ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
2009, 02. 27 (Fri) 23:58

ロンドンのエリート警官ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)は、優秀すぎるという理由で田舎の村へと強制左遷。
脳天気な上に無類の警察映画オタクのダニー・バターマン(ニック・フロスト)と相棒を組まされる。
ある日、怪死事件が発生。
殺人事件だと主張するエンジェルを、村の人々は事故だと言って取り合わない。
有名な刑事映画のパロディを散りばめた本格的なアクション・コメディー。
日本ではなかなか劇場公開が決まらず、署名運動で劇場公開が実現されたことでも話題。

単なるおバカ映画とは言えませんね~。
たくさんのパロディは、映画をより多く観てる方には特に楽しめそうです!
が、元ネタ知らなくても十分楽しいと思います。
冒頭、3人の上司が順番に転勤を命じるシーンから結構ツボりました~トリはビルだったし(笑)

警察アクション他、グロいシーンにもあれこれと見覚えがありました♪
キアヌ主演の「ハートブルー」ウィルの「バッドボーイズ2」の名場面は見応えがあるかな(笑)
優秀なエンジェルは田舎に左遷され、警察映画マニアのおデブで無邪気なダニーの相棒になり、
堅物のエンジェルも脳天気なダニーもお互いが感化されて人間味を増していく。
ミステリー、ホラー、バイオレンスなどなど色んなジャンルで(最後はゴジラのような模型の町を破壊~笑)
流れはお決まりで展開はベタですが、大爆笑ではないけど私はかなり笑えました。

ビル・ナイが警察関係の二役、ケイト・ブランシェットも警察関係でこちらはカメオかな?出演しています。
ピーター・ジャクソンはさすがにあれだけじゃわかりませんでした。
ケイトって、何でもやるわぁ~(笑)
ゾンビ映画のパロディ「ショーン・オブ・ザ・デッド」は未見ですが、それも面白そう(でもあまりゾンビ系観ないのでわからないかも)
2008年 7/5公開 イギリス/フランス映画
監督 エドガー・ライト
7つの贈り物
2009, 02. 24 (Tue) 18:30

過去の事件で心に傷を負ったベン・トーマス(ウィル・スミス)は、ある計画を立てていた。
親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人にある条件が一致すれば、彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。
やがて、リストの中の一人で余命幾ばくもない女性エミリー(ロザリオ・ドーソン)との出会いが、ベンの計画に影響をもたらせていく…。
「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督が描くヒューマン・ドラマ。
辛い過去を背負い心に傷を抱えた男が、ある計画を実行する。

この映画は意見が分かれそうですねぇ…
ネタバレするとトコトン書きそうなので、あえてネタバレせずに少しだけ――
冒頭主人公ベンのある行動(予告)から始まり、その後いくつかの謎めいた行動は、
彼が善人か悪人か、どんな条件の人物を探しているのかを含め、疑問を与えながらミステリー仕立てで経過していきます。
中盤からはその謎の輪郭が見え始め、このような行動を取らなければならなかった理由には、
何か割り切れない気持ちも当然残りますが、私はとりあえず受け止めれました。


ベンが選んだ贖罪の形は、そこまでして…?!とも思うし、
決してそれを良案と思ってはいない親友ダンに、
自分の意向を尊重せざる終えない立場にしたのは気の毒だとも感じます。
とりわけ7人のひとりエミリーには、別の人たちとは違う複雑な感情を持たせてしまったので、綺麗ごとや自己満足、利己主義のような一面を感じないわけでもありません。
でも許されないような過ちを犯した彼には、もはや生きる目的はただその計画のためだけであったのだろうとは何とか理解はできました。
このような立場を経験したら、どれだけ辛いものであるか計り知れないと思うし、
当然法的にも云々、果たすべき責任は終えたとしても、はい、それで終わりとはいかないのも当然のことだろうと思います。
だから、彼が条件を満たす人物を探していたのは理解できました。
道徳的には解りませんが、贖罪を決意した一人の男の生き様みたいな物語だったと思います。

時折愛おしく見つめる優しい笑顔のウィル・スミスも良かったですが、好みとしたらいつもの元気でコミカルな方が好きかな。
そんな簡単にいくものなのかなぁ~とか…少し疑問も残ります(苦笑)
一人だけ他の人と違ったものをもらったことになったけど、
あの女性、たった1度だけ会って「信じてくれ」だけである場所へ行き、書類にサインとかできるものかな?!
猜疑心が強い私なら、借金まで付いてきたらどうしよう~とか不安で仕方ないけど(苦笑)
と、不自然さも否めないので、コメントはネタバレでお願いします~(笑)
2009年 2/21公開 アメリカ映画
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
第81回アカデミー賞 ヒュー大サービス♪
2009, 02. 23 (Mon) 17:07

楽しかったですね~オープニングから、ヒューの歌と踊りのパフォーマンス

スラリとした長身のタキシード姿に萌え萌えぇ~

ノミネート作品をミュージカル仕立てに、バックもダンボールなど手作り感イッパイ

会場のアン・ハサウェイをお姫様抱っこしての「フロスト×ニクソン」は笑えた

彼女の声も素晴らしい

ビヨンセとのコラボでこれまでのミュージカル映画作品をメドレーで演出

「ハイスクール」「マンマ・ミーア!」チームも加わり、ブロードウェイ並みのパフォーマンス


トニー賞受賞経験のヒューに魅了されましたぁ~


「ドリームガールズ」の監督・製作ビル・コンドンとローレンス・マークの演出は魅せてくれました






ペネロぺのスピーチ良かったです

今日もレッドカーぺから輝いていたし、アンティークだと言っていたドレスも素敵でした

おめでとう~

アンジー残念だったけど、
ケイトもこれまでノミネートされながらの初受賞だから、本当に嬉しそうでしたね

シャンプーボトル片手にスピーチの練習した事もある、って、この人は正直な人なんだな…
アンジー以上の演技であったのだと「愛を読む人」楽しみにしています

今回のプレゼンターの演出が良かったです

歴代の受賞者が一人一人を賞賛しました。
女優人のメンバーは、ソフィア・ローレン、シャーリー・マクレーン、マリオン・コティヤール、ハル・ベリー、二コール・キッドマン


シャーリー・マクレーンから紹介されたアン・ハサウェイは、それだけで感涙でしたね。
たとえ受賞できなくてもノミネートされるだけでも凄いことなんだもの~
このような洒落た演出は、素敵な贈り物になったでしょう


プレゼンターでダニ・ボンドも


隣の女優は都合によりカット




ヒースのご家族がオスカーを受け取りスピーチされました。
会場の仲間からの拍手と賞賛、敬意は、きっとヒースに届いているでしょう

ヒース、本当におめでとう




あなたのことはずっとずっと忘れません




2度目のオスカー
ロビン・ライト・ペンのドレスからみえる太ももがセクシー

このプレゼンターのメンバーも凄かった





作品賞、監督賞など8部門でオスカー受賞となりました

公開が待ち遠しいです

そして日本の映画界にも嬉しい受賞でした





良かったですね~日本人として誇らしい

世界中の人にたくさん観てもらえると嬉しいです(と、私は「おくりびと」すらまだ観ていませんが…汗)
今回は去年に比べて受賞作品も小難しいのが少ない印象を持ちました。
ショーの構成もまさにお祭りのようにとても楽しかったです

たくさんの映画のダイジェストも流れたし、
ブラピアンジー夫妻の前でプレゼンするジェニファーとか、ヘンテコなベンとか…(苦笑)
俳優さんもいつもよりたくさん登場したし、エンタメな舞台をみているようで楽しめました


次回のアカデミーに向けて、もう始まっているのですね~また素敵な作品がノミネートされますように

第81回アカデミー賞授賞式
2009, 02. 23 (Mon) 09:12


『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』
『Milk ミルク』
『The Reader 愛を読むひと』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』


リチャード・ジェンキンス『The Visitor ザ・ビジター』
フランク・ランジェラ『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』
ショーン・ペン『Milk ミルク』

ブラッド・ピット『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
ミッキー・ローク『The Wrestler レスラー』

アン・ハサウェイ『Rachel Getting Married レイチェルの結婚』
アンジェリーナ・ジョリー『Changeling チェンジリング』
メリッサ・レオ『Frozen River フローズン・リバー』
メリル・ストリープ『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』
ケイト・ウィンスレット『The Reader 愛を読むひと』


ジョシュ・ブローリン『Milk ミルク』
ロバート・ダウニー・Jr.『Tropic Thunder トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
フィリップ・シーモア・ホフマン『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』
ヒース・レジャー『The Dark Knight ダークナイト』

マイケル・シャノン『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

エイミー・アダムス『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』
ペネロペ・クルス『Vicky Cristina Barcelona それでも恋するバルセロナ』

ビオラ・デイビス『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』
タラジ・P・ヘンソン『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
マリサ・トメイ『The Wrestler レスラー』


デビッド・フィンチャー『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
ロン・ハワード『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』
ガス・ヴァン・サント『Milk ミルク』
スティーヴン・ダルドリー『The Reader 愛を読むひと』
ダニー・ボイル『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』


『Wall-E ウォーリー』

『Kung Fu Panda カンフー・パンダ』
『Bolt ボルト』

『The Baader Meinhof Complex バーダー・マインホフ・コンプレックス』(ドイツ)
『The Class クラス』(フランス)
『Departures おくりびと』(日本)

『Revanche レヴァンシェ』(オーストリア)
『Waltz With Bashir 戦場でワルツを』(イスラエル)

『Frozen River フローズン・リバー』
『Happy-Go-Lucky ハッピー・ゴー・ラッキー』
『In Bruges イン・ブルージュ』
『Milk ミルク』

『Wall-E ウォーリー』

『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』
『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』
『The Reader 愛を読むひと』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』


『Changeling チェンジリング』
『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』

『The Dark Knight ダークナイト』
『The Duchess ある公爵夫人の生涯』
『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

『Changeling チェンジリング』
『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『The Dark Knight ダークナイト』
『The Reader 愛を読むひと』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』


『Australia オーストラリア』
『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『The Duchess ある公爵夫人の生涯』

『Milk ミルク』
『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『The Dark Knight ダークナイト』
『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』
『Milk ミルク』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』


『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』

『The Dark Knight ダークナイト』
『Hellboy II: The Golden Army ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』

『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『Defiance ディファイアンス』
『Milk ミルク』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』

『Wall-E ウォーリー』

"Down to Earth"『Wall-E ウォーリー』
"Jai Ho"『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』

"O Saya"『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』

『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
『The Dark Knight ダークナイト』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』

『Wall-E ウォーリー』
『Wanted ウォンテッド』

『The Dark Knight ダークナイト』

『Iron Man アイアンマン』
『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』
『Wall-E ウォーリー』
『Wanted ウォンテッド』

『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』

『The Dark Knight ダークナイト』
『Iron Man アイアンマン』

「つみきのいえ」

チェンジリング
2009, 02. 20 (Fri) 00:29

1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。
ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。
彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。
実際にあったというロサンゼルス警察の非道な行動を、クリント・イーストウッド監督が描く。

どんなに時が経とうとも、我が子であるかどうか親なら解かります(フザケンナ)!!!
おそらく ネタバレ
電話会社に務めるシングルマザーのクリスティンは、急な仕事のためウォルターに留守番をさせ出掛けたが、帰宅するとウォルターの姿はなかった。
ロス市警に連絡すると、大抵の場合数時間で戻るから24時間経過しないと捜査しないと言われる。
5ヶ月後、ジョーンズ警部(ジェフリー・ドノヴァン)からウォルター発見の知らせ受けたクリスティンが対面したのは、全く別人の少年だった。
アンジェリーナ・ジョリーが武器を持たず、ひたすら息子のために闘う母親を演じました。
腐敗した警察の理不尽であきれ返る不当な行いに遭いながらも、信念を貫き通し息子が戻ることを願い続ける。
落ち着いた力強さと、どんな苦悩にも立ち向かっていく芯の強い女性を見事に演じていたと思います。
美しくて強くて愛情深い彼女に、母親なら誰でも感情移入できるでしょう~泣かされました!
アンジーの最高傑作だと思います。

子育て経験者なら、チョット目を放した隙に子供がいなくなった、という経験はあるのではないでしょうか。
僅かな時間でも深い不安にかられ、生きた心地がしないものです。
5ヶ月間、クリスティンがどんな思いで暮らしていたか…
再会した子供が別人であった彼女の落胆と主張を取り合わない警察に、観客はどれだけの怒りを覚えることでしょう!!!
前半は何故ウォルターがいなくなったのか、何故別の子供を仕立て上げたいのか、と疑問を感じながらも、
ジョーンズ警部、医師が次々ととってつけたような都合のよいことを並べ立て、最終的に警察に楯突いた彼女を精神病院送りにしてしまう。
そこには同じように警察に歯向かった女性達が大勢いた。
精神病院での扱いも不条理なことだらけ。
この腐敗しきっためちゃくちゃなやり方に腸煮えくり返り、行儀が悪いけど何度か舌打ちしてしまいました~汗。
それに加え、ウォルターだという子供の憎たらしいこと!!
最後の最後まで子供らしくないし、可愛げがなかった!!

中盤、一人の少年が保護されたことから、ウォルターの失踪に関する真相が見えてくる。
そこにはある犯罪者の異常な人間性と悲劇を想像させるやりきれない事件があった。
多くの子供が犠牲になっている可能性があるにも関わらず、公に扱う気がないジョーンズ警部。
レスター・ヤバラ刑事 (マイケル・ケリー )が事件解明に進んだことで、状況は一転する。
ロス市警の巨悪を追及するグスタヴ・ブリーグレブ牧師 (ジョン・マルコヴィッチ)の力もあり、市民も多数動き出した。
警察内部の良識派と世間の声が、不当な権力や汚職に手を染めた腐敗政府にメスを入れる。

二転三転するストーリーは、国家権力の腐敗という今でも問題になるテーマーでありながら、
権力に打ち勝つ目的や被害者たちの告発に重点を置かず、あくまでも我が子との再会だけを願う母親の愛情と信念を見事に描いてあり、
このような問題に直面することがあったなら、私達は社会はどうすればよいのかを考えさせられました。
この時代、社会進出をする女性は能力があれは地位の向上もある一方で、
歯向かう女は精神病院にでも一生入れておけばよいみたいな女性軽視する警察の横暴な価値観は、
もはや時代遅れとなっていることに気付かない無知さと世間との温度差が垣間見れました。
今の時代も変わらないことですが…
憎たらしくて仕方がないジョーンズ警部のジェフリー・ドノヴァンと、犯罪者ゴードン・ノースコットのジェイソン・バトラー・ハーナーの好演が、勝訴に一層の喜びを感じさせられました。

エンドロールに事件の顛末が伝えられますが、
クリスティンの凛とした後姿は、その後の人生に希望の光があることを願わずにはいられませんでした。
路面電車や交換電話、クリスティンが被るクローシュ、
ラジオからのアカデミー賞中継は、まだ「オスカー」という名称が登場しないし、そんな当時の雰囲気を含め、イーストウッドの演出は細部に渡り無駄がありません。
ふたつのプロットを重ねながらの手法や、決してお涙頂戴に仕上げない作り方で余韻を残すのはさすがと思いました。
アカデミー作品賞にノミネートされなかったのが不思議です。
2009年 2/20公開 アメリカ映画
監督 クリント・イーストウッド
ディファイアンス
2009, 02. 18 (Wed) 16:05

1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったソ連領ベラルーシ。
両親を殺されたトゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)らビエルスキ兄弟は森の中へ逃げ込み、生きる手立てを模索していた。
やがて彼らの周りには、逃げ惑っていた同胞のユダヤ人が次々に合流してきた。
第二次世界大戦中、1200人もの同胞を救ったビエルスキ3兄弟の英雄的な抵抗活動を、
「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック監督が描く感動ストーリー。

ユダヤ人狩りで深い森へ逃げ込んだビエルスキ兄弟。
心優しい三男アザエルとまだ幼い末っ子アロンを思いやりながらも、責任感の強い長男トゥヴィアとぶっきら棒な次男ズシュはしばしば対立する。
そんな彼らの元に、森へ逃げこんで来たユダヤ人達が次々と集まる。
トゥヴィアがリーダーとなり、女子供老人もいる集団の中で、小屋を作り、食料を調達し、敵とも戦わなければならない。
戦わないとされていたユダヤ人は、レジスタンスを形成し武装襲撃するが、トゥヴィアは人間の尊厳を失わずに生きることを選びます。
あくまでも武力報復を主張するズシュと、弱い者を守り生き残ることが復讐だと考えるトゥヴィア。
ズシュはトゥヴィアの元を去り赤軍に加わり、
トゥヴィアはゲットーのユダヤ人まで救出し、それぞれが役割を持ちひとつの大きな社会を形成していく。


彼らは単に森に逃げ込んで隠れているのではなく、極寒の極限状態でも人間らしく生きようとし、時にトゥヴィアにはリーダーとして非情な面も現れます。
和を乱す仲間や捕らえたナチス兵に対する彼の判断は、綺麗ごとや道徳感だけでの判断はしません。
リーダーとしての責任に押しつぶされそうになり、誤ったり悩んだり弱みを見せたりするトゥヴィアは、
決して英雄扱いではなく普通の男である描かれ方にも史実であるリアルさがありました。
トゥヴィアが仲間(家族)を守るため、常に最善な判断を貫いていく姿勢が素晴らしいです。
そんな彼を支える三男アザエルのたくましい成長ぶりには目を見張りました。
厳しい環境下、彼の結婚式のシーンは、唯一の美しい希望のようで幻想的な雪景色が印象に残ります。

今ではボンドのイメージになったダニエル・クレイグ。
強さと弱さ、厳しさと暖かさを持つ寡黙なリーダー・トゥヴィアを、深みのある演技で見事に演じていたのではないでしょうか。
信念貫く目つき(眼力)が凄かったです!
何かと兄と対立するズシュのリーヴ・シュレイバー、どうした?お太りになったみたいけど、
無骨な熊男みたいな外見はともかく、まさに次男って感じがしました(笑)
荒いけど頼もしい男でした。
アザエル役のジェイミー・ベルは「リトル・ダンサー」から母親目線になってしまうので、彼の映画を観る度にその成長を嬉しく思います。
彼の変化と冷静な判断は、仲間に大きな励みになっていたでしょうね~お上手でした!


老人教師のアラン・コーデュナーとマーク・フォイアスタインのインテリ二人も印象に残ります。
トゥヴィアと教師の会話はどこか可笑しく、意外とコミカルな部分もあるし、空爆や銃撃戦もハラハラさせられます。
“ナチス・ドイツ=ヒトラー=ユダヤ人虐殺”は今でも色濃く残りますが、
武力行使したユダヤ人の決して褒められない行動は、これまで彼らを描いてきた悲劇的な映画とは違い、
被害者意識を捨てた側面を通じて、人間が生きる価値や意味を感じると同時に、ガザ地区で起きている事を思わずにはいられませんでした。
2009年 2/14公開 アメリカ映画
監督 エドワード・ズウィック
デスパレートな妻たち4アテレコ始まる
2009, 02. 16 (Mon) 01:06
フェイク シティ ある男のルール
2009, 02. 15 (Sun) 19:37

ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、正義のためには手段を選ばない。
その強引なやり方が同僚たちから問題視されていたものの、
上司のジャック・ワンダー(フォレスト・ウィッテカー )だけはトムを信じ庇い続けていた。
ある日、かつての相棒ワシントンを目の前で殺され、犯人を取り逃がしてしまう。
それは単なる殺人ではなく、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。
極限状態に追い込まれたベテラン警官の孤独な闘いと葛藤を描くクライム・アクション。
脚本は「L.A.コンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイ。

危険を顧みず単独で侵入して容赦なく皆殺し。
仲間に迷惑がかかろうが、悪に対する自分の正義に手段を選ばない。
現場でも運転中でもウォッカの小瓶を飲み干す無茶苦茶な刑事さんは、過去の辛い経験を抱えている…
かつての同僚で自分をリークしようとしているワシントンを目の前で殺されたトムは、
逃がした犯人を捜していくうち、想像もしなかった世界に足を踏み入れていくことになる。
ド派手な銃撃戦やカーチェイスより、何が正義で何が悪なのか刑事としての人間性に重点が置かれた内容で、久しぶりの刑事役キアヌは無骨で素敵でした~♪
彼はあまり喜怒哀楽を表に出さないので、こんな型破りな男でもどちらかと言うとクールに見えます。


多分、クライム・サスペンスたくさん見られている方は、
ワシントンが殺されたトコからその黒幕まで想像できるのではないでしょうかぁ~(苦笑)
驚くようなどんでん返しやひねりがあるわけではありませんが、軽く二転三転しながら緊迫感はずっと続きました。
警察組織に属する特殊な人達の心理や、曖昧な“善と悪”の線引きなんて、上手く描かれていたと思います。
セリフが多いですが、結構肯けるというか、なるほど~と思えました。
ワシントンの妻マリア(ナオミ・ハリス)は、トムの内面に確信つくような事言ってました。
上司ワンダーのフォレスト・ウィテカー、存在感が凄い!!
終盤辺りはアミン大統領みたい!
内部調査部のビッグス警部(ヒュー・ローリー)、
トムとコンビで独自の捜査をするポール・ディスカント刑事(クリス・エヴァンス)、
仲間の刑事達はどれも怪しいメンツ(苦笑)

「L.A.コンフィデンシャル」はとっても好みだったので、「ブラック・ダリア」なんてゲッソリしたけど、
この映画は持ち直しました。
が、何か物足りない感じは残るので、もうひとひねりあると良かったです。
トムのあの彼女って必要あったかしらん?!
キアヌの第一声「コ(ン)ニチハ」にニコっ♪
2009年 2/14公開 アメリカ映画
監督 デヴィッド・エアー
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
2009, 02. 13 (Fri) 20:26

創業113年を誇るマゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)のおもちゃ屋は、一歩足を踏み入れるとまるで魔法の国のよう。
ある日、243歳を迎えたマゴリアムおじさんは突然引退を宣言し、雇われ支配人のモリー・マホーニー(ナタリー・ポートマン)を後継者にすると言い出した。
マゴリアムおじさんの引退に不満を感じたおもちゃたちは、いたずらや嫌がらせを始めてしまう。
奇想天外なおもちゃ屋を舞台にしたファンタジードラマ。
「主人公は僕だった」の脚本を担当し、一躍注目の的となったザック・ヘルムの監督デビュー作。

おもちゃ屋さんは幾つになっても楽しいもの♪
実際、こんなお店があれば1度は行ってみたい!
ポップな色彩で繰り広げられるファンタジー映画ですが、何だか物語りにまとまりがないのか、あまり楽しいとか面白いとか思えませんでした。
夢を諦めないとか、自分自身を信じればパワーが宿るみたいなメッセージはありますが、
せっかくダスティン・ホフマンとナタリー・ポートマンを起用しているのに勿体無い感じ。
魔法のおもちゃなんだから、「おお~!」って思えるようなインパクトの強い驚きを見せてくれたらまだ良かったのに。
子供やファミリー向けの映画なんだろうけど、
大人も子供も何も考えずに楽しめるって要素をあまり感じなくて、これという印象に残る見せ場もありませんでした。


会計士のヘンリー(ジェイソン・ベイトマン)の変化は描かれていたけれど、
モリーのピアノにしても、友達がなかなか出来ないエリック(ザック・ミルズ)にしても、それがどうなったのか完結してなかったような…
結局、エリックが一番大人だったのかもしれないけど(苦笑)
ラストの下手くそなナタリーの指揮はわざとなんだろうかぁ~
2008年 2/16公開 アメリカ映画
監督 ザック・ヘルム
ヒトラーの贋札
2009, 02. 10 (Tue) 23:58

1936年のドイツ、ベルリン。
パスポートや紙幣など、あらゆる偽造を行うプロの贋作師サロモン・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィックス)は、
犯罪捜査局の捜査官フリードリヒ・ヘルツォーク(デーヴィト・シュトリーゾフ)に捕らえられた。
ザクセンハウゼン強制収容所の秘密工場にはユダヤ系の技術者たちが集められ、
破格の待遇を受けながら完璧な贋ポンド札作りに従事することになる。
国家による史上最大の贋札“ベルンハルト作戦”を題材にしたヒューマンドラマ。
ナチスから紙幣贋造を強制されたユダヤ系技術者たちの苦悩のドラマを描く。
原作は実際に強制収容所で贋造に携わった印刷技師アドルフ・ブルガーの著書。

2008年度アカデミー賞外国語映画賞オスカー受賞作品です。
ナチスドイツ戦渦の物語なので重苦しいものを想像しましたが、テンポが良くてエンタメ性がある内容でした。
「ブラックブック」とまではいかないけど、それに近い感じかな。
2007年の「善き人のためのソナタ」は秀作だったので、
それを思うとも感動とまではいかなかったですが、生きる…という事を見せつけられました。
ユダヤ人の印刷工や写真技術者などがナチス軍の命令に従い贋札造りをさせられる。
彼らは優遇されるが、壁の向こうでは強制労働でいつの命か解らぬ囚人たちが存在する。
生き延びる為には、最高傑作の贋作を作り出さなければならない。
贋札を作っていれば、生き残れる技師達…
だが贋札でナチスに貢献すれば戦争は続いていく…
作戦が成功すれば、彼らの命の保障はない…

他のメンバーから成果を上げなければ処分されると言われようと、
アドルフ・ブルガー(アウグスト・ディール )は、命よりも正義だとサボタージュを決める。
ゾロビッチは犯罪者であるからか(?)肝が据わっていて仲間思いで世渡り上手。
ユダヤ人としてのプライドと、仲間であるが思想の違いからの対立。
生き延びるための葛藤はそれぞれの立場で緊迫感がありました。
ドイツ敗北を迎え、
健康管理されていたメンバーは、同じ収容所のユダヤ人たちとは全く違う容姿であったこと、
ゾロビッチが贋札を使い果たすカジノも収容所とは対照的でした。

ゾロビッチ役のカール・マルコヴィックスって、声がジェイスン・ステイサムに似ている。
段々顔までそう見えてきた(苦笑)
2008年 1/19公開 ドイツ/オーストリア映画
監督 ステファン・ルツォヴィツキー
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2009, 02. 07 (Sat) 18:03

1918年、ニューオーリンズ。
老人施設を営む黒人女性クイニー(タラジ・P・ヘンソン)は、置き去りにされた赤ん坊を拾う。
“ベンジャミン” (ブラッド・ピット)と名づけられた男の子は、80歳の老人の姿で生まれてきていた。
クイニーの愛情に包まれ成長するベンジャミンは、髪が増え、皺が減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていく。
少年期を迎えたある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出逢う。
80歳代で生まれ、年を重ねるごとに若返っていくひとりの男の姿を描いた、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説の映画化。
1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまで、ベンジャミンの誰とも違う人生を描く。

生まれた時は老人という不思議な設定はファンタジーの要素があるけれど、
そんな奇妙な運命を背負ってしまった一人の男の人生が、
160分の中にギュッと詰め込まれ説得力のあるリアルな映画だと思いました。
オープニングの息子を戦争で亡くした時計職人のガトーが作った反対に進む時計の話は、
この物語の全体像を現しているようでした。
どんなにやり直したいと願っても、失った時間は取り戻せるわけではない。
それはどんな環境であろうと、どんな道を歩もうと誰もが同じであること。

ベンジャミンの父親トーマス・バトン(ジェイソン・フレミング)の行動はとんでもなかったけど、
捨てられた場所が良かったからか、クイニーを始め周りの人達が暖かく、
外の世界で知り合った人にも悪い人が出てこない。
数奇な運命の男の物語は、
人生をかけて愛し合えるデイジー(ケイト・ブランシェット)に出会えたラブストーリーでもあり、
そんな変わった男を愛した彼女の人生の物語でもありました。


ベンジャミンの老いから始まる逆向き人生は哀れのようだけど、
どんどん若返っていくなんて何だか羨ましく、永遠なのかとも感じるけれど、
老人施設で育った彼は永遠なんてないということをよく知っていて、若返ることに恐怖も感じている。
それぞれ別の点から始まったベンジャミンとデイジーが、お互い40代になりやっとつり合うことができ、
「今の姿を覚えておきたい」と願う二人の姿は綺麗でした。
愛し合う二人には、ベンジャミンは若返り、デイジーは年をとっていくという障害があるけれど、
そうであろうがなかろうが、人間行き着く先は誰もが同じ…
どんな運命であろうとも、なんら変わりがない人生であるという時間の捉え方を考えさせられました。

80代から20代まで演じたブラッド・ピット、
相手役のケイト・ブランシェットも10代のデイジーから演じていますが、CGを多用しビジュアルでも目を見張るものがあります。
特に20代のブラピには「ジョー・ブラックをよろしく」を思い出しましたぁ~美しいです!パーフェクト!!
バイクにまたがる姿も素敵~♪
ただここまでCG技術が優れていると、
魅力的にベンジャミンを演じていたと思いますが、アカデミーでノミネートされるだけの演技かどうかはちょっと疑問でした(苦笑)
ケイトの老いも見事です。
一人の男の人生を丁寧に描いた辺りは「フォレスト・ガンプ」と似てると思ったら、脚本家が同じ方なんですね。

ロシアで出会うエリザベスにティルダ・スウィントン。
彼女はどことなくケイトと似て見えるときがあるので、起用したのもそんな狙いでもあるなかぁ~なんて。
ゴージャスな女性でした。

育ての親クィーニーにタラジ・P・ヘンソンがとても良かったです。
「ハッスル&フロウ」も上手でしたが、これはまた更に印象に残る役柄でした。
船長マイク(ジャレッド・ハリス)は頼もしい男。
彼が語るハチドリのお話も物語に意味を持たせてありました。
少女時代のデイジーにはダコタの妹、エル・ファニング。
予告で観たとき、ナルニアのルーシーかと思ってた(汗)
エル・ファニングは「バベル」でブラピとケイトの娘役でしたね。
わずかな間に少女らしくなって笑顔が可愛い。

時折、クスッとなるセリフもあり、
関わった人々の人生も織り交ぜながら生きることへのメッセージがありました。
ベンジャミンが最後に施設に戻ってきた時からの若返りは切なかったですが、
ああいう亡くなり方は幸せなのかもしれませんね。
「セブン」「ファイトクラブ」からガラリと方向転換したデヴィッド・フィンチャーでした!
2009年 2/7公開 アメリカ映画
監督 デヴィッド・フィンチャー
シャッフル
2009, 02. 04 (Wed) 22:38

二人の娘に恵まれ、郊外の一軒家で暮らすリンダ(サンドラ・ブロック)のもとに、
出張中の夫ジム(ジュリアン・マクマホン)が交通事故で亡くなったという訃報が届く。
だが翌朝、死んだはずのジムが何事もなかったかのように彼女の目の前に現れる。
最愛の夫の急死にまつわる1週間の出来事が、
パズルのように組み合わせていかれるサスペンス・スリラー。

リンダが夫の事故死(水曜日)を知らされたのは木曜日。
ところが翌朝目覚めると、ジムは何事もなく朝食を食べていた…。
おおぉ~~、ミステリーだわっ!!!
その日以来、リンダは不可解な現実を感じ始めます。
朝、目を覚ます度に曜日が入れ替わっていることに気付き、さあ運命の水曜日は一体どうなる…?!
結末には触れませんが、ネタバレします。
バラバラな一週間の間には、娘の怪我や夫の浮気疑惑などのトラブルと、
カラスの屍骸や運転中に衝突しそうになったり、棺が落ちたり(有り得ない!)ドキッ!とする場面を上手く絡ませてあり、
次第に謎が解き明かされていく過程は、ハラハラさせられます。
張られた伏線は回収されたと思うのですが、
何曜日の出来事か解りにくい点があるのと、数箇所の矛盾も残りました。
リンダが寝る時、起きる時のパジャマや小物に時間軸が現れていますが、これもちょっと解りにくいです。
観客が期待するのは、ねじれている時間に気がついたリンダが、夫を交通事故から救うことが出来るのか?何故彼女は時間のズレを体験したのか?だと思うのですが、
後者に関しては明確にされていなかったのは消化不良。
教会の神父さんに相談するシーンで、「世の中には理解出来ないことがある」みたいなのだけでは納得できないし、もう少し掘り下げて欲しかったかな。

進行順としては木曜日から始まり、
目覚めたリンダは子供たちを学校に送ってから、窓ガラスにシールを貼ります。
汚れていない洗濯物以外を洗濯機に入れ、友人のアニーと電話で話し(今週はずっと慌しい~と話していたような)、
夫からの留守番電話にメッセージを返し、そうこうしていると、警察官がやってきて夫の死を告げられる。
帰宅した子供たちにパパが亡くなった事を告げ、リンダの母親がやってくる。
翌朝、金曜日のはずが、(多分)月曜日の出来事で、それから目覚める度にランダムに一週間がシャッフルされていきます。

オープニングの木曜日を基準に考えたら、エンディングまであれ?と思うのは、まず長女の顔の傷。
DVDが出たらまた確認してみたいけど、
日曜日の夜に、雷に感電したカラスが庭で死んで、
月曜日、洗濯中に躓いて転んだ拍子にカラスの死骸を触ってしまい、窓ガラスに血の付いた手の跡が残る。
火曜日、急な雨で洗濯物を取りに突進していった長女に、危ないと声をかけたのは、リンダにはその跡が見えたからではないだろうか?
ところがそのまま突き破ってしまい、顔に大怪我してしまう。
帰宅後、夫に窓ガラスにシールを貼らなかったのか?と問われ、貼った気がしただけかもしれないと答えたような…(木曜日に貼っていたから)
木曜日、下の娘は普通に登場するけど、学校に送るまでお姉ちゃんの顔は帽子でハッキリ見えなかったような気がするのに、パパの訃報を告げた時、長女の顔に怪我はなく普通だったのは、
夫の死を知らされたリンダの意識が、その時点から過去の出来事で自分に取ってはNOであることを無意識に拒否しているのかなあ~と。
それで、このようなシャッフル体験をしたのだろうか?とか。。。

夫が生きていた日曜日を始点で考えると、
この夫婦はいわゆる倦怠期であって、それにリンダは随分と悩んでいたように思われました。
子供のお弁当も夫が作っているようで、彼女は何か眠りの問題でもあったんでしょうかぁ~ラストシーンも(引越し最中に)いつの間にか眠たとか言ってたし(苦笑)
長女の顔は勝手な見解ですが、
決定的に、それはおかしいんじゃない?と思ったのは、夫の携帯に留守電を入れたこと…
それ、無理じゃないかなぁ…あんな状況で。。。
あと、保険金を3倍にしたのも?幼児虐待母のように扱われたのもなぜ?と疑問は残るので、
題材は面白いのにイマイチ詰めの甘さはある作品でした。
安定剤の薬ビンを見つけたのは何曜日だったっけ?と、起こる事が多くて把握しにくいのも難点でした。
2009年 1/31公開 アメリカ映画
監督 メナン・ヤポ
2月公開映画
2009, 02. 02 (Mon) 12:01
2月7日
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化。
80代で生まれ、徐々に若返っていく男の数奇な運命が描かれる。
ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット
「ザ・クリーナー 消された殺人」

犯罪現場の血痕などを取り除く特殊な清掃を請け負う元警察官が、
大きな陰謀に巻き込まれていく姿を描くサスペンス・ドラマ。
サミュエル・L・ジャクソン エド・ハリス エヴァ・メンデス
2月14日
「フェイク シティ ある男のルール」

ロサンゼルスを舞台に、
極限状態に追い込まれたベテラン警官の孤独な闘いと葛藤を描くクライム・アクション。
キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー クリス・エヴァンス
「ディファイアンス」

第二次世界大戦中、
約1,200人のユダヤ人の生命を救った、ビエルスキ兄弟にスポットを当てた感動ストーリー。
ダニエル・クレイグ
2月20日
「チェンジリング」

1920年代、ロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。
5ヶ月の失踪後、帰ってきた息子は別人だった。
我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察に屈することなく真実を追及していくシングル・マザーの闘いを綴る。
アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ
2月21日
「7つの贈り物」

過去と折り合いをつけるため、究極の贈り物を用意した主人公が、
あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描くヒューマン・ドラマ。
ウィル・スミス ロザリオ・ドーソン ウディ・ハレルソン
2月28日
「オーストラリア」

夫から相続した牧場と家畜を守るため、
カウボーイらの力を借りて家畜を引き連れオーストリア横断の旅に出る英国貴婦人。
壮大なオーストラリアの自然を舞台に描く運命的な愛の物語。
ニコール・キッドマン ヒュー・ジャックマン
今月は毎週良いペースで公開されますね~
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 「チェンジリング」 ブラピ夫妻の作品。
アカデミー賞にもノミネートされている期待の2本
007が好調なダニエルの「ディファイアンス」

オスカー・シンドラーのような人がまだいたのですね…
これはちょっと劇場が遠いところなのですが、、、何とか頑張って…
「フェイク シティ ある男のルール」
どちらかと言うと、これの方が楽しみだったキアヌの新作
「スピード」ジャックのようなアクションもありかな~(笑)
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化。
80代で生まれ、徐々に若返っていく男の数奇な運命が描かれる。
ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット
「ザ・クリーナー 消された殺人」

犯罪現場の血痕などを取り除く特殊な清掃を請け負う元警察官が、
大きな陰謀に巻き込まれていく姿を描くサスペンス・ドラマ。
サミュエル・L・ジャクソン エド・ハリス エヴァ・メンデス
2月14日
「フェイク シティ ある男のルール」

ロサンゼルスを舞台に、
極限状態に追い込まれたベテラン警官の孤独な闘いと葛藤を描くクライム・アクション。
キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー クリス・エヴァンス
「ディファイアンス」

第二次世界大戦中、
約1,200人のユダヤ人の生命を救った、ビエルスキ兄弟にスポットを当てた感動ストーリー。
ダニエル・クレイグ
2月20日
「チェンジリング」

1920年代、ロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。
5ヶ月の失踪後、帰ってきた息子は別人だった。
我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察に屈することなく真実を追及していくシングル・マザーの闘いを綴る。
アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ
2月21日
「7つの贈り物」

過去と折り合いをつけるため、究極の贈り物を用意した主人公が、
あるものと引き換えに他人の人生を変えようとするプロセスを描くヒューマン・ドラマ。
ウィル・スミス ロザリオ・ドーソン ウディ・ハレルソン
2月28日
「オーストラリア」

夫から相続した牧場と家畜を守るため、
カウボーイらの力を借りて家畜を引き連れオーストリア横断の旅に出る英国貴婦人。
壮大なオーストラリアの自然を舞台に描く運命的な愛の物語。
ニコール・キッドマン ヒュー・ジャックマン
今月は毎週良いペースで公開されますね~

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 「チェンジリング」 ブラピ夫妻の作品。
アカデミー賞にもノミネートされている期待の2本

007が好調なダニエルの「ディファイアンス」


オスカー・シンドラーのような人がまだいたのですね…
これはちょっと劇場が遠いところなのですが、、、何とか頑張って…

「フェイク シティ ある男のルール」
どちらかと言うと、これの方が楽しみだったキアヌの新作

「スピード」ジャックのようなアクションもありかな~(笑)
