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(Fri)21:48

ラブリーボーン

8656_210134853THE LOVELY BONES
家族に囲まれ幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は、ある日トウモロコシ畑で近所の男に殺されてしまう。
スージーはこの世と天国の狭間の不思議な場所へ辿り着き、
犯人探しに明け暮れる父(マーク・ウォールバーグ)、罪悪感に苦しみむ母(レイチェル・ワイズ)を見つめながら、何とか自分の思いを伝えようとするが…。

14歳で殺されてしまった少女が、
残された家族の再生を見守る中で、自らも悲劇を乗り越えていく姿を描くファンタジックなサスペンスドラマ。
アリス・シーボルドの同名ベストセラーを映画化。


現世を断ち切るために{★★★3/5}

お魚みたいな名前のスージー・サーモンは、
1973年12月6日、隣人のジョージ・ハーヴェイ(スタンリー・トゥッチ)に殺害されてしまいます。
彼女は必死に逃げ出し我が家へと走りますが、自分が死んでしまった事をまだ自覚できていなかったのです…。

生前、仲の良い両親、妹や弟と幸せに暮らす一家が丁寧に描かれ、また事件の謎をスージー自ら紐解くミステリー仕立てで緊張感がありました。
スージーがまだ近くにいると感じるパパと弟、逃避してしまうママ、散歩の途中でハーヴェイに向かって吠える愛犬から何かを察した妹。
混乱した魂が次第にその死を受け入れていく様子と、残された家族の再生物語です。

登場人物の描写からもこの先どうストーリーが続くのかと期待する展開で、最初はかなり引き込まれていきましたが、でも少し想像とは違っていました。
スージーが主となって、誰が自分を殺したか…、家族がそれに気づいていくことで成仏できるのかと思っていて、
事件に関してサスペンス的なハラハラはあるのですが、伝えたいのは犯人逮捕や復讐やそういったものではありませんでした。
こんな事件は何処の国でも起きて欲しくないし、家族が背負うものも同じでしょうけど、死に対する受けとめ方の微妙な違いが理解しにくいところです。
でもスージーは自分で納得して天国へ行ったので良かったのだと思います。
9184_8223945399THE LOVELY BONES
ハーヴェイの家に忍び込みスージー殺害の証拠を見つけた妹のリンジーは、危ない目に遭いながらも家に戻るのですが、
この時の彼女の行動は解らないでもないのですが、もう、ほら、早く!!とイライラとしました。
またやっと天国へ旅立つ決意をしたスージーは、やり残したことがあると戻りますが、
いかにも少女らしい願いで…(えっ??!そっち?)
いや、これも気持ちは解るけど、何だかやはりお国柄の違いなのでしょうか。
登場人物の行動が理解しにくかったり、中途半端な感じだったり。
結末も罰が与えられるってあれで良いのかなぁ…。
あんな場所にあんな物の中で、私なら堪えられない(泣)

ママもまだ子供2人いるんだから頑張って欲しいしと思ったし、
霊が見えるスクールメイトの存在は、スージーの気配を感じて親に話しに行ったりとか、そんな立場なのかな~と期待したら、結局それの為だけ?!みたいな。
相変わらず(?)警察には期待できないし、世間離れしているような祖母(スーザン・サランドン)は、多分、重い話しでの清涼剤にしたかったのかもしれないけど、ちょっと浮いていて別に普通のおばあちゃんで良かったんじゃないのかな。
スージーの立ち位置(この世と天国の間)がイマイチ理解しにくかったです。
CGも乙女チックな感じですが、
どこかチープな印象もあって、このシーンへの変わり目の度に自分の気持ちが付いていけませんでした。
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「つぐない」のシアーシャ・ローナンは自然体な演技で、時折見せる力強い演技、吸い込まれるような純粋な瞳、この先も楽しみな女優さんです。
マーク・ウォールバーグは久々に良かったです。
窓ガラスに映るろうそくの炎の動きやハーヴェイに気づくシーンなど、父親の深い愛情が出ていたと思います。
変態オヤジのハーヴェイ、スタンリー・トゥッチも怪しくて、この人はどの映画に出てきても必ず何かしら強い印象を残していきます。
「指輪物語」が並んでいたり、ドールハウス、ボトルシップ、当時のアイドルポスターが貼ってあるティーンエイジの部屋など、細かい演出は良かったです。
長い時間の割には平均的に見入ったのですが、引き込まれたり弾かれたり気持ちの上下が激しくなる映画でした。

2010年 1/29公開 アメリカ/イギリス/ニュージーランド映画
監督 ピーター・ジャクソン
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(Mon)18:25

シーズン5放送決定

desperate-housewives-season-5-promos-19.jpg
NHK春の海外ドラマラインナップが出ました
「デスパ」の放送が決定

2010年4月7日(水)スタート!
BS2 毎週水曜 夜11:00~


こちら

3月16日からはシーズン4の集中放送もあるようです
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(Sun)19:49

誰がため

FlammenFlammen og Citronen
第二次世界大戦末期、ナチス占領下のデンマーク・コペンハーゲン。
地下抵抗組織ホルガ・ダンスケの一員、フラメン(トゥーレ・リントハート)とシトロン(マッツ・ミケルセン)の任務は、ゲシュタポとナチスに寝返った人たちを暗殺すること。
しかし、あることをきっかけに任務への疑問を抱き始めた彼らは、組織に対する疑念を膨らませるようになる。

運命に翻弄されながらも戦い抜いたレジスタンスのフラメンとシトロンの実話を描く。
本国デンマークで国民の8分の1を動員し、デンマーク・アカデミー賞で5部門を受賞。


戦争をどう生きるか{★★★3/5}

デンマークはアンデルセンと人魚姫の像ぐらいしか知らないので、
ナチの占領下でレジスタンスの史実があったということは勉強になりました。
事実であってもあまりこのよう事は学校では教えてくれませんよね~特にレジスタンスの話ですから。

デンマーク自由評議会に連合軍(イギリス)からの指示があり、
リーダーのヴィンター(ピーター・ミュウギン)から命令されて、フラメンは相棒のシトロンとダーゲットを暗殺する任務に付いています。
決して妥協を許さないフラメンと繊細で家族思いのシトロンは、ある出来事から次第に疑問を持ち始めます。
フラメンがケティ(スティーネ・スティーンゲーゼ)に出会ってしまったことからも話がややこしくなり、
自国向けに作られたとしたら、いちいち説明は要らないでしょうけど、欧州の国の歴史は世界史でも選択していない限りやはり皆無なので、中盤過ぎまでなかなか物語に入り込めませんでした。
歴史知らないので敷居が高く感じましたが、タイトル通りまさに「誰がため」なんだろう~と虚しさは残りました。
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ドイツの占領下であっても、他の占領地とは違い「保護占領」とされていたので、国民の日常生活はそう変わらなかったそうです。
それでも自分の国が他国に占領されているのには変わりないし、次第に厳しさが増していけば、生き延びるためナチに従うものや、思想の違いなどからも抵抗勢力が結成されていくのは当然でしょう。
自分の信念や正義に基づいての行動だったはずなのに、2人の思いとはかけ離れた事実が隠されていて、
理想を求めた2人の男の生き様が実に哀しいものであったと感じました。
戦争を生き延びるため、ケティやシトロンの妻が現実を追うのも仕方がないこと。
やはり女はどんな時でも現実的。

「007/カジノ・ロワイヤル」で、目から血を流していたマッツ・ミケルセンがシトロンを、
「青い棘」「天使と悪魔」のトゥーレ・リントハートがフラメンを演じています。
マッツ・ミケルセンが出演する「シャネル&ストラヴィンスキー」も公開されました。

コード・ネームのフラメンは、染めた髪の失敗で赤毛になったので“フラメンコ(炎)”から、
シトロンはレモンの意味ですが、彼がシトロエンの工場で働いていたことから命名されたそうです。

2009年 12/19公開 デンマーク/チェコ/ドイツ映画
監督 オーレ・クリスチャン・マセン
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(Sat)23:10

Dr.パルナサスの鏡

4388_8767273734THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS
2007年、ロンドン。
自分が思い描く想像の世界へと誘うパルナサス博士(クリストファー・プラマー)ら旅芸人の一座は、
橋の下に吊されていたトニー(ヒース・レジャー)を助け出す。
記憶を無くしていたトニーも一座に加わり、観客を鏡の世界へと導いて行くが…。

悪魔との契約で不死身を望んだ男を取り巻く人々の、皮肉な運命を幻想的なファンタジーで描く。
ヒース・レジャーの急逝で撮影途中の作品に、
ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウら3人が演じ分け完成させた。
ヒース・レジャーの遺作。


ヒース、ありがとう{

現代のロンドンが舞台となっているけど、
どこか19世紀の雰囲気もあり、鏡の中の世界は摩訶不思議なギリアム・ワールド。
1000歳になるパルナサス博士は、娘ヴァレンティナ(リリー・コール)が16歳になった時、悪魔(トム・ウェイツ)に差し出す約束をしていた。
トニーが加わり、タイムリミットの3日まで、思いがけない事態へと進んでいく。
鏡ワールドが出て来るまで前置きが長く、所々で???にもなりました。
ギリアム作品が苦手なので、ある程度折込済みでしたが、意外とこの作風は嫌なものではなく普通に観れました。
この映画については、個人的に特別な感情があるので、今回は内容どうこうは省略しました。
6253_4203890365THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS
突然の訃報で完成が危ぶまれたけれど、ギリアム監督がどうしてもこの映画を世に出したいという執念の強さを感じました。
最近は「BBM」「キャンディ」「ダークナイト」などシリアスな演技が続いたヒースですが、
「ロック・ユー」「カサノバ」のヒースが大好きなので、口先三寸でどこか飄々としているコミカルな演技に、彼がもうこの世には居ないことを忘れて見入りました。

鏡の中の世界は、ジョニー→ジュード→コリンと変わる度に、
トニーの本質も変わっていくのでこの設定に違和感はありませんでした。
俳優さんたちも、ヒースならどう演じた…って感じだと思います。
彼らの中にヒースがいるんですよね~。
こちらが勝手にそう思いたいだけなのかも知れませんが、さすがにそれぞれ演技が上手なんだと感じました。
3073_8956752011THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS
巧みな話術で女心を掴むジョニー・トニーは、観客を博士の選択へと導きますが、
追っ手と共に鏡に入り込んだジュード・トニーは、保身から選択を誤ります。
曲芸師のアントン(アンドリュー・ガーフィールド)から正体を追求され窮地に立たされたコリン・トニーは、ヴァレンティナと一緒に自分の願望の世界を創り出し、ついに化けの皮が剥がれてしまうことに…。

博士と悪魔のやり取りはちょっと哲学的で???でもあるのですが、
鏡の世界に入り込むと、子供はお菓子やゲームだったり、お金持ちのおばさまは高価なブランドの数々だったり、自分ならどうなるだろう~と考えてみるのも面白い。
ジョニーやヒューさま、海外セレブパーティだったら嬉しな♪(笑)

結果的には豪華なキャスト陣で、ジョニー達仲間の美談も話題になりましたが、
撮影半ばで急死してしまったヒースが、この映画の完成を一番喜んでいるでしょう。

2010年 1/23公開 イギリス/カナダ映画
監督 テリー・ギリアム
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(Fri)22:07

サロゲート

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近未来。
人間は自宅で代行ロボット“サロゲート”をリモートコントロールするだけで、リアルな世界に身を置くことはなくなっていた。
ある日、あるサロゲートが襲われ、使用者本人も死亡する事件が起こる。
FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)は、サロゲートを開発したVSI社の事件の関わりを捜査するが……。

ロボットがすべての社会生活を代行してくれる未来社会を舞台にしたSF・アクション・サスペンス。
人間にとってユートピアのような社会にひそむ巨大な陰謀を描く。


ブルース・ウィリス“なりたい自分”に望むポイントは髪{★★★3/5}

たたみ掛けるように物語は進み、時間も90分弱と短め。
そんなに期待はしていなかったからか、そこそこ楽しめました。
でも何かハラハラするような目新しいカラクリはないので、流れの予想も黒幕も大体の見当が付くと思います。

身代りロボットであるサロゲートを、自宅で寝そべったままの遠隔操作は「アバター」のようでもありますが、
こちらはサロゲートのお陰で人類は究極の引きこもり状態になり、しかも生身の正体と遥か別人の理想のボディーなどで、性別すらも偽れるのです。
美男美女だらけとは言わないまでも、一体年齢はいくつよ?と思うほど、シワのないピカピカな顔だらけ(笑)
これが理想郷かぁ~と思えば、ある側面、羨ましいかも~と頭をよぎりますが、病気や出産など難問題はあるでしょう~どうするんだ?!
ロボットでもハイになりたいらしく、結局どうなったとしても人間の欲に変わりはない。
サロゲート=哀れな人類の姿…。
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グリアーの妻マギー(ロザムンド・パイク )は、若くてスタイル良くて美しくてキャリアもありの理想のサロゲートですが、生身の彼女はズタボロで、メンタル部分もギリギリなんですよね~。
サロゲートから離れた時、同じ家庭内で夫婦の繋がりの時間も持てなくなってしまってる…。
見えている現実と見たくない現実は、バーチャルがバーチャルでは無くなってしまう怖さも同じように感じました。
ネット社会にも通じるようなものがありますね…。

冒頭のブルース・ウィリスの髪は狙ったネタのようで、会場のあちこちから笑い声がもれてましたが、
ロボット社会で一人生身で奮闘していくアクションは、「ダイ・ハード」を思い起こされたりもしました。
「マイ・ボディガード」「サイレントヒル」のラダ・ミッチェルは、「ネバーランド」で、
「007~」「プライドと偏見」のロザムンド・パイク は「リバティーン」でジョニーと共演。
B級の香りは所々であるものの、小難しい話でないので気楽に観れる作品だと思います。

2010年 1/22公開 アメリカ映画
監督 ジョナサン・モストウ
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(Thu)23:58

キャピタリズム マネーは踊る

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2008年9月15日、リーマン・ブラザーズの経営破綻は金融危機の引き金となり、世界経済は「100年に一度」と呼ばれる同時不況に陥った。
アメリカでは住宅市場の大暴落と企業や銀行の倒産により、自宅と職を失う人々が続出。
一方で、金融危機の原因を作った投資銀行や保険会社は公的資金で救われ、役員はその後も1億円以上のボーナスを手にしている。
我々の税金はどこへ消えた? 
マイケル・ムーア監督はNYウォール街へと突入してゆく…。


政治経済エンタメ作品{★★★3/5}

マネーに関して人々から語られる生の声はシリアスで、資本主義の実態を悪だと断言するムーアの主張が伝わります。
説明が多く難しい専門用語もあって、前半は字幕追うのが大変でしたが、全体的には辛辣だけどユーモラスなCGやナレーションが挟まれ、ルーズベルト元大統領の演説なども分かりやすくて説得力もありました。
自分は資本主義と民主主義が同じような感覚でありました(汗)
民営化された刑務所の実態や、知らない間に企業が従業員に生命保険をかける(日本でもあったそうですが)など、
大国アメリカの現状は、信じられないことばかりで驚いてしまう。
パイロットの年棒の少なさにもビックリ!
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GMの社員だった父を持つムーアの子供時代は、誰もが中流階級で消費生活を楽しむ暮らしができていた。
それがレーガン政権以降、金持ち優遇策で貧富の差が拡大し、規制緩和の進行などによってもいろいろな弊害が生じます。
第二次大戦後、欧州や日本の生産工場など施設が壊滅している中、無傷だったアメリカが一人勝ちしたのは当然でしょう。
日本やドイツなど設備が復活してくると、アメリカの製造業は到底かなわないって事だったから、
金融やITなどに政策を変えるしかなく、今のような金融危機を招いてしまったのでもあるのですが、
それにしても経営破綻した大企業だけは救済し、家や職を失くした国民を助ける気持ちのないアメリカ政府には呆れるばかり。
オバマ政権に期待をかけ、あんなに興奮していたアメリカ国民に今更ながら納得です。

不況のど真中の日本でも「中流階級」が消えている現状だそうですが、
アメリカに追従した小泉政権以来の規制緩和で、宣伝コピーの「日本もアメリカの真似をすると大変なことになるよ!」そうなったら怖いです!
主婦には節約しかできませんが(汗)

2009年 12/5公開 アメリカ映画
監督 マイケル・ムーア
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(Mon)17:43

発表!第67回ゴールデングローブ賞

第67回ゴールデングローブ賞授賞式が、1月17日(日本時間18日)に開催されました。
captGOLDEN GLOBE

作品賞(ドラマ部門)

「Avatar/アバター」

「The Hurt Locker/ハート・ロッカー」
「Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ」
「Precious: Based On The Novel Push By Sapphire/プレシャス」
「Up In The Air/マイレージ、マイライフ」


作品賞(ミュージカル/コメディ部門)

「The Hangover/ハングオーバー」

「(500) Days Of Summer/(500)日のサマー」
「It's Complicated/恋するベーカリー」
「Julie & Julia/ジュリー&ジュリア」
「Nine/NINE/ナイン」


監督賞

ジェームズ・キャメロン 「Avatar/アバター」

キャスリン・ビグロー「The Hurt Locker/ハート・ロッカー」
クリント・イーストウッド「Invictus/インビクタス/負けざる者たち」
ジェイソン・ライトマン「Up In The Air/マイレージ、マイライフ」
クエンティン・タランティーノ「Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ」


主演男優賞(ドラマ部門)

ジェフ・ブリッジス 「Crazy Heart/クレイジー・ハート」

ジョージ・クルーニー「Up In The Air/マイレージ、マイライフ」
コリン・ファース「A Single Man」
モーガン・フリーマン「Invictus/インビクタス/負けざる者たち」
トビー・マグワイア「Brothers」


主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)

ロバート・ダウニーJr. 「Sherlock Holmes/シャーロック・ホームズ」
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マット・デイモン「The Informant!/インフォーマント!」
ダニエル・デイ=ルイス「Nine/NINE/ナイン」
ジョセフ・ゴードン=レヴィット「(500) Days Of Summer/(500)日のサマー」
マイケル・スタールバーグ「A Serious Man」


主演女優賞(ドラマ部門)

サンドラ・ブロック 「The Blind Side/しあわせの隠れ場所」
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エミリー・ブラント「The Young Victoria/ヴィクトリア女王 世紀の愛」
ヘレン・ミレン「The Last Station」
キャリー・マリガン「An Education」
ガボレイ・シディビー「Precious: Based On The Novel Push By Sapphire/プレシャス」


主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)

メリル・ストリープ 「Julie & Julia/ジュリー&ジュリア」
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サンドラ・ブロック「The Proposal/あなたは私の婿になる」
マリオン・コティヤール「Nine/NINE/ナイン」
ジュリア・ロバーツ「Duplicity/デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~」
メリル・ストリープ「It's Complicated/恋するベーカリー」


助演男優賞

クリストフ・ヴァルツ 「Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ」
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マット・デイモン「Invictus/インビクタス/負けざる者たち」
ウディ・ハレルソン「Messenger」
クリストファー・プラマー「The Last Station」
スタンリー・トゥッチ「The Lovely Bones/ラブリーボーン」


助演女優賞

モニーク 「Precious: Based On The Novel Push By Sapphire/プレシャス」

ペネロペ・クルス「Nine/NINE/ナイン」
ヴェラ・ファミーガ「Up In The Air/マイレージ、マイライフ」
アナ・ケンドリック「Up In The Air/マイレージ、マイライフ」
ジュリアン・ムーア「A Single Man」


外国語作品賞

「The White Ribbon/ホワイト・リボン」(ドイツ)

「Baaria」(イタリア)
「Broken Embraces/抱擁のかけら」(スペイン)
「The Maid (La Nana)」(中国)
「A Prophet (Un Prophete)」(フランス)


アニメ賞

「Up/カールじいさんの空飛ぶ家」

「Cloudy With A Chance Of Meatballs/くもりときどきミートボール」
「Coraline/コララインとボタンの魔女 3D」
「Fantastic Mr. Fox」
「The Princess And The Frog/プリンセスと魔法のキス」


脚本賞

「Up In The Air/マイレージ、マイライフ」

「District 9/第9地区」
「The Hurt Locker/ハート・ロッカー」
「Inglourious Basterds/イングロリアス・バスターズ」
「It's Complicated/恋するベーカリー」



画像、動画など
こちら

ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」が、映画ドラマ部門の作品賞と監督賞を受賞
「全米批評家賞」作品賞、監督賞に輝いた、
イラク戦争を舞台に爆弾処理班の苦悩を描く「ハート・ロッカー」は無冠
5部門での候補となった「マイレージ、マイライフ」は、最優秀脚本賞のみの受賞

ドラマ部門の主演男優賞ジェフ・ブリッジス、16歳アフリカ系アメリカ人少女を主人公にした「プレシャス」の助演女優賞モニークは、アカデミーも有力とのこと

先日の全米批評家賞で、主演女優賞タイ受賞のメリル・ストリープに、思わずキスしたサンドラ・ブロック(笑)
出演作2作品が1億5000万ドル超えの大ヒットだそうで、初のオスカー受賞にも期待がかかりそう
「しあわせの隠れ場所」は、今年2月の公開予定
サンドラ・ブロック好きだから、頑張って欲しい

第82回アカデミー賞は、2月2日にノミネート、3月7日授賞式の予定
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(Sat)23:27

スペル

3083_7516904510Drag Me To Hell
銀行のローンデスクで働くクリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、
不動産ローンの延長を懇願する老婆ガーナッシュ夫人を拒否するが…。

老婆に心ならずも無慈悲な対応をしたばかりに怨みを買ってしまったヒロインが、呪いにかかってしまうホラー作品。


お年寄りには親切に{★★2/5}

効果音や忍び寄る怪しい影など、昔観たようなオーソドックスなホラー作品。
でも全体的には笑う映画。
自分の場合は楽しく可笑しく笑うのではなく、仕方がないので笑うしかないって感じでした。
ホラー・コメディ?!
そんなジャンルあるのかな?!
でもそんな感じです。
ホラー苦手な人でも大丈夫、私も苦手ですが全然怖くないです(笑)

ハンカチに襲われ、ハエが顔を這い、突然大量の鼻血を上司にぶっかけてしまうクリスティン。
駐車場で老婆とのバトルは、まるでアクション映画さながらの激しさです。
老婆は入れ歯を飛ばすわ~ねっちょぉぉ~とした唾液や痰出すわ~顔面にホチキス打ち付けられるわ…
ここと終盤のお墓の場面は特にBコメディそのものでした。
090925_spell_sub4Drag Me To Hell
農家の(元オデブ)娘が銀行員になって、お金持ちの彼(ジャスティン・ロング)の家族にキャリアをアピールするためにも出世を狙うって、ラブコメの主人公みたいな設定。
恋人の母親が何となく老婆に似てたので、あの顔にフォークでも突き刺すのかと思った(笑)
ホラーの要素とコメディの要素が自然に上手く絡み合ってるストーリーだと思います。
あとは、好みでしょうか…
私はホラーあまり観ないので、ホラー好きな人には細かいところでイッパイ楽しめるんでしょう。
老婆があのキャラだからこその作品で、パワーのある映画だと思いますが、
でもなんだかとにかく汚いんですよ…それが観ていて嫌悪感でしか残らないんです。
素直に笑えず遠く引きながら観てたら、ネコの件で一気に急降下ですよぉ~~。
逆恨みされて気の毒なのはヒロインのクリスティンですが、どーしても応援できなくなっちゃって(苦笑)
だからあのラストも納得でした。
割り切って観た方が楽しめるんだと思います。
「ビッグ・フィッシュ」「秘密のかけら」のアリソン・ローマン、頑張るわ~ビックリです!

2009年 11/6公開 アメリカ映画
監督 サム・ライミ
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(Fri)16:50

かいじゅうたちのいるところ

8394_10522331408WHERE THE WILD THINGS ARE
母と姉と暮らすやんちゃなマックス(マックス・レコーズ)は、自分の気持ちを分かってくれない悔しさから、ママ(キャサリン・キーナー)とケンカして家を飛び出してしまう。
気が付くとボートに乗っていたマックスは、荒波を越えある島にたどり着いた。
そこには大きな体をした不思議なかいじゅうたちが住んでいた…。

世界中で愛されている絵本「かいじゅうたちのいるところ」を実写化したファンタジー・アドベンチャー。
少年と愛嬌あるかいじゅうたちが繰り広げる物語。


童心に返れるかどうかが分かれ目{★★★3/5}

原作絵本はあっという間に終わるような文章量で、独自の絵からどれだけ想像力を持って楽しめるか…
そんな絵本であったと覚えているのですが(案の定、我が家の子供達には合わなかったみたいです)
少年の成長物語を、独特な世界観でシンプルに解りやすく描いてあるな~とは感じました。
CGを付けたのは表情だけだそうですが、かいじゅうたちが着ぐるみだったのが良かったです。
着ぐるみ独特の動きは、NHKの子供番組のようで、「ネバーエンディング・ストーリー」もチラリと思い出しました。
太陽はそのうち死んでしまうかもしれないから?!
明るい光がそう多くは差し込んで来ない映像も、孤独感を表現するかのようでした。
とにかく主役のマックスを演じるマックス・レコーズが、素直で愛くるしくてとても可愛いらしい!
喜怒哀楽の表情が実に子供らしい演技でした。
091113_kaijyu_sub10かいじゅうたちのいるところ
母も姉も自分をかまってくれないと不満を持つマックスは、やんちゃと言うより、とても感受性の強い子供です。
この感受性の強い子供が、正直、私のような楽天家な母親は苦手なのです。
父親を求めるのはこの年代の男の子には当然で、父親不在の家庭で繊細になっていくのは解ります。
その辺りは母親も少しデリケートになった方が良いと思いましたが、決してかまっていない訳ではなかったので、
マックスは自分がして欲しいようにかまってくれないと駄々をこね、孤独感を味わう我がままな子にしか見えなかったのです。(それが子供なんだと思いますが)
それはかいじゅうたちの島へ行っても同じようなことでした。
王様になったマックスもかいじゅうたちも繊細で傷つきやすく、かいじゅうたちの内面はマックスそのものであり、また大人の社会でもあるようでした。
彼らが上手くコミュニケーションできないもどかしさを、大人目線で冷静に見てしまいました。
予告ではかいじゅうたちと触れ合いながら自己発見する感動系かと思っていたので、この大人目線が致命的となり、最後まで物語に入り込めませんでした。
大人や社会に対する不満を子供ながらに持った覚えは自分にもあるものの、ピュアな幼心を忘れてしまったからか、心に訴えかけられるほどのものは感じられませんでした。
ママの元へ戻った時の表情が、少しだけ大人っぽくなったので良かったな。
8269_3152943710WHERE THE WILD THINGS ARE
かいじゅうたちの吹き替えは、ジェームズ・ガンドルフィーニ、キャサリン・オハラ、フォレスト・ウィテカー、
クリス・クーパー、ポール・ダノなどかなり豪華!
ママの彼氏、マーク・ラファロは、えっ、それだけ?!でした。
お子様が楽しめるような映画ではなさそうです。

2010年 1/15公開 アメリカ映画
監督 スパイク・ジョーンズ
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(Wed)23:49

(500)日のサマー

photo_40_hires(500) DAYS OF SUMMER
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、アシスタントとして入社してきたサマー(ズーイー・デシャネル)に一目惚れしてしまう。
好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人だったが、真実の愛を信じないサマーとトムの恋愛価値観は違っていた…

運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる恋愛コメディー。
ミュージック・ビデオ出身、マーク・ウェブ監督初作品。


草食系男子の成長物語{★★★★4/5}

最初に注釈が出ますが、恋愛映画ではなくHow Toモノとして楽しく観れました。
「ボーイ・ミーツ・ガール」の話として、男性目線で自分を見つめていく手法も面白かったです!
500日の時系列は前後しますが、音楽や画面の分割、場面の移り変わりのセンスが良く、小物やセリフも意味があり、時系列よりもトムの感情に沿って流れていくので複雑な要素は感じませんでした。


ネタバレしてます

最初の時系列で、左手薬指の指輪が映るので、エンドはどちらだろう~と想像します。
サマーは美人でモテキャラだけど、誰かの所有物になる恋愛に否定的。
自分に気があるのを承知でトムに親友でいようと言うものの、
コピー室でキスしたり、IKEAで擬似夫婦を楽しむ場面を始め、二人がこの上ないお似合いのカップルに見えてきます。
クールなサマーが何を考えて何を求めているのか分からず、振り回されるトムが面白可笑しく、あばたもえくぼだったり、感傷的だったりと、何だか思わず手を差し伸べたくなってしまいます。
ジョセフ・ゴードン=レヴィット、一喜一憂がとーっても良かったです♪
ダンスのシーンなんて最高に可愛かった~あの心境の表現、解りやすいわぁ~!
青い鳥までやってきて、笑えた♪

サマーは身勝手で小悪魔で、女性からは共感得ない存在かもしれないけど、愛を拒否すると言うより結局トムに本当の愛を見出せなかったんだろう~と次第に思えてくるんですよね。
一昔前なら、こんな映画は女性目線で描かれていて、「嫌いじゃない」ぐらいで恋人ごっこのようにされて振り回されたのは女性の方だったでしょう。
サマーの感情の描き方は若干浅いとは思うのですが、恋愛を含め人生を楽しむ彼女にはズレがないんだと思いました。
ズーイー・デシャネルも嫌味がなく、いるいる、こんな女子って感じで上手でした。
091204_500summer_sub6(500)日のサマー
初めてサマーとなにをした後のトムの至福の妄想ダンスや、サマーのパーティに呼ばれた時の“理想”と“現実”など、多くを語らずとも誰でも共感できたりするのではないでしょうか。
恋愛中に、相手の見え方が微妙に変わって来る経験をされた方は多いと思いますが、
映画館やレコードショップなど異様に盛り上がったデート場所で、哀しいかな終わりを予感させる描き方とかも上手い見せ方だと思いました。
出逢いがあれば別れがあるわけで、そんな経験をして人はひとつ乗り越えるのだから、
気楽な人生より運命の出会いを選んだサマー、サマーに失恋して諦めていた夢に向かって動きだしたトムは、やはり二人が出会わなければそう進めなかったのかもしれないですね。
恋愛にピュアなトムと、クールな立ち位置のサマーは、少なくとも恋愛の経験段階でどちらにも共感は持てました(笑)
恋に悩む男の素直な目線は、女にもそうは変わらないと思います。
運命の出逢いを信じていたトムが、単なる偶然からの始まりなのだと気づくラストも、夏から秋へと移り変わる自然の流れのようで良かったです(笑)
持つべきものは、親友と幼くてもしっかり者の妹でしょう!

2010年 1/9公開 アメリカ映画
監督 マーク・ウェブ
2010_01
09
(Sat)23:26

戦場でワルツを

9402_1937174488Waltz with Bashir
久しぶりに旧友と再会したアリは、ある一時期の記憶がないということに気づく。
抜け落ちた過去の記憶を求めて、当時を知る知人たちのもとへと旅に出る。

イスラエル人のアリ・フォルマン監督が、
自らが体験した過酷な現実に迫るドキュメンタリー・アニメーション。


失われた記憶を探すアニメ作品{★★★3/5}

アカデミー賞外国語作品賞では、「おくりびと」の対抗馬として、また数々の映画祭でも話題になった反戦映画。
監督自ら体験したレバノン侵攻を振り返るドキュメンタリー物語は、独特なアニメーションで描かれていきます。
このアニメーションですが、切り絵や貼り絵のような感覚でしょうか、観たままで状況を判断できるような色彩など、戦争映画としてはとても斬新だと思いました。
特にオープニング、多数の凶暴と化した犬が集団でターゲットに向かって走るシーンや、巨大な女性が海をゆったりと泳ぐシーンなど、幻想的な場面はアニメならではで、それが逆に戦争に携わった兵士たちの心理状態が、どんなに時を経ても過酷な現実として伝わってきました。

イスラエルを取りまく政治や宗教の問題は複雑ですが、
無知な自分には結局のところ、国家間の戦争であろうが、宗教対立や難民などの内戦であろうが、戦争の愚かさだけは十分に伝わりました。
イスラエル人側から製作したのも大きな意味があるのだと思います。
が、正直あまり映画としては好みではなかったです。
090818_senjou_walz_sub6Waltz with Bashir
もちろんアニメーションだから…の良さもあるのですが、
ドキュメンタリータッチの現実と幻想の線引きが、次第に曖昧に感じて退屈になってしまいました。
ラストはそうくるとは思いませんでしたが、
どこまでが真実か否か、ちょっと見えにくいんです。
実写であろうがアニメであろうが、心に響くことには違いはないと思うのですが、この作品にはあまりそう言ったズシンと来るものを感じませんでしたので、アカデミー会員、よくぞ「おくりびと」に投票してくれたわ~と思っちゃいました。

帰宅後、色々読んでみたら批評家さんたち、大絶賛なんですよねぇ~。
好みはあれど、己の感性は乏しいです(汗)

2009年 11/28公開 イスラエル/フランス/ドイツ/アメリカ映画
監督 アリ・フォルマン
2010_01
08
(Fri)22:31

ヴィクトリア女王 世紀の愛

927_10351002253THE YOUNG VICTORIA
19世紀イギリス。
ウィリアム国王の姪ヴィクトリア(エミリー・ブラント)は、筆頭の王位継承者として息苦しい生活を強いられていた。
次期女王の夫の地位をヨーロッパ中が狙う中、ベルギー王が甥のアルバート(ルパート・フレンド)を送り込んでくる…

「太陽の沈まない帝国」と呼ばれた19世紀イギリスの黄金時代を築いたヴィクトリア女王の愛と真実を描くドラマ。
マーティン・スコセッシが製作にあたり、スクリーンを彩る衣装と宝石の数々も注目。


英国は女王の時代に繁栄する{★★★㊤3/5}

81歳で亡くなるまでの在位64年間、
産業革命による経済の発展など、ヴィクトリア朝と呼ばれるイギリスで最も輝かしい時代を作りあげた女王ヴィクトリア。
ふっくらとして喪服のイメージがありますが、
この映画では、政略や打算で出合ったアルバートとヴィクトリアが、次第に真実の愛を築き、彼の愛に支えられ自らの使命を全うしようとする若き時代の女王が描かれています。
どんな大国のお姫様と王子様であっても、ひとりの人間として抱えている問題はロマンスに限らず現代とそう変わることはなく、ヴィクトリアに共感できる女性は多いのではないでしょうか。
豪華絢爛な衣装や宝石に調度品、イギリス各地のお城や宮殿でロケを行っただけあってそちらの見応えも十分です。

個人秘書コンロイ(マーク・ストロング)に言われるがままの母ケント公爵夫人(ミランダ・リチャードソン)との確執、しきたりに縛られ自由がない生活、政治的な力を手に入れようと近づく諸外国の要人…
我が身でありながら思い通りにならないもどかしさや孤独、それでも惑わされず自分の意思を貫く姿勢や、即位してからは国家のためと、どんな時も前向きな彼女は、社会で自立しようとする女性像のようです。
4911_5847777476THE YOUNG VICTORIA
「エリザベス」や「ブーリン家の姉妹」のように、革命や陰謀、愛憎などドロドロした血生臭い時代ではないので、映画としては見せ場がないかもしれませんが、
家庭を築き公務もこなすヴィクトリアとアルバートから普通の人間的な愛が伝わってきます。
いくらかの衝突はあるものの、共同統治は強い信頼と愛によるもので、アルバートを選んだ女王の聡明さ、アルバートの男気は(働く)女性の理想ではないでしょうか。

現代的なイメージが強いエミリー・ブラントですが、明朗な印象を与えてくれる感じの良い女王さまでした。
どのコスチュームも似合っていて、特に彼女の鎖骨ラインがとても美しかったです(笑)
第67回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされましたね。
女王の政治教師となるメルバーン卿のポール・ベタニーが、最初、誰だか解らなかったです(汗)
エミリー・ブラントの駆け出し(?)女王さまも良かったのですが、
夫となるアルバートを演じたルパート・フレンドが、真摯で優しくて美形で感じが良かったです。
伯父の願ったように宮中に入るものの、彼は政治的な策略よりも彼なりの王室改革をしていきます。
宮廷内の管轄や無意味な習慣、不要な人材など無駄をなくして支出を抑え経費の削減に手を付けました。
日本人にはタイムリーです(笑)
ルパート・フレンドは「プライドと偏見」以来、“キーラの彼”ぐらいしか認識がありませんでしたが、「縞模様のパジャマ~」に続き、この作品でも印象に残る演技でした。

バッキンガム宮殿の原型がこの時代に完成したそうで、比較的現代に近い時代である身近さも感じられました。
チャールズ・ディケンズが名作を送り出したのもこの時代。
「Disney's クリスマス・キャロル」では、女王夫妻の肖像画が飾られていたそうです。(気づいた方いらっしゃいますか?)
シャーロック・ホームズもこの頃が舞台背景となるお話ですね。
また、白いウェディングドレスはヴィクトリア女王が初めて着たそうです。
それが庶民に広がり、今では白が定番になったそうです。

あまり複雑な政治のことは描かれていないので、そう詳しくない私にはありがたく、
あらゆるしがらみを排除して、国家と国民に身をささげる王室であろうと取り組むヴィクトリア女王とアルバート公に自分の使命を貫く姿勢を見せられながら、どんな立場であろうとお互いを愛し信頼することの大切さを感じました。

2009年 12/26公開 イギリス/アメリカ映画 
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
2010_01
02
(Sat)18:15

1月公開作品



新年あけましておめでとうございます

皆様のご多幸をお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願いします



1月9日

「(500)日のサマー」
334208view001(500)日のサマー
運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる恋愛コメディー。
ジョセフ・ゴードン=レヴィット ゾーイ・デシャネル

「キャピタリズム マネーは踊る」
334483view011キャピタリズム マネーは踊る
キャピタリズム支配下の経済問題に迫るマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー。


1月15日

「かいじゅうたちのいるところ」
334288view005かいじゅうたちのいるところ
世界中で愛されている絵本を実写化したファンタジー・アドベンチャー。


1月22日

「サロゲート」
334777_01_02_02サロゲート
ロボットがすべての社会生活を代行してくれる未来社会を舞台にしたSF・アクション・サスペンス。

ブルース・ウィリス ラダ・ミッチェル ロザムンド・パイク


1月23日

「Dr.パルナサスの鏡」
335026view001Dr.パルナサスの鏡
悪魔との契約で不死身を望んだ男を取り巻く人々の皮肉な運命を描く。

ヒース・レジャー ジョニー・デップ コリン・ファレル ジュード・ロウ


1月29日

「ラブリーボーン」
334855view001ラブリーボーン
14歳で殺されてしまった少女が、
残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるファンタジックドラマ。

シアーシャ・ローナン マーク・ウォールバーグ レイチェル・ワイズ スーザン・サランドン スタンリー・トゥッチ


1月30日

「ゴールデンスランバー」
334768view001ゴールデンスランバー
人気作家・伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を映画化。
巨大な陰謀に巻き込まれた男の逃避行をスリリングに描く。

堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり 香川照之


今月はそう多くはないのでゆっくりとしたペースで観れそうです。
目玉はやはり
「Dr.パルナサスの鏡」
ヒースの急死後、ジョニーやジュードの出演で製作続行になりました。
ヒースの遺作です。
「ラブリーボーン」
「つぐない」のシアーシャ・ローナン、大人っぽくなった感じです。
豪華なキャストで楽しみ

先月見逃している「ヴィクトリア女王 世紀の愛」
期間限定で公開される「スペル」も観賞予定です