帰宅すると、倉庫に隠した物が家に戻っていた。
オーソンは仮面を見せながら、どうしてこんな事をしたのかと問うと、ブリーは全てを話し欲しいものは何でもあげるからと離婚を切り出した。
離婚はせずにこのまま関係修復をすると言うオーソンに、私達はもう終っているとブリーは告げる。
「二人の名前で保険金の請求をしてある。倉庫を自分の名前で借りたブリーが、保険金目当てで泥棒したのだと警察に分かる。」と言う。
「自分の妻を刑務所に送る気なのか?」と問うブリーに「元妻なら送る」とオーソンは言う。
身元不明の遺体がヘラー医師と判明し、刑事はオフィスへと向かうが、受付けの女性は「メールがあるから生きている」と言い張る。
刑事がメールを送ると、デーブの家でヘラー医師の携帯が鳴った。
メールを読んだデーブは、ヘラー医師や妻子、イーディの幻覚を次々と見る。
スーザンはマイクに本当にキャサリンを愛してるのかと尋ねた。
愛していると答えるマイクに安心したと言うが、キャサリンに今週ラスベガスで結婚するから介添え人で来てと言われ、「それはさすがに変。予定もあるから」と答えた。
MJに近づこうとしていたデーブに、「まだボート借りられる?」とスーザンは尋ね、「あなたの言うとおり、少し遠出したらいい気分転換になりそう」と話す。
デーブは「そうだね。みんな、スッキリするぞ」と言い、出そうとしていた銃を隠した。
マクラスキーさんの妹ロベルタにヘラー医師の受付女性から電話が入り、ヘラー医師がパブ・ホワイトホースの火事で死んだと報告があった。
ちゃんとした証拠を掴もうとする二人は、不法侵入のお返しをしようと話し合う。
アポの日にすっぽかされたと思っていた刑事が、ジャクソンを尋ねて留置場へやって来た。
奥の部屋で誰かに会わなかったかと聞かれ、ジャクソンは「貯蔵室でデーブ・ウィリアムズに会った」と話した。
スーザンたちが湖へ向かう日。
デーブは「おやじバンドのリハーサル」とビデオをマイクに渡す。
ハネムーンの前には見るな、と言われたビデオを受け取るマイクは、車をスタートさせるデーブの目つきが鋭く変わるのを見て不安を覚える。
いや、本当にスカボー夫妻は面白いヾ(∇'〃)キャハハハo(__)ノ彡_☆バンバン!!
プレストンのための見学なのに、本人は興味を示さず付添い人のトムががっつりその気になってきた(爆)
「学舎へ戻ることにした」「大学を歩いていたらエネルギーが湧いてきた」「試験に合格したら僕も大学生になれる」「今回は絞り込めている。中国語を専攻する」
今度は中国語習得のために大学かい…

リネットが「中国語で数を数えられるようになったらそれであきる」ってビンゴ

でもトムがビジネスの為にそこまで考えていたとは知らず、自分がやったことを多少後悔しているようなリネットでしたが、それでも楽観的ですよね。
またまた唐突なトムの思いつきを諦めさせて正解でしょう。
彼がビジネスで通用する中国語を習得したとしても、その頃の市場はまた別の国かも(苦笑)
あー、何かこのおっちゃん、憎めないんだけどイタ過ぎる(^_^;)
いよいよ次回、最終回です

カールに唆されたけど、ブリーはやはり生真面目人間なんですよね。
逆襲に出たオーソンと、セクハラオヤジのようなカールとどうなっていくのか。
お荷物のティーンエイジを押し付けられるガブリエル。
こちらはシーズン6に引き続いていきそうです。
デーブの復讐、スーザンとマイク、キャサリンの三角関係。
どう決着がつくのか、またまた続いて行くのか…
最終回、待ち遠しいですね。