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あぁ、結婚生活 

2010, 03. 31 (Wed) 11:20

080801_marriedlife_sub1MARRIED LIFE
1940年代のアメリカ。
ハリー(クリス・クーパー)は、親友でプレイボーイのリチャード(ピアース・ブロスナン)に、若くて美しいケイ(レイチェル・マクアダムス)を紹介する。
長年連れ添った妻パット(パトリシア・クラークソン)との穏やかな生活を捨て、戦争未亡人のケイと再婚を考えているが、妻を傷つけたくないハリーは、なかなか離婚を切り出せない。

離婚を切り出せない夫が、若い愛人と結婚するために妻の毒殺を計画するが…。


きつねとたぬきの騙しあいのよう(WOWOWで)

複雑に絡み合う男女の思惑が面白かったです♪
真面目だけが取り得のハリーが、離婚を切り出すことで妻が傷つくのなら、いっそ毒殺してしまおうと言う短絡的な計画がどこか滑稽です。
一つ間違えば泥沼劇になるようなテーマは、ゆったりとした40年代の雰囲気の中にブラックでシュールな大人の事情を絡めサスペンスタッチの恋愛ドラマに仕上がっています。
俳優さんたちも安定した演技で、
ドタバタしたりヒステリックになったりせず、時に優雅さを感じさせられるようでした(笑)

登場人物はそれぞれ相手の事を思いやっているようで、実は自分の都合しか考えていない。
ケイが寂しがると困るから相手をしてあげて欲しいとハリーから頼まれたリチャードも、そりゃそうなるわ(苦笑)
でも決して自分勝手だけでもないんですよね~。
それぞれがそれぞれの事情を何となく察知できていると言うのか…
ここに夫婦の不思議さや大人同士の暗黙の了解みたいなのがあるようですね。
何ごともなかったかのようなラストシーンは、表と裏の顔を使い分けれる大人の集まりでした(笑)

でも夫婦って面白いです。
愛だの恋だのはモチロンいつまでも継続して欲しいですが、長年連れ添うとそれは次第に情に変わり、上手くやるために寛容と図太さが求められてくる(苦笑)
それはいつの間にか自然と身に付いて来てるのでしょうか。
年齢を重ねると対立したり争うエネルギーさえ失って、たとえ見て見ぬ振りしても穏やかに暮らすことが一番と考えている人(私だけ?~笑)には、どこかしら共感できる作品と思います。

2008年 9/13公開  アメリカ映画
監督 アイラ・サックス