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ハンサム★スーツ 

2008, 11. 13 (Thu) 23:50


母親の残した定食屋を継いだ琢郎(塚地武雅)は、
ブサイクでフラれっぱなしの人生だが料理の腕前は天下一品の心優しい男。
ある日、清楚で美しい寛子(北川景子)がバイトに来ることになり、琢郎は恋心を抱く。
しかし、寛子にもあっけなくフラれた琢郎は、自分がモテないのはブサイクなルックスのせいだとひどく落ち込む。
立ち寄った洋品店で、着るとハンサムになれる“ハンサム・スーツ”を勧められ、
半信半疑ながらも試着した琢郎は、見違えるようなハンサム男・光山杏仁(谷原章介)に変身していた。

ブサイクゆえにモテない人生を歩みながら、ハンサム男に変身した主人公の姿を描くラブコメディー。
「ブスの瞳に恋してる」の人気放送作家・鈴木おさむの脚本。
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80、90年代のヒット曲、懐かしいギャグ、琢郎が作る素朴な定食は美味しそうでしかも安い!
ちょっと時間的に引っ張りすぎかもしれませんが(「東京ガールズコレクション」のコラボ)
キラッとする王子様系の口元や、汚いくしゃみがスローで飛び散るとか、
漫画のページをめくるような映像と色彩もポップでカラフル。
見せる楽しさもありました。

ブチャイクな琢郎は、その容姿から損ばかりしている人生だと思っていたのですが、
外見容姿さえ良ければ、それだけで人として幸せなのか?って事を、ハンサムスーツを着て初めて知り、
本当の自分、本当に大切なものに気づきます。
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コメディな部分と周囲の人のシビアな反応の展開は、本当にベタな流れで先が読めますが、
多分それが読める事は承知の上で作られているのでしょう。
内面と外面、どっちが大切かと言うテーマを深く追求するものでもないと思うので、
ブサイクな塚地さんが、スーツを着るとハンサムな谷原さんになる…
誰からも美人だと言われる寛子には、美人だからの悩みがある…
そんな設定を単純に楽しみながら、自分にあった幸せを見つけていった琢郎や寛子に良かったね~と素直に思え、ほんわか気分になれる映画でした。

外見で判断して態度に出してしまうのは、仕方がないのかも知れないなあ~とも思いますが、
バスの中で琢郎に痴漢の濡れ衣を着せられた時は、おまえらにそこまで言われる筋合いはないだろう~と、フツフツとした怒りを覚えてしまいました。
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塚地さん「キサラギ」では左後ろ斜めがジョニー似だったから、彼は何かと美男子と引き合いにだされるキャラなのね(笑)
芝居をしていると言うより、自然体で良いですね。
私はこんな食堂があったら、毎日通いたいです(笑)

谷原章介さんは、モテないキャラの塚地さんを引き継ぐ演技をしなくてはならなかったので、ハンサムなのに三枚目以下(?)の演技はよほど塚地さんを研究したのでしょうか。
谷原さんが苦手な方には、もしかしたら鬱陶しいかもしれませんが、そうでなければ二枚目な彼の笑いは本作の魅力の一つでしょう。
一緒に観た友人は、特別興味がなかった谷原さんが、必死で塚時キャラになろうとしていたのがとても良かったそうです。
時々ホストっぽいのも好みだったらしい(笑)
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谷原さんが身体張って(笑)いろんな笑いに挑戦したのは、とても新鮮で面白かったし、
大島美幸も素朴で暖かくて、側にいたら安心できるような女性を感じさせて良かったです。
北川景子さんも純粋で、やはり素朴な美しさに好感持てました。

ブラザー・トム他、 温水洋一、 中条きよし 、伊武雅刀 と個性的な脇役さんたちに、
ハンサムスーツの試着の度に、あの人この人が出てきたり、エンドロールの「おまけの彼」も笑えました!
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しつこいくらいに流れる「My Revolution」は、タイムリーでちょっと複雑な思いになりましたが(汗)
佐野元春の「SOMEDAY」なんて選曲も懐かしかったです♪

2008年 11/1公開 日本映画
監督 英勉