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ハリウッドランド 

2008, 11. 26 (Wed) 23:56

326962_02_01_02ハリウッドランド
1959年6月16日。
人気テレビ番組「スーパーマン」の主演俳優ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)が、ハリウッドの自宅で死亡した。
アメリカ国民に衝撃をもたらした事件は、警察の捜査で銃による自殺と断定される。
納得いかないジョージの母ヘレンは、私立探偵ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)に真相究明を依頼する。

シモは、大手映画会社MGMの重役エディ・マニックス(ボブ・ホスキンス)の妻トニー・マニックス(ダイアン・レイン)が、ジョージと愛人関係であったことを突き止める。

テレビ版「スーパーマン」シリーズの主演俳優ジョージ・リーヴスの死の謎に迫るサスペンス。
ハリウッド史上最もスキャンダラスな事件の裏側に潜む人間ドラマを描く。
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冴えない毎日を送っているシモは、久しぶりの大きな仕事の依頼に早速調査を開始。
遺品の腕時計や、部屋に残された弾痕などから自殺説に疑いを抱く。

当時映画には出演していたものの、ほとんど無名のジョージ・リーヴスは、年上のトニーに仕事もプライベートも支えられ、
子供向けのテレビ番組「アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン」で、またたく間に驚異的な人気者になる。

シモの(調査)目線で、時間軸を交えながら物語は進みます。
映画会社の重役夫人とジョージの恋、スーパーヒーローとしての成功による苦悩。
知名度とイメージが固定すればするほど、他の役をやりたいと熱望してもなかなか思うようにはならない。
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真相に迫っていこうとするシモは、何者かに襲撃され怪我を負う。
知り合いの刑事から手を引いたほうが良いと言われたり、依頼主の母親まで重役エディに買収され、もう調査はしなくて良いと言われてしまう。

ジョージから別れを告げられたトニー、
ジョージのフィアンセだったレオノア、
愛人を囲いながらも、妻トニーを思いやるMGMスタジオの重役エディ(元ギャング)
きな臭いキャラクターが登場し、陰謀?暗殺?怨恨?それともやはり自殺?
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その真相はやはり断定には至らず闇のままだし、謎解きやハラハラすることもないけれど、
ハリウッドの表と裏を描きながら、タブーへと近づいていく流れと役者さんに見所があります。

何と言ってもベン・アフレックが体重増やしてジョージになりきったと言う演技は良かった。
こんなに太って、誰だか解からなかった!!
ジョージ・リーブスって、もしかしたら大根役者だったのかな(失礼)
ベンの演技がそんな感じがしたので…
hollywoodland1 HOLLYWOODLAND
トニーを演じたダイアン・レインの雰囲気が素敵だった♪
社長夫人は50年代の女優さんみたいに綺麗!
クラシカルな衣装の数々がとても似合っていて~バービー人形の洋服みたいのもあったし(笑)
この頃の帽子や髪飾りヘアーバンドもお洒落!!

彼女にとってジョージの存在はかけがえのないものだったのに、
自立して新しい世界に生きたいと主張、新人女優と結婚するとまで言われてしまう。
幸せの絶頂から悲嘆に暮れる中年女性の姿が痛々しい。
罵声浴びせたり嫉妬したり、失意で部屋に篭りっきりになったりする後半の演技は、悲しみに取り付かれた顔のしわが全てを語っていた。

エイドリアン・ブロディの顔つきが、このシモという役柄に合っていたと思います。
世間から見放されたような、やる気のないような…(苦笑)
生きているのさえもめんどそうに見える。
あまりメリハリがない感じだったけど、それがシモの本質なんだろうかな~と思う。
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解かりやすいので、サスペンスとしたらどうかわからないけど、
当時のハリウッドの雰囲気や、役者、スタジオ、エージェントとそれぞれの思惑なども交差して、表と裏が垣間見れます。
あと、ベン・アフレックのSの全身タイツ姿も見ものでしょう♪

「HOLLY WOOD」のサインボードは、
元々、不動産会社の分譲地を示す看板で、「HOLLY WOOD LAND」だったそう。
自殺の名所となり、13文字が不吉とされLANDが外されたそうです。

こちら

2007年 6/16公開 アメリカ映画
監督 アレン・コールター