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ゴーン・ベイビー・ゴーン 

2009, 09. 27 (Sun) 23:38

morgan_freeman5GONE BABY GONE
ボストン・ドーチェスター地区で4歳の少女アマンダが誘拐された。
警察が捜索する中、アマンダの伯母夫妻は事件の調査を私立探偵パトリック(ケイシー・アフレック)と、アンジー(ミシェル・モナハン)に依頼する。
二人は麻薬常習者であるアマンダの母親ヘリーン(エイミー・ライアン)が、密売の売り上げを横取りしたのが原因で誘拐されたのではないかと考えるが…。


裏方に徹したベン・アフレックは最高!(WOWOWで)

「ミスティック・リバー」の原作者D・レヘインの小説「愛しき者はすべて去りゆく」を映画化。
「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」でアカデミー脚本賞に輝いたベン・アフレックの初監督作品。
エイミー・ライアンは第80回アカデミー助演女優賞にノミネートされ、
モーガン・フリーマン、エド・ハリスら一級のキャストが揃いながら日本未公開作品が、濃厚な内容からしてもとっても勿体ない。
そして、俳優ではイマイチぱっとしないと感じているベン・アフレックの手腕がお見事!!
このような映画をどんどん製作して欲しいと思いました。

アメリカの社会問題の一つになっている幼児誘拐をテーマに、二転三転するサスペンス仕立。
人間の善悪、法、正義など、
「あなたならどうする」と決して答えが出ない問いを観る者に突き付けられます。
ラストシーン、今後、もしこの親子に悲劇が起こったとしたら、パトリックは自分の選択を悔いるのかもしれない…漠然と頭に浮かびました。

2007年  日本未公開 アメリカ映画
監督 ベン・アフレック