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ダージリン急行  

2009, 09. 30 (Wed) 00:10

080123_darjeeling_sub2The Darjeeling Limited
父の死がきっかけで疎遠状態にあったホイットマン家の3兄弟、
フランシス(オーウェン・ウィルソン)、ピーター(エイドリアン・ブロディ)、ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)は、兄弟の結束を再び取り戻そうとインド北西部を走るダージリン急行で旅をすることに…。

大人になりきれない3兄弟が、絆を取り戻そうと繰り広げるロード・ムービー。


終わってみれば、ヴィトンのバックだけ(WOWOWで)

私は監督のウェス・アンダーソンとは「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ライフ・アクアティック」と相性が合わないので劇場へは行きませんでした。
でも放送されれば一応観てしまいます(笑)
で、面白くないわけではないのだけれど、ゆるいわぁ~ゆるくてゆるくてやっぱり眠気が…
それでも列車の旅や風景、色使い、どこかしらノスタルジックな雰囲気とクスッとなる笑いもあるし、
オープニングとラストの結びは、重い荷物を降ろして再出発する人生の転換期のように、とても綺麗な映像で見せてくれる素敵なラストではありました♪

カメオのおじちゃんにいきなり「おっ?!」となったオープニングから、列車から追い出されるまでかな…
その後は退屈になっちゃいました。
大きな盛り上がりはないし、解ったような解からないような流れで、個人的にはテイストが合わなかったです。
でもラストは良かったし、似てない3兄弟のキャスティングが良いので、ゆるい流れがお好みの人には楽しめると思います。

毎回、グッズに拘りを持つ監督の今回の目玉(?)は数々のヴィトンのバック。
特注とのことですが、このバックたちが物語にとても効果的だったと思います。
何種類のパターンがあるのだろうぉ~と、思わず停止して数えたいくらい(笑)

劇場では本作のプロローグとして、
ジェイソン・シュワルツマン、ナタリー・ポートマン共演の短編「ホテル・シュヴァリエ」が上映されたそうですが、
WOWOWでは残念ながらカットでした(観たかったのになぁ~)

2008年 日本公開 アメリカ映画
監督 ウェス・アンダーソン