fc2ブログ

ダージリン急行  

2009, 09. 30 (Wed) 00:10

080123_darjeeling_sub2The Darjeeling Limited
父の死がきっかけで疎遠状態にあったホイットマン家の3兄弟、
フランシス(オーウェン・ウィルソン)、ピーター(エイドリアン・ブロディ)、ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)は、兄弟の結束を再び取り戻そうとインド北西部を走るダージリン急行で旅をすることに…。

大人になりきれない3兄弟が、絆を取り戻そうと繰り広げるロード・ムービー。


終わってみれば、ヴィトンのバックだけ(WOWOWで)

私は監督のウェス・アンダーソンとは「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ライフ・アクアティック」と相性が合わないので劇場へは行きませんでした。
でも放送されれば一応観てしまいます(笑)
で、面白くないわけではないのだけれど、ゆるいわぁ~ゆるくてゆるくてやっぱり眠気が…
それでも列車の旅や風景、色使い、どこかしらノスタルジックな雰囲気とクスッとなる笑いもあるし、
オープニングとラストの結びは、重い荷物を降ろして再出発する人生の転換期のように、とても綺麗な映像で見せてくれる素敵なラストではありました♪

カメオのおじちゃんにいきなり「おっ?!」となったオープニングから、列車から追い出されるまでかな…
その後は退屈になっちゃいました。
大きな盛り上がりはないし、解ったような解からないような流れで、個人的にはテイストが合わなかったです。
でもラストは良かったし、似てない3兄弟のキャスティングが良いので、ゆるい流れがお好みの人には楽しめると思います。

毎回、グッズに拘りを持つ監督の今回の目玉(?)は数々のヴィトンのバック。
特注とのことですが、このバックたちが物語にとても効果的だったと思います。
何種類のパターンがあるのだろうぉ~と、思わず停止して数えたいくらい(笑)

劇場では本作のプロローグとして、
ジェイソン・シュワルツマン、ナタリー・ポートマン共演の短編「ホテル・シュヴァリエ」が上映されたそうですが、
WOWOWでは残念ながらカットでした(観たかったのになぁ~)

2008年 日本公開 アメリカ映画
監督 ウェス・アンダーソン

ファーストフード・ネイション 

2009, 09. 29 (Tue) 00:20

329239_01_02_02ファーストフード・ネイション
売り上げ好調のバーガー・チェーン“ミッキーズ”のマーケティング部長ドン(グレッグ・キニア)は、
パテから糞便性大腸菌検出の報告を受け、調査のためコロラドの工場へと出向く。
コロラド州コーディでは、メキシコから密入国してきた不法就労者たちが、ミッキーズ契約の精肉工場へと送られていた。

エリック・シュロサーのノンフィクション小説「ファストフードが世界を食いつくす」を映画化。
ファーストフード業界の内幕を暴いていく。


ギョーザも同じ、、、(´Д`|||) ドヨーン (WOWOWで)

最近、次々とニュースで知らされることになった “食の安全”。
このような作品を見ると、何も口に運べなくなってしまう…(汗)
あくまで架空の企業となっているけど、不法移民をこき使う工場の劣悪な(信じがたい)実態など、かなりリアルに描かれています。
ホラーではないけれど、血なまぐさいの苦手な方は直視できないと思われる場面はチョットあります。
牛とか(食肉)ですから…
当然、解っていることなんですが、あえて考えず避けている部分を見せられると、思わず目をそむけてしました。

工場労働者を底辺に、店舗で働くアルバイト店員、企業調査員、トップの幹部。
ピラミッドの構図で同じひとつの商品に向かっていく過程での事情を、それぞれの位置づけと視点から見せられます。
大量生産と安さを提供するためにどんなことが行われているのか、また安さと安全を求める私たち消費者の思いはどんな結果になっているのか、その現状が恐ろしい。
到底気持ちの良い映画ではないですが、このような作品が作られる事も大切だろうと思います。
グレッグ・キニア、アシュレイ・ジョンソン、カタリーナ・サンディノ・モレノを中心に、
ポール・ダノ アヴリル・ラヴィーン イーサン・ホーク ブルース・ウィリスなども出演。
俳優さんたちも芝居をしているだけではなく、何かしらのメッセージ発信に意味があるんでしょうね。

2008年公開 イギリス/アメリカ/映画
監督 リチャード・リンクレイター

さよなら。いつかわかること 

2009, 09. 28 (Mon) 01:31

080318_sayonara_sub1さよなら。いつかわかること
シカゴのホームセンターで働くスタンレー(ジョン・キューザック)は、
12歳の長女・ハイディと8歳の次女・ドーンとともに、イラクに赴任中の妻・グレイスの帰りを待ちながら暮らしている。
ある日妻の突然の訃報を受け、娘たちにどう伝えればよいか分からず、2人を連れてフロリダにある遊園地まで向かうことにした。


音楽を提供したC・イーストウッドも素晴らしい♪(WOWOWで)

母親が戦死したことを娘たちに告げれない父親が、思いつきで突然の旅行を決めた。
最初はぎくしゃくしていた父と娘たちの関係が、旅を通して少しずつほぐれていく家族の再生ロードムービー。

この先、子供たちにどれだけ母親が必要なのかを重く感じ、家の留守電に吹き込まれた妻の声にメッセージを託す父。
父の様子から何となく察知する多感な年齢のハイディと、天真爛漫なドーン。
二人とも母親が不在の悲しみを抑えながら頑張っているのがひしひしと伝わってくる。
一見、父親は弟の指摘どおり、辛いことから目を背けているように思われる行動だけど、
本当に悲しみに向き合うことは、逃げることよりはるかに難しいのだ、と言うことをしっかりと教えてくれる。

アメリカの現役兵士の14.3%が女性で、その内、約40%が子持ちだそう。
この作品は、家を守る妻と夫の立場は逆転しているけど、平凡な一家に戦争の影響を落としたドラマ。
母の死を受け入れ乗り越えていくまでは、タイトル通り“いつかわかる”ことなのだろう。
きっと時間をかけて支え合っていける…そんな家族の絆を感じる映画でした。
子供たちは可愛いいし、ジョン・キューザックがちょっと冴えない父親を繊細に演じていました。

2008年公開 アメリカ映画
監督 ジェームズ・C・ストラウス

ゴーン・ベイビー・ゴーン 

2009, 09. 27 (Sun) 23:38

morgan_freeman5GONE BABY GONE
ボストン・ドーチェスター地区で4歳の少女アマンダが誘拐された。
警察が捜索する中、アマンダの伯母夫妻は事件の調査を私立探偵パトリック(ケイシー・アフレック)と、アンジー(ミシェル・モナハン)に依頼する。
二人は麻薬常習者であるアマンダの母親ヘリーン(エイミー・ライアン)が、密売の売り上げを横取りしたのが原因で誘拐されたのではないかと考えるが…。


裏方に徹したベン・アフレックは最高!(WOWOWで)

「ミスティック・リバー」の原作者D・レヘインの小説「愛しき者はすべて去りゆく」を映画化。
「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」でアカデミー脚本賞に輝いたベン・アフレックの初監督作品。
エイミー・ライアンは第80回アカデミー助演女優賞にノミネートされ、
モーガン・フリーマン、エド・ハリスら一級のキャストが揃いながら日本未公開作品が、濃厚な内容からしてもとっても勿体ない。
そして、俳優ではイマイチぱっとしないと感じているベン・アフレックの手腕がお見事!!
このような映画をどんどん製作して欲しいと思いました。

アメリカの社会問題の一つになっている幼児誘拐をテーマに、二転三転するサスペンス仕立。
人間の善悪、法、正義など、
「あなたならどうする」と決して答えが出ない問いを観る者に突き付けられます。
ラストシーン、今後、もしこの親子に悲劇が起こったとしたら、パトリックは自分の選択を悔いるのかもしれない…漠然と頭に浮かびました。

2007年  日本未公開 アメリカ映画
監督 ベン・アフレック

男と女の不都合な真実 

2009, 09. 25 (Fri) 00:00

5845_2638072369THE UGLY TRUTH
美人で優秀なテレビプロデューサーのアビー(キャサリン・ハイグル)は、仕切り屋の性格で理想の男性を追い求めていた。
ある時番組の視聴率アップのため、下世話な恋愛カウンセラーのマイク(ジェラルド・バトラー)とチームを組まされる。

頭でっかちなキャリアウーマンと、口は達者だが恋に憶病な男の恋愛模様をコミカルにつづる。
過激なセリフの数々で、男女の恋愛観のズレや恋の本音が語られる。


許容範囲のHネタ{★★★㊦3/5}

露骨な下ネタ満載でしたが、この程度ならクスッと笑って流せます。
主演のお二人が、いかにもな品の悪さを持っていないからでしょう!
ラブコメと言えばどれもお決まりな流れですが、そこに大人の下ネタワールドで笑わせてくれるって感じでした。

それにしても男の人の本音って、こんなものなんでしょうか~?!
解るような解らないような…(爆)
女の方も当然男の眼は意識しますから、ブラ選びとか、そりゃそうだ!と納得♪
でも仕切る女って、嫌われるの?(って、あまり仕切ってるようにも見えなかったけど…)
男性って、結婚してしまえば奥さんに任せっきりじゃあないんでしょうかね~。
お互い自尊心を傷つけたりするのはマナー違反だけど、
ある程度管理(?)してもらっていた方が安心して働ける、みたいなトコはあるような。
7633_8224634979THE UGLY TRUTH
ま、それはさておき…
キャサリン・ハイグルが大人のオモチャと格闘(笑)する演技。
これ、男性には見ものでしょうか。
ハイヒールのつま先まで頑張ってましたね~(苦笑)
女からは笑うと言うより、何でもやらされて女優さんは大変だな~なんて思いましたが…
このまま彼女にラブコメ女王とかになって欲しくないわぁ~あまり好きなタイプじゃないので(苦笑)
もう少し若手で可愛げのある女優さん、いないかしらん!
ラブコメは人材不足な感じがする。。。

でも見栄えがするお二人なので、どんなシーンにもピタリと嵌っていて、
大人の雰囲気を醸し出しながらブレーキかけるダンスやエレベーターの場面は素敵でした。
私は特別どちらにも興味がありませんが、お二人のファンの方にはもっと楽しめる作品でしょうね。

アビーの最後のセリフ「教えない!」あれ、良かったわ(爆)
ああやって、女は結局仕切っていくのかも…

2009年 9/18公開 アメリカ映画
監督 ロバート・ルケティック

ココ・アヴァン・シャネル 

2009, 09. 24 (Thu) 01:10

1862_12090804064COCO AVANT CHANEL
孤児院で育ったガブリエル(オドレイ・トトゥ)は、
仕立屋で針仕事をする傍らキャバレーで歌い生計を立てていた。
ある日、裕福な将校エティエンヌと出会い愛人関係となる。

ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。
独創的な才能を開花させ、自らのスタイルを確立していくまでを綴る。


退屈、退屈{★★㊦2/5}

シャネルのロゴすら出てこないココの伝記モノ。
後にファッション界で大成功を収めた彼女の半生を描いたとは思えない内容でした。
鑑賞順が違うと印象も変わるのかもしれないし、大御所、シャーリー・マクレーンを引いてみても、
何から何まで「ココ・シャネル」より劣ったと思います。
比べても仕方がないけれど、この出来は比べずにはいられない(苦笑)

私はオドレイ・トトゥが苦手だからかもしれませんが、
彼女の単調な演技と、年齢の割には老けて見える容姿にどうしてもココを垣間見れなかった。
バルボア・ボブローヴァのような凛とした美しさや華やかさがなく、根暗で突っ張っているだけのようでした。
9913_11174241COCO AVANT CHANEL
エティエンヌ、ボーイとの複雑な三角関係から生じる恋愛感情の中で、
ファッションセンスを開花させていくガブリエルの動力みたいなものは一切感じず、彼女のセンスの良さや発想に感嘆するような場面もなく淡々と過ぎていくだけ。

ココが周りから注目され、ショップをオープンするきっかけとなる彼女の独創的な帽子。
「ココ・シャネル」では数点かぶっていたと思うけど、
こちらでは地味で汚らしいのを一点だけで、あれで本当に注目されたの?(失礼)
人間ドラマな部分も気薄だし、シャネルブランドもラストのショーに続々と出てくるだけで、
あっ、そうだ、ココ・シャネルの伝記映画だったわ~と思い出すくらい華がない作品でした。
そうそう、こちらのエティエンヌは、薄毛の下品なオヤジでしたよぉ~マイナスです(汗)

2009年 9/18公開 フランス映画
監督 アンヌ・フォンテーヌ


*画像を集めて差し込んでいくのも時間がかかるので、
大した感想ではありませんが、今後は少し簡素にします。ペコリ(o_ _)o))

松任谷由実コンサートツアー 2009 TRANSIT 

2009, 09. 23 (Wed) 23:58

画像 498
夏は用事と重なって、今年は見れないと諦めていたのですが…
今月アンコール公演があって行ってきました
ユーミンのコンサートは子育て期間はお休みしていたけど、’97年のコンサートから復帰しました
3回公演された“SHANGRILA”も含めて毎回(苗場以外)欠かさずお邪魔しています

続きを読む »

ウルヴァリン:X-MEN ZERO 

2009, 09. 11 (Fri) 23:08

3544_11009571941X-MEN WOLVERINE
19世紀半ば、父親の身に起きた事件で特殊な能力を覚醒させて以来、
ローガン(ヒュー・ジャックマン)は、兄ビクター(リーヴ・シュレイバー)と150年以上に渡り兵士として幾多の戦場を駆け抜けてきた。
ある日、軍人ストライカー(ダニー・ヒューストン)が指揮する特殊部隊“チームX”にスカウトされる。

「X-MEN」シリーズでヒュー・ジャックマンが扮した人気キャラクター、ウルヴァリンの誕生秘話に迫るSFアクション。
ローガンが、“ウルヴァリン”という名に生まれ変わり、悲しき過去を背負いながら宿命と復讐に立ち向かう波瀾の生き様を描く。
459_8369788494X-MEN WOLVERINE
ミュータント達の多彩な能力を使いチームで戦う面白さの「X-MEN」シリーズ。
前日談として描かれるビギニングものは、キャラクターのミステリアスな部分が弱まってしまうことも多いと思いますが、この映画は逆にそれを知ることで、ウルヴァリンにますます魅力を感じることになりました!

肉体を惜しげもなくご披露して、「うおぉぉぉーーーー!!」と叫ぶヒュー♪
もう10年近くウルヴァリンを演じているヒューの変わらない肉体の秘密は何??(笑)
ヒュー・ジャックマンを堪能できると言う意味でも、満足のいく作品ではないでしょうか♪


以下、ネタバレです

2290_498620120X-MEN  WOLVERINE
X-MEN ORIGINSWOLVERINE
ヘリとバイクのチェイスや、兄弟ゲンカ(?)、高い塔の頂上で繰り広げられるバトルなどアクションの見せ場が続き、その戦いはどこか芸術的にも描かれています。
らせん状に切り裂かれて崩れ落ちる塔の様子は、まさにアートです!!

エージェント・ゼロ(ダニエル・ヘニー)のガン捌きと、超人的な剣術を見せるデッドプール(ライアン・レイノルズ)の腕前は本当に凄い!!
こうもあざやかにやってくれると、嬉しいくらいスッキリしちゃう(笑)
最近のアクション映画は何だか早くて、ただ頭の中をザー――ッと通り過ぎていく印象だったのですが、これはひとつひとつを確認できるように見せてくれたので、久しぶりにアクション堪能した~って感じにもなりました。
456_3832869790X-MEN ORIGINS
オープニングロールは、南北戦争、世界大戦、ベトナム戦争と、ローガンとビクターが参戦した数々の戦争シーンが見せられます。
ミュータントとして150年間以上、戦場以外行き場がないかのように駆け回ってきた兄弟。
ノルマンディ上陸など、治癒能力を持つ彼らならではの活躍を見る事が出来ます。
粗暴さがあるビクターが、戦場で次第に凶暴化していく様子も見て取れます。
5483_367234959.jpg
ウィリアム・ストライカー(ダニー・ヒューストン)の元でミュータントから構成される「チームX」に所属することになりますが、心の平安を求めるローガンは脱退。
カナダ・ロッキー山脈で恋人ケイラ(リン・コリンズ)と静かに暮らしていたところ、ビクターが現れ、ケイラを殺害…

悲しみと怒りに荒れ狂うローガンは、ビクターに復讐するため「ウェポンX計画」に協力する。
「Xメン」シリーズでフラッシュバックに悩まされていたアレですねぇ~。
最硬の超金属アダマンチウムを全身の骨に移植する改造手術を受け、“ウルヴァリン”として生まれ変わるが、そこにはストライカー率いる組織の陰謀が…
このプール(?)のシーン、凄く良かったわぁ~~♪
痛さも苦しさも未知数で、ぐおぉぉぉーーーー!!と浮上するヒューの筋肉!!!
マッパで逃走~滝からダイブ!!!キャー!!!♪
333627_01_12_02ウルヴァリン
父を殺し、兄と対立し、恋人を殺されたローガンの苦悩な半生は、
アカデミー外国語映画賞を受賞した「ツォツィ」のギャヴィン・フッド監督が、しっかりとドラマ部分を描いていました。
一人の赤ん坊を巡って描かれた「ツォツィ」は、
南アフリカの過酷な現状が視点を変えて見せられ、とても印象に残る作品でしたので、
このようなハリウッドアクション映画をどう観せてくれるのか、その意外性から期待と不安がありましたが、
激しいアクションとドラマの盛り上がりが、ウルヴァリンの善悪の葛藤、怒りや復讐など内面が上手く表わされ、バランスの取れた作品に仕上がったと感じました。
7182_2260529328X-MEN ORIGINSWOLVERINE
ビクター、ローガン兄弟とストライカーの関係
「ウェポンX計画」
ウルヴァリンの名前の由来
記憶を失くしたウルヴァリン

これまでのシリーズで謎になっていた部分が紐解かれ、
その後に続く「Xメン」シリーズで彼の歩んできた人生に納得し、見直したらきっとより感情移入する事が出来るでしょう。
ウルヴァリン=爪
この爪にまつわるエピも良かったです。
火花とか、誤って流し台壊したりとか、最初はあんな爪だったのね・・・
あっ、そうそう、ウルヴァリンのジャケットにもエピがあったのね。
2291_5835473747X-MEN  WOLVERINE
ガンビットのテイラー・キッシュが、若き頃のキアヌに何となく似ていて、
クマさんのようなリーブ・シュレイバーは、牙が似合って本当に獣人みたい(笑)
見たようなミュータントも(笑)
映像もお話も時間も役者も、満足の映画でした~これも大人のためのアメコミ映画ではないかな。
あと数回観たいです♪

と、言うわけで、こんなに画像を差し込んだのに、懲りずに二連発!
雄叫びウルヴァリン♪
3338_9809659176X-MEN WOLVERINE
333627_01_02_02ウルヴァリンX-MEN ZERO
あ~大満足!!(苦笑)

2009年 9/11公開 アメリカ映画
監督 ギャヴィン・フッド

BALLAD 名もなき恋のうた 

2009, 09. 07 (Mon) 16:32

BALLAD.jpg
内気な小学生、川上真一(武井証)は、
ひょんな事から天正2年の戦国時代、春日の国にタイムスリップしてしまう。
真一は、“鬼の井尻”と恐れられる武将、井尻又兵衛(草なぎ剛)の命を偶然救う。
姫君・廉姫(新垣結衣)から真一の面倒を見るよう命じられた又兵衛は、戸惑いながらも次第に心を通わせていった。
ある日、大国の大名、大倉井高虎(大沢たかお)が廉姫との結婚話を持ちかけてきた。
戦国の世では叶うことのない、身分を越えて惹かれあっている又兵衛と廉姫は…。

劇場版『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案にした時代劇エンターテインメント。
タイムスリップした小学生の主人公が、戦国武将や姫君と深いきずなで結ばれていく姿を描く。
090813_ballad_sub1BALLAD 名もなき恋のうた
333522_004BALLAD 名もなき恋のうた
クレヨンしんちゃんのようにお尻ぶりぶりなんて間違ってもしない、真面目な可愛い(笑)少年は真一君。
ママは美佐子(夏川結衣)さんで、パパは暁(筒井道隆)さん。
一家の名字は川上さん。

アニメ版のストーリーを尊重したSF時代劇エンタテインメント作品でした♪
この点では「ヤッターマン」と同じく、原作アニメにリスペクトを感じます。
例えば合戦の場面、アニメでは本格的な時代劇映画だろう~なんて思ってるので、竹の束で作られた盾や投石の攻撃、小国VS大国の兵の数なんて、さすが、山崎監督、VFXやセットはスケールある映像です。
川上家のキャラ以外、セリフも場面も殆ど同じで、今の時代には欠かすことのできない携帯、カメラ、自転車などアイテムも効果的に使われました。

キャスティングも良かったですよ!
新垣結衣が不安だったけど、廉姫役上手だったし、
骨太な又兵衛のイメージが剛にはない部分だと思いましたが、こちらも大健闘でした♪
21_largeBALLAD 名もなき恋のうた
ただ、大人が泣かされたアニメ版ほど感動できなかったのは否めません(アニメは大号泣でした…汗)
未来から来た川上一家と戦国を生きる人たちが影響を与え合ったり、又兵衛、廉姫、真一の関係が弱い感じでした。
知らず知らずの内に又兵衛、廉姫に感情移入できたのは、あの強烈なしんちゃんのキャラクターがそこに存在しているからこそ、この悲恋ドラマが「クレヨンしんちゃん」らしくない作品として単なる子供映画で終わらなかったからなのです。
ラストの青空に浮かぶ雲は廉姫のメッセージに変えられ、それはそれで良かったですが、
欲を言えば、敵の大将高虎に果敢に挑んでいった野原一家、しんちゃんとオマタのおじさんとの「きんちょう(金打)」も是非使って欲しかったなぁ。
ここ、うるうるポイントだもん…
まあ、実写であんなしんちゃんだったら問題山積みですが(苦笑)
それでも忠実に丁寧に作られ、アニメを超えれなくても劣らない見ごたえはある映画だと思います。

2009年 9/5公開 日本映画
監督 山崎貴

サブウェイ123 激突 

2009, 09. 04 (Fri) 16:55

7016_7848281645THE TAKING OF PELHAM 1 2 3
午後2時、ニューヨーク地下鉄運行司令部で働くガーバー(デンゼル・ワシントン)は、ペラム発1時23分の電車が緊急停止したことに気付く。
1両だけ切り離された車両から、ライダー(ジョン・トラヴォルタ)と名乗る男が人質19名の命と引き換えに、残り59分で1,000万ドルを市長に用意させるよう要求してきた。

1974年の「サブウェイ・パニック」に続いて再映画化。
ニューヨーク地下鉄のハイジャック犯と、交渉相手に指名された地下鉄職員との駆け引きの行方を描くクライム・サスペンス。
333792_01_10_02THE TAKING OF PELHAM 1 2 3
ガーバーは地下鉄に関して隅々まで知り尽くすまじめな一般市民。
グループのリーダーであるライダーとたまたま交信したばっかりに、人質交渉人カモネッティ警部補(ジョン・タトゥーロ)を退け交渉役にご指名される。
身代金はNY市長(ジェームズ・ガンダルフィーニ)に要求され、制限時間内に到着しないと人質を一人ずつ殺すと言う。
ライダーは何かに憤りを持ち、常に感情的に怒りをあらわにする。
言うことを聞かないと脅すように人を殺し、何を仕出かすか分からない怖さ。
ガーバーに対しても小馬鹿にするように、彼の心の中に付け込んでいく。
333792_01_03_02THE TAKING OF PELHAM 1 2 3
素人ながらガーバーは、ライダーとの会話から彼がどんな人物であるか分析する。
ライダーはガーバーにかけられている一つの疑惑を見つけ、執拗に迫ってくる。
この二人のやり取りには緊迫感があり、観る者に本当はどっちなの??!!と不安を誘う。
そんな善と悪の心理戦、犯人の目的は身代金だけか、暴走する電車の中の人質は、ライダーを追うガーバーは…

2時間近く飽きを持たせない展開でした♪
息の合ったデンゼルとトラヴォルタの演技も見ものでしょう!
トラヴォルタはどちらかと言うとダイ○ンと思ってますが(汗)この悪役なかなかでした。
オリジナルは観ていませんが、
クライムサスペンスとしたら犯人の動機云々に薄い印象はあるのですが、アクションなど展開も流れもスムーズなので、気楽に楽しめるのではないでしょうか。

普通の市民の日常は、突然起こった事件で思いもよらない事に巻き込まれてしまうけれど、
ヒーローのようになったガーバーが、また変わらない風景の日常に戻っていく1日…
そんな終わり方も良かったです。
333792_01_05_02THE TAKING OF PELHAM 1 2 3
タイムリミットが迫る中、NYの街をひたすら駅へと猛スピードで走る現金を乗せたパトカーとバイク。
カーアクションも見せたかったから?(笑)
見ごたえありますが、市長の言葉にごもっともと肯き!
この市長、何とも言えないキャラでした(皮肉?)

2008年 9/4公開 アメリカ映画
監督 トニー・スコット

南極料理人 

2009, 09. 03 (Thu) 23:45

南極料理人
日本から14,000キロの彼方、平均気温マイナス57℃という過酷な場所に建つ南極ドームふじ基地。
西村淳(堺雅人)は、総勢8名の男たちの食事を用意する料理人として派遣される。

南極観測隊に料理人として参加した西村淳原作の「面白南極料理人」を映画化した人間ドラマ。
数々の料理とともに、8人の男性たちの喜怒哀楽を見せる。
bamen4_large南極料理人
観る予定はなかったのですが、
“国際女性映画祭”とのことで、地元の映画館が(多分殆ど)女性に限り今週5日間は千円なので出かけてきました♪

ゆるくてまったりとした暖かな映画でした。
忙しい日常に疲れている時は癒されそうです。
あまりにも疲れすぎている時は睡魔に襲われそうですが、私は逆に家で見ると爆睡間違いなしだと思うので、劇場で観て正解でした(笑)
bamen1_large南極料理人
1年半に及ぶ南極観測隊員の仕事は、言わば単身赴任です。
そこには家族との、恋人との、そんな距離間を持ちながら、過酷な気象状況の中で8人の男たちの共同生活がユーモアーに描かれます。
それは誰も気づかないけど西村クンが作る料理が大きな存在になっています。

極寒での食材は、缶詰や冷凍食品。
それでも西村クンが作る料理はどれも極上ですよぉ~!
オープニングの天ぷら、刺身などなど、その品数ったらもう凄いもの♪
お皿に付いた余分な照り焼きの煮汁をふき取り、和え物を山高に盛り付け、彩りにまで気を配っているのに、みんなぐっちゃぐちゃにして食べちゃうの(爆)
誰も「美味しい!!」とか言わないのよね~黙々と食べるだけ…(ま、それが美味しいって事なんだろうけど、作る者からは張り合いはないのよ…)
333529view009南極料理人
具の種類が豊富なおにぎりと豚汁って、もうごちそうです(笑)
伊勢海老を相手に「海老フライ~海老フライ~!!」ってコール、、、(滝汗)
そんな食材の数々から、南極の空気が伝わってきます。
和食にフレンチ、中華、そして時にはとっても質素だったり、レパートリーは多彩です。
ラーメンのエピソードは良かったなあ~♪
食べたくて食べたくて仕方がないのに…でもどーしても食べれない、、、(切ない~)
それをやっと食べれた時、とてつもない感動が!!

「かもめ食堂」もそうだったけど、
人間の食は単なる空腹を満たすものではない力があるのだとまた思いました。
最後の方では長髪になった西村クンが割烹着姿で朝食をテーブルに並べ、本さん(生瀬勝久)が新聞片手にご飯を食べ、「おはよう」を言わない隊員を何度も注意する。
それをまあまあ、とタイチョー(きたろう)がなだめる…
まるでどこにでもある家庭の朝ごはんの風景そのもの。
言葉では現わせない穏やかさが良いのです。
333529view008南極料理人
映画は「非日常」を描くものが多く、私達もそれを望んで観に行くのですが、
非日常な南極が舞台であっても、食の在り方を通して日常として感じられるのがこの映画の面白さではないでしょうか。
娯楽のない場所でもちょっとの知恵と環境を受け入れたら、それなりに楽しく過ごせるものですね。 
333529view004南極料理人
役者さん達は皆さん持ち味があって、ゆるく笑えることが多々ありました。
西村クンの妻(西田尚美)と娘がノー天気でこれまたちょっとイラッともしましたが、これが西村クンの(不満があっても)家族の日常であり、離れて生活している温度差もうかがい知れます。
でもね、ある意味憎めない可愛い母娘じゃないかなぁ~。
娘役の子、上手でした!!(笑)
観測基地や自宅の様子とか、小物など細かい部分まで気が使われていたのも良かったです。

2009年 8/8公開 日本映画
監督 沖田修一

9月公開映画 

2009, 09. 01 (Tue) 01:00

9月4日

「サブウェイ123 激突」
333792_01_01_02サブウェイ123 
ジョン・ゴーディのベストセラー小説を、1974年の「サブウェイ・パニック」に続いて再映画化。
地下鉄をハイジャックした凶悪犯と、交渉相手に指名された地下鉄職員の駆け引きを描くクライム・サスペンス。

デンゼル・ワシントン ジョン・トラヴォルタ ジョン・タートゥーロ


9月5日

「BALLAD 名もなき恋のうた」
090813_ballad_mainBALLAD 名もなき恋のうた
時に高い物語性が多い、劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を実写でリメイク。
タイムスリップした少年が繰り広げる大冒険を、ユーモアを織り交ぜ感動的に綴る。

草なぎ剛 大沢たかお 武井証

「幸せはシャンソニア劇場から」
333706_01_01_02幸せはシャンソニア劇場から
第二次大戦前夜の激動のパリを舞台に、不況で閉館に追い込まれたミュージック・ホールの再建に尽力する人々の心温まる物語を、華麗なショ-と共に綴る音楽人情ストーリー。
「コーラス」のクリストフ・バラティエ監督。


9月11日

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」
333627_01_01_02ウルヴァリン:X-MEN ZERO
「X-MEN」シリーズの人気キャラクター、ウルヴァリンの誕生秘話に迫るスピンオフSFアクション。
少年時代にミュータント能力を持ったローガンが、悲しき過去を背負いながら宿命と復讐に立ち向かう波瀾の生き様を壮絶に描く。

ヒュー・ジャックマン リーヴ・シュレイバー


9月12日

「プール」
333868_01_05_02プール
タイのチェンマイを舞台に、小さなプールのあるゲストハウスに集まった男女の心の交流を綴る。

小林聡美 加瀬亮 伽奈 もたいまさこ


9月18日

「ココ・アヴァン・シャネル」
090330_cocochanel_mainCOCO AVANT CHANEL
伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。

オドレイ・トトゥ アレッサンドロ・ニヴォラ

「男と女の不都合な真実」
334150_01_01_02男と女の不都合な真実
男女の恋愛感のズレや恋の本音をテーマに、TVプロデューサーと恋愛パーソナリティが、丁々発止を繰り広げながら真実の愛を模索していく。

キャサリン・ハイグル ジェラルド・バトラー


9月19日

「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」
333888_01_01_02正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官
I.C.E.(移民税関捜査局)捜査官が、不法移民たちの置かれた過酷な現状と移住をめぐる様々な問題を、職務と良心のはざまで苦悩を深めていく姿を描き出す。

ハリソン・フォード レイ・リオッタ アシュレイ・ジャッド ジム・スタージェス クリフ・カーティス


9月26日

「あの日、欲望の大地で」
334096_01_01_02あの日、欲望の大地で
愛ゆえに深い傷を抱える人が、もがき苦しみながらも再び愛によって希望を見出して行く姿を、時代と場所を越えて描き出した3世代の女性の感動ドラマ。

シャーリーズ・セロン キム・ベイシンガー ジェニファー・ローレンス

「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」
334210_01_01_02アドレナリン:ハイ・ボルテージ
ジェイソン・ステイサム主演のハイテンション・ムービー「アドレナリン」の続編。
今回は人工心臓を埋め込まれ、定期的に充電しなければならなくなった主人公の過激な大暴走。


夏休みもやっと終わり、今日から新学期のご家庭も多いのでしょうね
今年は長雨だったので、本格的な暑さが短かったような感じでしたが、
皆様、楽しい夏休みを過ごせましたでしょうか

そんな夏の終盤、民主党の圧勝で長い自民党政権に終りが来ました
大勝とは言え、初与党の民主党には厳しい船出でもあると思いますが、二大政権制の貴重な一歩であると思います。
さて、私たちの暮らしはどうなるのでしょうか…

今月は何と言っても(^-^)ゝ
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」
待ってました
ジャパンプレミアにも来てくれますね~。
行かれる方、素敵なヒュー様を堪能してくださいませ

「BALLAD 名もなき恋のうた」
昔、テレビ放送で何となくこの劇場版放送を子供たち(と言っても既に大きかったですが)と見て、号泣してしまいました(大爆)
し、しんちゃんって、劇場版は内容あって泣かされるのね。。。
で、今回剛くんでもあるので、見に行きます(゚∇^*)

「幸せはシャンソニア劇場から」
「コーラス」良かったです

「プール」
「かもめ食堂」な雰囲気かな~

「あの日、欲望の大地で」
シャーリーズ・セロン キム・ベイシンガー、好きな女優さんです 

こちらでは「キャデラックレコード」も今月公開されます